2017年06月15日

原発事故自主避難は「自己責任」か?

上映会『原発事故自主避難は「自己責任」か?』の報告文を書きましたので、以下に転載します。
(ビデオアクトのブログより転載)
http://videoact.seesaa.net/article/450798534.html

第85回 VIDEO ACT! 上映会 〜原発事故自主避難は「自己責任」か?〜 報告文

まだ記憶に残っている方が多いと思うが、4月4日に今村雅弘復興大臣が記者会見での質問に対して激高し机を叩きながら、「なんて君は無礼なことを言うんだ」「なにが無責任だって言うんだよ」「出ていきなさい」「うるさい」などと暴言を吐き一方的に会見を打ち切った。
テレビ各社がその様子を報道(NHKは現場に来ていなくて報道しなかったらしい)、質問した西中誠一郎さん自身が撮影した動画もYouTubeで公開され反響を呼んだ。
https://www.youtube.com/watch?v=mOUSSJmg_dE


ネットでは西中さんについて調べてバッシングする人たちも現れたが、なによりも大臣が激高し声を荒げる映像はインパクトがあった。そして今村大臣が『新世紀エヴァンゲリオン』のネクタイをしていた事も話題を膨らませた。

安倍首相は今村大臣の進退について聞かれ「被災者に寄り添って復興を支援する方針は同じ。辞任の必要はない。」などと断言したが、25日に今村大臣が自民党二階派のパーティで東日本大震災について話すなかで「まだ東北で、あっちの方だったから良かった」と発言。
講演後にマスコミから問われたが、今村大臣は問題発言をしたという自覚もなく、秘書官のような人物がメモを渡したところ、“しょうがないから撤回しますよ”という雰囲気で「改めてしっかりとお詫びを申し上げます」と言った。その後パーティーに来た安倍首相が「きわめて不適切な発言がございましたので、総理大臣としてまずもってお詫びをさせていただきます」と発言し、今村大臣は辞任した。
http://blog.fujitv.co.jp/goody/E20170426001.html

今村大臣が激高した記者会見での質問は、東日本大震災の際の原発事故で、自主避難した人たちに対する住宅無償提供を、今年3月末で国が打ち切った事についてだった。

西中さんは、以前から自主避難している人たちに寄り添うように取材をしてきた。記者会見に潜り込んだかのようなバッシングをしている人たちもいるようだが、実際には前日に電話をして取材する了承を得て参加している。

記者会見での今村大臣の説明には原子力政策を進めてきた国が率先して責任をとるという姿勢が感じられず、大臣は避難している人たちの実情も知らなさそうだった。そこで、自主避難している人たちの声を聴き続けてきた取材者として、質問して正さなければならないという気持ちで発言したところ、今村大臣が激高した。

今村大臣は激高するなかで「ここは公式の場なんだよ」などという発言もした。彼にとって記者会見は、大臣の言う事を素直に聴き、問題点があってもそれには触れずにマスコミが国の方針をそのまま垂れ流す場であるべきなのだろうか?

ビデオアクトでは、西中さんに今回の記者会見の動画だけではなく、これまでに彼が取材した映像も加えた上映会を提案した。上映会の当日に編集ができあがった33分の映像作品は、ナレーションが入っていないため西中さんが上映中に自分で読むという暫定版で、粗削りではあったが、当事者の生々しい声が聞ける迫力のあるものになった。

避難住宅打ち切り反対.jpg

福島から埼玉に避難した女性は、住宅無償提供の打ち切りに対して「なぜ、加害企業の黒字経営を無視して、私たち弱い者を追い込むような事をするのか?」と問いただす正す。
彼女は「子どもたちから、いわき市での友だちを奪い、親戚も奪い、父親も奪い、新鮮な海の幸、山の幸、きれいな海、満天の星空、全部を奪ってしまった」なか、子どもたちが5年間、埼玉で育ち友だちにも恵まれているのに、住宅無償提供の打ち切りで、「また子どもたちから友だちを奪ってしまわなければならないのか」と悲しんでいるのだ。。

避難生活を続けている人たちや支援している人たちの切実な想いが伝わる映像だ。ぜひ作品として完成させて広めてほしいと思う。

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今回の上映会では、遠藤大輔さんが取材・構成した『終の住処を奪われて』という作品も上映された。

現在、全国約30ヶ所で、国と東京電力に対して福島原発事故の過失責任を問い、損害賠償を求める裁判が行われている。
この作品は、そのなかで東京訴訟団と首都圏弁護団によって制作された作品だ。
37分の作品で、こちらはナレーションも音楽も入ったDVDとして頒布されている。

【DVD頒布と上映会+原告・監督講演の案内】
http://www.jnep.jp/genzenren/DVD.html

【予告編動画】
https://www.youtube.com/watch?v=aVhkYTtMqF0


作品は、東京都内の大学で非常勤講師として働いている鴨下祐也さんを中心に展開している。
なぜ鴨下さんかというと、自主避難している人たちのなかで、こうした映像などのメディアに登場する人は、バッシングされてしまう事があるために、なかなか顔を出せない人が多いらしい。

鴨下さんは、小学生の時にジャガイモとトマトの接ぎ木に成功し、大学時代には放射性物質を扱う作業も経験している。

卒業後、いわき市の高校の教員となり、生徒達と共に屋上緑化の取り組みをして、そのなかで水耕栽培のノウハウを培う。土地に依存しないで野菜を移動できるという利点を活かして「動ける農業 都市・地方交流型 野菜生産プロジェクト」を考え、いわきビジネスアイデアプラン・コンテストの最優秀賞を受賞する。

このプロジェクトは鴨下さんの人生を賭けた夢となったが、福島原発事故によってその夢は奪われてしまう。

結婚して、いわき市の郊外に一軒家を買って住んでいた鴨下さんは、震災り直後に原発周辺3キロで避難の指示が出ている事を知り、家族と相談して一家揃って避難する事にした。放射性物質を扱う作業を経験していいたから、その危険性を感じていたのだろう。

生活のためには、いわき市での仕事も続けなければならないために、週末には車で片道3時間かけて自宅に帰る二重生活を続ける事になった。

国が避難地域と指定した所以外からの自主避難の人たちには、無償住宅の提供、高速道路料金も無償化など、限られた保証しかなく、生活を再建するのは困難だ。

鴨下さんは、都内の大学で非常勤講師の職をみつけたが、原発事故を経験し、慣れない土地に急に引越してきたためか、子どもが不登校になってしまい、何度も転居を繰り返した。

避難地域と指定された所以外から自主避難した人たちに対して、ネットでは「避難しなくても良いのに勝手に避難した」などとバッシングをする人たちがいる。自主避難している人たちについて「気分や誤解や避難しているだけ」などと思っている人たちも多い。

しかし、国が決めた避難区域は、当初は福島原発を中心に同心円で設定されていて、その後、空間線量を基準として区域が決められたが、国が決めた避難区域以外が安全などという保障は無い。

ホットスポットと呼ばれる高線量地帯は関東全域に点在し、食品の摂取や呼吸による内部被曝は、空間線量では計れない。

そもそも原発を「安全だ」と言い張ってきた国が決めた区域が信用できるだろうか?
小さな子どもの事が心配で、さまざまな葛藤の結果、自主避難する事を決断した母親たちも多い。

鴨下さんは、国と東京電力に対して損害賠償を求める東京訴訟の団長になった。
裁判が進むにつれて明らかになった事がある。

●原発事故は防げた可能性がある。

●安全な被曝量の基準は無い。

国は原発事故の責任を放棄し、勝手に決めた基準を押しつけて、それに当てはまらない自主避難の人たちへの住宅無償提供を打ち切った。

鴨下さんの自宅があるいわき市は、一度も避難指示が出ていないが、自宅に帰って測定したところ、かなりの汚染されている事がわかり、自宅を手放すという決断をせざるをえなくなった。

自宅で測定している映像をNHKも取材していて、鴨下さんは取材の条件として「ベランダの土が汚染されている事は必ず放送してほしい」と伝え約束させたが、後日、NHKの担当者から電話があり、「ベランダの土が汚染されている事を放送したら、不安を煽ってしまう」などという理由で放送されなかったそうだ。

ガイガー.png
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自主避難をしている人たちに対する国の政策について、今回の上映作品2つに共通し、複数の人が指摘している問題点がある。

住宅無償提供の打ち切りは、加害者である国が一方的に賠償基準を決めて線引きをして、原発事故の被害者に対して「これだけ払うから終わりにしろ」と言っている、という指摘だ。加害者の側が勝手に賠償額を決めるなどという事はあってはならない。

一部勝訴.jpg

今年3月17日には、群馬・前橋地方裁判所で、福島原発事故の国と東京電力の過失責任を問う住民訴訟の、全国初の判決が出た。

賠償額が少ない事は問題だが、津波予見性の瑕疵など、東京電力と国の責任を同等に認め、避難指示区域の内外を問わず、避難の合理性も認定された。

国と東京電力には、同等の責任があるのだ。国は責任を放棄してはならない。

(報告文:小林アツシ)
posted by あつこば at 18:30| Comment(1) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月18日

DVD『基地はいらない、どこにも』が発売して10年!

DVD『基地はいらない、どこにも』ができたのは10年前。
2007年の1月18日に、東京の中野ZEROで完成試写会を行いました。

『基地はいらない、どこにも』

この作品をつくり始めたのが、いつ頃なのかははっきりしていません。それまでに私が別の映像作品やテレビ番組のために取材した映像を集大成し、この作品のために長期間の追加取材をして完成させたからです。

さらに以前の、過去のアーカイブスからの映像も使用していますが、私自身が取材した映像でもっとも古いのは、2004年に初めて沖縄の辺野古で取材した映像です。ですので、そこから数えると『基地はいらない、どこにも』が完成するまでに2年以上かかった事になります。

その間の仕事としては、神奈川県の基地に反対する運動を中心にした『黙っていると100年先も基地の街』という作品もありました。
その作品をつくった頃、プロデューサーと「神奈川だけじゃなくて日本中の米軍基地の問題として捉えた作品をつくりたい」という話をしていました。

ところが、その作品をつくるためのお金を出してくれるところがなく、どうしようかと思っていたらプロデューサーが自分の退職金の一部を出してくれて、制作会社の日本電波ニュース社が出せるお金と合わせて、自主制作の映像作品としてつくる事ができました。

そうして完成した『基地はいらない、どこにも』は、DVDを買ってくださった方はいたものの、結果的には、赤字になってしまいました。とはいえ、私がつくった社会的な映像作品としては、自分自身でいちばん納得ができる作品をつくることができました。

その後、『どうするアンボ』というDVDをつくった後は、社会的な映像作品はあまりつくらなくなりました。そのひとつの理由は、自分がいちばん伝えたかったことは、『基地はいらない、どこにも』で出し切ったという感覚があるからです。

取材をしている間はこの作品をどうまとめようか悩みましたが、全国各地の基地を取材している間に、すこしずつ「これを伝えるべきだ」という確信が持てるようになりました。

基地問題で翻弄される人たち、米軍基地や軍需産業で働く人たち、日本の基地から出撃した軍隊に殺される人たち……、さまざまな人を見て、取材して、この作品ができました。

DVD『基地はいらない、どこにも』、ぜひ、ご覧いただければと思います。

http://www.ndn-news.co.jp/shop/order.cgi

以下の画像は、完成試写会当時のチラシです。
shisha-B01.jpg
posted by あつこば at 10:51| Comment(7) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月16日

【天皇メッセージ】「皇室典範」は「象徴天皇」は、どうする?

今月8日に宮内庁が「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」を発表しました。

特定の身分の人にだけ「陛下」という特殊な敬称を付けるのは平等ではないと思いますので、ここでは役割としては「天皇」、現在天皇である人物については「平成天皇」と書く事にします。
「大正天皇」や「昭和天皇」などという呼び方はその人物が死んでから使うものだと主張している人たちもいるようですが、ここではわかりやすくするために「平成天皇」または「今の天皇」と書きます。

人によっては「明仁」と呼び捨てで呼ぶ人もいます。そう呼ぶべきだとする意見もわからなくはありません。私自身は、「天皇制」という制度には問題があるものの、今の天皇はなかなかの人格者で、もの凄く考えて努力しているんじゃないかと思っていますので、親しみを込めて「明仁さん」と書いてもいいと思いますけど、まあ知り合いでもないですしね。

そして今回の「おことば」は、英語でのタイトルが「Message from His Majesty The Emperor」となっていますので、「天皇メッセージ」または「メッセージ」と表記する事にします。

天皇メッセージは、以下で動画と文章が公開されています。
http://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/12

20160808天皇メッセージより

■高齢になったら引退できるように「皇室典範(てんばん)」を改訂したほうがいい

このメッセージの中で平成天皇が主に訴えたかった事は、天皇が年老いて体が動かなくなっても死ぬまで天皇を続けるのではなく、健在なうちに次の天皇に引き継ぐ、いわゆる「生前退位」を認めてほしいという内容だと理解できます。そして今の天皇は、昭和天皇が死んだ時のような大騒ぎで、今後、国民や天皇家に影響が及ぶ事も心配しています。

《》
《続きを読む》
posted by あつこば at 16:41| Comment(1) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月02日

DVD『ニッポン・戦争・私 2015』上映権付き1000円で頒布中!

私もスタッフをしている「ビデオアクト」が昨年企画したオムニバス動画企画『ニッポン・戦争・私 2015』が、上映権付き1000円で頒布中です。
http://www.videoact-shop.com/2016/723

『ニッポン・戦争・私 2015』DVDw500.jpg

この企画と上映会についてはビデオアクトのブログに書きました。
http://videoact.seesaa.net/article/436613845.html

私自身も3分間の動画を作成して参加しましたので、ここでは自分の作品について書いておきます。

ビデオアクトの3分動画オムニバスの企画は、これまでにも何度か行われていて、私は『3.11』の時以外は毎回参加しています。
http://www.videoact-shop.com/?search-class=DB_CustomSearch_Widget-db_customsearch_widget&widget_number=preset-2&cs--0=%E3%83%93%E3%83%87%E3%82%AA%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%88&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2

「戦争」や「憲法」をテーマにした募集は、すでに何度も行われています。今回の『ニッポン・戦争・私 2015』は、これまであまり表現していなかった「私」について3分間の動画をつくることにしました。

「自分は、なぜ『反戦』なのだろう?」
「自分が、これまでやってきたことは、なんだったんだろう?」
「そして、自分はこれからどうするんだろう?」
などと考える、よい機会になりました。

できあがった作品は、自分のなかでは3分という限られた時間内に凝縮した達成感がありましたが、他の人の視点で観ていただいた場合にどのように感じてもらえるのかは、よくわかりません。

いろいろな理由で、今回の自分の作品は、ネットでは公開しないことにしました。
 
追記:
「2015」を「2016」と間違えて記載していまして、ご指摘をいただき修正しました。
『ニッポン・戦争・私 2015』には、昨年、安保法制に反対する声が大きくなった頃の映像も、たくさん含まれています。
 
posted by あつこば at 17:52| Comment(19) | TrackBack(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月31日

【静止画】安保法案・国会前 2015.08.30

きのうの国会前での、
『安倍政権は、ただちに退陣』
『いますぐ退陣』
『退陣! 退陣!』
というリズミカルなコールが、脳内でヘビーローテーションしてます(笑)。

動画はこちらです。
「安保法案・国会前 2015.08.30」
http://youtu.be/MxfWG5V7VU0

動画を見づらい方のために、静止画もつくりました。
(クリックすると拡大します。)

プラカードと国会議事堂の間に、マスコミが空撮してるヘリが写ってます。
NO WAR 議事堂 ヘリ

国会前は人でごった返して身動きができない状態になった!
国会前は人でごった返して身動きが取れない状態

さっきまでは無かったのに警察のバスが次々と来て国会議事堂の前は封鎖された。
警察のバスが次々と来て国会議事堂前は封鎖された

安倍政権に対して『退陣!』と叫ぶ人々
安倍内閣に対して「退陣!」と叫ぶ人々

『公明党は絶対平和主義を棄てたのですか?』と問いかけるプラカード
赤・黄・青は創価学会のシンボルカラー
公明党は絶対平和主義を棄てたのですか?

もの凄い数のプラカード群
プラカード群

『打倒! 自民安倍政権』
打倒安倍

野党の代表らが挨拶に来た。
野党の代表らが挨拶に来た

小沢一郎「いままでこういう集会に顔を出した事はほとんどありませんけれど今回だけはなんとしても阻止するために皆さんの前に立ちました」
志位委員長も「ヨシッ」
小沢一郎に志位委員長も「ヨシッ」

少し離れたところに移動したが、そこも人で溢れていた。
少し離れた場所に移動したが、やはり人でいっぱい

『アベ政治を許さない』 『GIVE PEACE A CHANCE』 『9条壊すな!』 離れたところからも、プラカードを掲げ、叫び続けている人たちがいた。
アベ政治を許さない

「私は創価学会二世です!」という人が、シンボルカラーの旗を掲げて、公明党に対して安保法案に反対するように要請する署名を呼び掛けていた。
「私は創価学会二世です!」という人たち
 


posted by あつこば at 13:30| Comment(22) | TrackBack(0) | 自衛隊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月30日

【動画】・安保法案・国会前 2015.08.30

安保法案に反対する「8・30国会10万人・全国100万人大行動」の「国会正面前」の状況です。
国会前が、こんなに人でいっぱいになっているのを体験したのは初めてです。
身動きできないので、一人ではとても全貌は撮影できません。
帰って今日のうちに編集してアップしようと思ったので、一人で撮って、その日のうちに編集して公開するのは、これが限界でした。
各地で行動していた人や、国会議事堂の近くに行きたいと思ったけど行けなかった人、行かなかったけれど関心がある人に、国会前で起こっていた事の「一部」を見ていただければと思います。

昼前から人がどんどん集まり身動きできない状況になり、警察のバスが突然現れて国会議事堂の前を封鎖しました。
http://youtu.be/MxfWG5V7VU0
移動するのが困難な状況だったのと、本日の早い時間にアップしたかったので、国会議員の話がほとんどで、他の人の話が入っていませんがご容赦ください。
最後に、さらに手前の「国会前」交差点の近くでの創価学会二世の方の話を入れてあります。

撮影・編集:小林アツシ

posted by あつこば at 20:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 自衛隊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月10日

「セシウムと少女〜ひとだま音頭」知久寿焼 ジンタらムータ 中川樹海 大塚やよい

安倍政権の酷さが多くの人に伝わっているようで、内閣支持率がどんどん下がっています。
辺野古や安保法案については、Twitterや、それをまとめたTogetterで紹介しています。
https://twitter.com/atsukoba
http://togetter.com/li/828788

このブログは2ヶ月ぐらい更新ができずにいましたが、6月に撮影した「ゆんたく高江」の動画が編集・公開されましたので紹介します。

セシウムと少女〜ひとだま音頭
https://www.youtube.com/watch?t=11&v=dC6mB_3DBRI


知久寿焼さんとジンタらムータ、中川樹海さん、大塚やよいさんによるコラボです。
映画『セシウムと少女』の主題歌を、ほぼこのメンバーで録音したのがきっかけだそうです。

「セシウムと少女」は、原発がテーマになっていると思われる歌詞ですが、人間の愚かさや悲しさが、独特のやさしさで表現されている曲で、なかなかの名演だったと思います。この曲って、CD化してないんですかね?

続いて演奏されたのが「ひとだま音頭」。これがまた凄い曲です。

お盆の時期に合わせて「お化けちゃん」や「幽霊サン」に「出ておいで」というのですが、サビの部分の歌詞がさらに凄くて、「カエル」「ミミズ」「オケラ」「もぐら」「ネズミ」「ムカデ」「トカゲ」「ゲジゲシ」と続きます。「カエル」は好きな人も結構いると思うのですが、まあ一般的には忌み嫌われそうな動物ばかりよくもこれだけ並べたもんだ(笑)と感心してしまいます。

同じ部分の2番の歌詞がさらに凄くて「地震」「津波」「雪崩」「竜巻」と天災が陽気なメロディに合わせて並べられていて、なかなかとんでもない世界。
まあ、前述の忌み嫌われそうな動物だって生き物全体の生態系からすれば大事な役割を担っているだろうし、天災も地球の気象の一部。

知久さんの世界観は「たま」の頃から基本的には一貫していると思うけど、それにしてもこれはかなりヤバいぐらい強烈。

リハでカメラテストをしていた僕は、この2曲で完全にやられてしまいました。
本番はお客さんをたくさん入れなきゃならないので撮影場所が極めて狭くなり、なかなか厳しい撮影でしたが、イベントとしても大入りで高江の事に関心がある人が気持ちを新たにできて大成功だったと思いますし、自分で撮影しながら「こんなステキなのを撮れて良かった〜」と思える日でした。
編集してくれた古賀さん、ありがとうごさいました。
この2曲の事を書くだけで長くなっしまいましたが、他の演奏やトークなども以下でご覧いただけます。

「第8回ゆんたく高江」
http://yuntakutakae.blogspot.jp/
 
posted by あつこば at 16:43| Comment(4) | TrackBack(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月07日

本日! 第8回ゆんたく高江

沖縄の北部にある高江(たかえ)という集落では、米軍のオスプレイが訓練するための施設の建設が強行されています。
この問題を広く知ってもらうために毎年行われている「ゆんたく高江」が、本日、開催されます。

6月7日(日)
新大久保R'sアートコート
12:00開場 12:30開演(19:00終演予定)
入場無料 ※カンパ歓迎

http://yuntakutakae.blogspot.jp/



Live:
知久寿焼
ジンタらムータ
寿[kotobuki]

Song & PERFORMANCE :
SoRA & 大月ひろ美(青年劇場)

Talk:
伊佐育子、儀保昇(沖縄・高江 ヘリパッドいらない住民の会 )

人形劇:
ゆんたく高江シアター 演目「ショウコちゃんのかしこい息子」

版画ワークショップ:
A3BC(反戦・反核・版画コレクティブ )

★フード出店 :
ふろむあーす&カフェオハナ、中野キッチン

★物販コーナー:
高江Tシャツ・手刷りてぬぐい・ステッカー・書籍、
ONE LOVE高江のオリジナルTシャツやてぬぐい・トートバッグを販売。 
映画前売り券や出演ミュージシャンのCD・グッズもこちらで販売します。
冷えたオリオンビールの販売もあり!


★高江のことがよくわかる写真や資料展示、高江クイズやオスプレイ体感タイム、
高江への行き方コーナーなど、見どころもりだくさん!
 
posted by あつこば at 06:11| Comment(26) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月27日

辺野古の地元、沖縄・名護市の監督が制作したドキュメンタリー

6月4日のビデオアクト上映会で上映する作品を紹介します。

地元である名護市と沖縄県が反対しているにもかかわらず、現在、米軍基地の建設が強行されている辺野古(へのこ)に関したドキュメンタリーです。

監督の輿石(こしいし)さんと初めて会ったのは2005年で、当時、私はテレビ番組の仕事で辺野古の取材をしていました。辺野古のテント村でいろいろな人に話を聞いているうちに「この人に話を聞いたら面白いと思うよ」と紹介してもらったのが輿石さんでした。

名護市の辺野古とは反対側の市街地にある輿石さんの事務所にうかがって話を聞いたところ、たしかに参考になる話がたくさん聞けました。そして輿石さん自身も映像をつくっていることを知り、DVDを購入して見せていただきましたが、その作品もなかなかオルタナティブで刺激的を受けた作品でした。

そんな縁で、私もスタッフをしているビデオアクト上映会で、輿石さんの新作『泥の花 −名護市民・辺野古の記録−』を6月4日に上映させていただくことになりました。

『泥の花 −名護市民・辺野古の記録−』紹介画像.jpg

昨年から安倍政権による辺野古での米軍基地建設が強行されていますが、この作品ではそれに対する人々の抵抗をはじめ、その背景にある沖縄の歴史のなかでもあまり人々が知らない石油コンビナート建設に反対したエピソードなどが紹介されます。

そして辺野古での基地建設に反対しながらも亡くなってしまった人達への想い、複雑な思いを抱きながらも基地建設反対の意思を固めた経済人、名護市長の稲嶺進さんへのロングインタビューなど、辺野古の問題の本質とはなにかを感じさせる内容です。

上映会当日は、この日のために撮影された輿石監督のメッセージDVDも上映します。

ぜひ、お越しいただければと思います。

http://videoact.seesaa.net/article/417233868.html

■【上映作品】
『泥の花 −名護市民・辺野古の記録−』(2014年/日本/90分)
監督:輿石 正 
主題歌:「泥の花」知念良吉 
制作:じんぶん企画

■日時
2015年6月4日(木)
18時30分/開場 19時/開始
上映後、監督の輿石 正さんからのビデオメッセージ上映有。
終了予定時刻 20時50分

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

■参加費:500円(介助者は無料・予約不要)

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
Eメール:jyouei@videoact.jp
(電話:045-228-7996 [ローポジション気付] )
 
posted by あつこば at 18:02| Comment(5) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月04日

『辺野古移設が原点』などという菅官房長官の発言は、まったくの間違い

翁長沖縄県知事と菅官房長官が、明日、初めて会談することになりました。

官房長官記者会見
菅官房長官は4月2日の記者会見で、
「普天間基地危険除去という、まあ辺野古移設、それが原点でありますから」
と発言しました。
これは「原点」と言った当時のことをよく知らずに事実誤認しているか、もしくは知っているのに誤魔化している発言です。

1996年に普天間基地の「全面返還」が発表されましたが、当時の橋本首相が記者会見で発表したなかに「辺野古」という言葉は一切出てきません。
http://www.kantei.go.jp/jp/hasimotosouri/speech/1996/kisya-0515-1.html

外務省北米局の田中均審議官(当時)によると、普天間基地の代替施設は「ヘリパッドに毛が生えたような小さな施設」が想定されていたそうです。
http://www.47news.jp/47topics/dokohe/6.html
------------------------------------------------------ここから引用
しかしその後、既得権益を死守したい海兵隊や新規工事受注をもくろむ本土のゼネコン、下請けとなる地元業者の利権と思惑が錯綜(さくそう)。「途中から滑走路の距離を長くしようなどと(代替施設構想が)どんどん膨らんでいった」と田中は明かす。
-------------------------------------------------------引用ここまで

また、国土庁の下河辺淳事務次官(当時)は、のちに以下のように話しています。
「滑走路だってあんな長い滑走路はヘリコプターにはまったく必要としなくなっていて、滑走路は40メーターでいいなんていう状態だったわけですよね。」
http://ir.lib.u-ryukyu.ac.jp/bitstream/123456789/11547/2/no4_p154-185.pdf

辺野古空撮

それがいつのまにか、辺野古に巨大な新基地を造る話にすり替わったわけです。
候補地が辺野古に決まる前には、「嘉手納弾薬庫内北西部の山林地帯」「中城湾のホワイトビーチ水域」など、他の候補地もあげられていました。

ですから、『「普天間基地危険除去」=「辺野古移設」が原点』という菅官房長官の発言は、まったく間違っています。
 
posted by あつこば at 16:03| Comment(12) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする