2020年03月29日

FaceBookグループでアラートが出た時の対処方法

私はFaceBookで「忌野清志郎とその時代」
https://www.facebook.com/groups/2409568679277191/
そして「ハローハロー井上陽水」
https://www.facebook.com/groups/226844678497256/
という2つのFaceBookグループを運営しています。
FaceBookグループには、なにか問題と思われる事が起きた時は参加者の方から「グループ管理者に投稿を報告」していただける機能があります。
もちろん、そうした必要が無いに越したことはないのですが、今回はもしそうした事が起きた場合に、グループの管理者とモデレーターは、どのようにするば良いのかを考え、マニュアル化してみました。

【「グループ管理者に投稿を報告」が来た時のアラート】

まず、参加者の方から「グループ管理者に投稿を報告」された場合には、管理者とモデレーターにはグループの画面に以下のような赤い文字でのアラートが表示されます。

参加者の方が「グループ管理者に投稿を報告」した場合の画面.jpg
そして赤い文字でのアラートをクリックすると、問題があるとされた投稿が表示されます。

【まずは状況の把握とスクリーンショット】

ここで大切なのは、状況を把握する事です。
極端な例をあげると「特定の個人の顔写真・住所・氏名などを特定して誹謗中傷をした人がいた」という場合などは、すぐに対処する必要があります。
問題がある書き込み等があった場合は、できるだけ早めにスクリーンショットを撮って保存しましょう。
(投稿した人が「証拠隠滅」をはかったり、論争になりそうなのですぐに削除してしまう場合がありますが、そうなる前にスクリーンショットを撮っておかないと、誰が投稿したのか、何が問題だったのかなどがわからなくなってしまいます。)

続いて、以下の対処の仕方が考えられます。

【報告してくださった方に対処する担当を決める】

次に必要なのは、報告してくださった方へのお礼等をする担当者を決める事です。
報告してくだざさった方と比較的仲が良く理解し合える人がお礼をするのがスムーズに運ぶと思います。


【報告してくださった方へのお礼】

報告してくださった方は、問題が起きたと思って報告してくださったわけですから、早く解決してほしいと思っているでしょう。
たとえ、悪意にもとづいたと思われるような通報であったとしても、このグループに対して何かを伝えたかったんだと考えて、
形式的なものでも良いと思うので、まずは連絡してくださった方へのお礼を伝えたいです。
そこで、その報告がどんな内容であっても、まずは形式的でもいいので、通報してくださった方にお礼を伝えます。
とはいえ、対処方法としては、いろいろな考え方があり、管理者とモデレーターの意思統一など、それなりに時間がかかる場合もあります。
そこで、とり急ぎ型通りの定型文的なものでもいいので、報告してくだざさった方へのお礼を送ると安心してもらえると思います。

お礼の文書としては、少々お役所答弁的なものでもいいと思います。たとえば以下のような感じです。
「「ご連絡、ありがとうございます。管理グループの全員で検討し、しかるべき対応を撮らせていただきます。個々の案件に対するお返事ができない場合もございますが、ご了承、よろしくお願いいたします。」

とりあえず、お役所答弁的な定型文を送って、管理者とモデレーターのチャットグループに報告していただいて、その後、定型文を送った人が、個人的なメッセージで「さっきは、定型文みたいなのを送っちゃいましたけど……」とフォローしていただくのも、いいかもしれませんね。


【対処方法を決める】

アラートから飛んだ画面では、状況が確認できて、対処方法を選択できるのですが、ここであわててはいけません。
○○さんをミュート
○○さんを削除
○○さんをブロック
という選択肢があるのですが、「○○さんを削除(つまりグループから削除)」してしまってから、報告が誤解や悪意にもとづいたものだった事がわかったり、まちがって操作してしまった報告だった場合もありえます。
メンバーから報告されたコンテンツ.jpg
報告は来たけど問題は無かった場合は「削除しない」を選択します。

冷静な対処をして、グループをスムーズに運営したいですね。






ラベル:Facebook
posted by あつこば at 13:37| Comment(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月24日

3分ビデオ「自由/生きる/権利」上映会、ありがとうございました。

小林アツシ(ビデオアクトのスタッフ)です。

昨日の3分ビデオ「自由/生きる/権利」上映会にご参加くださった皆さん、
上映会には来れなかったけど、応募してくださった皆さん、
どうもありがとうございました。

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諸事情により、開演時間が遅れましたが、会場のキノキュッヘさんが柔軟に対応してくださり、無事、上映会と懇親会を行う事ができました。

23作品をまとめる編集やチラシ作成などをしてくれた土屋トカチさんの奮闘もあり、なかなか見ごたえのある作品群になったと思います。

私も3分間の作品を出して、ご覧いただきました。
上映中に笑い声が起きたので、うれしかったです。

「秘蔵映像」もおかげさまで好評でした。
映像の記録を残しておくことは、やっぱり大事ですね。

posted by あつこば at 15:56| Comment(1) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月18日

馬毛島の「米軍基地等馬毛島移設問題対策協議会」が解散。

防衛省は、鹿児島県の馬毛島(まげしま)に米軍空母の着艦訓練施設を造ろうとしています。
神奈川県の厚木基地で、爆音をまき散らしている訓練の移転です。

馬毛島の場所は、ここです。
馬毛島の位置

この問題については、報道され始めた当初から、このブログで取り上げてみました。
最初に取り上げたエントリーは以下です。

「馬毛島とは?」
http://atsukoba.seesaa.net/article/217509295.html

地元市町の首長と議長がつくっていた「米軍基地等馬毛島移設問題対策協議会」が2月16日に解散しました。
西之表市の八板市長は「今後は中立的な形でまとまることもあり得る」とし、
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20180217-OYS1T50043.html
「馬毛島は西之表市だけの問題ではなく隣接する自治体にとっても関心の高い問題。今後も情報共有をしていきたい」と話しています。
https://mainichi.jp/articles/20180217/ddl/k46/010/331000c

今後の動きについては、以下のTogetterでもまとめていきます。
https://togetter.com/li/1200636
 
posted by あつこば at 09:05| Comment(9) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月01日

稲田防衛大臣の辞任と安倍改憲

稲田朋美防衛大臣が、南スーダンPKOの日報問題の責任を取って辞任しました。
自民党の林芳正元防衛大臣はフジテレビの番組「新報道2001」で「(安倍晋三首相に)重い任命責任がある」と語っています。
(産経新聞 http://www.sankei.com/politics/news/170730/plt1707300025-n1.html

部隊視察する稲田防衛大臣.jpg
防衛省「部隊視察する稲田防衛大臣」
http://www.mod.go.jp/j/photo/2017/02.html#photo_0210k

「ネット右翼のアイドル」とも呼ばれていた稲田朋美元大臣、注目されるようになったのは、日中戦争当時の南京攻略戦で日本陸軍の少尉が「百人斬り競争」を行ったとの報道内容が名誉棄損だとして遺族らが訴えた裁判の原告側代理人になってからだそうです。
その裁判は原告敗訴が確定しましたが、その後「左派メディア」を糾弾するための法廷闘争が活発化するきっかけになりました。

安倍首相が自分のあとを担う「首相候補」として厚遇した稲田元大臣は、実は三十歳を過ぎるころまで「東京裁判」のことをほとんど知らなかったそうで、大人になってから極右思想に「目覚めた」というかなり危険な人物です。

詳しくは以下をご覧ください。
”ネット右翼のアイドル”稲田朋美防衛大臣辞意〜その栄枯盛衰を振り返る〜
https://news.yahoo.co.jp/byline/furuyatsunehira/20170727-00073818/
防衛相に抜擢された稲田朋美の軍国主義丸出し発言
http://lite-ra.com/2016/08/post-2466.html

自衛隊観艦式において登舷礼(とうげんれい)を受ける安倍内閣総理大臣.jpg
防衛省「自衛隊観艦式において登舷礼(とうげんれい)を受ける安倍内閣総理大臣」
http://www.mod.go.jp/j/publication/wp/wp2016/html/n2123000.html#photo0201002

さて、森友学園、加計学園に続いて稲田防衛大臣の辞任で、安倍内閣の支持率が下がってきました。

安倍首相がもくろむ憲法改定も、自民党内で改憲案の早期とりまとめに異論が出てきていて、連立与党・公明党も慎重姿勢になっていると言われています。

安倍首相が戦争放棄を明記した9条1項、戦力不保持と交戦権の否定を規定した2項を残して、自衛隊を認める3項の新設を提案しているのに対して、自民党内での異論としては、2項を廃止し自衛隊を「軍隊」として位置付けたいという案が出ているそうです。
(ロイター https://jp.reuters.com/article/abe-approval-rating-idJPKBN1AG0IQ

安倍首相は憲法を変えるが目的なので、現憲法を比較的守っているように見せかけて、ご都合主義的に「屋上屋を架す」のように条項を増やそうとしていますが。自民党内の異論は「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」という2項を廃止するというのですから、より問題があると言えます。

ただし、自民党内の意見がまとまらないで改憲が進まないのであれば、それはそれで揉め続けていてくれればと思います。

いずれにしても、安倍首相は憲法を変える事に執念を持ち続けていますので、油断できませんね。
 
posted by あつこば at 17:33| Comment(0) | 自衛隊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月15日

原発事故自主避難は「自己責任」か?

上映会『原発事故自主避難は「自己責任」か?』の報告文を書きましたので、以下に転載します。
(ビデオアクトのブログより転載)
http://videoact.seesaa.net/article/450798534.html

第85回 VIDEO ACT! 上映会 〜原発事故自主避難は「自己責任」か?〜 報告文

まだ記憶に残っている方が多いと思うが、4月4日に今村雅弘復興大臣が記者会見での質問に対して激高し机を叩きながら、「なんて君は無礼なことを言うんだ」「なにが無責任だって言うんだよ」「出ていきなさい」「うるさい」などと暴言を吐き一方的に会見を打ち切った。
テレビ各社がその様子を報道(NHKは現場に来ていなくて報道しなかったらしい)、質問した西中誠一郎さん自身が撮影した動画もYouTubeで公開され反響を呼んだ。
https://www.youtube.com/watch?v=mOUSSJmg_dE


ネットでは西中さんについて調べてバッシングする人たちも現れたが、なによりも大臣が激高し声を荒げる映像はインパクトがあった。そして今村大臣が『新世紀エヴァンゲリオン』のネクタイをしていた事も話題を膨らませた。

安倍首相は今村大臣の進退について聞かれ「被災者に寄り添って復興を支援する方針は同じ。辞任の必要はない。」などと断言したが、25日に今村大臣が自民党二階派のパーティで東日本大震災について話すなかで「まだ東北で、あっちの方だったから良かった」と発言。
講演後にマスコミから問われたが、今村大臣は問題発言をしたという自覚もなく、秘書官のような人物がメモを渡したところ、“しょうがないから撤回しますよ”という雰囲気で「改めてしっかりとお詫びを申し上げます」と言った。その後パーティーに来た安倍首相が「きわめて不適切な発言がございましたので、総理大臣としてまずもってお詫びをさせていただきます」と発言し、今村大臣は辞任した。
http://blog.fujitv.co.jp/goody/E20170426001.html

今村大臣が激高した記者会見での質問は、東日本大震災の際の原発事故で、自主避難した人たちに対する住宅無償提供を、今年3月末で国が打ち切った事についてだった。

西中さんは、以前から自主避難している人たちに寄り添うように取材をしてきた。記者会見に潜り込んだかのようなバッシングをしている人たちもいるようだが、実際には前日に電話をして取材する了承を得て参加している。

記者会見での今村大臣の説明には原子力政策を進めてきた国が率先して責任をとるという姿勢が感じられず、大臣は避難している人たちの実情も知らなさそうだった。そこで、自主避難している人たちの声を聴き続けてきた取材者として、質問して正さなければならないという気持ちで発言したところ、今村大臣が激高した。

今村大臣は激高するなかで「ここは公式の場なんだよ」などという発言もした。彼にとって記者会見は、大臣の言う事を素直に聴き、問題点があってもそれには触れずにマスコミが国の方針をそのまま垂れ流す場であるべきなのだろうか?

ビデオアクトでは、西中さんに今回の記者会見の動画だけではなく、これまでに彼が取材した映像も加えた上映会を提案した。上映会の当日に編集ができあがった33分の映像作品は、ナレーションが入っていないため西中さんが上映中に自分で読むという暫定版で、粗削りではあったが、当事者の生々しい声が聞ける迫力のあるものになった。

避難住宅打ち切り反対.jpg

福島から埼玉に避難した女性は、住宅無償提供の打ち切りに対して「なぜ、加害企業の黒字経営を無視して、私たち弱い者を追い込むような事をするのか?」と問いただす正す。
彼女は「子どもたちから、いわき市での友だちを奪い、親戚も奪い、父親も奪い、新鮮な海の幸、山の幸、きれいな海、満天の星空、全部を奪ってしまった」なか、子どもたちが5年間、埼玉で育ち友だちにも恵まれているのに、住宅無償提供の打ち切りで、「また子どもたちから友だちを奪ってしまわなければならないのか」と悲しんでいるのだ。。

避難生活を続けている人たちや支援している人たちの切実な想いが伝わる映像だ。ぜひ作品として完成させて広めてほしいと思う。

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今回の上映会では、遠藤大輔さんが取材・構成した『終の住処を奪われて』という作品も上映された。

現在、全国約30ヶ所で、国と東京電力に対して福島原発事故の過失責任を問い、損害賠償を求める裁判が行われている。
この作品は、そのなかで東京訴訟団と首都圏弁護団によって制作された作品だ。
37分の作品で、こちらはナレーションも音楽も入ったDVDとして頒布されている。

【DVD頒布と上映会+原告・監督講演の案内】
http://www.jnep.jp/genzenren/DVD.html

【予告編動画】
https://www.youtube.com/watch?v=aVhkYTtMqF0


作品は、東京都内の大学で非常勤講師として働いている鴨下祐也さんを中心に展開している。
なぜ鴨下さんかというと、自主避難している人たちのなかで、こうした映像などのメディアに登場する人は、バッシングされてしまう事があるために、なかなか顔を出せない人が多いらしい。

鴨下さんは、小学生の時にジャガイモとトマトの接ぎ木に成功し、大学時代には放射性物質を扱う作業も経験している。

卒業後、いわき市の高校の教員となり、生徒達と共に屋上緑化の取り組みをして、そのなかで水耕栽培のノウハウを培う。土地に依存しないで野菜を移動できるという利点を活かして「動ける農業 都市・地方交流型 野菜生産プロジェクト」を考え、いわきビジネスアイデアプラン・コンテストの最優秀賞を受賞する。

このプロジェクトは鴨下さんの人生を賭けた夢となったが、福島原発事故によってその夢は奪われてしまう。

結婚して、いわき市の郊外に一軒家を買って住んでいた鴨下さんは、震災り直後に原発周辺3キロで避難の指示が出ている事を知り、家族と相談して一家揃って避難する事にした。放射性物質を扱う作業を経験していいたから、その危険性を感じていたのだろう。

生活のためには、いわき市での仕事も続けなければならないために、週末には車で片道3時間かけて自宅に帰る二重生活を続ける事になった。

国が避難地域と指定した所以外からの自主避難の人たちには、無償住宅の提供、高速道路料金も無償化など、限られた保証しかなく、生活を再建するのは困難だ。

鴨下さんは、都内の大学で非常勤講師の職をみつけたが、原発事故を経験し、慣れない土地に急に引越してきたためか、子どもが不登校になってしまい、何度も転居を繰り返した。

避難地域と指定された所以外から自主避難した人たちに対して、ネットでは「避難しなくても良いのに勝手に避難した」などとバッシングをする人たちがいる。自主避難している人たちについて「気分や誤解や避難しているだけ」などと思っている人たちも多い。

しかし、国が決めた避難区域は、当初は福島原発を中心に同心円で設定されていて、その後、空間線量を基準として区域が決められたが、国が決めた避難区域以外が安全などという保障は無い。

ホットスポットと呼ばれる高線量地帯は関東全域に点在し、食品の摂取や呼吸による内部被曝は、空間線量では計れない。

そもそも原発を「安全だ」と言い張ってきた国が決めた区域が信用できるだろうか?
小さな子どもの事が心配で、さまざまな葛藤の結果、自主避難する事を決断した母親たちも多い。

鴨下さんは、国と東京電力に対して損害賠償を求める東京訴訟の団長になった。
裁判が進むにつれて明らかになった事がある。

●原発事故は防げた可能性がある。

●安全な被曝量の基準は無い。

国は原発事故の責任を放棄し、勝手に決めた基準を押しつけて、それに当てはまらない自主避難の人たちへの住宅無償提供を打ち切った。

鴨下さんの自宅があるいわき市は、一度も避難指示が出ていないが、自宅に帰って測定したところ、かなりの汚染されている事がわかり、自宅を手放すという決断をせざるをえなくなった。

自宅で測定している映像をNHKも取材していて、鴨下さんは取材の条件として「ベランダの土が汚染されている事は必ず放送してほしい」と伝え約束させたが、後日、NHKの担当者から電話があり、「ベランダの土が汚染されている事を放送したら、不安を煽ってしまう」などという理由で放送されなかったそうだ。

ガイガー.png
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自主避難をしている人たちに対する国の政策について、今回の上映作品2つに共通し、複数の人が指摘している問題点がある。

住宅無償提供の打ち切りは、加害者である国が一方的に賠償基準を決めて線引きをして、原発事故の被害者に対して「これだけ払うから終わりにしろ」と言っている、という指摘だ。加害者の側が勝手に賠償額を決めるなどという事はあってはならない。

一部勝訴.jpg

今年3月17日には、群馬・前橋地方裁判所で、福島原発事故の国と東京電力の過失責任を問う住民訴訟の、全国初の判決が出た。

賠償額が少ない事は問題だが、津波予見性の瑕疵など、東京電力と国の責任を同等に認め、避難指示区域の内外を問わず、避難の合理性も認定された。

国と東京電力には、同等の責任があるのだ。国は責任を放棄してはならない。

(報告文:小林アツシ)
posted by あつこば at 18:30| Comment(1) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月18日

DVD『基地はいらない、どこにも』が発売して10年!

DVD『基地はいらない、どこにも』ができたのは10年前。
2007年の1月18日に、東京の中野ZEROで完成試写会を行いました。

『基地はいらない、どこにも』

この作品をつくり始めたのが、いつ頃なのかははっきりしていません。それまでに私が別の映像作品やテレビ番組のために取材した映像を集大成し、この作品のために長期間の追加取材をして完成させたからです。

さらに以前の、過去のアーカイブスからの映像も使用していますが、私自身が取材した映像でもっとも古いのは、2004年に初めて沖縄の辺野古で取材した映像です。ですので、そこから数えると『基地はいらない、どこにも』が完成するまでに2年以上かかった事になります。

その間の仕事としては、神奈川県の基地に反対する運動を中心にした『黙っていると100年先も基地の街』という作品もありました。
その作品をつくった頃、プロデューサーと「神奈川だけじゃなくて日本中の米軍基地の問題として捉えた作品をつくりたい」という話をしていました。

ところが、その作品をつくるためのお金を出してくれるところがなく、どうしようかと思っていたらプロデューサーが自分の退職金の一部を出してくれて、制作会社の日本電波ニュース社が出せるお金と合わせて、自主制作の映像作品としてつくる事ができました。

そうして完成した『基地はいらない、どこにも』は、DVDを買ってくださった方はいたものの、結果的には、赤字になってしまいました。とはいえ、私がつくった社会的な映像作品としては、自分自身でいちばん納得ができる作品をつくることができました。

その後、『どうするアンボ』というDVDをつくった後は、社会的な映像作品はあまりつくらなくなりました。そのひとつの理由は、自分がいちばん伝えたかったことは、『基地はいらない、どこにも』で出し切ったという感覚があるからです。

取材をしている間はこの作品をどうまとめようか悩みましたが、全国各地の基地を取材している間に、すこしずつ「これを伝えるべきだ」という確信が持てるようになりました。

基地問題で翻弄される人たち、米軍基地や軍需産業で働く人たち、日本の基地から出撃した軍隊に殺される人たち……、さまざまな人を見て、取材して、この作品ができました。

DVD『基地はいらない、どこにも』、ぜひ、ご覧いただければと思います。

http://www.ndn-news.co.jp/shop/order.cgi

以下の画像は、完成試写会当時のチラシです。
shisha-B01.jpg
posted by あつこば at 10:51| Comment(7) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月16日

【天皇メッセージ】「皇室典範」は「象徴天皇」は、どうする?

今月8日に宮内庁が「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」を発表しました。

特定の身分の人にだけ「陛下」という特殊な敬称を付けるのは平等ではないと思いますので、ここでは役割としては「天皇」、現在天皇である人物については「平成天皇」と書く事にします。
「大正天皇」や「昭和天皇」などという呼び方はその人物が死んでから使うものだと主張している人たちもいるようですが、ここではわかりやすくするために「平成天皇」または「今の天皇」と書きます。

人によっては「明仁」と呼び捨てで呼ぶ人もいます。そう呼ぶべきだとする意見もわからなくはありません。私自身は、「天皇制」という制度には問題があるものの、今の天皇はなかなかの人格者で、もの凄く考えて努力しているんじゃないかと思っていますので、親しみを込めて「明仁さん」と書いてもいいと思いますけど、まあ知り合いでもないですしね。

そして今回の「おことば」は、英語でのタイトルが「Message from His Majesty The Emperor」となっていますので、「天皇メッセージ」または「メッセージ」と表記する事にします。

天皇メッセージは、以下で動画と文章が公開されています。
http://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/12

20160808天皇メッセージより

■高齢になったら引退できるように「皇室典範(てんばん)」を改訂したほうがいい

このメッセージの中で平成天皇が主に訴えたかった事は、天皇が年老いて体が動かなくなっても死ぬまで天皇を続けるのではなく、健在なうちに次の天皇に引き継ぐ、いわゆる「生前退位」を認めてほしいという内容だと理解できます。そして今の天皇は、昭和天皇が死んだ時のような大騒ぎで、今後、国民や天皇家に影響が及ぶ事も心配しています。

《》
《続きを読む》
posted by あつこば at 16:41| Comment(1) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月02日

DVD『ニッポン・戦争・私 2015』上映権付き1000円で頒布中!

私もスタッフをしている「ビデオアクト」が昨年企画したオムニバス動画企画『ニッポン・戦争・私 2015』が、上映権付き1000円で頒布中です。
http://www.videoact-shop.com/2016/723

『ニッポン・戦争・私 2015』DVDw500.jpg

この企画と上映会についてはビデオアクトのブログに書きました。
http://videoact.seesaa.net/article/436613845.html

私自身も3分間の動画を作成して参加しましたので、ここでは自分の作品について書いておきます。

ビデオアクトの3分動画オムニバスの企画は、これまでにも何度か行われていて、私は『3.11』の時以外は毎回参加しています。
http://www.videoact-shop.com/?search-class=DB_CustomSearch_Widget-db_customsearch_widget&widget_number=preset-2&cs--0=%E3%83%93%E3%83%87%E3%82%AA%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%88&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2

「戦争」や「憲法」をテーマにした募集は、すでに何度も行われています。今回の『ニッポン・戦争・私 2015』は、これまであまり表現していなかった「私」について3分間の動画をつくることにしました。

「自分は、なぜ『反戦』なのだろう?」
「自分が、これまでやってきたことは、なんだったんだろう?」
「そして、自分はこれからどうするんだろう?」
などと考える、よい機会になりました。

できあがった作品は、自分のなかでは3分という限られた時間内に凝縮した達成感がありましたが、他の人の視点で観ていただいた場合にどのように感じてもらえるのかは、よくわかりません。

いろいろな理由で、今回の自分の作品は、ネットでは公開しないことにしました。
 
追記:
「2015」を「2016」と間違えて記載していまして、ご指摘をいただき修正しました。
『ニッポン・戦争・私 2015』には、昨年、安保法制に反対する声が大きくなった頃の映像も、たくさん含まれています。
 
posted by あつこば at 17:52| Comment(19) | TrackBack(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月31日

【静止画】安保法案・国会前 2015.08.30

きのうの国会前での、
『安倍政権は、ただちに退陣』
『いますぐ退陣』
『退陣! 退陣!』
というリズミカルなコールが、脳内でヘビーローテーションしてます(笑)。

動画はこちらです。
「安保法案・国会前 2015.08.30」
http://youtu.be/MxfWG5V7VU0

動画を見づらい方のために、静止画もつくりました。
(クリックすると拡大します。)

プラカードと国会議事堂の間に、マスコミが空撮してるヘリが写ってます。
NO WAR 議事堂 ヘリ

国会前は人でごった返して身動きができない状態になった!
国会前は人でごった返して身動きが取れない状態

さっきまでは無かったのに警察のバスが次々と来て国会議事堂の前は封鎖された。
警察のバスが次々と来て国会議事堂前は封鎖された

安倍政権に対して『退陣!』と叫ぶ人々
安倍内閣に対して「退陣!」と叫ぶ人々

『公明党は絶対平和主義を棄てたのですか?』と問いかけるプラカード
赤・黄・青は創価学会のシンボルカラー
公明党は絶対平和主義を棄てたのですか?

もの凄い数のプラカード群
プラカード群

『打倒! 自民安倍政権』
打倒安倍

野党の代表らが挨拶に来た。
野党の代表らが挨拶に来た

小沢一郎「いままでこういう集会に顔を出した事はほとんどありませんけれど今回だけはなんとしても阻止するために皆さんの前に立ちました」
志位委員長も「ヨシッ」
小沢一郎に志位委員長も「ヨシッ」

少し離れたところに移動したが、そこも人で溢れていた。
少し離れた場所に移動したが、やはり人でいっぱい

『アベ政治を許さない』 『GIVE PEACE A CHANCE』 『9条壊すな!』 離れたところからも、プラカードを掲げ、叫び続けている人たちがいた。
アベ政治を許さない

「私は創価学会二世です!」という人が、シンボルカラーの旗を掲げて、公明党に対して安保法案に反対するように要請する署名を呼び掛けていた。
「私は創価学会二世です!」という人たち
 


posted by あつこば at 13:30| Comment(22) | TrackBack(0) | 自衛隊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする