2008年12月31日

【動画】「年越し派遣村」開村式

厚生労働省の建物からも見える日比谷公園の霞門(かすみもん)近くに開村した「年越し派遣村」の開村式を取材しました。

http://jp.youtube.com/watch?v=mG_InRyy4NY&feature=channel_page



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2008年12月30日

【動画】イスラエル大使館への抗議行動

27日から4日連続、イスラエル軍がパレスチナのガザ地区で大規模な空爆を続けていて、報道によるとすでに370以上の方が亡くなったとされています。

テレビは年末番組がほとんどで、この問題はあまり多く報道されていません。

本日14時すぎ、東京にあるイスラエル大使館の前で抗議行動が行なわれ、緊急の呼びかけにもかかわらず多数の人が集まりました。



手作りのプラカードや他言語でのアピールなどに、それぞれの思いが示されていました。



過去に行なわれた行動と同様に、イスラエル大使館側の人は現われませんでしたが、申入書は郵便受けに入れてイスラエル大使館に届けられました。

申入書の文章は以下にあります。
http://midan.exblog.jp/10479657/

動画は以下です。
http://jp.youtube.com/watch?v=b5i_b64MvI4&feature=channel_page


この行動の後、イスラエル大使館前には日本山妙法寺などの方が来ていたり、NGO共同での16時からの申し入れ行動もありましたが、残念ながら時間の関係で取材できませんでした。
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2008年12月16日

「レイバーフェスタ2008」でソウル・フラワー・アコースティック・パルチザン!

12月20日に東京ウィメンズプラザホールで行なわれる「レイバーフェスタ2008」にソウル・フラワー・アコースティック・パルチザンが登場します。

「レイバーフェスタ」というのは、極めて大雑把に言うと「働く人達(+働きたくても仕事がない人達)の文化の祭典」みたいなもので、今年で7年目を迎えます。
「労働運動の中にもっと文化を!」と、実際の労働現場で働く人達から、労働運動に思いを寄せるプロまでが入り乱れて、映画・音楽・演劇・川柳などさまざまな表現を発表するお祭りです。

ソウル・フラワー・アコースティック・パルチザンは、ソウル・フラワー・ユニオンの別ユニットです。実は私もDVD『ライヴ辺野古』のボーナストラックで初めて知りました。先日、東京 吉祥寺で行なわれたライヴに行ってきましたが、アコースティックな楽器による小編成で、なかなかいい感じでした。

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上記の画像がレイバーフェスタのチラシです。なんだかちょっとコワイ感じの顔(笑)がデザインされてます。実際にはこんなにコワイ顔ではありませんが。
http://laborfesta.exblog.jp/9054248/
デザインした人は「念願のソウル・フラワーが出演!」ということで、かなり気合いを入れて作ったようです。

レイバーフェスタの関係者は、「聞け万国の労働者」「がんばろう」「インターナショナル」などを期待しているようですが、アコースティック・パルチザンの編成でそれらの曲をやるのかどうか、私は不明です。いずれにしても、なかなか楽しみです。

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■開場10:30 終了20:30 ライヴ19:00〜(予定)
■料金;前売1,500円/当日2,000円
*出入り自由
*賛同人・障がい者・学生・失業者 各200円引き
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だそうです。

メール受付もあります。
http://vpress.la.coocan.jp/yoyaku-festa.html

場所は東京ウィメンズプラザホール(東京都渋谷区神宮前5-53-67)
以下に地図があります。
http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/contents/map.html

「レイバーフェスタ2008」の内容は以下で詳しく紹介されています。
http://qrl.jp/?284506

この中の15時から始まる第3部「映像メッセージ〜世界から日本から」では、さまざまな制作者が作った3分ビデオを上映しますが、その中の特別企画として、先日の「麻生邸ツアー」不当逮捕事件に関する映像プレゼンテーションを行ないます。
yudedako-w1-249.jpg yudedako-w2-249.jpg
今回のために編集し直した特別バージョンの映像を上映し、YouTubeで約30万回再生された映像はどのようなプロセスでアップされたのか、そして、こうした映像を使ったアクションでの留意ポイントなどを解説します。

「麻生邸ツアー」に関しては、12月23日に「渋谷ミステリーツアー」と題して追加ツアーが行なわれるようです。
前回は麻生邸を見に行くという自由が不当に奪われた形になりましたが、今回の案内は「伏せ字」になっています。
http://asoudetekoiq.blog8.fc2.com/blog-entry-59.html
http://d.hatena.ne.jp/festa_hansen/20081211


いわゆる「派遣切り」をはじめとして、働く人達(+働きたくても仕事がない人達)をめぐる環境は、極端に厳しくなっています。こうした状況を打開するためにも「文化の祭典」に集いましょう!

「レイバーフェスタ2008」ブログ
http://laborfesta.exblog.jp/
ラベル:映像 音楽 公安 麻生
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2008年12月12日

事故を起こした戦闘攻撃機 F/A-18とは?

(2009年1月8日改訂)

今月8日(現地時間9日)カリフォルニア州サンディエゴ近郊の住宅地に米軍の戦闘機が墜落しました。この事故で2棟の住宅が破壊され炎上し、幼い2人の子供を含め4名の方が亡くなりました。事故の原因はエンジンの異常だとされています。

米軍機によって子供の命を奪った大きな事故は、日本でも起きています。

1959年の沖縄の事故ではジェット機が民家35棟を破壊した後、小学校に激突、炎上し、児童11名を含む17名の方が亡くなりました。

1977年の横浜の事故では、2人の幼い子が亡くなり、その母親も4年後に亡くなりました。事故直後に焼け跡でピースサインをする米軍関係者の写真が残っています。
002-trim200.jpg 004-trim200.jpg
(DVD『黙っていると100年先も基地の街』より) http://kichidoko.exblog.jp/6644818/

今回、事故を起こしたのは戦闘攻撃機 F/A-18です。(FA-18、F-18と表記されることもあります。)
日本にも配備されています。『報道STATION』でのインタビューでの情報によると全部で96機です。

戦闘機というのは、敵の航空機と空で戦うことが主な目的とされています。F/A-18の場合は、それに加えて地上や海上を攻撃する能力があるので戦闘攻撃機と呼ばれています。他の戦闘機と比べて特に騒音が激しいとも言われています。

そしてF/A-18は「空母艦載機」でもあります。

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(米軍のサイトより)

空母に着艦するためには専用の装備などが必要になります。ちなみに、青森県 三沢(みさわ)基地に配備されているF-16、沖縄県 嘉手納(かでな)基地に配備されているF-15などは空母艦載機ではありません。

アメリカ本土以外で米空母の母港になっているのは世界でも横須賀だけです。横須賀を母港にしている空母に搭載されるF/A-18をはじめとした第5空母航空団は、神奈川県の厚木基地を拠点にしています。

FA-18_atsugi.jpg
画像は厚木基地でのF/A-18。「正月三ヶ日は騒音を撒き散らして飛ぶのをやめてほしい」という地元の要請にもかかわらず1月3日に初飛行を行なった時のものです。

横須賀の空母と厚木基地の戦闘機はセットになっています。
今年9月に原子力空母「ジョージ・ワシントン」と交代するまで横須賀を事実上の母港にしていた「キティホーク」は、2003年に自衛隊から間接給油を受け、イラクへの攻撃に参加しています。
http://atsukoba.seesaa.net/article/58797668.html
http://atsukoba.seesaa.net/article/62329553.html

F/A-18は山口県の岩国基地にも配備されています。厚木基地のF/A-18は海軍ですが、岩国基地のF/A-18は海兵隊に所属しています。

そして米軍再編では厚木基地のF/A-18をはじめとする空母艦載機が岩国基地に移駐することになっています。岩国市ではこの問題を巡って2006年3月12日に住民投票が行なわれました。
http://jp.youtube.com/watch?v=-CN1gfnk1GM

戦闘攻撃機 F/A-18には、A型からF型までがあります。

一人乗りが、
F/A-18AからF/A-18C、そしてF/A-18Eに強化され、

二人乗りが、
F/A-18BからF/A-18D、そしてF/A-18Fに強化されています。

F/A-18EとF/A-18Fに関しては、前の方とは別物というぐらい変わっています。
愛称も、A型からD型までのF/A-18が「ホーネット(スズメバチ)」だったのに対して、F/A-18E/Fは「スーパーホーネット」(またはライノ)と呼ばれています。

2006年に発売された『全国エアベースウォッチングガイド』によると、
厚木基地(米海軍)に配備されている機体は、F/A-18C、F/A-18E、F/A-18Fで、
岩国基地(米海兵隊)に配備されている機体は、F/A-18A+/C、F/A-18C、F/A-18Dとなっています。(ただし外来機として他の型の機体が来ていることも多いようです。)
今回、事故を起こしたのはF/A-18Dで、岩国基地にも同型の機体が所属しているわけです。

iwakuni.jpg
画像は岩国基地を飛び立つF/A-18。この画像からは型名まではわかりませんが。

実は、岩国基地のF/A-18はD型も含め、今回の事故が起きた前後も沖縄の嘉手納基地に飛来し沖縄周辺で米空軍と合同訓練をしています。

F/A-18のA〜D型は、先月「欠陥の可能性がある」とされ、一部が飛行停止措置になっていたそうです。
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2008-12-09-E_1-005-2_001.html?PSID=bb998178708262c1bda1cc6d0fe75721

米空軍との合同訓練は今回が初めてだそうですが、実は沖縄には以前から米海兵隊や米海軍のF/A-18が頻繁に飛来していました。普天間基地にもF/A-18は来ています。

調べてみたら、2005年11月
http://www.rimpeace.or.jp/jrp/okinawa/seriesmiru30.html
2008年1月
http://www.rimpeace.or.jp/jrp/okinawa/080115hornet.html
などが確認できました。

嘉手納町のサイトによると「FA-18戦闘攻撃機の半ば常駐化」と書かれていました。
http://www.town.kadena.okinawa.jp/mati2/base.html

恥ずかしながら私はこのことに気が付いていませんでした。
嘉手納基地といえばF-15戦闘機の深夜早朝の離陸による爆音、普天間基地といえば2004年のCH-53ヘリの墜落事故などをすぐに思い出しますが、外来機についてはほとんど知りませんでした。

なぜ自分はF/A-18が沖縄に飛来していたのに気が付いていなかったのか、今後の教訓とするために、ちょっと考えてみました。
それはおそらく、米軍再編の計画としては明らかにされていなかったから、だと思います。

米軍再編の日米両政府の合意文書によると、
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/g_aso/ubl_06/2plus2_map.html
↓ここから引用[m:151]
--------------
当分の間、嘉手納飛行場、三沢飛行場及び岩国飛行場の3つの米軍施設からの航空機が、千歳、三沢、百里、小松、築城及び新田原の自衛隊施設から行われる移転訓練に参加する。双方は、将来の共同訓練・演習のための自衛隊施設の使用拡大に向けて取り組む。
--------------
↑引用ここまで[m:140]
とされています。

日本政府は、米軍再編は「沖縄をはじめとして基地のあるところの負担軽減」のために行なうなどと言ってきました。

私は「負担軽減」などまやかしだと言ってきましたが、どうやらそれでもダマされていたようです。ヤマト(本土)の基地から沖縄の基地に訓練をしにいくというのはチェックできていませんでした。

上記の米軍再編の計画を図に表すと以下のようになります。このブログでも紹介してきました。
kunren_iten.jpg
これだと嘉手納基地には訓練は行かないように見えてしまいますね。

厚木基地から岩国基地にF/A-18などの空母艦載機が移駐してきた場合、空母が日本にいる間(年間200日)は岩国基地にもともといたF/A-18の部隊が「玉突き」のように沖縄に来るのではないかという懸念も持たれています。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-29470-storytopic-9.html

これは米軍再編の計画では隠されていた可能性があります。

嘉手納基地や普天間基地に、もともとどの程度、F/A-18などが来ていたのか、その頻度はどのように変化しているかなど、ご存じの方がいらっしゃいましたら教えていただけると幸いです。

今回事故が起きたのはカリフォルニア州のミラマー基地です。この基地についてもあらためて書きたいと思います。
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2008年12月11日

新テロ特措法は憲法違反

新テロ特措法(補給活動継続法)の延長が明日にでも採決されてしまいそうです。

つい間違ってしまいそうなので整理しておきますが、この間、自衛隊を海外に派兵(派遣)する特措法(特別措置法)は、大きくは二つありました。

■テロ特措法
■イラク特措法

まず、「テロ特措法」ですが、9.11の事件が起きてアメリカがアフガニスタンに報復するための攻撃をすることになり、それに合わせてできたのが「テロ特措法」です。

「テロ特措法」は給油活動以外に航空自衛隊による輸送活動も含まれていました。
C-1yokota.jpg
上記の画像は「テロ特措法」に基づき、東京都にある米軍横田基地で米軍の物資を輸送していた航空自衛隊のC-1輸送機です。その後、航空自衛隊のこの活動は終了しました。

海上自衛隊の補給活動はその後も続きます。「テロ特措法」は時限立法だったので、その後、3回も「改正」されて給油活動が延長しましたが、去年、安倍首相が政権を投げ出したこともあり「改正案」が成立せずに、自衛隊はインド洋での給油活動からは一度、撤退しました。

そして、今年に入っていったん参議院で否決されたものを衆議院で「3分の2」で成立させたのが、「新テロ特措法(補給活動継続法)」ですね。

政府は「補給支援法」と呼んでほしかったようです。「支援」という言葉を入れることで、戦争に協力しているというニュアンスをやわらげたかったんでしょう。防衛省も、以下のポスターを駅に貼るなど「補給支援」の必要性を宣伝してきました。
terro-200.jpg
(防衛省が貼ったポスター)
政府や防衛省の思惑には合わせずに「給油延長法」と呼んだり「新テロ特措法」と呼ぶメディアが多いです。ちなみに朝日新聞では「補給支援特措法」と呼んでいました。
http://www.asahi.com/politics/update/1210/TKY200812100299.html

本質的には、9.11をきっかけとしてアメリカが一方的に始めた「対テロ戦争」の支援であるのが実態ですから、「新テロ特措法」と呼ぶべきだと私は思っています。

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さて、「イラク特措法」ですが、これはアメリカが起こしたイラク戦争に合わせてできたものですね。

主に陸上自衛隊と航空自衛隊が活動をしてきました。
陸上自衛隊は2006年に撤退し、航空自衛隊も年内に撤退する予定です。

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(左の画像は『軍需工場は、今』、右の画像は航空自衛隊のサイトより)

航空自衛隊の活動については、名古屋地方裁判所で「憲法9条に違反する活動を含んでいる」という判断がされました。それに対して「(隊員の)心境を代弁すれば『そんなの関係ねえ』という状況だ」と言ったのは、先日更迭された田母神 航空幕僚長でしたね。

航空自衛隊がイラクで何をやってきたかというと、米軍を中心とする多国籍軍の兵士や物資を輸送していました。つまり直接の軍事行動ではありませんが、「後方支援」という名のもとで戦闘行為の重要な要素を担ってきたのです。

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(補給艦帰国関連行事にて。「麻生太郎オフィシャルサイト」より)

「新テロ特措法」に話を戻します。国会審議で麻生首相は、自衛隊が行なっている給油活動について「明らかに武力行使には当たらず、活動地域は非戦闘地域であり、憲法9条違反に当たることはない」と発言しました。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008101700702

このブログでも何度か書いてきましたが、自衛隊がテロ特措法のもとで直接給油したり間接給油した燃料は、アフガニスタンやイラクの戦争に直接使われています。
http://atsukoba.seesaa.net/category/4559315-1.html

「イラク特措法」による航空自衛隊の活動が「憲法9条に違反する活動を含んでいる」と言われたように、「新テロ特措法」による海上自衛隊の活動も憲法9条に違反する活動を含んでいるのです。
ラベル:自衛隊 麻生
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2008年12月01日

VIDEO ACT! 反戦プロジェクト Re-Mix!「ドキュメンタリー祭」で上映

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【画像以外は転載歓迎】

渋谷のアップリンク・ファクトリーで「VIDEO ACT! ドキュメンタリー祭」が開催されています!
これはビデオアクトの10周年記念として企画されたもので、ビデオアクトで取り扱っている豊富な自主ビデオの中から毎日、違ったプログラムを上映をするというものです。
http://www.videoact.jp/screening/08special.htm
http://www.uplink.co.jp/factory/log/002804.php

この企画で12月2日に上映するために「反戦プロジェクト Re-Mix」を作成いたしました。

「VIDEO ACT! 反戦プロジェクト」というのは、2001年にアメリカがアフガニスタンに攻撃を始めた時に怒りの勢いで始めたネットでの映像配信です。当時はネットでの映像配信がいまほどは多くない頃で、さまざまな方が映像配信に参加してくださいました。

「VIDEO ACT! 反戦プロジェクト」
http://homepage3.nifty.com/atsukoba/vact/war/

この中の膨大な量の映像の中から重要だと思われるものをピックアップして再編集、さらに9.11以後、東京で最初に行なわれた反戦デモ(9月17日)などの未公開映像を加えています。

久しぶりに見直してみたら、あらたに気が付くことがあったり、なかなか「ぐっとくる」シーンも多かったです。
ぜひ、この機会にご覧いただければと思います。

明日、12月2日(火)、20:30〜 『基地はいらない、どこにも』と同時上映です。

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