
2011年末に環境アセスの「評価書」を提出した際には反対の声が強くて大混乱になりました。
http://togetter.com/li/233704
今回は、報道陣の目を避け、別のフロアの直接担当ではない部署に別の入口から入って届けるという用意周到で姑息な方法で不意打ち・抜き打ち的な提出だったそうです。
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2013-03-23_46917
政府・防衛省がこうした方法を取らざるを得ないのは、沖縄のすべての市町村が反対しているなか、少しでも騒ぎを小さくして、なんとか沖縄県の仲井真知事に埋め立てを承認させようとしているからでしょう。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130323/plc13032310470006-n1.htm
埋め立てを承認するかどうかを判断するのは仲井真知事です。(沖縄県による)審査では移設に反対している地元の名護市長からの意見聴取をしなければならないそうですので、仲井真知事は簡単に埋め立てを承認することはできないでしょう。
ただし、知事が埋め立てを承認しない場合でも、国は地方自治法に基づいて是正の指示や代執行を行うことができるとされていますので、政府がこうした強硬姿勢もちらつかせることで仲井真知事に諦めさせようとしてくる可能性はあり得ます。
前防衛大臣の森本敏は、大臣になる以前に出演したテレビ番組で「県知事に、もう次に立候補はしないという決断をして苦渋の判断で受け入れてもらえるようにするのが政府の方針」などと言っていました。
選挙制度と民主主義を否定するかのようなこうした発言をする人物が防衛大臣をしていたというのも驚きですが、こうした展開になるのはなんとしても避けなければなりません。