上映会のお知らせです。
今回は「在日」をテーマにした映像を4本上映します。
2010年度から公立高校の授業料がタダになり、国立・私立高校などの授業料にも支援金が出るようになりました。韓国学校も含むインターナショナルスクールは対象になっていますが、朝鮮学校だけが排除されています。
その問題をきっかけにして、朝鮮学校を卒業した私の知り合いが、さまざまな人たちにインタビューをして『近くて遠い学校』という映像作品を創りました。

この作品は、高校無償化の問題だけではなく「在日」ってなんだろう、「国」ってなんだろう、と私たちに問いかける内容になっています。
『近くて遠い学校』に加えて、朝鮮学校に対する差別に関連した作品を合わせて上映することにしました。
今回の上映会を主催しているビデオアクトで一緒にスタッフをしている本田孝義さんが関連する作品を見つけてくれました。

『「絶対に、この闘いに勝ちたい!」(朝鮮学校生徒)』と『ウリハッキョ(私たちの学校)が、好きです! 』は、レイバーネットTVでネット配信するために作られた映像です。高校無償化から排除された当事者である朝鮮学校の生徒たちの声を聞くことができます。

もうひとつの作品は、独立系ネット放送局のOurPlanetTVが制作した『ぼくらの学校なくなるの? 〜立ち退き問題に揺れる朝鮮学校〜』です。2004年に創られた作品で、東京・江東区枝川にあって立ち退きを迫られた朝鮮小学校を取材したものです。
私も含めて日本人の多くは「在日」の人たちのことをよくわかっていません。「在日」の人たちが日本にいるのには、どういう背景があるのか。これまでにどんな困難なことがあって、いまではどんな難しい問題あるのか。そうした情報を、日本に住む多くの人たちが共有化することが大切だと思っています。
この上映会を行うことがきっかけになり、私も「在日」の人たちについて、にわか勉強していますが、いままで知らなかった多くのことに気づかされています。
1月27日の上映会には、ぜひ、多くの方に参加していただきたいと思っています。
以下、案内文を転載いたします。
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【転載歓迎】
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■第53回 ビデオアクト上映会
「在日」ってなあに? 〜朝鮮学校に対する差別をめぐって〜
http://www.videoact.jphttp://videoact.seesaa.net/article/179242297.html================================
●日時:2011年1月27日(木)
開場 18:30
上映 19:00〜
●上映会場:東京ボランティア・市民活動センター
(東京都新宿区神楽河岸1番地1号 飯田橋セントラルプラザ10階
TEL:03-3235-1171)
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分
●参加費:500円(介助者は無料)
■上映作品
●『近くて遠い学校』
作者:るんみ (2010年,15分)
●『「絶対に、この闘いに勝ちたい!」(朝鮮学校生徒)』
撮影・編集:湯本雅典 (2010年,4分)
●『ウリハッキョ(私たちの学校)が、好きです! 』
撮影・編集:湯本雅典(2010年,4分)
●『ぼくらの学校なくなるの? 〜立ち退き問題に揺れる朝鮮学校〜』
取材・制作:近藤剛、後藤由耶 (2004年,16分,OurPlanet-TV)
■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
(045-228-7996 [ローポジション気付 担当:土屋] )
jyouei@videoact.jp
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高校授業料の無償化から朝鮮学校が排除された件で議論が起こっています。
ですが……、
そもそも「朝鮮学校」ってどんな学校なの?
「在日」ってどんな人たち?
なぜ「在日北朝鮮人」ではなく「在日朝鮮人」なの?
どんな歴史があるの?
などの疑問に、みんなが正確に答えられるでしょうか?
さまざまな作り手が、さまざまな手法で作った、映像作品を上映し、作り手と映像を観た人とのトークで、「在日」の人たちについて考えてみましょう。
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自主ビデオの流通を手がけるビデオアクトでは、自主制作のオモシロイ作品を定期上映しています。
★上映作品・スタッフ募集中!
http://www.videoact.jp-------