2010年02月28日

東村高江でフェンス設置作業を強行!

2月18日から26日までの間、沖縄の東村(ひがしそん)高江(たかえ)で、沖縄防衛局(防衛省の出先機関)がフェンス設置の作業を強引に行ないました。

3月からはノグチゲラの繁殖期で工事ができないため、むりやり2月中にやろうとしたものと思われます。

この件に関しては高江のブログの2月18日から26日までを見ると、よくわかります。
http://takae.ti-da.net/

2月頭の高江のテント
画像は2月頭の高江のテント。この時はまだ沖縄防衛局は来ずに平和でした。

以下、この件に関して詳しい「合意してないプロジェクト」のブログから、転載します。

沖ボーに合意してない&2月28日高江に集まろう
http://okinawaforum.org/disagreeblog/2010/02/228.html

---(ここから転送・転載歓迎)---

「高江の森と暮らしを破壊する沖縄防衛局に合意してない」

 何のためのフェンス設置なのだろうか。

 1月29日、防衛省は国の名の下に、前例のない住民弾圧裁判に踏み切った。「権力を持つ側が裁判所を歪んだ形で利用してはならない」との多くの市民・法律関係者の声を無視する暴挙と言うしかない。
 なぜ司法を手段としてまで、住民の声を弾圧するのか。答えは得られていない。
 
 住民を起訴しておきながらいっぽうで「説明会」を行うという。2月1日に行われたそれは、あからさまに既成事実作りを目的とし、失笑を買う場面もある無惨な内容だった。防衛局は、改めて、高江区民の総意は反対だと突き付けられている。
 なぜ適切なアセスを行わないのか。なぜ高江の集落を囲むように建設するのか。どのような訓練が予定されているのか。回答は無かった。
 
 その場で7月からの工事再開を主張した沖縄防衛局が、拙速にも、2月18日から、工事現場入り口にフェンスの設置を開始した。民主党県連の抗議に対して、「これはヘリパッド工事ではない」と弁明したことが報道されているが、工事用仮設ゲートの設置は、ヘリパッド工事の仕様書に明記されている。工事に疑問を持つ側の情報公開請求によってようやく公開された資料では、受注業者の変更、工期の延長、設計の仕様変更が繰り返されている。現状がどうなっているのか、まさにそうした点も含めて詳らかに説明する責任があったはずである。
 なぜ2月中にフェンス設置を強行するのか。ヘリパッド工事でなければ、どのような根拠と予算で施工されたのか。現場での説明はなく、防衛局はふたたび混乱を招く失態を犯した。
 
 現場で沖縄防衛局は、何台ものデジタルビデオカメラで、説明を求める非暴力の市民を執拗に撮影し、抗議も無視して撮影を止めなかった。住民弾圧裁判のための証拠づくりと予見されるこの行為が、さらに市民を脅迫している。あるいは、思い詰めて一歩前に踏み出す市民を「犯罪者」に仕立て上げようと虎視眈々と狙っている。そして監視の眼にさらされているのは、抗議する市民だけではない。現場の工事に動員された施工業者、防衛局員、警備員もまた、防衛局の監視的撮影にさらされて、自らの正義と良心を押し殺しながら工事に加担させられた。
 なぜ、国そのものが監視の対象とされないのか。なぜ、沖縄に暮らす私たちが反目しあうよう仕向けられ続けるのか。

 普天間基地問題をめぐって「死ぬ気で反対してこない限り、地元の意向は反映されない」との政府高官の発言が報道された。平和の礎に刻まれた何万もの名前、流弾と不発弾の恐怖、繰り返されるレイプとひき逃げ、枚挙にいとまがない米兵暴力の被害、米軍機が墜落炎上し戦闘機が上空を飛び交う校庭、それらが冷たく土に埋もれた過去から身を焼くような今日にまで続いている。現在もなお継続する占領と予告された死を生きる私たちが、これ以上殺されないために、殺さないために、基地機能強化に反対し続けている。
 なぜ、これ以上の死を、私たちは求められてしまうのか。
 
 そもそも、なぜ、6個のヘリパッド新設に日米政府は合意したのか。北部訓練場の約半分面積の返還に、なぜ条件が付けられたのか。米軍側の必要性、返還に見合うと日本側が判断した根拠など、どのような議論の末に決定されたのか、その内容はブラックボックスに入れられたままである。「沖縄の負担軽減」を金科玉条のごとく繰り返すだけで、その根拠は明らかにされていない。
 
 フェンスは、隠蔽のためにある。説明を求め抗議する人を排除するためにある。
 フェンスは、暴力そのものである。やんばるの豊かな森で暮らし、正しいことを貫こうとする人のこころを破壊している。生活の糧を得ようと働く人のこころを破壊している。
 
 そしてフェンスは、その前に立てば、暴力とは何かを感知することが出来る。フェンスが分断する光景を目にすれば、この国と政治に何が起こっているのかを理解することが出来る。フェンスで分断され殺されようとする世界中の人びとと、共にあろうとすることが出来るだろう。
 
 私たちは、沖縄防衛局の暴力に合意してない。
 そして、2月28日には高江に集い、この暴力を目撃し、経験を共にするよう、多くの人びとに呼びかけたい。

2010年2月26日
合意してないプロジェクト

---(ここまで転送・転載歓迎)---

posted by あつこば at 13:05| Comment(2) | TrackBack(1) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月24日

米本土からグアムに移転する家族住宅のお金まで日本が払う!

沖縄からグアムに海兵隊が移転する費用を日本が払うということになっていますが、米本土からグアムに移転する家族住宅のお金まで日本が払うことになっていました!

本日の東京新聞一面の記事です。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010022402000109.html

グアム島空撮 防衛省『わが国の防衛と予算』より
画像は防衛省『わが国の防衛と予算』よりグアム島の空撮

「沖縄の負担軽減」という名目で米軍再編が合意されましたが、実はアメリカの領土にされているグアムにアメリカ本土から移転してくる家族の住宅の費用も日本が払うのでした。

この記事を書かれた半田滋さんは、3月3日に行なうDVD『どうするアンポ』の東京での上映会で講演をしていただきます。
http://anpo50.seesaa.net/article/141762439.html

半田さんは、最も長い間、防衛省担当の記者をされているそうですが、最近の記事としては「米軍再編の日米合意を米軍自身が破っている」という記事もあります。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2009120902000087.html


posted by あつこば at 20:18| Comment(0) | TrackBack(1) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月21日

3月3日(水)DVD『どうするアンポ』上映会!

【転載歓迎】です。

いわゆる「普天間移設」が迷走していると言われています。
政府は「日米安保が大切だから」「日米同盟は重要だから」などという理由で、
普天間基地をどこかに「移設」しなければならないとしています。
しかし、あの危険な普天間基地は本当に必要なのでしょうか?
日米安保条約は、日米同盟は、本当にいまのまま必要なのでしょうか?

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DVD『どうするアンポ』は、多くの方がメールや口コミ等で広めてくださり、
共同通信が配信し全国各紙で報道されたこともあり、好意的な反応をいただいて
います。

より多くの皆さんにご覧いただくために、上映会を企画しました!
お知り合いの方等に、ぜひお知らせしてください。

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    ◆DVD『どうするアンポ』上映会◆     

       特別講演とご挨拶もあり

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■日時
2010年3月3日(水)午後7時から(開場は午後6時半)

■場所
文京シビックセンター26階 スカイホール
03-5803-1100

■参加費
1000円

■会場への交通手段
地下鉄 丸の内線 後楽園駅 4b出口または5番出口 徒歩3分
地下鉄 南北線 後楽園駅 5番出口 徒歩3分
地下鉄 三田線 春日駅 文京シビックセンター連絡通路 徒歩3分
地下鉄 南北線 後楽園駅 文京シビックセンター連絡通路 徒歩3分
JR総武線水道橋駅 徒歩10分

■上映作品
『どうするアンポ 〜日米同盟とわたしたちの未来〜』(45分)
※DVDには特典映像も収録されておりますが、上映会では本編のみの上映と
なります。

■特別講演
東京新聞 編集委員 半田 滋さん

■ご挨拶
米兵犯罪被害者 山崎 正則さん
米兵犯罪被害者 ジェーンさん
『どうするアンポ』ディレクター 小林アツシ

■問い合わせ
03-5765-6810
090-3471-7475

■参考サイト
『どうするアンポ』ブログ
http://anpo50.seesaa.net/
あつこばのブログ
http://atsukoba.seesaa.net/

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posted by あつこば at 09:06| Comment(0) | TrackBack(1) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月18日

DVD『どうするアンポ』、発売しました!

anpo-500.jpg

【転載歓迎】です。

DVD『どうするアンポ 〜日米同盟とわたしたちの未来〜』が、ようやく発売になりました。
http://www.ndn-news.co.jp/shop/pickup/anpo.html

日米安保条約の成り立ちから、現状、その問題点などを、沖縄・岩国・神奈川などの現地取材や過去のアーカイブなどを通して描いた作品です。

当初、昨年の12月10日は発売する予定でしたが、辺野古(いわゆる「普天間移設」)に関する情勢がめまぐるしく変わり、二度も作品完成・発売が延期になりましたが、「もうこれ以上は延ばせない」というタイミングで、満を持しての発売となりました。

発売が遅れた分、1月24日の名護市長選挙の映像も、ギリギリのタイミングで挿入しています。

本編のトータル時間は45分。購入された方がお知り合いに観てもらったり、勉強会をしたりしやすいように、二部構成としています。
時間がない方は前半の23分だけを観ても、日米安保や「普天間移設」について最低限知っていただきたいことがわかる内容にしています。

収録されている街頭インタビューでは、街を歩いている人々がアンポについて、米軍基地について、どんなことを思っているのかを垣間見ることができます。インタビューに答えてくださったほぼ全員の言葉も特典映像として収録しています。安保条約を現在、どう捉えれて、どう伝えていけばよいのかを、皆さんご自身が考えるための材料としても有効だと思っています。

現在の安保条約が調印されてから50年になりましたが、旧安保条約、さらには日本が占領された時から数えると65年間も米軍基地が日本にあることになります。
日本で生まれた多くの人にとって、生まれた時から米軍基地があり、あって当たり前のような存在になってしまっています。

しかし、日米両政府は今年、日米同盟を発展させるための政府間協議をするとしています。
http://atsukoba.seesaa.net/article/132713980.html

日米安保は過去の問題ではなく、まさに今の問題だということを、このDVDを通してぜひ伝えたいと思っています。

すでにご予約いただいた方には、順次、郵送させていただいています。
みなさん、ぜひ、ご活用いただけると幸いです。

多忙なため更新が遅れがちですが、ネットでの情報も徐々に充実させていきます。

DVD『どうするアンポ 〜日米同盟とわたしたちの未来〜』
http://www.ndn-news.co.jp/shop/pickup/anpo.html

『どうするアンポ』ブログ
http://anpo50.seesaa.net/

ぜひ、よろしくお願いいたします。

posted by あつこば at 19:08| Comment(0) | TrackBack(1) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月14日

テニアン島とは?

いわゆる「普天間移設」について、政府・与党3党でつくる「沖縄基地問題検討委員会」が11日にグアムを視察しました。

そして、その前の日の10日に社民党の阿部知子政審会長、服部良一衆院議員、国民新党の下地幹郎政調会長の3人が「独自調査」としてサイパンを訪れて、サイパン島、テニアン島などからなる米自治領・北マリアナ連邦のベニグノ・フィティアル知事と会談しました。

詳細は以下の琉球新報の記事で読めます。
(サイパン島、テニアン島についての解説や地図もあります。)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-157310-storytopic-53.html
↓ここから引用
--------------
フィティアル知事は「外交、防衛問題は、米連邦政府と協議する必要がある」と日米両政府での交渉が基本との姿勢を示した上で「サイパン、テニアンにとって利益になることであれば、普天間飛行場の受け入れは歓迎する」と述べ、訓練の一部だけでなく、普天間飛行場そのものの移転受け入れも検討する可能性を示唆した。
--------------
知事は受け入れる条件として、インフラ整備や環境、地域住民への影響などを配慮することを挙げた。
--------------
↑引用ここまで

まず、私個人の意見を書いておきますと、テニアン島であっても基地強化には反対です。
上記の記事によるとテニアン島には「先住民(チャモロなど)を中心に、フィリピン人や中国人など」が暮らしているそうです。

Wikipediaをざっと見ただけでも、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%B3%E5%B3%B6
↓ここから引用
--------------
テニアン島は、かつて先住民族のチャモロ人が自給自足の平和な暮らしを送っていた。
--------------
↑引用ここまで

ところが、西洋人が「発見」し(もともと島があって人が暮らしていたのですから「発見」という発想自体が侵略者である西洋人の発想です)、支配するようになったのです。

私は2006年に『基地はいらない、どこにも』というDVDを創る際にグアム島に住むチャモロ人のデビー・キナタさんにインタビューしましたが、
「グアムはアメリカの植民地だということを忘れないでください」
と言ってました。

chamorro.jpg
http://www.ndn-news.co.jp/shop/pickup/kichidoko.html

もちろん、チャモロの人のなかにも、お金のために基地を誘致したいと思っている人はいるかもしれません。もともと住んでいた人達の権利を剥奪しておいて、基地を押し付け、お金で黙らせようという構造は沖縄と同じです。
立場の弱い人や、反対の声が少ないところに、基地を押し付けてはいけません。
そもそも人殺しの訓練をする基地など、どこにもいらないのです。

さて、上記の記事を読むと、北マリアナ連邦の知事は
「米連邦政府と協議する必要がある」
「利益になることであれば歓迎する」
と言っただけなのですが、突然、新たな候補地が浮上してきたために報道がちょっと加熱しました。

http://www.shikoku-np.co.jp/national/political/article.aspx?id=20100210000256
↓ここから引用
--------------
沖縄基地問題検討委員会の阿部知子社民党政審会長、下地幹郎国民新党政調会長らは10日午後(日本時間同)、米自治領・北マリアナ諸島のフィティアル知事とサイパンで会談した。
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知事はサイパンと同諸島テニアンを念頭に、普天間飛行場の機能や米海兵隊受け入れに前向きな考えを示した。
--------------
フィティアル知事は会談後、報道陣に対し、同諸島への普天間機能移転を「歓迎する」と表明。
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現行の米軍再編計画では海兵隊の訓練地となるテニアンのデラクルス市長も、普天間飛行場について「移設先になり得る」と受け入れに前向きな姿勢を示している。
--中略--------
米政府は難色を示す可能性が大きい。
--------------
フィティアル知事は、米自治領である北マリアナ諸島は、防衛・外交に関して米国の意向を無視できないとしながらも、米国が認めるなら普天間機能移転を受け入れたいと表明。「雇用や土地の賃借といった経済的恩恵がもたらされる」と語った。米国にも受け入れについて打診するという。
--------------
↑引用ここまで

一方、「沖縄基地問題検討委員会」としての一行は、10日の夜にグアムに入り、グアムのカマチョ知事と会談、そこでも北マリアナ諸島のフィティアル知事が同席していたそうです。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&rel=j7&k=2010021100308&j1
↓ここから引用
--------------
政府・与党の沖縄基地問題検討委員会のメンバーは11日、米領グアムのカマチョ知事と知事公舎で会談した。
--------------
カマチョ知事は、社民党が主張する米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)のグアム移設案について「(沖縄の海兵隊8000人がグアムに移駐する)現行計画を超えた兵力の移転は受け入れ難い」と述べ、受け入れは困難との考えを示した。
--中略--------
カマチョ知事は「(新たな負担は)われわれの許容量を超えてしまう。グアムは小さな島であり、限られた規模の経済しかない。土地にも限界がある」と強調した。
--------------
同席した米自治領北マリアナ諸島のフィティアル知事は、サイパン、テニアン両島などへの普天間移設受け入れに改めて前向きな姿勢を示した。
--中略--------
会談後、阿部氏は記者団に「(日米両政府が)もっと住民の声を聞き、必要なインフラを整えれば、まだ可能性はある。17日にはグアムのインフラ整備を含めて提案したい」と述べ、グアム移設案は取り下げない考えを示した。
--------------
↑引用ここまで

グアム移設案は難しそうですが、社民党としては「国内移転」とは言えないのでしょうね。
しかし、テニアン島も候補にするのは難しそうです。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010021302000108.html
↓ここから引用
--------------
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、社民、国民新両党が米自治領・北マリアナ諸島のテニアンへの移設を模索している。
--中略--------
テニアンが移設先の候補に浮上したのは、十日に両党幹部が北マリアナ諸島のサイパンを訪問した際、同諸島のフィティアル知事が飛行場機能のテニアン島への受け入れに前向きな姿勢を示したのがきっかけ。
--中略--------
テニアン島は原爆を投下した爆撃機の出撃地として知られ、現行の米軍再編計画で海兵隊の訓練予定地にもなっている。
--中略--------
社民党は普天間飛行場の移設先として米領グアムを提示しているが、グアムのカマチョ知事は十一日、視察に訪れた検討委メンバーに「受け入れがたい」と難色を示した。テニアン案は、国外移設を訴える社民党にとってグアム案がつぶれたときの代替案の候補となりつつある。
--------------
しかし、平野博文官房長官は十二日の記者会見で「突然、それが検討案だと言われても分かりかねる」と疑問を示した。テニアン島は沖縄から二千キロ以上離れているため、北沢俊美防衛相は「本当に抑止力が維持できるか」と懸念を示し、政府筋も「移設に十年はかかる」と言い切る。
--------------
↑引用ここまで

テニアン島については民主党内からも否定的な発言が続きました。

http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-02-13_3237
↓ここから引用
--------------
平野博文官房長官は12日の会見で、米軍普天間飛行場移設をめぐり、米自治領・北マリアナ諸島のフィティアル知事が受け入れに前向きな姿勢を示したことについて「突然降ってわいた話。(政府・与党の)検討委員会の議論の土俵に乗せていない」と述べ、移設候補地の選択肢として否定的な認識を示した。
--中略--------
北沢俊美防衛相は同日の閣議後会見で「5月中に解決するという首相の強い意向がある中、テニアンも含めて新しい問題が出てくるのは難しい」と述べた。
--中略--------
岡田克也外相は同日の会見で「良い悪いはコメントしない」とした上で、「(北マリアナ諸島の)知事は米政府のバックアップがあれば、と言った。自ら全面的に受け入れる趣旨ではないのではないか」との認識を示した。
--------------
鳩山由紀夫首相は衆院予算委員会で、在沖米海兵隊のグアム移転に関して、地元側からインフラ面の懸念が指摘されたことについて「インフラ整備の必要性は頭にインプットした」と述べ、移転をスムーズに進めるために日本側の対応を検討するとした。下地幹郎氏(国民新)に答えた。
--------------
↑引用ここまで

最後の鳩山首相の発言を読むと、グアムでインフラ整備をするための費用を日本が負担して、お金で解決するというのが落としどころになるのかもしれません。
しかし、そもそも普天間基地は殴り込み部隊の基地ですから日本にもどこにも必要がない基地です。

政府与党の今後の動きですが、17日には社民党と国民新党が「移設候補地」を提案するそうです。
しかし、民主党からはこの時点では具体的な案は出さないそうです!

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-157242-storytopic-1.html
↓ここから引用
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社民、国民新は移設候補地を提案する方針を明らかにしているが、民主党案に関しては提出されない方向だ。社民はグアムを有力な候補に挙げている。
--------------
滝野欣弥官房副長官はこの日の検討委終了後「民主党案は官房長官預かりになっている。官房長官から案を出すということは今のところ想定していない」と述べた。
--------------
↑引用ここまで

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100213k0000m010150000c.html
↓ここから引用
--------------
政府は12日、政府・与党で構成する「沖縄基地問題検討委員会」(委員長=平野博文官房長官)で社民、国民新両党から移設候補地の提案を受けた後、政府内部で候補地を絞り込む方針で調整に入った。
--------------
検討委は社国両党が17日に提案を示した後、月内にも終える方向だが、両党が検討プロセスから外れることになるため、反発も予想される。
--中略--------
政府は両党の提案内容を聴取後、実現可能性などの観点から両党案以外の選択肢も加えながら候補地を絞り込み、党首級閣僚で構成する基本政策閣僚委員会に報告する。
--------------
検討委は当初、3月末までに候補地をまとめる方針だったが、各党の立場が異なることを考慮し、政府内部で絞り込むことにした。
--------------
↑引用ここまで

このまま与党三党の意見が対立し紛糾すると結論がでません。
そこで、社民党と国民新党はカヤの外に置いて民主党の閣僚だけで決めてしまおうと思っているようです。
そうなった場合、社民党・国民新党としては、「検討プロセスから外された」と、たとえポーズでも怒ってみせておけば、海外移転の案を出したということでメンツは保てます。

結果的に民主党が、国内のどこかの案で強引に決めるということになるのでしょうか?

これまで「移設候補地」として取りざたされたさまざまな場所は、辺野古(へのこ)での案に比べればマシだとは思います。
しかし、だからと言って、どこかの「候補地」に移設すればよいということではありません。

つまり、

■辺野古は絶対にダメ

■沖縄の他の場所もダメ

■ヤマト(本土)でもダメ

■グアムでもダメ

■どこでもダメ

なのです。


P.S.
この文章を書き終わったら、社民党の中で「期限付き九州北部案」というのが出てきているという報道が、本日午後にされていることに気が付きました。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010021400108
しばらく迷走は続きそうです。

※以下もお読みいただけると幸いです。
「普天間移設」は、どこかが受け入れるべきなのか?
http://atsukoba.seesaa.net/article/137472130.html


posted by あつこば at 18:36| Comment(1) | TrackBack(1) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月06日

沖縄に来てます。

DVD『どうするアンポ 〜日米同盟とわたしたちの未来〜』は、映像作品としてはすでに完成して、現在、DVDのプレス中です。
http://anpo50.seesaa.net/

作品を完成させたので、少しは余裕ができたのですが、まだまだやらなければならないことがたくさんあります。そのうえ、別の仕事も入ってきて忙しい毎日です。

なのに……いま、沖縄に来てます。
高校時代の友人が「辺野古に行きたいので案内してほしい」と言うので、辺野古や高江の皆さんに作品完成の報告を兼ねて来ることにしました。

きょうは辺野古と高江に行って来ました。
辺野古や高江では、いろいろな方と会って話をすることができました。『どうするアンポ』についても「いま、必要だよね〜」という声をいただきました。

いまこそ、普天間基地の「移設」ではなく「日米安保ってホントに必要なのか」という本質に迫る議論が必要な時だと思います。

そして、辺野古の問題は辺野古だけの問題ではなく、高江ともつながっている問題であり、「移設」候補とされる各地ともつながっている問題であり、座間や相模原や岩国など各地の米軍基地の所在地とつながっている問題であり、さらには基地問題だけではなく社会のすべての問題はつながっているのだと、再認識する時ですね。

沖縄での最新画像も、近々公開したいと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。

P.S.
東村(ひがしそん)高江(たかえ)に関しては、以下をご覧ください。
http://atsukoba.seesaa.net/article/90903375.html
http://takae.ti-da.net/
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