2010年11月24日

沖縄県知事選、まとめ

【転載歓迎】

沖縄県知事選挙と宜野湾市長選挙が28日に行われます。

そこで、Twitterでの、さまざまなつぶやきをまとめました。

ツイッター(Twitter)については、あまりご覧になっていない方や馴染めない方もいらっしゃるでしょうが、今回の選挙でもかなり積極的に使われており、影響力は大きいと思います。
(現状の制度では告示されると候補者本人が書き込めなくなっていますが。)

以下は日時順に並べるなどしていますので、比較的、読みやすいと思います。


●沖縄での選挙に関するさまざまなツイートをまとめています。
http://togetter.com/li/71729

膨大な意見がある中から、トンデモな意見も含めてピックアップしました。
ツイッターでの全体的なトーンはつかめると思います。
やりとりが続いているところをつなげた以外は、ほぼ、日時順に並んでいます。

●仲井眞弘多さんのツイートを日時順に並べました。
http://togetter.com/li/71831

●伊波洋一さんのツイートを日時順に並べました。
http://togetter.com/li/71833

●私自身が書いた沖縄県での選挙に関連するツイートをまとめています。
http://togetter.com/li/71550

ぜひ、ご活用ください。



posted by あつこば at 08:24| Comment(0) | TrackBack(2) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月22日

沖縄県知事選挙「なかいま弘多後援会」パンフレットの不思議

28日に投開票が行われる沖縄県知事選挙に出馬している仲井真氏の後援会が出しているバンフレットがあります。
http://nakaima-okinawa.net/common/pdf/association.pdf

「なかいま弘多後援会」のパンフレットより

これが非常に奇妙な内容です。

普天間基地の危険性除去を掲げ当選をし

普天間基地についての質問に対する仲井真氏の答の中で、
「私は四年前、世界有数の危険性をはらんだ普天間基地の危険性除去を掲げ当選をし、」
とあります。

仲井真氏が当選した前回の県知事選挙当日に朝日新聞と沖縄タイムスが行った出口調査では、「新しい知事に最も力を入れてほしい点」という質問に対し「経済の活性化」が56%で「基地問題」が28%でした。そして、
↓ここから引用
--------------
新知事に最も力を入れてほしい点が「基地問題」と答えた人は、84%が糸数氏に投票し、仲井真氏は15%にとどまった。
--------------
↑引用ここまで
(11月20日、朝日新聞)

つまり、沖縄電力の会長で県商工会議所の会長をしていた仲井真氏は、基地問題に関する主張で支持を得て当選したのではなく、経済問題で当選したのです。

「普天間基地の危険性除去」に関しても、当時の稲嶺県政が主張していたキャンプ・シュワブ暫定ヘリポート案について「危険性の早期除去の点では考え得る案だ」と述べていた程度で、辺野古での基地建設については「現行のV字形案のままでは賛成しない」という微妙な言い回しで、基地問題が選挙の争点になるのを避けたのです。

そして当選後は、以下のように自分でハードルを低くしています。

↓ここから引用
--------------
政府への要求として公約に掲げた普天間飛行場の「3年以内の閉鎖状態」について、在沖米海兵隊のヘリ部隊が2004年から05年にかけてイラクに派遣されていた間、普天間飛行場周辺で騒音が激減したことを例示して「私が言っている閉鎖状態とはまさしくそれだ」と述べた。
--------------
↑引用ここまで
(12月10日、琉球新報)

辺野古での計画については、少しでもいいから沖合いに移動させろと主張し、反対なのか賛成なのか曖昧な姿勢を続けていました。

沖合い移動にこだわり続けた理由は、埋め立ての面積を少しでも増やすことで、地元の建設会社の利益になるようにしようとしたためだと言われていました。

今年1月に、名護市で辺野古での基地建設に反対する稲嶺市長が誕生し、鳩山政権の「迷走」によって沖縄県民のなかで「県外移転」の意識が高まると、仲井真知事も徐々に姿勢を変え、4月に行われた県民大会に間際になって出席することを決めましたが、結局、県民大会では「県内移設反対」とは明言しませんでした。

相手候補者は「共産党の主張する」国外移設を掲げております

仲井真氏の後援会が出しているバンフレットで、もうひとつ驚いたのが、仲井真氏への質問という体裁が取られている上記の部分です。

「相手候補者は共産党の主張する国外移設を掲げております」
と書いていますが、これは間違っています。

共産党は普天間基地の「無条件撤去」を主張していて、「国外移設を掲げて」はいません。
県内移設に反対する点で一致して共産党も伊波氏を応援していますが、このパンフレットを作った「なかいま弘多後援会」の人たちは事実関係も理解していないようです。

そして、わざわざ「共産党の主張する」という部分を赤い文字にしている意図は、なんなのでしょうか?

県民100人に聞きました。なかいま知事への基地問題に関する質問トップ3

そもそも、パンフレットのこのページには、
「県民100人に聞きました。なかいま知事への基地問題に関する質問トップ3」
と書かれています。

100人に聞いた結果のトップ3にランクされた質問が、
「相手候補者は共産党の主張する国外移設を掲げております」
で始まる質問なのでしょうか?

一体、100人に対してどんなアンケートを取れば、このような結果になるのでしょう?

まったく不思議なパンフレットです。

posted by あつこば at 19:56| Comment(6) | TrackBack(1) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月19日

『ビルマVJ 〜消された革命〜』、小型カメラで必死に撮影された膨大な記録を作品化

以前から観なきゃと思っていた『ビルマVJ 消された革命』を観た。

何台ものカメラで撮った膨大な映像を編集するのは、並大抵のことではない。この作品は若干演出過剰気味なところもあり、追加撮影や編集方法、音楽の付け方などに関して、ドキュメンタリーとしては「やりすぎ」と捉える人がいるかもしれない。しかし、そのぶん、わかりやすく、しかもきちんとしたストーリーに基づく力強い作品になっている。

この作品の中心になっているビルマ(ミャンマー)での2007年の反政府デモは、日本ではジャーナリストの長井健司さんが射殺されたことで、その後、その事件についての報道に集中していた。
この作品でも長井さんが射殺された事件は大きく扱われているが、日本での過熱報道と違い、あの事件前後のビルマ(ミャンマー)での出来事がきちんと描かれているので、全体像がつかみやすい。

あの事件の数日後、僧侶の遺体が川に浮かんでいるのが見つかり、映画ではその映像も映し出されるが、日本ではこの映像は報道されただろうか? 私が見逃しただけなのかもしれないが、少なくともテレビの報道番組では見なかった。BBCなどでは放送したようだ。

日本のテレビ局は、死体がテレビに映るのは残酷だから自主規制したのか、それとも日本人が死んだことばかりに過剰反応して集中しすぎたのか、理由は定かではないが、ビルマ(ミャンマー)ではたいへん尊敬されていると言われる僧侶が殺されたという事件も、日本のマスメディアは大きく取り上げるべきだったと思う。

先日、民主化運動のリーダー、アウン・サン・スー・チーさんの自宅軟禁が解除されたが、まだまだ余談は許されないようだ。今後も世界中の目が軍事政権のビルマ(ミャンマー)に注がれるべきだし、この『ビルマVJ 消された革命』も、多くの人に観られるべき作品だと思う。

posted by あつこば at 19:01| Comment(0) | TrackBack(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Twitter講座、USTREAM講座等のお知らせ

以前も書きましたが、昨年、Twitterを始めてから、かなりの頻度でTwitterに書いています。
http://twitter.com/atsukoba

9月にTweenというソフト
http://sourceforge.jp/projects/tween/
を使うようになってからは、毎日かなりの数を書くようになり、おかげでこのブログの更新頻度が下がってしまいました(苦笑)。

お詫びの印(?)というわけではないのですが、Twitter講座をやることになりました。

以前から「ビデオ中級講座」などの講師をさせていただいていた、市民メディアセンター「MediR(メディアール)」での講座です。

具体的には、12月7日(火)と14日(火) の19時から21時に行います。
7日と14日、どちらか一方の講座を受講していただければツイッター初心者の方もツイッターを始められるようになります。二回受講していただいて、より幅広いツイッターの活用方法を身につけることも可能です。

7日は、NGO/市民運動のICT活用助っ人の印鑰智哉さんが講師、
14日は、私が講師をします。
http://medir.jp/course_2010winter02

受講料は1回1000円(会員800円)

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他にも、11/20(土)と11/27(土)にUSTREAM(インターネット生中継)の講座を行うなど、さまざまな講座やイベントを行っています。
http://medir.jp/course_2010winter


Twitter講座、USTREAM講座の場所は以下です。

東京都新宿区四谷1-2-17伊藤ビル3階
Tel. 03-6273-0363
medir-map-l.jpg

◆ 講座申し込み先
E-Mail course@medir.jp
Fax. 03-5379-2608

チラシを画像にしたものは以下です。
【表】
http://homepage3.nifty.com/atsukoba/medir/2011medir-omote.jpg
【裏】
http://homepage3.nifty.com/atsukoba/medir/2011medir-ura.jpg

印刷する場合は、以下のpdfファイルを使用してください。
【表】
http://homepage3.nifty.com/atsukoba/medir/2011medir-omote.pdf
【裏】
http://homepage3.nifty.com/atsukoba/medir/2011medir-ura.pdf

posted by あつこば at 11:40| Comment(0) | TrackBack(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする