「実現すれば米国務長官と日本の野党党首による個別会談は初めて」(産経新聞)だそうです。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090211/stt0902110014000-n1.htm

(画像は、Hillary Clinton campaign website、小沢一郎ウェブサイトより)
毎日新聞の記事では、沖縄 辺野古(へのこ)での基地建設についての意見交換だと強調しています。
http://mainichi.jp/select/world/news/20090211k0000m010130000c.html
朝日新聞によると、実際に会談をするかどうかは微妙なようです。
http://www.asahi.com/politics/update/0210/TKY200902100346.html
↓ここから引用
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政権交代に備えて党の外交・安全保障政策を詰める前に、オバマ大統領ら米の新政権要人と面会することについて、小沢氏は慎重な姿勢。総選挙への準備にも忙しく、クリントン氏の日程との調整も見通しがつかないため、実際に会談が実現するかどうかは微妙だ。
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↑引用ここまで
民主党としては、ここでクリントン国務長官から辺野古の問題などについて釘を刺されてしまうよりは、党内で意見調整をして自分たちで選択できる余地を残しておきたい……つまり、辺野古の問題についても、外交・政局のカードとしてその場その場で有利なほうに党の意見を変えられるようにしておきたい、ということなのかもしれません。
ちょっと穿った見方でしょうか?
いずれにしても、今回の打診により、アメリカが辺野古の問題をかなり重要視しているのがわかります。
報道では「普天間移設」などと書かれています。その呼び方の問題点について以下で書いています。
http://atsukoba.seesaa.net/article/67855417.html
辺野古での米軍の新基地建設については、1997年に行なわれた地元名護市での住民投票で反対票が過半数を超し、世界自然保護会議からはジュゴンの保全を求める勧告が3度も出ています。

こんな海に米軍基地を造るというのは、やはりとんでもない話です。 クリントン国務長官が小沢代表と会談すれば、これまで以上に世界にこの問題が広まるでしょう。
辺野古の問題にあまり関心がない人達にも、クリントン国務長官の来日に関連し、辺野古のことを説明するよい機会になりますね。
このブログでは、
クリントン国務長官が日本に来て辺野古での計画に関連する協定を結ぼうとしていること
http://atsukoba.seesaa.net/article/113553204.html
民主党が「辺野古の計画は白紙に」と主張していること、
http://atsukoba.seesaa.net/article/113187935.html
などを書いてきました。
他に辺野古について書いた文章は、以下でお読みいただけます。
http://atsukoba.seesaa.net/article/70417549.html
http://atsukoba.seesaa.net/tag/articles/%95%D3%96%EC%8C%C3