2012年05月25日

日本の軍需産業で働く人たちのドキュメンタリーを鹿児島で上映します。

【転載歓迎】です。

直前のお知らせでたいへん恐縮ですが、明日、26日。日本の軍需産業で働く人た
ちのドキュメンタリーを鹿児島で上映します。
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昨年末、武器輸出三原則が緩和されました。上映後、この件についても考え、軍
需産業で働く人たちを取材したエピソードなどもお話ししたいと思います。

■上映作品『軍需工場は、今』(ディレクター:小林アツシ)

■上映後、トークあり

5月26日(土)18時〜
鹿児島市「よかセンター第1会議室」
(鹿児島中央駅前 ダイエー7階)

チラシ(Jpeg)http://9joiryokagoshima.web.fc2.com/9jonewsno25.jpg
チラシ(pdf)http://9joiryokagoshima.web.fc2.com/9jonewsno25.pdf
 
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2012年05月05日

山本英夫写真展『沖縄 基地の重圧をゆるがす』

【転載歓迎】

本日から始まった山本英夫さんの写真展『沖縄 基地の重圧をゆるがす』を紹介させていただきます。

明日(6日)の14時からは、私も会場でのギャラリートークで参加します。
以下、案内文です。
よろしくお願いします。

小林アツシ

(以下、写真展の案内文)
-----------
       山本英夫写真展『沖縄 基地の重圧をゆるがす』   

http://ayasegawa.cocolog-nifty.com/photos/yamahide7th/index.html

yamamoto-hideo-shashin-ten.jpg
●この国は終わっているのではないですか。3月11日に起こった原発事故を小さく見せ、解決に向かっているふりをし、再稼動しようとしています。「儲かりさえすれば、何でもありさ」と考える連中が、この国の政治を動かしています。
 他方、沖縄の戦争・基地は、この67年間、何ひとつ解決していません。政府が発する「負担軽減」なるゴマカシも破綻しています。マスコミが垂れ流すウソを信じていたら、私達の命も終わってしまいます。原発は「安全」ですか? 基地で「安全・安心」ですか? 

『沖縄 基地の重圧をゆるがす』って? 
 沖縄は今年2012年に「日本復帰40年」を迎えます。しかし、政府・防衛省は、昨年秋頃から、新たな基地建設を辺野古に強行しようと本腰を入れています。「基地の島沖縄」は現在進行形であり、それどころか「基地の中に沖縄がある」と言わざるをない現実すらあるのです。今年は日米安保条約60年でもあり、これが密約に支えられ、沖縄を米国の軍事拠点とし、「日本」の平和憲法を形骸化させてきました。
  今回の写真展は、沖縄の普天間・辺野古・高江・与那国等(自衛隊を巡る動向)を凝視します。基地の島・沖縄では、「戦争は終わっていない」と、人殺しはごめんだと、もう我慢も限界だと、ひとりひとりが、基地の重圧をゆさぶろうと闘い続けています。     

「犯す前に、いつ犯すと言いますか」と平然と語った前沖縄防衛局長田中聡氏。彼の後任(返り咲き)の真部朗氏は、それを実践。辺野古アセス評価書を真っ暗闇の沖縄県庁に搬送(12月28日未明)。強行突破の第一弾(否、第何弾だろう?)。軍を掌る官庁のやり口らしいですね。
 しかし呆れているわけにも、こんな国に生きているわが身を恥てもいられません。私は、沖縄の人々の闘いを目の当たりにし、共に闘いながら、闘う人々に触発されてきました。この過程で、「平和に生き、自治に生きる文化」を創り出し、命を慈しみ、非暴力の文化で対抗したいと考えるようになりました。写真の力は、案外、効果的です。

 沖縄に基地を当然の如く押しつける「日本」。安保で「安心」したがる「日本人」。
 これで、ほんとうに、いいのでしょうか。この写真展は、そこを異化し、私達「日本人」がどう考えるべきかを問い直したいのです。

1.「見える沖縄、視る沖縄」
  沖縄に行く人たちは何を見に行くのだろう。観光(自然や文化)の裏側に潜む基地は、いやが応でも見える筈なのに、見ない。それでいいのかとの思いを込めて、嘉手納を正面から捉えます。

2.「もう許さんぞ!」(2009年11月8日〜2010年9月)

3.「基地の島を歩く」
 ◎普天間  ◎辺野古・大浦湾 ◎高江  ◎与那国島等(自衛隊)

4.「正念場を迎える2012年」

5.「硝煙の臭いが漂う中で―日米安保条約に縛られる日本―」

6.「どう生きてきたのか、生きるのか?」
 ◎あの戦争は終わっていない ◎15年ぶりに訪れた伊江島 ◎辺野古テントの座り込み

日 時 5月5日(土)〜13日(日)  11時〜19時(最終日17時)

会 場 パオ・ギャラリー (東京都中野区東中野2−25−6)
http://paoco.jp/index.shtml
総武線東中野駅西口下車 大江戸線東中野駅下車 3分 山の手通り。MACの左隣のコンビニの隣2階。

■5月5日 オープニングイベント 18時〜19時  1000円
●挨拶 山本英夫  「開会にあたって ‐今回の意図とキー・ピクチャ‐」 
●丹羽雅代(女たちの戦争と平和資料館) 
  「特別展『沖縄の日本軍慰安所と米軍の性暴力』を企画するにあたって」 
●さっちゃんの歌
●参加者から 
 
■5月6日(日)ギャラリートーク 14時〜15時   500円    
「沖縄と安保を巡って」
上記テーマを3人で
●山本英夫
●国富建治(反安保実行委員会
●小林アツシ(映像ディレクター『基地はいらない どこにも』等)
        
■5月6日(日)ギャラリートーク 16時〜17時    500円
●山本英夫        「沖縄と東京を結ぶために」
●長尾比呂未・加来健一(『地球の子ども新聞』発行人) 「新聞を出す意味」
●早川由美子(映画監督『ブライアンと仲間たち』等) 
               「ロンドンと沖縄をつなぐ‐平和を求めて座り込み‐」

■5月12日(土)ギャラリート−ク 14時〜15時   500円
●山本英夫 「沖縄から、沖縄へ 何をどう伝え、繋げていくの?」
●青木一政(福島老朽原発を考える会) 「尿検査から見えてきた福島の現実」
●尾沢孝司(日韓ネット)  「朝鮮戦争の休戦が意味するもの」

■5月12日(土)ギャラリートーク 16時〜17時   500円
●山本英夫       「沖縄を歩く、撮る、想像する」
●大原清秀(脚本家) 「ひめゆり隊のこと」

■「写真家がよむ よみきかせ」  『おきなわ 島のこえ』等
5月12日 12時
30分〜13時  
■「写真家がよむ よみきかせ」  『おきなわ 島のこえ』等
5月13日 12時
30分〜13時  

●問い合わせ先
電話&ファクス 03(5996)0779 山本英夫 フォトプラザ・ヤマモト
       Eメール photoyamamoto@amail.plala.or.jp

山本英夫//プロフィール フォトグラファー(自然写真・報道写真)

●過去 1951年東京生まれの世田谷育ち。1964年の東京オリンピックの前後に、住まい周辺の一挙的開発を目の当たりにし、自然破壊が人間を蝕むことを直感した。67年春から千葉県江戸川河口(新浜)の自然・野鳥保護運動に取り組む。この頃から写真撮影を始めた。
 1989年5月から沖縄に継続して出かける。95年9月の米国海兵隊員による少女レイプ事件に衝撃を受け、改めて軍隊・基地・戦争を問い、沖縄・日本各地の基地・軍隊を撮影。2004年の辺野古での基地建設の動きの中で海人(漁民)が、開発(海殺し)の側に立つ姿を見て、67年の東京湾で直面した農漁民の「野鳥を殺せ」の姿がダブって見えた。

●現在 基地・軍隊、自然、人々を沖縄を軸に撮影中。写真展は1999年、2001年、2003年、2005年4月『辺野古‐青い海からのメッセージ』、2009年2月『沖縄・辺野古 “この海と生きる”』、2010年4月『FUTENMA‐沖縄と向き合い、基地撤去をめざす』を開催。また絵葉書『沖縄・辺野古 “生きている”って、伝えたい』、『沖縄・辺野古 “この海は生きています、繋がって”』を制作・販売中。
  昨年、6月に開催された全国公募写真展『視点展』に初めて応募し入選。4月、写真展『小さな小さなお庭の 一本の柿の木ものがたり』を余震が続く中で開催。また昨秋、カレンダー『生きようよ 2012』を制作。(残部あり)

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2012年04月27日

5月6日、山本英夫さんの写真展でギャラリートーク

最近は、Twitterをメインにして普天間「移設」関連の報道を中心に紹介していますので、このブログの更新は途絶えています。

Twitterで書いたものをまとめたものは、以下で読めますので、ぜひ、ご活用ください。
http://togetter.com/li/288786

さて、本日は写真展とその関連のイベントのお知らせです。

普天間「移設」候補地とされてきた辺野古をはじめ、さまざまな現場での撮影をしている山本英夫さんの写真展が5月5日(土)から13日(日)まで、東京 東中野にある「PAOギャラリー」で行われます。
http://ayasegawa.cocolog-nifty.com/photos/yamahide7th/index.html

この期間中にはいくつかのイベントが行われますが、連休最後の日、5月6日(日)の14時からは、写真が行われている会場で山本英夫さん、国富建治さんと私の3人によるギャラリートークが行われます。
http://ayasegawa.cocolog-nifty.com/photos/yamahide7th/img034.html

写真展とともに、ぜひ、来ていただければうれしいです。

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5月6日(日)ギャラリートーク 14時〜15時
「沖縄と安保を巡って」
山本英夫/国富建治(反安保実行委員会)/小林アツシ(映像ディレクター『基地はいらない どこにも』等)
参加費:500円    
場所:東中野「PAOギャラリー」
東京都中野区東中野2-25-6 PAOCOMPOUND
地図はこちら

http://paoco.jp/index.shtml
 
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2011年10月08日

アフガニスタンへの攻撃から10年、当時の動画を公開しました。

【転載歓迎】

2001年10月7日(日本時間の8日午前2時)、アメリカのブッシュ大統領はアフガニスタンへの軍事行動を開始したと発表しました。
その後10年間、「テロとの戦い」はイラクに戦火を拡げて現在でも継続し、自衛隊は2010年1月まで補給活動を続け、海外派兵は「海賊対策」を理由に現在でも続けられています。

アメリカがアフガニスタンに対する攻撃を始めて一夜明けた東京で行った街頭インタビューの映像は、以前、お知らせしました。
http://www.youtube.com/watch?v=M5hEpYgJ8Go


本日は、その後行われた様々な行動の中から、10月21日に行われたCHACE!東京のピースウォークの映像を再公開しました。撮影したその日のうちにOurPlanet-TVの開局記念番組中にネットで生放送し、その後、「ビデオアクト反戦プロジェクト」として公開していた動画です。
当時、デモや集会などに参加したことがない人達が、9.11とその後のアフガニスタンへの攻撃をきっかけとして参加しています。そうした人達へのインタビュー映像も含まれています。

ぜひ、ご覧ください。
http://www.youtube.com/user/VIDEOACTsince1998#p/u/0/4177PGShpiA
http://www.youtube.com/watch?v=4177PGShpiA


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2011年09月14日

「原発やめろデモ」での不当逮捕の動画

【転載歓迎】

9月11日に行われた「9.11 新宿・原発やめろデモ!!!!!」では、12人の人たちが逮捕されてしまいました。
昨日13日に6名の方が釈放されたそうです。

逮捕された人たちを助ける救援会のサイトが立ち上がっていましたので紹介します。

「9.11原発やめろデモ!!!!!弾圧救援会」
http://911nonukyuen.tumblr.com/

以下に声明があります。
「9.11原発やめろデモ!!!!!」弾圧に抗議する
http://911nonukyuen.tumblr.com/post/10160906843/9-11

上記では救援活動へのカンパも呼びかけられています。

9月11日の日の行動の動画は、いくつかアップされているようですが、その中で、逮捕された時の状況が比較的よくわかり、プライバシー等の問題があまり無さそうなものを紹介します。

「ニコニコ動画」にアップされたものが元の動画のようで、登録していないと観られないと思いますので、YouTubeに転載されている動画を紹介します。

「2011.9.11在特会に抗議しようとした脱原発デモ参加者逮捕の瞬間【1】」
http://www.youtube.com/watch?v=D58H9LEZFV8


この動画を転載したのは、プロフィールを見ると右派の人のようです。

在特会とされている人たちの品の無いヤジに意見を言おうとして逮捕されてしまう状況がわかります。

この動画で逮捕された人と思われる夫婦へのインタビュー動画が以下の岩上安身さんのUTSREAMのチャンネルで観られます。
http://www.ustream.tv/recorded/17246228


上記のYouTubeに転載された元の動画と思われるものは以下です。
「2011.9.11在特会に抗議しようとした脱原発デモ参加者逮捕の瞬間【1】」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15581020
↓ここから引用
--------------
2011.9.11に新宿で行われたデモで、残念なことに逮捕者が出てしまった瞬間です。在特会の罵詈雑言に対し抗議しようと近づいたデモ参加者を阻止。遠ざけただけでよいものを、23秒あたりで在特会が「さっさと逮捕しろよ」と言ったのを合図に一気に跳びかかり、組み伏せます。
--------------
↑引用ここまで

(ニコニコ動画なので画面にコメントが出てしまいますが、画面の右下の吹き出しのアイコンをクリックするとコメントを消せます。)

「ニコニコ動画」には、続きの動画もアップされています。
2011.9.11在特会に抗議しようとした脱原発デモ参加者逮捕の瞬間【2】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15584245
↓ここから引用
--------------
2011.9.11に新宿で行われたデモで、残念なことに逮捕者が出てしまった後です。逮捕者が出てしまうということがどれだけつらいことなのかとてもよくわかるので、個人がわからないようにした上で公開させて頂きます。
--------------
↑引用ここまで

(ニコニコ動画なので画面にコメントが出てしまいますが、画面の右下の吹き出しのアイコンをクリックするとコメントを消せます。)

他にも、在特会とされる連中がヤジを飛ばしている動画が以下にアップされてい
ます。

2011.9.11新宿脱原発デモに対する在特会の主張【1】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15584068
↓ここから引用
--------------
2011.9.11に新宿で行われた脱原発デモに対し、在日特権を許さない市民の会(在特会)が抗議活動を実施。彼らの主張がまとまってると思われる部分を紹介します。
--------------
↑引用ここまで

2011.9.11新宿脱原発デモに対する在特会の主張【2】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15584167
↓ここから引用
--------------
2011.9.11に新宿で行われた脱原発デモに対し、在日特権を許さない市民の会(在特会)が抗議活動を実施。脱原発デモ隊がやってきました。特に問題はないかと思いますが、一応、全体をぼかします。
--------------
↑引用ここまで

2011.9.11新宿脱原発デモに対する在特会の主張【3】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15584279
↓ここから引用
--------------
2011.9.11に新宿で行われた脱原発デモに対し、在日特権を許さない市民の会(在特会)が抗議活動を実施。マイク貸してやるから直接言いに来いと言われても、行ったら阻止され逮捕されちゃうのが現実です。
--------------
↑引用ここまで

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2011年09月09日

「9.11」直後の3つの映像

【転載歓迎】

日曜日は東日本大震災から半年、そして「9.11」から10年の日です。

「9.11」直後の映像を3つ、YouTubeのビデオアクトのアカウントで公開いたしました。

●2001年9月17日「9.17市民の緊急行動」
http://www.youtube.com/watch?v=5pJIGX7Yg64

最初は「9.11」以後、東京で初めて行なわれたデモの映像です。(他の地方でもっと早く行われた行動もあったそうです。)

「民間人を標的にしたテロリズム反対 米国の報復攻撃は問題を解決しない 日本政府の戦争協力を許さない 9.17市民の緊急行動」として行われました。わずか数日の呼びかけだったために100人ぐらいしか集まらないだろうと思っていたら、400人を越える人たちが参加したそうです。

撮影したのは今井恭平さん。ネットでは未発表でしたが、貴重な映像をお借りして編集・公開しました。


●2001年9月24日「テロにも報復戦争にも反対!!市民緊急行動」
http://www.youtube.com/watch?v=Q0VBtEa3lv8

続いて、9月24日の代々木公園での集会と渋谷でのデモの映像です。参加者は1800名(主催者発表)。集会参加者や代々木公園にいた人へのインタビューも収録しています。

撮影したのは松原明さんと飯田基晴さん。


●2001年10月8日 東京・上野 街頭インタビュー
http://www.youtube.com/watch?v=M5hEpYgJ8Go

アメリカによる空爆が始まってしまい、一夜明けた東京・上野駅前で行った街頭インタビューです。
私自身が質問をしながら撮影したものです。答えてくれた6人の話を撮影した順番に、ほぼノーカットでこちらの作為を入れずに編集しました。

当時はYouTubeもなく、ネットで動画を配信できる人はごくわずかでした。この映像を多くの人に観てもらいたいと思った私は、知り合いにネット配信を頼んでみたもののいつやってもらえるかわすらず、翌日、試しに自分でやってみようと思って動画配信の仕方をネットで検索してみたら配信することができました。

それから、多くの人がさまざまな行動を撮影し、「ビデオアクト反戦プロジェクト」として継続されました。
http://homepage3.nifty.com/atsukoba/vact/war/


原発事故の問題等もあり、既存メディア以外の動画配信は、今後も重要になってくると思います。

今回、「9.11」から10年ということもあり、上記の映像をあらためて公開させていただきました。

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2011年07月30日

馬毛島とは?

今回は、鹿児島県の馬毛島(まげしま)について書きます。

馬毛島といっても、ご存じない方も多いと思います。
鹿児島県の南、種子島のとなりにある小さな島です。

馬毛島の位置
(馬毛島の位置、自衛隊鹿屋基地にも比較的近い)

この島に、アメリカ軍の空母艦載機の訓練基地を造るという計画が起きています。
「自衛隊の施設」として造ることになっていますが、一番の目的は米軍の訓練です。

その訓練とは、神奈川県の厚木(あつぎ)基地で行われていた空母(航空母艦)への離発着訓練(FCLP=Field Carrier Landing Practice)です。夜間に行われるものをNLP(Night Landing Practice)と呼びます。

空母は滑走路の長さが300メートルぐらいしかありませんので、戦闘機などの空母艦載機が空母に着艦するためには日頃からもの凄い訓練をしておく必要があるそうです。

空母が港に入っている時は、空母の甲板で訓練するわけにはいきませんので、陸上にある飛行場の滑走路を空母の滑走路に見立てて訓練をします。

滑走路に着いた瞬間にエンジンの出力を全開にして離陸するタッチ&ゴーと呼ばれる訓練を何度も繰り返します。そのため、周辺地域にはすさまじい爆音の被害をもたらします。

民家の真上を飛ぶ厚木基地の戦闘攻撃機
(民家の真上を飛ぶ厚木基地の戦闘攻撃機/神奈川県大和市)

厚木基地での爆音被害があまりにも酷すぎるので、1991年からは夜間に行われるNLPを硫黄島で行うことになりました。

しかし、厚木基地での夜間の訓練が無くなったわけではなく、いまでも昼夜を問わず行われています。


日米両政府が2005年10月29日に合意した米軍再編の文書「日米同盟:未来のための変革と再編」では、「米空母及び艦載機の長期にわたる前方展開の能力を確保するため」に、厚木基地の空母艦載機が山口県の岩国基地に移駐することになりました。

(ただし、厚木基地が無くなるわけではなく、空母艦載機の整備は引き続き厚木基地で行われ、実際の空母で行われる離発着訓練も厚木基地から近い相模湾沖で行われるだろうと言われています。)
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2011071702000013.html


岩国基地に空母艦載機を移駐するにあたって、アメリカ側は、硫黄島で行われている訓練を岩国基地から180キロ以内の場所でやらせろと要求してきました。

岩国基地から180キロ圏内の地図
(岩国基地から180キロ圏内の地図)

しかし、すさまじい爆音を伴う空母艦載機の訓練を受けて入れるところは、180キロ以内には、どこもありませんでした。

そこで、鹿児島県西之表市にある馬毛島が候補として浮上しました。馬毛島は「タストン・エアポート(旧:馬毛島開発)」という会社が99%以上を所有していて、防衛省としては交渉も楽です。

しかし、無人島に近い島だからと言って、どんな開発をしても許されるものではありません。馬毛島には絶滅のおそれがある「マゲシカ」が生息し、島の周辺にはトコブシなどの巻き貝が捕れる好漁場もあるそうです。

そして、周辺地域には激しい爆音被害が予想されます。

種子島の西之表市、中種子町、南種子町、そして屋久島の屋久島町の1市3町の首長たちは、反対の姿勢です。
その一方で、防衛省による住民説明が自衛隊OBを介し開かれました。「反対派を警戒し、時間や会場を一度変更する隠密行動」でした。出席者らは推進団体を結成したそうです。
http://mainichi.jp/seibu/news/20110718sog00m040010000c.html

鹿児島県の伊藤知事は「地元の意向に沿いたい」としています。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20110729-OYS1T00676.htm

西之表市の経済状況はというと、
↓ここから引用
--------------
人口約1万7000人は、ピーク時の59年の半数に落ち込み、3人に1人が高齢者だ。商店街は老朽化が目立ち、島民の平均年収は200万〜300万円と言われる。
防衛省の話を聴いた元市課長の男性(63)は「これだけ疲弊すれば反対とは言えない」と語る。
--------------
↑引用ここまで
http://mainichi.jp/seibu/news/20110718sog00m040010000c.html

経済状況が厳しい地方に迷惑施設を押しつけるというやり方は、原子力発電所と同じです。

そして、被害が及ぶのは地元だけとは限りません。

厚木基地から遠く離れた鎌倉などでも、空母艦載機の爆音被害はあるそうです。つまり、厚木基地から硫黄島に向かうルート上なので、艦載機が移動している際の爆音による被害があるのですね。

仮に岩国基地から馬毛島に空母艦載機が向かった場合、そのルート上には、厚木基地から硫黄島よりも地上が多いですから、より広い範囲で爆音の被害が発生することになります。

iwakuni-mageshima-logo.jpg
(厚木基地から硫黄島、岩国基地から馬毛島へのルート)

6月20日に放送されたTBS『NEWS23 X(クロス)』では、戦闘機部隊のダニエル・ケープ司令官が、馬毛島での訓練について「途中にいくつかの島や、自衛隊の基地など、飛行機になにかあった場合に緊急着陸できそうな場所があるので、うまく行くのではないかと思っています」と語っています。

つまり、戦闘機などの空母艦載機にトラブルなどが起きた場合は、岩国から馬毛島の途中に緊急着陸することを前提にしているのです。

1977年にはこんな事故も起きています。
厚木基地を飛び立った米軍機が民家に突っ込んで炎上し、わずか3歳と1歳の幼い兄弟の命を奪い、4年後には母親も治療の甲斐なく亡くなってしまいました。
事故直後に焼け跡でピースサインをする米軍関係者の写真が残っています。
002-trim200.jpg 004-trim200.jpg
(DVD『黙っていると100年先も基地の街』より)
http://kichidoko.exblog.jp/6644818/

昨年(2010年)には沖縄・普天間基地の機能や、嘉手納基地での訓練を馬毛島に移転するという案も出ていました。

今年7月2日、小川副防衛大臣は「嘉手納や普天間の負担軽減に馬毛島を使うことは一義的にはない」と地元に説明しましたが、「一義的には」と言っているのですから将来的な可能性として視野に入れているはずです。
http://mainichi.jp/seibu/seikei/news/20110703ddp041010013000c.html

基地は、一度、受け入れてしまうと、どんどん強化されます。

そして、周辺の人たちが被害を受けるだけではありません。

2008年9月に原子力空母「ジョージ・ワシントン」と交代するまで横須賀を事実上の母港にしていた空母「キティホーク」は、2003年に自衛隊から間接給油を受け、イラクへの攻撃に参加しています。
http://atsukoba.seesaa.net/article/58797668.html
http://atsukoba.seesaa.net/article/62329553.html

米空母「キティホーク」空撮 空母に搭載された艦載機
(横須賀からイラクへの攻撃に参加した米空母「キティホーク」とその艦載機:米軍のサイトより)

つまり、馬毛島での訓練が計画されている米空母艦載機は、日本からイラクなどの海外に行って戦争をしているのです。

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★『どうするアンポ』、『基地はいらない、どこにも』の文字が入っている画像は、どんどん転載してくださってかまいませんので、ぜひ、ご活用ください。
(画像を加工したり悪意を持った転載はご遠慮ください。)

このブログでは、2007年2月に馬毛島での計画が報道されて以来、その時々の情勢に沿って、何度か馬毛島について書いています。
以下で、まとめて出てきますので、それぞれの文章のタイトルでクリックすると読むことができます。
http://atsukoba.seesaa.net/pages/user/search/?keyword=%94n%96%D1%93%87&vs=http%3A%2F%2Fatsukoba.seesaa.net%2F&fr=sb-sesa&ei=Shift_JIS

馬毛島に関する日々のニュースは、以下でまとめています。
http://togetter.com/li/167379

※2011年7月31日、空母の画像を追加、読みやすくするために文章表現を若干改訂しました。


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2011年06月23日

辺野古「V字案」だけではなく、【原発推進】も勝手に決めた「2プラス2」日米合意

【転載歓迎】

21日に日米の外交・防衛関係の閣僚による会議「2プラス2」が開催されました。

沖縄・辺野古での基地建設を「2014年までに」と言っていたの撤回し「できる限り早い時期に完了させる」として、自公政権時代の「V字案」計画を再び合意したわけです。

この前日、北澤大臣は「(現行案を)断固として行うという強い意思表示」などと強がっていましたが、先が長くない菅政権の大臣と、6月に退任するゲーツ国防長官らが合意してもほとんど説得力は無いと思われます。

とはいえ、今回の合意文書では、辺野古の問題だけではなく、
■震災後、国民の同意を得られていないのに、原発を推進し続けることや、
■「思いやり予算」を減らさないこと、
■米軍の空母艦載機の訓練場所として鹿児島県の馬毛島(まげしま)を検討すること、
■「人道支援・災害救援分野」の拠点を造り自衛隊と米軍が利用すること(狙われているのは沖縄の下地島)、
■武器輸出三原則を踏み越えて、日米共同開発のミサイルを第三国に輸出できるようにすることなど、
さまざまな問題を日米両政府が勝手に合意しています。

以下にまとめていますので、ご活用いただければ幸いです。
http://togetter.com/li/153057

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2011年05月18日

【普天間「移設」】国頭村安波区が危ない!

普天間「移設」をめぐって、ここ数日で大きな動きがありました。

米上院軍事委員会の与野党の重鎮が、辺野古での基地建設を見直し、嘉手納基地に統合するよう求める声明を発表したという報道は、ご存じの方も多いと思います。

辺野古での計画がダメだという現実が、ようやくアメリカの議会の中でも伝わりつつあるようですが、それにしてもまた沖縄の中での「嘉手納統合案」です。

そして、そうした報道の裏で、同じ沖縄にある国頭村(くにがみそん)安波区(あはく)に巨大な滑走路を造り、普天間基地の機能を移設させようという動きが起きています。

安波(あは)という地名を聞いてもなかなかピンと来ませんが、以下の地図が「安波」の位置です。転載してくださって結構です。
安波の位置

ヘリパッド建設をなんとか止めている東村・高江のとなりの村です。そこにヘリパッドどころか普天間基地の規模の基地を新たに造るという、とてつもない話です。

安波という地区の事情については、15日の沖縄タイムスの記事に詳しく書かれています。
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-05-15_17831/

過疎の地域に軍事基地を押しつけ、交付金で容認させるというのは、原子力発電所と同様の方法です。

上記の記事によると、国民新党の下地幹事長は「15年を使用期限にする」となどと言っているようですが、高江のそばに一度、巨大な基地ができてしまうと、恒久的に使われる可能性が高いです。

沖縄に新しい軍事基地など造らせてはいけません。

琉球新報は、本日、国頭村安波区での長さ2500メートルの滑走路の図面を掲載しました。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-177215-storytopic-3.html

琉球新報に掲載された計画図
(琉球新報に掲載された計画図)

県道70号に重ねる形で集落から1キロ以上離れた場所に長さ2500メートルの滑走路を建設するという具体案です。

下地幹事長が連休中に訪米した際に米政府関係者に手渡したものではないかとされています。

一方、時事通信の報道によると、
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011051301284
防衛省幹部は安波について、
「インフラが未整備の山奥で、代替施設の建設に数十年かかる。受け入れに賛同しているのはごく一部で、全く現実的でない」
と語っているとされています。

しかし、「嘉手納統合案」が提案され、日米両政府が「辺野古での現行案を維持する」としているのはブラフ(はったり)で、実は国頭村安波区が本命だという説が出てきています。

24日には安波で区民総会が開かれますが、その後、国頭村長が容認に移行するという筋書きだというウワサもあります。

これらの件も含め、辺野古での基地建設計画や普天間「移設」に関する、この関
の動きについては、以下で随時まとめています。
http://togetter.com/li/110035

posted by あつこば at 19:28| Comment(4) | TrackBack(2) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月19日

『どうするアンポ』上映&トーク、北海道江別市

【転載歓迎】

念願の(?)北海道での上映とトークです。
今回の東日本大震災で在日米軍が行った「トモダチ作戦」や、昨年の尖閣諸島の
問題や南北の砲撃事件に関連する事も、お話しできればと思います。

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■『どうするアンポ』上映&トーク、北海道江別市

■日時
2011年4月23日(土)
14時〜16時

■場所
野幌公民館 大ホール
北海道江別市野幌町 13-6
011-382-2414
JR野幌駅より徒歩10分

地図はこちら

http://www.e-s-kousya.com/nopporo/inst/parking.html

■入場料
一般のみ1000円(大学生以下無料)

■トークゲスト
小林アツシ:『どうするアンポ』『基地はいらない、どこにも』、ディレクター

■主催
世界連邦・北海道 江別市の会

■後援
江別市、江別市教育委員会

■『どうするアンポ』予告編
http://www.youtube.com/watch?v=dy6ng2Ev2MU


posted by あつこば at 10:06| Comment(1) | TrackBack(3) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする