2009年11月29日

ブログのコメント欄について

ブログのコメント欄について書いておきます。

このブログは、コメント欄への書き込みに関しては原則として削除していません。(明らかにエロ系のスパムだとわかるものは削除するようにしています。)

政治的な問題について書いているブログは、反対意見を持っている人達がコメントを書き込むことが多くなります。

主義主張が違っていても、きちんとした礼儀作法で、私が知らない情報や別の視点での考え方を教えてくださる方には感謝します。
私自身の仕事など他にもやらなければならないことがありますので細かく反応はできないのですが、次の文章を書く時に反映するなどの方法でお応えしていきたいと思います。

一方で、ただ単にケチを付けたいだけのような揚げ足取りや自分の感情を書き殴っただけのコメントも少なくありません。
ネットに書き込む時の動機として、肯定するよりも否定するほうがエネルギーが沸くのでしょう。

そんな世相を反映してか(?)、世の中にはこんなサイトも登場したようです(笑)。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/27/news058.html

ところで、私のブログのコメントの中には、
↓ここから引用
--------------
最近ウワサの旬のサヨクとの議論モドキができる場と聞いてやってきました。
--------------
↑引用ここまで
などと書いているものがありました。このブログのURLがどこで晒されていたのかは知りませんが、こんな動機でコメントを書いてくる人物を相手にしても時間の無駄ですね。

最近では、他人のハンドル名を詐称して書き込むという悪質な行為が見られました。

さらには、やはり他人のハンドル名を使って同じ言葉をコピペして羅列しただけという、誰から見ても荒らしだとわかる書き込みまで出てきました。
http://atsukoba.seesaa.net/article/129938420.html#comment

このブログはハンドル名を書かなくてもコメントを書き込むことができます。にもかかわらずわざわざ他人のハンドル名を使うのはマナー違反でしょう。

タチの悪い連中でも少しは役に立つ要素があります。それは単なる賑やかしです。善意でアクセスしているかどうかは別にして、ブログのアクセス数はあがります。私自身はあまりアクセス数にはこだわっていませんが、検索して上位に上がったほうがさらに多くの方に読んでいただけるというメリットはあります。

しかしながら、同じ言葉をコピペして羅列しただけという今回のコメントのような状態がエスカレートするようですと、ブログのコメント欄自体が機能しなくなります。

荒らしをしている人物のIPはわかっています。
どういう対処をするのがベストか、皆さんのご意見もうかがってみたいと思います。
ラベル:ブログ
posted by あつこば at 10:17| Comment(25) | TrackBack(3) | ブログについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月22日

日米の閣僚級協議と名護市長選

いわゆる「普天間移設」に関して、日米間の閣僚級協議(ワーキンググループ)の第二回が連休明けにも開かれそうです。

防衛省は、沖縄 辺野古(へのこ)での米軍基地の建設を認めさせるために、「沖縄の負担軽減策」をオマケに付けた案を提出しました。

北澤防衛大臣によると「今の時点で考えられる最良の方法」だそうです。
http://www.mod.go.jp/j/kisha/2009/11/20.html

しかし、その案は「寄せ集めの打開策」と批判されています。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-153074-storytopic-53.html

目新しいものは何もなく、日本を守っているわけではない海兵隊のグアム移転や、嘉手納基地での爆音の削減など、そもそも辺野古に基地を造らなくてもやらなければならないことや、日米地位協定の改善や思いやり予算の減額など、やって当たり前の内容ばかりです。

この程度の案で沖縄の人達が納得するわけはありません。

沖縄では来年1月24日に辺野古がある名護市で市長選挙が行なわれます。基地建設に反対している候補者が一本化されましたので、現在の辺野古の案で「基本合意」した島袋市長は不利になっています。

額賀防衛庁長官と島袋市長の「基本合意」
(画像は防衛白書より)

鳩山首相は、来年1月の名護市長選挙と来年末頃の沖縄県知事選挙の「中間くらいで結論が必要になってくる」と10月16日に発言していました。
http://www.asahi.com/politics/update/1016/TKY200910160486.html

それに対して岡田外務大臣や北澤防衛大臣は、年内に結論を出そうとしています。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009111802000052.html

昨日、毎日新聞は「首相、年内に結論 現行案軸に修正検討」などという見出しを朝刊の1面トップに掲げました。
↓ここから引用
--------------
鳩山首相は20日、首相官邸で記者団に対して、普天間問題に関する日米閣僚級作業グループが出す結論と自らの最終決断との関連について「私の思いも含めて議論していくことになり、まったく別な話が出てくるということでもない」と述べた。
--------------
↑引用ここまで
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091121ddm001010004000c.html

「まったく別な話が出てくるということでもない」という発言が、「現行案軸に修正検討」という見出しになったようです。
それにしてもセンセーショナルな見出しです。よく読むと
↓ここから引用
--------------
「他の選択肢も引き続き探る」との姿勢は年明け以降も維持したい考えだ。
--------------
↑引用ここまで
とも書かれています。
センセーショナルな見出しを目立たせて売上げを上げようと言う意図を感じてしまいます。

NHKでは以下のように報道されています。
↓ここから引用
--------------
鳩山総理大臣は
【中略】
一部報道が「今の日米合意に沿って、年内に結論を出す方針を固めた」と伝えたことについて、鳩山総理大臣は東京都内で記者団に対し、「まだまだそんな段階ではとてもない。まったくの推測でそういう話が出ていると思うが、そういう状況ではまるでない」と述べました。
--中略--------
鳩山総理大臣は「これから日米でしっかりと協議して、沖縄県民の思いをできるだけ反映させられるよう努力しないといけない。最初から期間を限定されたら交渉がきわめてやりにくくなる」と述べ、県民の負担軽減と同時に、アメリカ側も受け入れ可能な案を見いだすことが重要で、あらかじめ結論を出す時期を決めるべきではないという考えを示しました。
--------------
↑引用ここまで
http://www.nhk.or.jp/news/t10013940421000.html

日々の報道に一喜一憂していると、なかなか疲れますね。
目先にとらわれてる本質を忘れてしまいます。
そもそも「普天間基地」は必要なのかという根本的なところから、きちんと考えるべきですね。
普天間基地については以下に書いてます。
http://atsukoba.seesaa.net/article/126373072.html

posted by あつこば at 06:11| Comment(8) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月18日

『基地はいらない、どこにも』ぜひ、ご活用ください!

15日の上映&トーク&沖縄料理&泡盛は、お陰様で盛況でした。
いままでネットでのやりとりだけだった方にお会いできるなど、貴重な時間でした。

9月に民主党中心の政権ができて以来、沖縄 辺野古(へのこ)での基地建設計画(いわゆる「普天間移設」)の件が連日、テレビや新聞をにぎわせています。

DVD『基地はいらない、どこにも』

『基地はいらない、どこにも』では、1995年から現在の日米合意案にいたる過程をわかりやすくまとめています。また、岩国、厚木、横須賀、座間、相模原などの事例や、米軍再編計画についても解説しています。

DVD、またはVHSは以下で購入することができます。
http://www.ndn-news.co.jp/shop/pickup/kichidoko.html

少人数でも上映会等を企画していただけると歓迎します。この機会に、ぜひご活用ください。

posted by あつこば at 17:03| Comment(1) | TrackBack(3) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月13日

15日(日) は上映とトークと沖縄料理と泡盛とお祭り!

http://atsukoba.seesaa.net/article/131848959.html
でも紹介しましたが、15日(日) に『基地はいらない、どこにも』を上映していただける東京国立の居酒屋「木乃久兵衛:キノ・キュッヘ」に下見に行ってきました。

地下のなかなか広い店でスクリーンも大きく見やすいです。
「沖縄フェア」は年に二回ほどやっていて、今回も食材を仕入れるためにマスターが沖縄に行ってきたそうです。

『基地はいらない、どこにも』チラシ

今回のイベントは、
「国立つじつじ祭」
http://www.geocities.jp/tujitujinotuji/2009festival/sankaten.html
と連動したものだそうです。

場所は以下です。
東京都国立市西2−11−32 B1 居酒屋「木乃久兵衛:キノ・キュッヘ」
http://qrl.jp/?308353
国立駅南口のロータリーから、パン屋「神戸屋」の左側の道に入ると左側に「西友」が見えてきます。その道(富士見通り)をズンズンズンズン行くと、15分ぐらいで左側に中華「丸吉」の看板(店は閉店してしまったようです)、そのすぐ先に今月は「沖縄そば」のノボリが出ています。

皆さん、ぜひ、お会いしましょう!


posted by あつこば at 17:16| Comment(1) | TrackBack(1) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月12日

「日米同盟」とは?

明日13日にオバマ大統領が来日します。日米首脳会談では、「日米同盟」以外にも、環境関連のエネルギー技術、新型インフルエンザ対策、気候変動問題など、さまざまなテーマについての話し合いが行なわれるようです。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091111-OYT1T00634.htm

今回の日米会談で特に注意しなければならないと思ったのは、以下の点です。

↓ここから引用
--------------
鳩山由紀夫首相とオバマ米大統領との13日の日米首脳会談で、2010年の日米安保改定50周年に向けて日米同盟を発展させるための政府間協議を開始することで合意することがわかった。
--------------
来年11月に予定されているオバマ大統領訪日にあわせてとりまとめる方針で、「新安保宣言」として策定することも検討する。
--------------
↑引用ここまで
http://mainichi.jp/select/world/news/20091111dde001030013000c.html

来年に出されるかもしれない「新安保宣言」というものが気になります。

「新安保宣言」について考える前に、まずは、上記の報道などでも当たり前のように使われている「日米同盟」という言葉について考えてみます。

作家の森達也さんは以下のように書いています。

↓ここから引用
--------------
「日米同盟」という言葉を、最近のニュースや新聞の紙面で、きっとあなたも何度か聞いたり読んだりしているはずだ。ならば考えてほしい。この言葉は昔からあっただろうか。
--中略--------
建前としては、日本に軍隊は存在していない。だから他国との(軍事)同盟など、論理的にはありえない。
--------------
少なくとも1981年までは、日米同盟という言葉が公式に使われたことはない。ところがこの年に訪米した鈴木善幸首相とレーガン大統領との共同声明に、「日米両国間の同盟関係」なる言葉が突然現れた。
--------------
実際の会談では使われていない。帰国後にこれを知った鈴木首相は、閣議で強い不満を表明して、伊東正義外相と外務次官が責任をとって辞任した。かつては「同盟関係」という言葉ですら、これほどに問題になったのだ。
--------------
↑引用ここまで
http://diamond.jp/series/mori/10022/

かつては「日米同盟」という言葉を使うこと自体が非常に問題になったわけです。
同様のことを、早稲田大学法学学術院教授、水島朝穂さんも書いています。
http://www.asaho.com/jpn/index.html
http://www.asaho.com/jpn/bkno/2006/0501.html
↓ここから引用
--------------
「同盟」とは軍事同盟のことである。「日米同盟」という物言いが、おおらかに、あっけらかんと使われるようになって久しい。
--中略--------
近年では、「日米同盟」という言葉がメディアに氾濫しているが、日本国憲法のもとで同盟が当然に認められるものではないことへの自覚があまりにも足りない。
--------------
日本国憲法は、その国際協調主義(前文・98条)と、憲法9条の無軍備平和主義とがセットになって、実は軍事同盟を原理的に否定している、と私は考えている。
--------------
↑引用ここまで

国際協調主義と平和主義・戦争放棄を憲法で掲げる日本では、「日米同盟」はそもそも認められないはずです。

ところが、1996年に橋本首相とクリントン大統領の間で交わされた「日米安保共同宣言」では、公式文書のなかで「日米同盟」という言葉が使われるようになりました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/hosho/sengen.html

橋本首相とクリントン大統領
(画像は外務省のサイトより http://qrl.jp/?298289

その後、さらに「世界の中の日米同盟」という表現が使われ始めます。2003年5月に小泉首相とブッシュ大統領が会談した時に使われ、
http://qrl.jp/?303287
2006年に発表された「新世紀の日米同盟」で、共同文書に初めて「世界の中の日米同盟」という表現が明記されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/s_koi/cnd_usa_06/ju_doumei.html

小泉首相とブッシュ大統領
(画像は外務省『外交青書』より http://www.mofa.go.jp/mofaJ/gaiko/bluebook/2006/html/index.html)

「世界の中の日米同盟」という言葉が簡単に使われていますが、これも問題です。言葉だけの問題ではなく、いまや「日米同盟」は日米安保条約をも逸脱しています。

日米安保条約では「極東における国際の平和と安全のため」とされていた範囲が、1996年の「日米安保共同宣言」では「アジア太平洋地域」になっています。
そしてさらに、2005年の米軍再編の合意文書では「地域及び世界」へと拡大していたのです。
http://www.mofa.go.jp/Mofaj/area/usa/hosho/2+2_05_02.html

軍事評論家の江畑謙介さんは『米軍再編』の冒頭で以下のように書いています。(P10)

↓ここから引用
--------------
本来ならば【中略】日米安全保障条約は根本から見直しを行なわなければならないはずである。
--------------
また、日米安全保障条約に伴い、日本がどこまで米国と足並みをそろえて協力するのか、何を行なって何をしないのか、【中略】日本自身の意見として、国民のコンセンサスを得た上で明確な戦略を立てねばならないだろう。
--------------
↑引用ここまで

日米安保条約は、1951年に締結され、激しい反対を押し切って1960年に改訂されました。(衆議院を通過したこと自体が強行によるもので無効だという主張もあるようです。)

安保条約を改定するとかつてのように激しく反対される恐れがあるので、条約を改定することなく、1996年の「日米安保共同宣言」という文書で実質的な改定をしたのですね。これは「安保再定義」と呼ばれました。2005年の米軍再編は「安保再々定義」とも呼ばれています。

ここでもう一度、「日米同盟」という言葉に戻りましょう。
国際問題研究者の新原昭治さんは『日米同盟と戦争のにおい』で、以下のように書いています。(P59)

↓ここから引用
--------------
「日米同盟」とは、日米安保条約を土台にしながらも、安保条約からさえ逸脱した全地球的な日米共同の戦争体制の全体をいいあらわすために使われるようになった言葉です。
--------------
↑引用ここまで

特に米軍再編に関する合意文書
http://www.mofa.go.jp/Mofaj/area/usa/hosho/2+2_05_02.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/hosho/henkaku_saihen.html
についてジャーナリストの松尾高志さんの遺稿集『同盟変革』(P66、P89)では以下の指摘がされています。
↓ここから引用
--------------
安保条約の枠を越えた内容に変わってきているために、日米安全保障体制でなく日米同盟と言わざるを得ないのである。
--中略--------
指摘しておかなければならないことは、この合意文書がこうした周辺事態とグローバルな事態に自衛隊が軍事行動をとって共同対処することが日米安保条約のどこにも根拠がないことを、みずから認める記述をしていることである。
--------------
それは合意文書の次の一句−−−「日米安全保障体制を中核とする日米同盟」との規定である。ここで「日米同盟」が英文では大文字のアライアンスとして最初に出てくる。
--------------
問題は、それに続けてその「中核」とされたものが「日米安全保障体制」だが、ここで「体制」と記述している文言は、正式の英文では「arramgements」(諸取り決め)となっている。つまり、日米安保条約だけではなく、それを含めた諸取り決め(複数の文書)が「日米同盟」を構築しているという意味である。
--------------
この諸取り決めとは、たとえば新ガイドライン、日米安保共同宣言、ACSA(日米物品役務相互提供協定)などを意味していよう。
--------------
↑引用ここまで

つまり、安保条約を改訂することなく、いくつもの合意文書を作って実質的な安保改訂をし、しかも自衛隊が海外派兵する実態がどんどん進んでいるというわけです。

松尾高志さんの講演録には、以下の発言もあります。
http://comcom.jca.apc.org/heikenkon/2006/060428matsuo/matsuo_2.html
↓ここから引用
--------------
日本政府はぼやかしていますが、アメリカははっきりと、もはや日米同盟は日米安保条約のみによって成り立っていないという認識を持っている。本質的には日本の政府の側もそういう認識に立っている。
--------------
ですから小泉さんもアフガニスタン戦争やイラク戦争に参戦するに当たっては、「安保体制に基づいて」とは言わないで、「日米同盟に基づいて」と言うようになっている。つまり日米同盟というふうに表現する以外にない、そういう中身の安保体制に切り替わっているということです。
--------------
↑引用ここまで

初めての日米首脳会談
(画像は首相官邸のサイトより、初めての日米首脳会談 http://www.kantei.go.jp/jp/hatoyama/actions/200909/24ny.html)

さて、今回の日米首脳会談で合意した後始まる政府間協議について、最初の頃に紹介した毎日新聞の記事からの引用を続けます。

↓ここから引用
--------------
政府間協議では、日米同盟を日本が「基軸」、米国が「礎石」とする立場を確認し、同盟重視の姿勢を強調。そのうえで協議の目的を「日米同盟の次の50年に向けて、幅広い協力を進め、相互関係を深化し、拡大する」ことと位置付ける。
--------------
具体的には、96年4月の橋本龍太郎首相とクリントン米大統領による日米安保共同宣言を基礎とし、それを強化する形とする。2国間の安全保障分野だけではなく、世界経済や気候変動、核軍縮などのグローバルな課題でも、日米同盟を基礎に両国が協力して対処する方針を打ち出す。
--------------
↑引用ここまで

日米安保条約を逸脱した事態がさらに進展してしまいそうです。

毎日新聞の社説では、今回の会談について
http://qrl.jp/?304288
↓ここから引用
--------------
日米同盟の「再定義」の取り組みを進める出発点にすべきである。
--------------
↑引用ここまで
と書かれています。

日米間の今後の協議では、「日米地位協定」や「思いやり予算」など、日本が不当に不利益をこうむっているものが見直される可能性もありますが、それにもましてアメリカの世界戦略に合わせて「日米同盟」がさらに強化されていくことが懸念されます。

注意深く見ていく必要がありますね。
posted by あつこば at 16:15| Comment(38) | TrackBack(1) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アメリカは安保条約に違反している。海兵隊は日本に必要ない。

今回はめずらしくブログのコメント欄に対しての私からの意見を書きます。

http://atsukoba.seesaa.net/article/132325055.html#comment

2009年11月08日 20:28 「通りすがり」と名乗る人物のコメント

> 西太平洋・インド洋全域が
> 第3海兵遠征軍の責任区域なのは事実です。
>
> でもそれって、当然日本周辺も含まれて
> いる話で、日米安保6条で言う「極東」
> も「モロに」含まれています。

本文に掲載してある日米安保条約、第六条をきちんと読んでみてください。
「(前略)極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため、(中略)日本国において施設及び区域を使用することを許される。」
さらに簡単にすると「……するため、……することを許される」です。
つまり、「極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため」ではなく「西太平洋・インド洋全域」……つまり極東よりも広い範囲に出動するためという別の目的のために日本にある施設や区域を使用することは許されていないんですよ。

つまりアメリカは日米安保条約に違反しているのです。わかりましたか?


「通りすがり」と名乗る人物は、さらに、11月11日 01:35に以下の書き込みをしています。

> ちなみに、件の『日米同盟:未来のための変革と再編』では
> >米国は、日本の防衛及び周辺事態の抑止・対応のために、前方展開兵力を維持し、必要に応じて増強。日本の防衛のために必要なあらゆる支援を提供。
>
> ↑どうする??なんと在日米軍が日本の防衛
> の責務が再度明文化されてしまっています。
>
> あつこばさん大ピンチ!!!!!!!!
> あつこばさん大ピンチ!!!!!!!!
> あつこばさん大ピンチ!!!!!!!!

なぜ、ピンチなのかよくわかりません。

安保条約でも、「日米同盟:未来のための変革と再編」でも、米軍は日本を守ることになっているわけです。それなのに、日本を守る任務を持っていない海兵隊が日本にいること自体が問題だと言っているのです。

http://atsukoba.seesaa.net/article/132325055.html
で書いたように「沖縄の海兵隊は日本防衛のために配備しているのではありません」、「西太平洋・インド洋全域へ派遣するために沖縄に待機させている」のです。軍隊は任務を遂行するために行動します。海兵隊には日本を防衛するという任務はないのです。

在日米国海兵隊サイトより 在日米国海兵隊サイトより
(画像は米国防総省公認の在日米国海兵隊サイトより)

ちょっと調べて「日米同盟:未来のための変革と再編」という文書に日本を守るようなことが書いてあったからといって、嬉々として「勝利宣言」をするのはみっともないですよ。

インターネットでの議論は、双方が「ああいえばこういう」で、いつまでたっても譲らずに泥沼のような展開になることが少なくありません。「通りすがり」と名乗る人物は、どうせまた反論してくるでしょう。

ネットでの議論はお互いが相手に敬意を払って冷静に行なわない限り不毛な結果に終わってしまいます。

「通りすがり」さんは、まずは、

> ギャハハハハハ!!!!

> ヴァカは勝手にパニックになれ

> 調子に乗るなよクズが。

などという本性むき出しの下品な書き込みをやめるべきです。そうしなければ、相手にする価値がないと見られてしまいます。


付け加えると、「通りすがり」というハンドル名は、「自分はたまたまネットで見つけてここに書き込んだだけですから、反論されても責任を持ちませんよ」と、最初から逃げる準備をしているようなものです。

自分はいつでも逃げられるようにしてコソコソとしながら粘着するのは、まるでストーカーです。せめて「通りすがり」というハンドル名はやめたほうがいいですよ。

私はこれ以上、「通りすがり」さんの相手をしているヒマはありません。

私がmixiでやっている「反戦のための軍事入門」というコミュニティでは、不毛な論争にならないようにあえて厳しいルールを設定してあります。
もちろん、なかにはイヤミな書き込みが目立つ方や暴言を吐く方もいるのですが、どうしてもルールを守れない方はコミュニティのメンバーから削除させていただくことにしていますので、軍事・平和に関するネットでの議論のなかでは比較的、節度のある議論ができていると思っています。

私自身は軍事や兵器についての知識はあまりありませんので、いわゆる「軍事マニア」と呼ばれるような方のほうが個々についての知識は豊富です。主義主張や立場は違っていても私が知らないことを親切に教えてくださる方々には感謝しています。

私は現在忙しくてmixiのコミュニティにもそれほど書き込みができません。このブログのコメント欄については、批判的でも誠実なコメントに対してはタイミングが遅れてもできるだけお返事をしようと思っていますが、レベルの低いストーカーの嫌がらせは無視します。
posted by あつこば at 15:58| Comment(37) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月11日

ビデオ編集講座とブログの講座をやります。

今年に入って私は、NPO法人「市民メディアセンター MediR(メディアール)」の講座の一部で講師をしています。

市民メディアセンター MediR(メディアール)
http://medir.jp/
medir_logo.jpg

MediR(メディアール)は、市民が情報を受け取る能力を高めたり、自ら発信したりできるようにするところです。
映像(動画)制作だけではなく、川柳やメッセージソング、インターネットなど、さまざまなメディアに関する講座やイベントなどが行なわれています。

11月4日の朝日新聞(東京版)で取り上げられました。
http://medir.jp/node/569

2009年度後期(09年11月〜10年3月)の講座は以下に掲載されています。
http://medir.jp/course_2009late

このなかで私が担当している今年の講座を紹介します。

一日集中講座 :
■いちばん簡単なビデオ編集
 〜ウィンドウズ付属ソフトを使い倒す〜

 11月23日(月・休)11時〜18時
http://medir.jp/course_2009late04

一日集中講座 :
■定番ソフトでビデオ編集をマスターする
 〜プレミア・エレメンツ入門〜

 12月6日(日)11時〜18時
http://medir.jp/course_2009late07

映像(動画)の作品づくりでは、撮影はビデオカメラがあればなんとかできるものの、編集するとなると、パソコンソフトの使い方や、どんな考え方で編集すれば良いかなど、なかなか簡単にはできないと思っている人も多いようです。

そこで、ウィンドウズに最初から付いてくる「Windows ムービー メーカー」や、定番ソフトと言われている「プレミア・エレメンツ」を使って、一日で編集ができるようになるという講座をすることにしました。


もうひとつ、来年初めに行なう、おすすめの講座も紹介します。

二回連続講座:
■ブログで情報発信する
 〜インターネットで簡単に発信する方法〜

 2010年1月16日(土) 13時〜18時
 2010年1月23日(土) 13時〜18時
http://medir.jp/course_2009late09

「ブログをやったことがない」という人でも自分のブログを作って情報発信ができるようになる講座です。


MediR(メディアール)では、市民によるメディア活動を活性化させたいという思いで、いずれの講座も、こういった内容の他の講座に比べるとかなり低価格に抑えています。

上記の講座をはじめ、MediR(メディアール)の講座やイベントを、ぜひ、ご活用ください。

講座の申し込み方法は以下です。
http://medir.jp/course_2009late
----------
◆ 講座の申し込み方法
オンラインお申し込みページを準備中です。当面、電子メール、もしくはファクスで
以下の事項をご連絡ください。こちらから手続きをご案内します。

講座名称 / 単発希望の場合は受講したい講座の日付 / 受講者氏名 / 受講者連絡先 (メールアドレス、住所) / 会員・非会員の別 / ニュースレター・お知らせの送付 / その他

◆ 講座申し込み先
MAIL: course@medir.jp   FAX : 03−3205−2595

ラベル:ブログ 映像 動画 DVD
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2009年11月09日

ジュゴンとヤンバルクイナが銀座でデモ!

昨日は沖縄の県民大会に呼応して全国各地で行動が行なわれました。
東京・銀座で行なわれたデモには、東京でのいつもの行動に比べると倍以上の数の人達が集まり、ジュゴンやヤンバルクイナも登場しました。

昨日、Youtubeにアップした映像速報は以下です。
http://www.youtube.com/watch?v=Nz287h7NJsw&feature=channel



上記の編集映像には入れられなかったシーンがたくさんありますので、静止画で紹介しましょう。

091108ginza-42b.jpg

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2009年11月08日

海兵隊とは?

きょうは沖縄で県民大会が行なわれます。それに呼応して東京・名古屋・大阪でも行動が行なわれます。広島でもやるそうですが私は情報がありません。
もしかすると、他の地域でもやるかもしれません。
一人でも二人でも、やっている人がいるかもしれませんね。

11.8.jpg

(以下は各地の情報が掲載されているサイトですが、主催者による情報とは限りません)

沖縄
http://www.peace-okinawa.net/

東京
http://www.labornetjp.org/labornet/EventItem/1256288541711staff01

名古屋
http://list.jca.apc.org/public/cml/2009-November/001902.html

大阪
http://list.jca.apc.org/public/cml/2009-November/001902.html

さて、現在、問題になっている「普天間移設」についてですが、メディアでの取り上げ方やさまざまな議論を見ていると、普天間基地の機能をどこかに「移設」することが前提のようになってしまっています。

しかし、そもそも「移設」する必要があるのかという疑問の声も出ています。普天間基地にいるのはアメリカ軍の海兵隊です。そもそも「海兵隊」というのは、なんのために日本にいるのでしょうか?

田岡俊次さんの『日本を囲む軍事力の構図』には以下のように書かれています。(P246)
↓ここから引用
--------------
沖縄の海兵隊は「第三海兵遠征隊」の名が示す通り、防衛兵力ではなく、上陸作戦を行なう部隊で、米海軍第七艦隊(横須賀と佐世保が主要基地)の担当区域である西太平洋・インド洋全域に出動するために、沖縄を待機・訓練場所としている。
--中略--------
81年9月21日の米上院歳出委員会でも、「沖縄に海兵隊を置いて守る必要があるのか」との質問も出たが、カール−チ国防次官が「沖縄の海兵隊は日本防衛のために配備しているのではありません」として、西太平洋・インド洋全域へ派遣するために沖縄に待機させていることを説明している。これは正確な答弁だ。
--------------
↑引用ここまで

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(画像は米国防総省公認の在日米国海兵隊サイトより)

「殴り込み部隊」である彼らは、日本を守るためにいるのではなく、西太平洋・インド洋全域へ行って戦争をするために沖縄に待機し訓練しているのです。

そんな海兵隊が、基地周辺で犯罪を犯したり、爆音で地域の人達に被害を与えたり、日本政府の「思いやり予算」でできた施設で娯楽を楽しんだりしているわけです。

日米安保条約では、第六条で
「日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため、アメリカ合衆国は、その陸軍、空軍及び海軍が日本国において施設及び区域を使用することを許される。」
となっています。

「極東」というのは、1960年2月26日の政府統一見解によると、
「フィリピン以北並びに日本及びその周辺の地域であって、韓国及び中華民国の支配下にある地域もこれに含まれている」
とされていますから、沖縄の海兵隊は安保条約の極東条項からも逸脱していることになります。

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(画像は米国防総省公認の在日米国海兵隊サイトより)

このブログでも何度か指摘しているように、普天間基地などにいる海兵隊はイラク戦争にも行ってました。日本に住んでいる私達は、こうした基地の存在を容認し、私達の税金から「思いやり予算」で米軍にお金を払い続けることで、間接的には、イラクで罪のない子供達を殺すことに手を貸していることになります。
海外に派遣するための「殴り込み部隊」なのですから、少なくとも海兵隊は日本には要らないのです。

普天間基地を「移設」するために、辺野古(へのこ)に新しい基地を造ったり、「嘉手納統合案」のように他の基地に移設してその地域の人達に我慢をさせるのではなく、普天間基地は無条件に閉鎖するべきなのです。

【修正】
11/11、キーボードの打ち間違えを修正しました。
posted by あつこば at 11:33| Comment(11) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月02日

11月15日(日) 東京国立で『基地はいらない、どこにも』上映とトーク!

久しぶりに『基地はいらない、どこにも』の上映とトークを行ないます。

場所は東京国立の居酒屋「木乃久兵衛(キノ・キュッヘ)」、映画の上映やライブイベントなども行っている日本酒が中心の居酒屋です。

http://www1.pbc.ne.jp/users/kino9/

地図はこちらにあります。↓↓↓
http://www1.pbc.ne.jp/users/kino9/miseannai.html

11月は沖縄フェアをやっていて、その一環として15日(日)に4回上映します。16時の回終了後には私がうかがってトークを行ないます。

『基地はいらない、どこにも』と一緒に、沖縄・高江(たかえ)で米軍ヘリパッド建設の問題を取材し続けている比嘉(マーティー)真人さんの作品も上映する予定です。

基地はいらない、どこにも やんばるからのメッセージ

このところ沖縄・辺野古(へのこ)での基地建設の問題(いわゆる普天間移設)が連日、テレビや新聞などを賑わしていますが、最新の取材でのエピソードなども交えながら話をしたいと思っています。
基地問題にはそれほど関心が高くない人にも、あまり詳しくない人にも、面白く理解してもらえるように工夫します。

17時半からは「南の島のうたあしび」ライブもあるそうです(無料!)。
沖縄そばや、サーターアンダギーなどの沖縄料理、泡盛や泡盛ベースのカクテルなども楽しめます。

たぶん私も夜まで店にいて酔っぱらっているでしょう。
皆さん、ぜひ、お気軽にお越しください!

■日付
11月15日(日)

■上映時間
13時〜
14時〜
15時〜
16時〜
(16時〜の上映後にトークあり。)

17時半〜 「南の島のうたあしび」のライブ

■料金
居酒屋なので、上映とライブについては無料!
居酒屋としてのご予算はおひとり¥2500〜¥3000ぐらいだそうです。

■場所
居酒屋「木乃久兵衛(キノ・キュッヘ)」
東京都国立市西2-11-32
TEL042-577-5971
tizu01.gif

【追記】
お店への行き方等、追加情報を以下に書きました。http://atsukoba.seesaa.net/article/132814272.html



posted by あつこば at 17:04| Comment(0) | TrackBack(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月01日

すべての在日米軍基地の使用目的を明らかにさせよう!

鳩山首相は、29日の参議院本会議での代表質問に対する答弁で、
「日米同盟は日本外交の基軸だ。来年は日米安全保障条約が改定されて50年という節目の年を迎える。日米同盟の在り方全般について包括的なレビューを新政権として行いたい。」
と述べました。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009102900787

この「日米同盟の在り方全般について包括的なレビュー(再検討)を新政権として行いたい」という発言は一部で波紋を呼びました。

http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20091030AT3S2902229102009.html
↓ここから引用
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首相はこの後、首相官邸で記者団に「野党だったので必ずしもすべての情報を知り得なかった」と説明。
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「日米同盟を当然重視する前提」と断ったうえで「思いやり予算から地位協定、普天間などを包括的に調査を進めたい。そのための期間や時間が必要だ」と語った。
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↑引用ここまで

アメリカは、いわゆる「普天間移設」つまり辺野古での基地建設計画について、日本政府に早く決断をするように圧力をかけていますが、鳩山首相はいまのところは思いやり予算や日米地位協定等の問題も含めて時間をかけるつもりのようです。

10月23日に放送された『報道STATION』では、日本総合研究所会長の寺島実郎さんが、
「来年は日米安保条約の改定からちょうど50年という節目の年だから、1年かけようが、在日米軍基地それぞれの使用目的をもう一度、吟味し直して、必要なものと、そうでもないものとを考え、日米安保のあり方を構想し直すべき」
という趣旨の発言をしていました。

私は寺島実郎さんとは意見がすべて一致するわけではありませんが、在日米軍基地それぞれの使用目的を明らかにするべきという意見については同意します。

こういう意見に対してよく出てくる反論としては「軍事機密だからそんなことは明らかにできるわけないだろう」というものです。

都留重人さんの『日米安保解消への道』には、以下のように書かれています。(P158)
↓ここから引用
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私は、日本国内にある米軍基地関係全体についての白書を日本政府が公にすることを提案したい。
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(中略)まだまだ、機密というほどでもないのに国民には開示されていないことが少なくないにちがいない。
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(中略)もし『防衛白書』の中でできないというのであれば、政府は『米軍基地白書』とでもいうものを早急にこしらえて公表し、そうすることにより、「国民の理解と協力」の対象が何であるかを明示すべきであろう。
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↑引用ここまで

せまい日本のなかで、かなりの面積を占める米軍基地を使用し、多額の「思いやり予算」が税金から支払われているのですから、その使用用途については国民にわかりやすく説明するべきですね。アメリカは日本政府に比べれば情報公開をする国でしょうから、ぜひ期待したいと思います。

しかし待っているだけでは仕方がないので、詳しい人が書いている文献を元に調べてみましょう。

江畑謙介さんが『米軍再編』(旧版)で解説されています。
↓ここから引用
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三沢航空基地、嘉手納航空基地は、そこから直接戦闘ないしはそれに準じた作戦が実施される主要作戦基地(MOB)と考えられる。
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↑引用ここまで(P289)

つまり、日本を防衛するのではなく、海外で戦争をするためにその基地から直接、出撃したりするわけですね。
日本を守るための基地ではありませんし、日本が持っている憲法九条の精神にも反しますので、三沢基地(青森県)と嘉手納基地(沖縄県)は要らないですね。

嘉手納基地
(画像は嘉手納町のサイトより米空軍の嘉手納基地)
http://www.town.kadena.okinawa.jp/kadena/base/index.html

「主要作戦基地(MOB)」に続いて、「戦略展開拠点(PPH)」「戦略的中継基地(ERI)」という位置付けの基地もあります。
↓ここから引用
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戦略展開拠点(PPH)としての機能が期待される米軍施設は、横田航空基地、相模総合補給廠、横浜ノースドック、横須賀海軍基地、それに伴う厚木海軍飛行場、キャンプ座間、佐世保海軍基地、沖縄のキャンプ・シュワブ、キャンプ・ハンセン、キャンプ・コートニーなどの第三海兵遠征部隊、それに伴うホワイト・ビーチ港湾施設、普天間飛行場と岩国飛行場などである。
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つまり、これらの基地とそこに配備されている米軍部隊が、日本以外の場所における作戦のために出動する拠点、あるいは米本土やその他の日本以外の地域から米軍部隊を展開させる時の戦略的中継基地(ERI)である。
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これに戦略兵站備蓄施設を加えるなら、広島県の広、川上、秋月弾薬庫、佐世保の針尾島弾薬集積所、佐世保弾薬補給所、赤崎、横瀬、庵崎貯油所、沖縄の辺野古、嘉手納弾薬庫、陸軍貯油施設などもPPH用と考えられよう。
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↑引用ここまで(P289)

ちょっと長くて難しかったですが、ここで挙げらけれている基地は「日本以外の場所における作戦のために出動する拠点」だったり、他から「米軍部隊を展開させる時の戦略的中継基地」だったりするわけです。

これらの基地も要りませんね。

普天間基地
(画像は宜野湾市のサイトより米海兵隊の普天間基地)

前述の『日米安保解消への道』には、こんなことも書かれています。

↓ここから引用
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果たしてこの海兵隊が沖縄に駐留する必要があるかについては、米国防当局や専門家のあいだでも、かねてから疑問を呈せられていたらしいのだが、たまたま北朝鮮の核開発疑惑で緊張が高まった時期に、「日本が経費の過半を出していることもあって、第三海兵隊は解隊を免れた」のだという。
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海兵隊の徹底がきまれば、そのヘリ基地となっている普天間飛行場は、その代替施設を必要とせぬ形で返還が可能となる。
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↑引用ここまで(P289)

普天間基地に関して日本政府は、そもそも沖縄の海兵隊は日本の防衛にとって必要なのか、という点から考えるべきです。

そして、嘉手納基地や普天間基地に限らず、日本にある134の米軍基地ひとつひとつが本当に必要なのかを調べる必要がありますね。
posted by あつこば at 16:14| Comment(4) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする