2010年03月28日

勝連沖案(ホワイトビーチ沖案)の画像

昨日ブログに掲載した図をmixiの日記でも紹介したところ、「げげっ!こんなにもでかいんだ!」「大きさにも驚きますね!」「やばすぎ!」という反響がありました。

やはり、ホワイトビーチ沖案(勝連半島沖案)の計画図を単独で見るよりも、沖縄全体や辺野古での現行案と比較してどれだけ大きいかを見たほうがインパクトがあったようです。

私自身も琉球新報などに掲載された図をもとに、実際の地図にプロットしてみて、予想以上に大きく感じました。

ということで、昨日アップした画像に説明の文字を加えた図を掲載します。

計画図を掲載している琉球新報の記事には以下のように書かれています。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159280-storytopic-3.html
↓ここから引用
--------------
地元経済界関係者から政府側に伝えられた勝連半島沖埋め立て案は、うるま市浜比嘉島の沖合1300メートルのリーフ内に約1021ヘクタールを埋め立てて人工島を造成し、航空自衛隊那覇基地や米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の機能も併せ持つ集約案であることが15日までに分かった。
--------------
滑走路は3000メートル1本と3600メートル2本の計3本を擁し、人工島は架橋で浜比嘉島と宮城島にそれぞれ接続させる。
--中略--------
太田氏の案では、名護市辺野古沿岸部への日米合意案の埋め立て面積160ヘクタールの6倍以上となる。平安座島と宮城島の間を埋め立て石油コンビナートを造った際の埋め立て面積約194ヘクタールの5倍ともなり、環境への影響は避けられない。
--------------
↑引用ここまで

これが勝連沖(ホワイトビーチ沖)での計画の画像です。
engan-katsuren-full-.jpg

engan-katsuren557-.jpg

「沖縄の負担軽減」とか言っていたのがこんな計画になってしまうとは……。日米安保の矛盾を感じざるを得ません。

上記の画像はご自由に転載していただいて結構です。このホワイトビーチ沖案(勝連沖案)のとんでもなさを、ぜひ広めましょう。

posted by あつこば at 12:34| Comment(3) | TrackBack(5) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月27日

勝連沖案とは?

事故の危険性が高い沖縄の普天間基地をどうするかについて、政府の方針が明らかになってきました。

簡単に表現すると「二段階移設」です。
■まずは暫定的に沖縄県名護市にあるキャンプ・シュワブの陸上部に約500メートルのヘリポートを造る(鹿児島県徳之島などにヘリ部隊の訓練を「分散移転」)
■最終的には沖縄県うるま市にあるホワイトビーチ沖(勝連半島沖)を埋め立てて集約

この件を報道した沖縄タイムスの報道です。
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-03-26_4962/
↓ここから引用
--------------
勝連沖の施設完成に10年以上かかるため、その間はシュワブ陸上部に約500メートルのヘリポートを造り、徳之島(鹿児島県)などに普天間のヘリ部隊訓練を暫定的に分散移転させることを検討。最終的に勝連沖の施設に集約することを念頭に置いているという。
--中略--------
勝連沖案は航空自衛隊那覇基地を併設し、3600メートル級の滑走路2本を造る案。那覇港湾施設(軍港)を併設することも検討。
--------------
↑引用ここまで

http://atsukoba.seesaa.net/article/143982658.html
でも書きましたが、この基地はいくらなんでも巨大すぎます。

沖縄島全体の中での計画図 沿岸V字案と勝連沖案の計画図
(画像の上でクリックすると大きくなります。)

上記の図は琉球新報 3月16日の記事
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159280-storytopic-3.html
に掲載された計画図などをもとに、沖縄島の地図に私が合わせてみたものです。図の上のほうに描いてある辺野古(へのこ)での現行案と比べて、ホワイトビーチ沖(勝連沖)案がいかに巨大なことがわかります。

勝連沖はモズクの産地としても大切な地域です。
http://www.pref.okinawa.jp/suisan/mozuku.html
環境省の「日本の重要湿地」にも藪地島周辺沿岸が選ばれています。
http://www.sizenken.biodic.go.jp/wetland/458/458.html

この巨大基地の建設計画ですが、前述の沖縄タイムスの記事でも、
↓ここから引用
--------------
勝連沖案とシュワブ陸上案を別々の案として米側に提示する可能性もある。
--------------
↑引用ここまで
とされていて「二段階移設」は、まだ決まったわけではないようです。

また、たとえば共同通信では、
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010032601000074.html
↓ここから引用
--------------
最終的には米軍ホワイトビーチ(うるま市)を抱える勝連半島沖の埋め立てによる人工島か鹿児島県・徳之島へ移転
--------------
↑引用ここまで
となっており、徳之島の位置づけが暫定的な「分散移転」のひとつなのか、最終地の候補として考えているのか、よくわかりません。

徳之島の地元、鹿児島県は反対していますが、平野官房長官は
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100325/plc1003251946019-n1.htm
↓ここから引用
--------------
「何をされようがたたかれようが、政府の責任で決断する。日本全体の問題だ」
--------------
↑引用ここまで
と語ったとされています。平野官房長官は、名護市長選挙の後に「あまりそのことも斟酌(しんしゃく)してやらなければいけないという理由はないと思っている」と言って批判を浴びた人です。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2010012600993

なぜ徳之島が候補にされたのかですが、
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2010032601166
にあるように、「鳩山としては、県外に移設させる道筋を考えたい」と会見でも言った鳩山首相が「『県外』と言うから、その要素を入れなければならない(政府筋)」ということで、しょうがなく徳之島を入れたような感じもします。

鳩山首相は、移設先をなんとか沖縄県外にしたいと思っているようです。

http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819481E0E6E2E6E28DE0E6E2E1E0E2E3E28297EAE2E2E2;at=ALL
↓ここから引用
--------------
鳩山由紀夫首相は24日、沖縄県の米軍普天間基地の移設問題について「一番大事なことは普天間の危険性の除去であって、それを極力急がなくてはならない。そこ(危険性の除去)をまず最初に行っていこうと(思う)」と述べ、普天間基地の周辺住民への危険除去を優先課題とする意向を示した。
--------------
↑引用ここまで

鳩山首相は、このブログで何度か紹介している小川和久さんの影響を受けているようです。
小川さんは昨年11月に続き、今年の3月20日にも鳩山首相と会っています。

小川さんは以下のように主張しています。
↓ここから引用
--------------
私が総理大臣であれば、1週間以内というように期限を切って移駐させるでしょう。普天間の海兵隊ヘリ部隊は有事即応部隊ですから、すぐに移動できなければ指揮官は更迭です。
--------------
整備用の施設などは、あとから移設すればよいのです。
仮の移設地の選定に数カ月かかるかもしれませんが、それは時間の問題のはずです。
--------------
↑引用ここまで
(小川和久『日本の戦争力』新潮文庫 P165)

とりあえず普天間基地の返還は求めないけど、まず訓練をどこかに移転するという線で鳩山首相が考えている可能性はあります。

しかし、訓練だけを移転させて普天間基地を残すという考え方は危険な側面があります。

http://mainichi.jp/select/today/news/m20100324k0000m010075000c.html
↓ここから引用
--------------
首相は23日の参院予算委で「有事が起こった時に、普天間がなくとも、すべて事が済むのか、あるいはそうでないのかを含めて今、ゼロベースで議論している」と指摘。普天間飛行場の移設後、有事の際には引き続き使用することもあり得るとの認識を明らかにした。
--------------
↑引用ここまで

沖縄の負担軽減のために、米軍にはとりあえず出ていってもらって、その代わりに有事(戦争)の時には米軍が戻ってこれるようにしておいてあげる、という考え方です。

これも小川和久さんの影響を受けた考え方でしょう。「普天間基地の返還」という理想の形ではありません。

「普天間基地の危険性の除去」だけを考えれば現状よりはマシではありますが、今、政府が考えているような案では、被害拡散も甚だしい結果になってしまいます。

前回書いたようにアメリカ側は交渉上手です。
http://atsukoba.seesaa.net/article/144244573.html

これまで以上にアメリカ側にとって有利な展開……つまり、普天間基地は返さない、キャンプ・シュワブ陸上にヘリポートを造る、徳之島なども使う、ホワイトビーチ沖(勝連沖)にも基地を造る……などという米軍が使い放題になる結果だけは、なんとしても避けなければなりません。
沖縄では、いままで基地建設を容認してきた人達でさえも、現在の政府の計画を批判しています。
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-03-26_4980/

P.S.
※『どうするアンポ』のロゴが合成されている画像は転載していただいてけっこうです。(画像を加工したり悪意を持った転載はご遠慮ください。)
posted by あつこば at 13:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月21日

政府はアメリカとどのように交渉するべきか?

すでに皆さんご存じかと思いますが、20日早朝のNHKでの報道です。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013326101000.html
↓ここから引用
--------------
19日、岡田外務大臣と北澤防衛大臣が、参議院外交防衛委員会で、沖縄県外への移設は現時点では難しいという認識を示したほか、
--------------
鳩山総理大臣も記者団に対し、「沖縄県外は難しいけれども、県民の皆さん方の気持ちを大事にしたい。その中で頑張っているところだ」と述べました。
--------------
政府は地元側の一定の理解を得るため、県外に基地機能を分散させることなども含め、移設案を検討する見通しです。
--------------
↑引用ここまで

政府は、九州などに「訓練や部隊の一部を移す」ということで、沖縄の人達に納得してもらおうとしているようです。

「一部を移す」などと言っても、メインの飛行場が「キャンプ・シュワブ陸上案(辺野古)」や「ホワイトビーチ沖案(勝連沖案)」では沖縄の人達に納得してもらえないでしょう。

そして、「一部を移す」という考え方は危険です。アメリカ側に逆に利用される可能性もあります。

アメリカ側は交渉が上手いのです。これまでの米軍再編に関する日米間の交渉を検証すると、交渉すればするほどアメリカ側が有利になっているのがわかります。

たとえば、普天間基地に所属している空中給油機は、米軍再編のいわゆる中間報告では九州の鹿屋(かのや)基地に移転するとされていましたが、日米交渉を経た、いわゆる最終報告では鹿屋と岩国、グアムに「ローテーション展開」と変わりました。

米軍再編では、神奈川県厚木基地の空母艦載機を山口県岩国基地に移駐するとされていましたが、だからといって厚木基地か完全に撤退するわけではなく、米軍は厚木基地と岩国基地の両方を使えるようになりそうです。

このように、米軍再編に関する日米交渉の結果は、米軍が使える場所が増えているのです。

「沖縄の負担軽減」を名目にした戦闘機の訓練移転が実施されても、嘉手納基地の年間の爆音被害はかえって増えています。

つまり、民主党が考えている「訓練や部隊の一部を移す」というのは、基地被害の拡散につながるだけで、結果的にはそれぞれの場所での基地負担が拡大することになりかねません。


さて、今朝、日経新聞のサイトには以下の報道が掲載されました。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100321ATGM2002G20032010.html
↓ここから引用
--------------
米オバマ政権が米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、2006年に日米が合意した同県名護市辺野古沖に移す現行案の履行か、普天間の継続使用かの二者択一を日本に求める方針であることが20日、分かった。
--------------
鳩山政権が検討中の米軍キャンプ・シュワブ(名護市)陸上案などは「過去に検討済み」として応じない。
--中略--------
この方針は28日ごろワシントン入りする岡田克也外相が日本政府案を提示した場合の対応について、ホワイトハウスと国務省、国防総省が非公式に意見交換する中で固まった。
--------------
↑引用ここまで

具体的にだれがどのように言ったのかが明確にされていない記事ですので、どの程度信用して良いのかわかりません。

これまでにも同様の発言はありました。アメリカ側は「現行案で行かなければ、(事故が起きる危険性が高い)普天間基地を続けて使うぞ」と脅しているようです。

周辺に住んでいる人達を危険に晒しておきながら「(日本の税金で)新しい基地を造ってくれなきゃ、ここに居座るぞ」と言うのは悪質な脅しに聞こえます。

それはさておき、アメリカ側ではもっと踏み込んだことを言っている人もいました。
米軍再編の際に日米交渉を仕切っていたローレス元米国防副次官です。

上記のように新しい基地を造らなければ普天間基地に居座るとしたうえで、

http://www.asahi.com/special/futenma/TKY201003030409.html
↓ここから引用
--------------
鳩山政権が現行合意以外の選択をした場合には、米国は海兵隊の撤退を考える可能性もあると指摘した。
--中略--------
普天間は日米両政府がすでに返還を約束しているうえ、安全や騒音の問題も深刻であることから、「継続使用となっても長続きはしない。最終的に海兵隊は撤退しなければならなくなる」と語った。
--中略--------
結果として、日米同盟の抑止力を損なうだけでなく「アジア太平洋地域全体の米軍の兵力配備・構成も大きく変更する契機となる」可能性にも言及した。
--------------
↑引用ここまで

これは、日本に対して「現行案でやらなければ日本から出ていくかもしれないぞ。(そしたら日本は困るだろう)」と言って脅しているつもりなのでしょうが、考えようによっては、日本から海兵隊が出ていく可能性があるということを米国防総省の元副次官が言っているのですから、日本は「それじゃあ出ていってください」と言うこともできるわけです。

このインタビューのさらに詳しい記事では、
http://www.asahi.com/politics/update/0303/TKY201003030416_02.html
↓ここから引用
--------------
米議会も失望している。アジア太平洋地域での前方展開を維持できるかどうか、疑問視し始めている。
--------------
↑引用ここまで

と言っています。

つまり、アメリカの海兵隊は、日本を守るために沖縄にいるのではなく、海外で戦争するために「前方展開」……つまり米本土よりも「敵」に近いところにいることが目的で沖縄に居座っているということを示しています。

日本政府を脅すつもりでしゃべりながらも、本音が出てしまっています。


日本政府は、このようなアメリカとどのように交渉していけばいいのでしょう?

街頭インタビュー

私は『どうするアンポ』というDVDを創るために、アシスタントと一緒に丸一日かけて130人以上の人にインタビューをしました。
アメリカ軍は日本にいると思いますか?、いらないと思いますか?、という質問に答えてくれた116人のうち、「わからない」または「ノーコメント」の人は31%で、「いる」と答えた35.4%(41人)とほぼ同数の33.6%(39人)の人は「いらない」と答えました。

マスコミは「日米同盟は大事だから」「日米安保は大切だから」などと、さもそれが当たり前であるかのような報道をしていますが、実際にはこれだけ多くの割合の人達が「アメリカ軍は日本にいらない」と思っているのです。

鳩山政権はアメリカに対してとても気を使っているようですから「アメリカ軍は日本にいりません」と簡単には言えないかもしれません。しかし「日本にはアメリカ軍はいらない」と思っている人達もいますよ」と伝えたうえで、「『日本から出ていけ』と言う国民の声が高まらないようにするためにも、せめて普天間基地の部隊などの海兵隊は日本からお引き取りいただくのがいいかもしれません」と交渉しても良いのではないでしょうか?

posted by あつこば at 16:35| Comment(9) | TrackBack(1) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月20日

ホワイトビーチとは?

ホワイトビーチ

この画像は昨年9月に撮影したホワイトビーチ(沖縄県うるま市)の画像です。

撮影していた時は、まさかここが普天間基地の「移設先」としてクローズアップされるとは思いませんでした。

このブログでは何度も書いていますが、普天間基地はすぐに無条件で返還させるべきであって「移設先」など必要ありません。
http://atsukoba.seesaa.net/article/42880774.html
http://atsukoba.seesaa.net/article/126373072.html
http://atsukoba.seesaa.net/article/137472130.html

さて、ホワイトビーチがどんな基地なのか調べてみました。これまでに知っていたこともありますが、あまり詳しくないので、にわか勉強です。

梅林宏道さんの『情報公開法でとらえた沖縄の米軍』によると、ホワイトビーチは「1945年の米軍の沖縄侵攻直後に建設された最前線基地のなごり」だそうです。

ホワイトビーチがある中城湾(なかぐすく・わん)は、「現在は空母を含めた大型鑑の投錨地として使われている。米海軍はここにいつでも50隻の軍艦を投錨できると評価している。」と書かれています。

Wikipediaによると「アメリカ海軍桟橋」と「アメリカ陸軍桟橋」の二つの桟橋があります。
「原潜が入港可能な港という軍事戦略上の性質から、ホワイト・ビーチ地区は、米軍が決して返還できない最重要拠点」だそうです。
また、「アフガニスタン・イラク戦争へ派遣される戦艦は、基本的にアメリカ本国から一度ホワイト・ビーチに寄航し、隊員の健康管理やエネルギー補給などを行う」とされています。
(Wikipediaの出典は「思いやり予算、そろそろやめませんか」ビデオニュース・ドットコム・出演田岡俊次)

海上自衛隊の基地も隣接しています。桟橋を共同使用しているのでWikipediaでは「事実上一体化している」とされています。

桟橋の横は素晴らしいビーチだそうですが、一般人が入れるのは年に二回程度の「オープンフェスタ」だけのようです。


さて、冒頭で紹介した画像の右側に写っている潜水艦は通常動力のものです。(たしか「サンタフェ」という潜水艦です。)

放射能漏れを起こした原子力潜水艦「ヒューストン」が、佐世保、横須賀、ホワイトビーチに入港していたことが、2008年に問題になっています。

こうした危険性が指摘されている原子力潜水艦が入港する場合、「少なくとも入港の24時間前に日本政府に通報する」とアメリカ政府は1964年8月の時点で声明を出したそうです。

にもかかわらず、2001年4月には佐世保に事前通告なしに入港し、その後、再発防止の合意をしていたにもかかわらず2008年11月に再びホワイトビーチに原子力潜水艦「プロビデンス」が事前通告なしに入港したそうです。
(毎日新聞 2008年11月11日)

その直後の11月14日には米海軍最大級の原子力潜水艦「オハイオ」が入港しましたが、外務省から県に対する説明での寄港理由は「補給・維持」だったのに、実際には海上自衛隊の潜水艦隊司令官ら幹部2人が乗ってきてホワイトビーチで降りたということがわかりました。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-138203-storytopic-3.html


米軍にとって軍事戦略上、非常に重要な基地であり、しかも透明性が保証されていません。

こうした基地をこれ以上強化する「ホワイトビーチ沖案」は、やめさせなければなりません。

P.S.
報道では「勝連沖案」「勝連半島沖埋立て案」などという表記もあり混乱しています。
前回書いたように
http://atsukoba.seesaa.net/article/143982658.html
ホワイトビーチ沖でも二つの案があり、島も津堅(つけん)島、宮城島、浮原(うきばる)島、南浮原島といろいろあるので、情報を受け取る側も混乱してしまいますね。

ここでは、現在も基地として使われているホワイトビーチがさらに強化されるという意味合いを込めて「ホワイトビーチ沖案」としています。

一見、基地だとは思えないような「ホワイトビーチ」という言葉も意味深ですね。米兵の間では「美しいビーチを自分たちのものにしている」という意識もあるのかもしれません。

posted by あつこば at 18:44| Comment(0) | TrackBack(1) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月18日

ホワイトビーチ沖の案は軍拡への道

九州の佐世保基地にある強襲揚陸艦は沖縄島の中部にあるホワイトビーチに横付けされ、名護市辺野古(へのこ)にあるキャンプ・シュワブなどの海兵隊員がそこから乗り込み、普天間基地のヘリを積んでイラクなどの海外に向かっているそうです。

読売新聞の報道によると、
↓ここから引用
--------------
政府は17日、移設候補地として、同県名護市などにある米軍キャンプ・シュワブ陸上部と、同県うるま市の米軍ホワイトビーチ沖を埋め立てる二つの案を米側に提示し、交渉に臨む方針を固めた。
--------------
↑引用ここまで
とされています。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100317-OYT1T01187.htm

そして、その記事では米軍ホワイトビーチ沖を埋め立てる案について図解入りで以下のように書いています。
↓ここから引用
--------------
沖縄本島中部の勝連(かつれん)半島にある米海軍基地ホワイトビーチの沖合を埋め立てる案は〈1〉同基地と近隣の津堅(つけん)島の間の埋め立て〈2〉同半島沖にある宮城島と浮原(うきばる)島・南浮原島の間の埋め立て――の2案が浮上している。
--------------
↑引用ここまで

このうちの「〈2〉」の案について、琉球新報が図解入りで詳しく報道しています。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159280-storytopic-3.html
この案の大きさにまず驚きました。

そして、この記事によると、
↓ここから引用
--------------
提案者は、日米特別行動委員会(SACO)と米軍再編のころにも勝連半島沖埋め立て案を提唱していた沖縄商工会議所の太田範雄名誉会頭。
--------------
↑引用ここまで
とのことです。そして……

↓ここから引用
--------------
太田氏の案では、名護市辺野古沿岸部への日米合意案の埋め立て面積160ヘクタールの6倍以上となる。平安座島と宮城島の間を埋め立て石油コンビナートを造った際の埋め立て面積約194ヘクタールの5倍ともなり、環境への影響は避けられない。
--------------
↑引用ここまで
沖縄の海を売り渡し環境を破壊するような計画を提案するような人が沖縄にもいるんですね。

ホワイトビーチの近くに基地を造って、米軍が訓練をしてすぐに強襲揚陸艦で海外に行けるようになれば、米軍にとっては良いかもしれません。
しかし、他の国にとっては大きな脅威です。私は中国や北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)も軍縮するべきだと思っていますが、日本でこんな基地を造ろうというのは他の国に対しても「軍拡してくれ」と言わんばかりです。

こんな計画は、許してはいけませんね。

posted by あつこば at 15:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月17日

「日本の、これから」オンデマンド視聴

【転載歓迎】です。

先日、放送された『日本の、これから「いま考えよう日米同盟」』ですが、

3月22日までに以下で315円を払えばネットで観られるようです。
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2010015026SC000/index.html
https://www.nhk-ondemand.jp/missedProgram/detail/5/0/

恥ずかしい気もしますが、どうしても観たいという方に情報としてお知らせいたします。

posted by あつこば at 13:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月14日

『日本の、これから』を振り返る

3月12日にNHKで生放送された『日本の、これから』について振り返ってみます。録画していたものを、帰宅してから音声付き早送りで一度観ただけですので、番組自体の検証は充分ではないかもしれません。

私は「一般市民」約20名の中の一人として出演し、そのなかでもかなり発言したほうです。まずはこの機会を与えてくださった関係者の皆様にお礼を申し上げたいと思います。一緒に番組にご参加された方々は、私が喋りすぎたために発言の機会や時間が減ってしまい恐縮です。
また、出演することをお知らせしたところ、さまざまな方からの激励やご心配、リクエストなどをいただいたことにも感謝いたします。そして、予測していたことですがネットでは私に対する批判も見受けられ、このブログにも少なからぬコメントをいただきました。それも踏まえたうえで振り返らせていただきます。

今回、私が出演するに至った経緯については、
http://atsukoba.seesaa.net/article/143211595.html
に書いてあります。少し補足すると3月3日に私がディレクターとして仕事をした『どうするアンポ』という新作DVDの上映会がありました。今回の『日本の、これから』のディレクターの一人から電話がかかってきたのはその2日前で、3日の上映会の前に1時間弱、話をしました。その後、そのディレクターは『どうするアンポ』の上映とその後の私の話を聞いていってくださいました。

私はその時点では自分が番組に出演することはたぶんないだろうと思っていましたが、その後、番組スタッフ間での協議の結果、出演が決まったそうです。
おそらく、いわゆる普天間「移設」や日米軍事同盟について私が熱く語るのでテレビの討論番組に出演させるには面白いと判断したのではないかと想像しています。

2004年の9月に初めて取材して以来、私は沖縄の辺野古(へのこ)には何度か足を運んできました。当初はたまたまテレビ番組用での短い取材の仕事があったので行ったのですが、そこで座り込みを続けているさまざまな人達の話を聞き、自分にはこの問題を少しでも多くの人に伝える責任と義務があると感じました。
2007年の1月に制作したDVD『基地はいらない、どこにも』と、今年の1月に制作したDVD『どうするアンポ』は、辺野古に対する私のこだわりを元にした作品です。

『基地はいらない、どこにも』
http://kichidoko.exblog.jp/
『どうするアンポ』
http://anpo50.seesaa.net/

DVD『基地はいらない、どこにも』チラシ

実は私は、NHKの『日本の、これから』という番組は以前「米軍再編」をテーマにして放送された時に観て、かなり批判的な意見を持っていました。以下に書いています。
http://atsukoba.seesaa.net/article/19164109.html
http://atsukoba.seesaa.net/article/19265503.html

上記ではあまり具体的な記述はしていませんでしたが、私は「米軍再編」をテーマにした『日本の、これから』での議論の進行方法にもかなり批判的な意見を持っていました。辺野古や岩国や神奈川で米軍基地の強化に反対している人に意見を言わせた後、防衛庁長官(当時)に反論させ、それを防衛庁よりの評論家にフォローさせてそのテーマはそこで打ち切り別の話題にするという進行方法は非常に作為的な感じがして、その件は、今回、私と会ってくれたディレクターにも話していました。

前述のように、今回、さまざまな方から激励やご心配とともに「これだけは言ってほしい!」というリクエストもいただきました。

その後、番組には「有識者」が6人も参加するということがわかりました。これまでよりも番組の時間が短いこともあり、私は自分が発言できる時間はほとんど無いのではないかと思いました。
http://atsukoba.seesaa.net/article/143439231.html

スタジオには資料やパソコンは持ち込めないことになっています。そこで私は自分が何を言うべきかを考え、優先順位を立て頭に入れました。

当日、本番前に渡された紙によると、番組の進行は
■普天間基地移設 合意の見直し〜日米関係への影響は?
■同盟の基盤 在日米軍の存在をどう考える?
■深化する日米同盟の今後 どうあるべきですか?
というものでした。

事前の説明でも、普天間基地の移設に関する話はあまり長くやらない、とのことでした。
私自身は優先順位として最も言いたかったことは、その問題についてでしたので、できるだけ最初の頃に発言しなければ機会を失うと思いました。

スタジオに入ってからの説明では、挙手をして指名されてから話すのではなく、誰かが話したことに対して言いたいことがあったらどんどん喋ってください、とのことでした。

このブログにいただいたコメントの中には「人の話の途中で口を挟むな」というご批判がありましたが、私自身は途中で口を挟んだという意識はあまり無く、(あれでも)できるだけ他の方の発言が終わってから発言するようにしました。(ただし、話が終わるタイミングを見はからって間髪入れずに勢いよく喋りました。)

私もできれば今回ご出演された姜尚中さんのように、司会の方に発言の了解を得てから静かな口調で話したほうが共感を持ってもらえるかなと思っています。しかし私は姜尚中さんとはキャラクターが違いますし、私のような者はテレビの生中継で話すことができる機会などそうありませんので遠慮していては自分の言いたいことは言えなくなってしまいます。そこで今回の番組のようにベラベラと喋ることになりました。
それにしてももう少しソフトに喋ったほうが良かったかなとは思います。

普天間基地にいる海兵隊はイラクなどに戦争に行っている部隊なので日本には必要ない、ということを番組の最初のころに言うことができました。そして番組内の普天間基地移設に関するコーナーは終わり次の話題に進みました。それまで一言も喋っていない方もいましたので、私は(あれでも)番組中盤は遠慮して発言を控えていました。

私は今回の自分の肩書きは、NHKから文字数を減らしたいので「映像作家」にしたいという提案があり受け入れました。
http://atsukoba.seesaa.net/article/143369813.html
普段は自分のことを「映像ディレクター」と呼ぶことが多いです。

職業柄、「キュー出し」には慣れています。「このタイミングで音楽!」「このタイミングでナレーション!」などということをしょっちゅうやっているわけです。

また、職業柄、番組の構成や進行も理解したうえで、どのタイミングでどう突っ込めば効果的かを考えることができます。討論番組では少し有利な立場だったのかなと思います。

私は、番組前になにを喋るかを考えていた時に、できるだけ自分が直に取材したり体験して得た内容をしゃべろうと思いましたが、短い時間内では難しかったです。

話せなかったことのひとつは、やはり辺野古での座り込みを実際に取材して、一人一人の話を聞いた体験です。それについては以下で書きました。
http://atsukoba.seesaa.net/article/143515722.html

もうひとつは、DVD『どうするアンポ』を創るためにアシスタントと丸一日かけて街頭インタビューをした体験です。

itv01-1-320.jpg

「アメリカの軍隊は日本にいる?、いらない?」と100人以上の人に聞いたなかで、「いる」と「いらない」は、ほぼ同じような数でした。

マスメディアでは、「日米同盟が大事だから」「日米安保は大切だから」という理由で、普天間基地の「移設先」をどこかに決めなくちゃいけないとしています。

しかし、アメリカの軍隊は日本に必要ないんじゃないかと思っている人が、意外に多いんです。

別に「今すぐ日米安保条約を破棄してアメリカと敵対しろ」と主張するつもりはありません。しかし「アメリカの軍隊が日本にいる必要はあるのか」「軍事同盟ではなく友好条約に変えればいいんじゃないのか」ということは、多くの人がもっとわかりやすい形で議論をしてもいいのではないかと思うわけです。

【3月17日、修正】
いちばん最後のところですが、「平和条約」よりも「友好条約」という言葉のほうがいいと思って修正しました。

posted by あつこば at 08:38| Comment(16) | TrackBack(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月13日

キャンプ・シュワブ陸上案とは?

昨日はNHKの『日本の、これから』という生放送の番組に出演していましたが、番組内で言いたかったけど言えなかったことを書きます。

市街地の真ん中にあって事故の危険性が高い普天間基地の「移設先」をどこにするかという議論が、昨年来、政界やマスメディアで賑わっています。

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(画像は宜野湾市のWebサイトより普天間基地)

そもそも普天間基地は、戦争中に沖縄に上陸したアメリカ軍が民家や畑をつぶして造った軍事基地ですから、すぐに無条件で返還するべきであって、アメリカのために日本の税金を使って移設する必要はありません。

詳しくは、このブログの以下などで書いています。

普天間基地ってどんな基地?
http://atsukoba.seesaa.net/article/126373072.html

「普天間移設」は、どこかが受け入れるべきなのか?
http://atsukoba.seesaa.net/article/137472130.html

「普天間代替施設」って、なあに?
http://atsukoba.seesaa.net/article/67855417.html

さて、現在、国民新党は普天間基地の移設先として「キャンプ・シュワブ陸上案」を提出しました。政府もこの案を軸に検討しているというような報道がされていましたが、沖縄で反対の声が強く、平野官房長官も「陸上案が政府案ということはない」と沖縄県の仲井真知事に伝えたそうです。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010031100396

しかし、そもそも、こんな案が出てくること自体がおかしいのです。

沖縄の辺野古(へのこ)に普天間基地の機能を移設する計画が始まった1996年頃、政府や防衛庁(当時)は、どんな説明をしていたでしょう?

「海の上にプカプカ浮かぶ基地を造りますよ。海の上だから騒音も少ないですし、事故が起きても海に落ちますから安心ですよー」

というように説明していたわけです。

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(画像は当時のパンフレット)

「キャンプ・シュワブ陸上案」という言葉で報道されていると、よくご存じない方は辺野古とは別のところだと思ってしまうかもしれません。しかし、「キャンプ・シュワブ」は辺野古にあるんですよ。

「海の上だから大丈夫」と言っていたのに、なんで陸に造るんですか?

普天間基地について議論をされている人達は、辺野古で座り込みをしている人達のところに言って、そこにいる一人一人の話を聞いたことがあるのでしようか?

辺野古テント村にて加藤登紀子さん 辺野古テント村にて加藤登紀子さん
(画像は歌手の加藤登紀子さんが辺野古のテントを訪問した際のもの)

辺野古で座り込みをしている人達は、一人一人がそれぞれの人生や現在の生活、さまざまな葛藤を抱えながら、「辺野古には絶対に基地を造らせない」という思いで頑張っています。

10数年も続いていますから、なかには亡くなった方もいらっしゃいます。私が知っているだけでも3人の方が亡くなりました。

その人達の話を丁寧に聞けば、なぜ基地を造るのがダメなのか、そして、なぜ10何年間も基地を造れなかったのかがわかります。

辺野古には基地を造っちゃあダメなんです。


(辺野古在住で昨年亡くなった小禄信子さんへのインタビューです。)
http://www.youtube.com/user/ATSUKOBAz#p/u/1/JNr0392Tbmg

posted by あつこば at 10:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

みなさん、ありがとうございます。

NHKの番組の出演を終えて帰ってきました。
反省点もあり、納得できた点もあり、非常に勉強になりました。

詳しくはあらためて書きますが、ブログのコメント欄でいただいた反応は予想通りのものでした。
皆様のご発言はひとつも削除せずに残しております。今後、あらためてひとつひとつのご発言を読ませていただいて、今後に活かしたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

schwab-title-240.jpg
http://anpo50.seesaa.net/
http://kichidoko.exblog.jp/

posted by あつこば at 01:10| Comment(15) | TrackBack(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月12日

本日、NHKの生番組に出演しますが……

本日、夜10時から11時半までNHK総合テレビで生放送される『日本の、これから』という討論番組に出演します。当初は「どうなる日米関係 同盟50年の節目」というサブ・タイトルでしたが「いま考えよう日米同盟」に変更になったようです。「どうなる日米関係」だと私が作ったDVD『どうするアンポ』に似ていたからでしょうかね……というのは冗談ですが、
『どうするアンポ』については、こちらをどうぞ。
http://anpo50.seesaa.net/

さて、「出演」と言っても「有識者」の方々が6人も出演されますから、私達「一般市民」約20名は、おとなしく観客席にいて、たま〜に数人だけちょこっと喋って「日米有識者が市民とともに議論」したことにされてしまいそうな気もしています。

出演することをお知らせさせていただいたところ、さまざまな方から激励やアドバイス、ご心配、「これだけは言ってほしい」というリクエストなどをいただきました。
非常に参考になり、励まされましたが、残念ながらすべての皆さんの「これだけは言ってほしい」というリクエストにはお応えできません。

私のなかで「これだけは言うべきだ」という優先順位は、ほぼ決まりつつありますが、番組の進行の流れによっても変わりますし、そもそも私が喋る時間が与えられるのかどうかもわかりませんし、喋る機会があったとしても、時間はわずかでしょう。

一言も喋れなかったり、喋ったけれどもしどろもどろで話にならなかったりしたら、ご勘弁ください。

私が言いたいことは、前作『基地はいらない、どこにも』と最新作『どうするアンポ』で、ほとんど表現しているつもりです。

『基地はいらない、どこにも』 どうするアンポ』
(画像は『基地はいらない、どこにも』、『どうするアンポ』)

『基地はいらない、どこにも』ブログ
http://kichidoko.exblog.jp/

『どうするアンポ』ブログ
http://anpo50.seesaa.net/

posted by あつこば at 12:29| Comment(35) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月11日

「映像作家 小林アツシ」だそうです。

明日の『日本の、これから』ですが、肩書きが付いた名札を付けるらしいです。

で、肩書きとはどんなものかというと「会社員」、「公務員」、「主婦」、「OL」などのようなものらしいです。

私の場合、何にしたらよいのか迷います。その時の仕事の状況によってプロデューサーだったり雇われディレクターだったり、役割が違うからです。

普段、職業を聞かれた時は「映像ディレクター」という表現をすることが多いです。もう少しわかりやすく言う必要がたる時は「テレビ・ビデオ・ディレクター」という言い方もしていました。しかし、今は「テレビ・ビデオ」の時代ではなくてネットやDVD、ブルーレイディスクの時代になりつつあります。

さて、結局、「映像ディレクター」という肩書きでは長すぎるということで「映像作家」になりました。「作家」というと立派そうで、なにやら芸術祭かなにかにでも出品しそうな感じです。ドキュメンタリーを創っている人の中にも、創っている映像の作品性が高くて「映像作家」と呼んだほうが似合う方はいますが、私はどちらかというと「作家」というよりも「職人」的な感じが強いと思います。あ、ホントの職人さんに怒られますかね?

「映像作家」が似合いそうにないとはいえ、「映画監督」というのもなんでして、私の場合、何人かのスタッフと一緒に撮影をする時もあれば、沖縄に行っている時などは、ひとりでディレクターからカメラマンから車の運転からアポ撮りから……なんでもやっていて、誰にも指示したり「監督」していなくて自分ひとつで小さいカメラで撮っているのに「監督」というのもおこがましい気がします。でもまあ、「ディレクター」って「監督」のことなんですけどね。

とりあえず今回のNHKの番組では「映像作家」になりました。なんで「映像ディレクター」とかじゃなくて「映像作家」になったかというと、文字数の制限らしいです。テレビなので文字数が少ないほうがいいのと、他の方の肩書きとのバランスから、こうなってしまったようです。

posted by あつこば at 18:50| Comment(2) | TrackBack(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月10日

3.12 NHK『日本の、これから』に参加します。

【転載はご自由にどうぞ】

私事ですが、3月12日にNHKの生番組に参加することになりましたので、お知らせさせていただきます。

--------
3月12日(金)
22:00〜23:29(生放送)
NHK総合テレビ『日本の、これから』
「どうなる日米関係 同盟50年の節目」
http://www.nhk.or.jp/korekara/
--------

1月に私のブログからリンクしてあるメールフォームを使って、NHKのディレクターの一人からメールが来ました。
おそらく、私がブログで、DVD『どうするアンポ』を制作中だと書いていたのをネットで検索して見つけてくれたのだと思います。
http://atsukoba.seesaa.net/article/138792169.html

「先行アンケートに協力してほしい」とのことでした。私はそのころ『どうするアンポ』の最後の追い込み作業に入っていてあまり時間はなかったのですが、より有意義な番組になるようにと思いアンケートに協力しました。

その後、3月になってNHKのディレクターから電話がかかってきました。会って話をしたところそのディレクターは信頼できる人物かなと思いました。その時は、他に出演依頼をするべき人がいるだろうから自分が出演することはまず無いだろうと思っていましたが、「こいつはベラベラ喋るからテレビ向きだ」と思われたのか、数日後、出演依頼が来ました。

「一般市民」約20名と「この問題に関する有識者」らを合わせて約25名が出演するそうです。
1時間半の生放送ですから、私を含めた「一般市民」約20名がどれだけ喋る時間を与えられるのかよくわかりません。以前、米軍再編をテーマにした同番組では司会者の作為的な進行が気になっていました。

私は、日常的に米軍基地の被害に遭っているわけでもなく、米軍基地に抗議する活動を積極的にしているわけでもなく、研究者として豊富な知識や経験を持ち合わせているわけでもありません。
米軍基地の問題を取り上げたテレビ番組やDVDのディレクターをやったものの一介の取材者にすぎない私が、生放送の番組できちんと喋れるのかどうか、あまり自信はありません。(ちなみにこの番組では生放送中のスタジオに資料やパソコンは持ち込めない決まりになっています。)

また、こうした番組に出演することにはプラスの側面だけではなくマイナスの側面もあります。
しかし、せっかくの機会ですので、これまでの経験や取材・調査でわかったこと、自分なりに考えていることを少しでも伝えられればと思っています。

posted by あつこば at 07:34| Comment(2) | TrackBack(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月06日

明日と14日、動画の編集講座をやります!

以前も紹介しましたが、市民メディアセンター MediR(メディアール)というところで、動画の編集やブログの講座を行なっています。

http://atsukoba.seesaa.net/article/136616923.html

明日は以下の講座を行ないます。
一日集中講座 : 2010年3月7日(日)11時〜18時
■定番ソフトでビデオ編集をマスターする
 〜プレミア・エレメンツ入門〜

http://medir.jp/course_2009late07

ビデオの編集をしてみたいという方は、ぜひ、お気軽にお越しください。

さらに、以下の講座も緊急で行なうことにしました。
一日集中講座 : 2010年3月14日(日)11時〜18時
■いちばん簡単なビデオ編集
 〜ウィンドウズ付属ソフトを使い倒す〜

http://medir.jp/course_2009late04

7日も14日も、11時前からMediR(メディアール)で準備しています。当日、お越しいただいてもけっこうです。
受講料は3000円(会員2500円)です。

地図はこちらにあります。
http://medir.jp/aboutus

市民メディアセンター MediR(メディアール)
http://medir.jp/
medir_logo.jpg

6回連続して受講していただくことで、レベルアップしたスキルを身につけることができる講座もあります。
連続講座:2010年3月15日、29日、4月12日、26日、5月10日、24日(隔週月曜日)
■ビデオ中級講座
 〜撮影・編集が上手くなる!〜

http://medir.jp/course_2009late11
受講料は、6回で12000円(会員10000円)です。

◆ 講座申し込み先
MAIL: course@medir.jp   FAX : 03−3205−2595

posted by あつこば at 08:55| Comment(0) | TrackBack(1) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『どうするアンポ』上映会での声

【転載歓迎】です。

3月3日、DVD『どうするアンポ』の東京上映会はお陰様で大成功でした。
70名近い方にご参加いただき、上映終了後の客席からの声も熱い内容が多かったです。

上映終了後、その夜のうちにご感想を書いてくださったブログがありました。
http://ono-blog.cocolog-nifty.com/sikou/2010/03/post-f648.html

レイバーネットにも画像付きで載ってます。
http://www.labornetjp.org/flashnews/2010/1267615880792flash

19歳の若者の「自分たちの世代が在日米軍の実態をぜんぜん知らないことがマズイと思う」という趣旨の発言は、まさしく今の日本での状況を示していたと思います。

半田さん講演中

東京新聞編集委員の半田さんの講演は、普天間「移設」の問題にスポットを当てたタイムリーな内容でした。
半田さんや、米兵犯罪の被害を受けたジェーンさんを交えた二次会もなかなか盛り上がりました。

普天間「移設」の問題が、「移設」を前提にしているなど問題点はあるにせよ連日大きく報道され、日米安保・日米同盟そのものも問われているいま、私がこれまでに作ってきた映像作品の中でも自分の想像以上に期待される作品になったと感じました。

DVD『どうするアンポ』は、安保条約に関する歴史的な背景はもちろん踏まえながらも、「今」の問題として、全国各地の米軍基地周辺での被害状況や抵抗する人々の姿を描き、普天間「移設」の問題点や沖縄にいる海兵隊がどんな部隊なのかということも明らかにしています。

上映会の会場で発言してくださったり、アンケートを書いてくださった方の声は、たいへん励みになり、また勉強になりました。

いただいたアンケートの中から一部を、スタッフがブログに掲載してくれました。
以下です。
http://anpo50.seesaa.net/article/142825602.html


昨日、鳩山首相は「3月の間に、沖縄の皆さんにもアメリカにも理解してもらえる政府としての考え方をまとめて交渉していきたい」と国会で述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/t10013019781000.html
一体どんな「考え方」をすれば「沖縄の皆さんにもアメリカにも理解してもらえる」と鳩山首相が思っているのかさっぱりわかりません。

いまこそ、普天間基地の「移設先」はホントに必要なのか、日米安保・日米同盟はこのままでいいのか、と多くの人達が考えていくことが大切です。

ご購入してくださった方や、上映会等でご覧になった方、皆さん、ぜひ、『どうするアンポ』ブログのコメント欄にご感想やご意見を書いていただけると幸いです。
http://anpo50.seesaa.net/article/142788116.html#comment

よろしくお願いいたします。

posted by あつこば at 06:01| Comment(0) | TrackBack(1) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする