2013年03月23日

米軍基地建設のため、辺野古の海を埋め立てる申請を政府が提出

政府・防衛省は22日、沖縄県に辺野古の海を埋め立てる申請を提出しました。
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2011年末に環境アセスの「評価書」を提出した際には反対の声が強くて大混乱になりました。
http://togetter.com/li/233704

今回は、報道陣の目を避け、別のフロアの直接担当ではない部署に別の入口から入って届けるという用意周到で姑息な方法で不意打ち・抜き打ち的な提出だったそうです。
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2013-03-23_46917

政府・防衛省がこうした方法を取らざるを得ないのは、沖縄のすべての市町村が反対しているなか、少しでも騒ぎを小さくして、なんとか沖縄県の仲井真知事に埋め立てを承認させようとしているからでしょう。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130323/plc13032310470006-n1.htm

埋め立てを承認するかどうかを判断するのは仲井真知事です。(沖縄県による)審査では移設に反対している地元の名護市長からの意見聴取をしなければならないそうですので、仲井真知事は簡単に埋め立てを承認することはできないでしょう。

ただし、知事が埋め立てを承認しない場合でも、国は地方自治法に基づいて是正の指示や代執行を行うことができるとされていますので、政府がこうした強硬姿勢もちらつかせることで仲井真知事に諦めさせようとしてくる可能性はあり得ます。

前防衛大臣の森本敏は、大臣になる以前に出演したテレビ番組で「県知事に、もう次に立候補はしないという決断をして苦渋の判断で受け入れてもらえるようにするのが政府の方針」などと言っていました。
選挙制度と民主主義を否定するかのようなこうした発言をする人物が防衛大臣をしていたというのも驚きですが、こうした展開になるのはなんとしても避けなければなりません。
 


posted by あつこば at 18:43| Comment(3) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月19日

【イラク戦争10年】当時の動画を再公開しました。

2003年、アメリカが一方的にイラクに戦争をしかけてから明日で10年になります。そこで、10年前に「ビデオアクト反戦プロジェクト」で公開していた映像を、再公開しました。(撮影:小林アツシ、松原明、遠藤大輔)
http://www.youtube.com/watch?v=r0KDmGLAsfE


今回、再公開したのは2003年1月18日に行われた「WORLD PEACE NOW 1.18」の映像で、当時、公開していたものと同じ映像です。まだYouTubeが始まる前でネット環境もそれほど整っていない時代ですので、当時はご覧になれなかった方も多いかと思います。

さまざまな団体や個人が、それぞれの違いを乗り越え、イラク戦争に反対するためにともに行動しました。通常、テレビ局などの取材はデモやパレードの頭だけ撮ってすぐに帰ってしまいますが、私たち自主制作のスタッフは最初から最後まで撮り続けました。
この映像からも、参加している団体や個人の多様性を感じていただけると思います。このあと、2月15日の世界共通行動を経た「WORLD PEACE NOW 3.8」では個人参加の人たちの割合が圧倒的に多くなりました。

参考:
ビデオアクト反戦プロジェクト(← 現在、動画はご覧いただけません。)
http://homepage3.nifty.com/atsukoba/vact/war/
WORLD PEACE NOW! 3.8
http://www.youtube.com/watch?v=EZm13O5kGlY&list=UUqQywDxQKMdnV5kWvtxqspg
  
posted by あつこば at 14:19| Comment(1) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする