2009年02月28日

北朝鮮は日本にミサイルを撃ち込めない

北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が「テポドン2」ミサイルを撃つ準備をしていると言われています。

それに対して、北朝鮮の報道官は「人工衛星の実験通信衛星「光明星2号」を運搬ロケット「銀河2号」で打ち上げるための準備を本格的に進めている」と発表したそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090224-OYT1T00473.htm

人工衛星とミサイルは打ち上げ方としては似たようなものだそうです。私は人工衛星であれ「テポドン2」であれ、どちらにしても撃つべきではないと思っています。
ですが、「テポドン2(これはアメリカが勝手に付けた名前だそうです)」の危機をいたずらに煽るのも問題です。マスコミなどで煽られると、詳しく知らない人は「明日にでも北朝鮮からミサイルが飛んでくる!」と思ってしまうかもしれません。

「テポドン2」が日本に落とされる可能性は、とても低いです。

軍事アナリスト、江畑謙介さんの『日本の防衛戦略』(P66)によると、
↓ここから引用
--------------
テポドン2は米国の基地を狙うものであり、日本に向けて発射されるミサイルではない
--------------
↑引用ここまで
とのことです。(■注1参照)
つまり、「テポドン2」はアメリカを狙うためのものなので、日本は近すぎるのですね。


では、北朝鮮が「テポドン2」よりも射程距離が短いミサイルを日本に撃ち込む可能性があるかどうかですが、これもないでしょう。

軍事アナリスト、小川和久さんの『日本の戦争力』(聞き手は坂本 衛さん)によると以下のように書かれています。(P236)
↓ここから引用
--------------
万が一にも日本にミサイルを撃ち込めば、金正日体制の崩壊どころではありません。それは、北朝鮮という国家の消滅を意味します。【中略】彼らは日米同盟に本気で反撃されたら一巻の終わりだと知っているのです。
--------------
↑引用ここまで

つまり、仮に日本にミサイルが撃ち込まれたら、アメリカがそれを口実に北朝鮮を攻撃するので、そうすると北朝鮮は「一巻の終わり」になってしまうというわけです。
北朝鮮の指導者は、なんとかして自分たちの体制を維持しようとしています。ですから、北朝鮮側が自分たちの体制を潰されるようなリスクを犯してまで日本にミサイルを撃ち込むなどということはあり得ないわけですね。


「テポドン2、もしくは人工衛星」の話に戻ります。
前述の理由により、日本にミサイルが撃ち込まれる可能性はないですが、日本列島を飛び越して日本海に落とす実験をしようとした場合、あるいは人工衛星の打ち上げをしようとした場合に、失敗して部品か何かが日本に落ちてくる可能性についてです。この可能性は低いですがゼロではないでしょう。

■注1:前述の江畑謙介さんの本にも「故障で日本の上に落下してくる可能性があるが」と括弧でくくった小さい文字で書いてあります。

仮に部品などが落ちてきても、ミサイルが撃ち込まれるわけではありませんので被害は少ないでしょう。ですが、空から何かが落ちてくるのは危険ですから撃つべきではありません。

北朝鮮は撃つのをやめるべきです。そしてマスコミも危険性を必要以上に煽るのはやめたほうがいいですね。

【3月27日 追記】
追加で以下の文章を書きました。
http://atsukoba.seesaa.net/article/116305729.html
posted by あつこば at 15:47| Comment(40) | TrackBack(2) | ミサイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
日本にミサイルを打ち込めない理由は、日本には平和憲法9条があるからではなかったのですか??????
今までもそのおかげで守られてきたんでしょ?


>仮に部品などが落ちてきても、ミサイルが撃ち込まれるわけではありませんので被害は少ないでしょう。ですが、空から何かが落ちてくるのは危険ですから撃つべきではありません。


ここは笑うとこですか???
部品が落ちてくるよりミサイルが落ちてくるほうがマシと思ってるんですね。わかります。



Posted by 港のヨコスカ at 2009年02月28日 19:31
>>つまり、仮に日本にミサイルが撃ち込まれたら、アメリカがそれを口実に北朝鮮を攻撃するので、そうすると北朝鮮は「一巻の終わり」になってしまうというわけです。


あつこばさん、今回のアナタの書き込みには正直がっかりです。
あなたは軍事力による抑止をあっさり認めてしまっている。
・・・でもそれって、私なんかの主張と全く一緒ですよ?

いわゆる反戦平和勢力を標榜するのであれば、あくまで侵略を
抑止しているのは紙切れである日本国憲法第9条であり、
戦争放棄を理解してくれる心優しき周辺国の公正と真義
ではなかったんですか???

私はもちろん日本国憲法前文の理想なんて絵に描いた餅で、
未来永劫達成されることはないだろうと思っていますが、
まさか護憲を標榜するあつこばさんから、北朝鮮のミサイル
の危機から日本を守っているのは日米同盟に基づく抑止力
であるという主張が出てくるとは予想だにしませんでした。

これを機に、改憲派へ鞍替えですよね??
Posted by 通りすがり at 2009年02月28日 20:04
まあ、そういう主張をする人が出てくるとは思っていました。
しかし、そもそも北朝鮮がミサイルを使って「瀬戸際外交」をやらなければならない理由は何かというと、「米軍が恐いから」なんですよ。
在日米軍が無くなれば、北朝鮮もミサイルは作らなかったでしょう。
Posted by あつこば at 2009年02月28日 22:37
きっと、明日は三一独立運動の日ですから、お祝いの「ロケット」を打ち上げるんでしょうね。何せ、あれから90年なんですし。

しかし、こんな寒い時期にちゃんと撃ち上がるかが心配ですよ。失敗でもして、変なところに飛んで行かないか心配です。

本来、目標でも標的でもない日本に落ちてきたら、おおごとですよ。被害が少ないとか、そういうレベルではないですよ。
Posted by 通りすがりな感じで at 2009年02月28日 22:48
ああ、びっくりした。

そうそう!そうこなくっちゃ!
やっぱり極悪米軍が北進準備のために
傀儡韓国軍と侵略演習で危機を煽る
ものだから、共和国は止むに止まれず
「やむを得ず」ミサイルを打ち上げる・・・
(以下省略)

#あつこばさん、一度平和勢力を名乗ったら
 とことん貫かないとダメですよ。

#もちろん、私は在韓米軍がなくなったら
 迷わず北朝鮮は朝鮮戦争以来の悲願で
 ある韓国侵略を再開すると思いますので
 在韓米軍の撤退なんて戯言としか評価
 しません。
Posted by 通りすがり at 2009年03月01日 00:05
私はリアルな現実は直視しなければならないと思っています。
在日米軍の駐留は問題ですが、現実的には、他国は在日米軍があるために日本(在日米軍)に対する攻撃ができません。それが、いわゆる「抑止力」と呼ばれています。(とはいえ、在日米軍はイラクやアフガンに戦争に出かけているぐらいですから「日本を守っている」わけではなく世界中に出撃するための拠点として日本に基地を置いています。)
http://atsukoba.seesaa.net/article/43671906.html

アメリカの方針としては、韓国から米軍を全面撤退させることはないでしょう。
小川和久さんの『日本の戦争力 VS 北朝鮮、中国』(P54〜58)が参考になりますのでお薦めします。(私は小川さんの主張に全面的に賛成するわけではありませんが。)
米軍は国連軍として韓国に駐留していますので先制攻撃はめったなことではできないそうです。そして、仮に北朝鮮が韓国に責めてきた場合、アメリカは直接的には韓国軍に戦わせて、米海軍と米空軍とで北朝鮮を空爆するでしょう。アメリカにとっては、そのほうが米軍の兵士を殺さずにすみます。そして、そうなったら北朝鮮に勝ち目はありません。
ただし、そうなってしまったら大量の難民が発生するなど、韓国・中国・日本などにとって深刻な影響が出てきますので、そうならないように6ヶ国協議で北朝鮮を崩壊させないために話し合うことが重要だとされています。
Posted by あつこば at 2009年03月01日 10:53
>>(とはいえ、在日米軍はイラクやアフガンに戦争に出かけているぐらいですから「日本を守っている」わけではなく世界中に出撃するための拠点として日本に基地を置いています。)

米軍が抑止力を日本に提供していることをあつこばさんは認めている。
それなのに「日本を守っている」わけではない、とは一体どういう
意味ですか?

発言が二転三転していて、理解に苦しみます。
Posted by 通りすがり at 2009年03月01日 20:53
表現がわかりづらかったかもしれませんね。
いまでも多くの人達が「日本はアメリカに守ってもらっている」と思いこんでいるようです。だから巨額の「思いやり予算」を払い続けていても仕方がないと思っているわけですね。
ところが、アメリカが軍隊を日本に置いているわけは「日本人を守るため」ではありません。小川和久さんによると日本列島は「アメリカが世界のリーダーであり続けるために必要不可欠な戦略的根拠地」です。アメリカは自分たちの都合で基地を日本に置いているのです。

「在日米軍は日本をまったく守っていない」と言ってしまうと厳密には間違いでしょうね。
世界のいたるところに出撃して人を殺しまくっている巨大な軍事力を持つ米軍が日本にいるので、アメリカと敵対している国も簡単に日本を攻撃できなくなっている……つまり、たまたまそうなっているだけです。
たとえば、Aという国がBという国を軍事力で制圧して植民地にしたとします。そうするとAという国は、Bという国に置いてある自分たちの軍隊を、他のCという国などから守るわけです。
MD(ミサイル防衛)計画で最初に配備されたPAC3(パックスリー)ミサイルは、アメリカが米軍の嘉手納基地に配備したものです。江畑謙介さんによると「基本的には米軍のミサイル防衛システムは在日米軍基地と司令部を守るためのものであって、当然、その配備もこの目的に沿ったものになる」そうです。
つまり、アメリカが守りたいのは米軍基地であって日本の国民ではないのです。
Posted by あつこば at 2009年03月02日 11:38
>Aという国がBという国を軍事力で制圧して植民地にしたとします。そうするとAという国は、Bという国に置いてある自分たちの軍隊を、他のCという国などから守るわけです。

A=中国という国がB=チベットという国を軍事力で制圧して植民地にしました。そしてA=中国という国はB=チベットという国においてある自分たちの人民解放軍を他のC=インドという国にいるダライラマ亡命政府から守るわけです、か?
Posted by なんでチベットのこと書かないの? at 2009年03月02日 21:38
犯罪者と国籍を混同するのはよくないことだと思います
そのうえで国籍のプライドがあるべきです
犯罪者ではない日本人>>犯罪者ではない北朝鮮人>>犯罪者の日本人>>犯罪者の北朝鮮人

こうですな
どちらかというと日本の政治家やマスコミ(ネット含む)はついてこれているのか疑問に感じるところ
Posted by at 2009年03月02日 22:47
あつこばさん、やっぱり良くわかりません。

どんな国も国益に沿って行動しています。100%善意だけによる行為
なんて、おとぎ話の世界だけですよ。国家の行動には予算が付き物です。
予算は納税者の血税ですよ。納税者の利益にならない政策は国民が承認
するわけがないではないですか。

あつこばさんは、米国が日本に軍事力による抑止を、結果的にであれ提供
してくれる見返りとして、米国が利益を得ること自体が許せないのですか?
ハッキリ言えば、単にアメリカ憎しですか?

日本の防衛と全く関係ない要素を唐突に持ち出す意図が全く理解できません。
Posted by 通りすがり at 2009年03月02日 23:56
ちなみに、PAC−3配備場所についてもよくわかりません。
中国や北朝鮮が弾道弾で狙ってくるのは在日米軍基地であって
「防守されていない」普通の都市ではない
可能性が大でしょう。
だったら、嘉手納に配備するのは極めて合理的なはずですけど?

在日米軍基地をわざと外して、その後に大反撃を受けなければならない
理由が何かあるのでしょうか?
Posted by 通りすがり at 2009年03月03日 00:09
よんでちょっと気になった矛盾点だけ指摘させていただきます。

>つまり、仮に日本にミサイルが撃ち込まれたら、アメリカがそれを口実に北朝鮮を攻撃するので、そうすると北朝鮮は「一巻の終わり」になってしまうというわけです。

アメリカを直接狙っても同じ結果になるのではないでしょうか。
むしろ反撃が日本に落とすよりも激しいと思われます。
Posted by at 2009年03月03日 02:09
たびたび、こんにちは。パンです。
あつこばさんの、危機をいたずらに煽るのも問題という意見に同感です。
私もネットでいろいろ調べてみました。浜田防衛大臣のMD発言、小沢一郎さんの第7艦隊発言で大騒ぎ。アメリカの次期国防次官シュトン・カーター氏は先制攻撃論者ですね。これは北朝鮮にとっては脅威かもしれないですね。
軍事評論家の神浦元彰さんは、「北朝鮮がミサイルを発射しても、日本は不必要にバカ騒ぎせず、安保理決議1718に従って、北朝鮮に制裁を下すことが、東アジアの安定を崩さないために必要である。」と述べられています。日本軍事情報センターHP What's new?(http://www.kamiura.com/より)
ちなみに、神浦元彰さんは小沢発言を肯定的に評価されています。
元外交官の天木直人さんは、北朝鮮に対して強い警戒感を持たれているようです。天木直人のメールマガジン要約2月27日ー3月1日 参照(http://www.amakiblog.com/blog/
どうなんでしょうかね。いつもの瀬戸際外交なのでは、と思ってしまいます。
関西大の李英和教授は「北はオバマ政権に期待していたようだが、政権発足後、対北政策がそれほど甘くないことがわかった。長距離弾道ミサイル発射の動きを見せることで、オバマ政権に揺さぶりをかけ、どう出るかを見るつもりなのだろう」http://news.nifty.com/cs/headline/detail/fuji-320090203205/1.htmより
私は、伊勢崎賢治さんの行ったDDRのように、北に対して平和構築を目的とした交渉が必要なのではないかと思っています。
Posted by パン at 2009年03月03日 04:05
あまり時間が無いのでとり急ぎ……、

03月02日 22:47の方;
> 犯罪者ではない日本人>>犯罪者ではない北朝鮮人>>犯罪者の日本人>>犯罪者の北朝鮮人

論点を整理しようという意図は歓迎します。しかし、その整理の仕方には賛同できません。
なによりも、「日本人」と「北朝鮮人」とでなぜそうような優劣を付けるのかがわかりません。私達は同じ人間です。たまたま日本人として生まれたか、たまたま朝鮮人として生まれたかの違いだけです。北朝鮮の指導者には問題があると思いますが、北朝鮮で暮らす普通の人には罪はありません。そもそも国籍によって人間に優劣を付けるという考え方を私は批判します。
そしてついでに付け加えると「犯罪者ではない人」と「犯罪者」とで人間を二分する考え方も危険だと思います。日本では、容疑者でしかない状態でマスコミが犯罪者であるかのような報道をしていますが、冤罪等を考えると極めて不当な人権侵害につながる恐れがあります。そして日本では、ひとたび逮捕されてしまうと起訴されてもいない段階で「悪人である」と決めつけてしまう世間の目があります。


通りすがりさん 2009年03月02日 23:56
> どんな国も国益に沿って行動しています。

国には人格はありませんので、国としての行動を決めているのは政治家です。そして政治家が本当に「国益」を考えて判断をしているかどうかは疑問です。むしろ政治家は、自分自身や自分を支持してくれている勢力などの「利益」を考えて判断しているだけではないでしょうか?
そして私は「国益」よりも大事なことは、戦争で人を殺さないことだと思っています。

> 納税者の利益にならない政策は国民が承認するわけがないではないですか。

残念ながら今の日本の選挙制度では、そうなっているとは思えません。


ちなみに北朝鮮をめぐる情勢ですが、北朝鮮の朝鮮人民軍と在韓国連軍司令部とが会談をしました。これは北朝鮮側から提案したらしいです。「話し合おう」というシグナルを送ってきたのだと思います。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/international/150477.html

そしてアメリカ側も通常の6ヶ国協議で出てくるよりも大物同士で話し合おう、としています。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090303-OYT1T00418.htm

ということは、事態が解決に向けて好転する可能性が出てきたと推測できます。
今回は「ミサイル実験」も「人工衛星の打ち上げ」も行なわれない可能性が強くなったと思います。
Posted by あつこば at 2009年03月03日 18:38
あつこばさんが何故民主主義を否定しているか理解できない。

政治家は正当に選挙されて選出された国民の代表者ですよ。その代表者が、
自分の支持者の約束を反故にして、勝手な政策をおっ始めるんですか??
公約違反も甚だしい。それは議会制民主主義の否定・独裁政治への
第一歩です。そんな危険な思想をお持ちなら、即刻改心してください。

また、国益も国民が決める物です。自民党が何故政権の座から滑り
落ちようとしているかわかってます?もはや国益を守る政策実行
能力が自民党にはないのではないか、と国民が疑問を持っている
からですよ。現在の国益とは、経済不況を乗り切り、まずは国民の
くらしを守ることだと思いますよ。

ちなみに、私は人を殺さないことよりも国益が優先する事態が
少なからず存在すると思います。多数の生命財産を守るためには
少数の生命が犠牲にされることもあると思います。戦争を恐れた
イギリス宰相チェンバレンは、戦争による犠牲者を出さないために
国益を台無しにして、ヒトラーがヨーロッパを蹂躙することを許して
しまいました。これなぞ好例です。

一方で日本国民は竹島奪還なんぞに多数の犠牲者を出すことが
国益に合致するとも思っていません。要はリスク/ベネフィットの
天秤でしょう。

Posted by 通りすがり at 2009年03月03日 22:09

ところで、どうして北朝鮮の対話姿勢と聞いて、事態が好転
なんて思えるのですか?

こんなの北朝鮮が一体何度繰り返したかわからないワンパターンの
戦略ですよ。結局、勝手に自分で危機を作り、勝手に危機を取り下げ、
譲歩したから見返りよこせ、ですよ。

私は北朝鮮の発言をマジメに捉えることは、オレオレ詐欺に引っかかる
のと同程度に愚かな行為だと思います。
Posted by 通りすがり at 2009年03月03日 22:17
軍事評論家・田岡俊次
首相もかみついた小沢代表の発言/「第7艦隊で十分」は真っ当な認識だhttp://www.aera-net.jp/magazine/soul/090310_000719.html
上記記事見つけました。
Posted by パン at 2009年03月15日 00:33
元外交官・天木直人さんいわく
「絶対に北朝鮮にミサイルを発射させないことだ。そしてそれには米国が北朝鮮と話し合い、ミサイル発射をやめさせることしかない。それは米朝二カ国が、自らの利益の為に取引することではない。世界最大の軍事大国である米国が、日本の為に、世界の為に、そして何よりも米国の為に、北朝鮮に対する軍事的脅威をなくすことを伝え、北朝鮮のミサイル政策を思いとどまらせることだ。最終的には核兵器の脅威をなくす事を米国自ら率先して提唱することである。そのために米国が外交的指導力を発揮する事である。
  それをオバマ大統領にわからせるのは日本をおいて他にない。二度と核兵器を人類に使ってはならない、それを率先して世界に示す、その事を、憲法9条を掲げて米国に迫る事である。憲法9条こそ最強の安全保障政策である事を米国に気づかせることである。まさしく日本の外交力が問われている。」
http://www.amakiblog.com/archives/2009/03/14/#001370より一部転載。
Posted by パン at 2009年03月15日 08:27
追記、失礼します。
天木直人さん、江田憲司さんの安全保障政策に注目されている。

「元官僚出身で、元自民党の政治家で、ここまで自分の外交・安全保障政策を語った政治家を私は知らない。江田憲司とは是非一度外交・安全政策について話し合ってみたいものだ。彼の平和外交の考えが本物ならば、官僚支配打破と平和外交を二本の旗印に、思いを同じ政治家を集めて新党を結成してもらいたい。私はその新党を支持する。その必要性が今まさに求められていると思う。」
http://www.amakiblog.com/archives/2009/03/14/#001370より。

なお、江田憲司さんの安全保障政策については、江田さんのブログにて公開されています。「SIGHT」2009 SPRING号 掲載記事 。
http://www.eda-k.net/mag/mag_141.html
Posted by パン at 2009年03月15日 08:39
SM3の迎撃可能な高度は100キロ程度って。あれれ。産経さん、300キロって、以前、書いていませんでした?訂正なのかな?
「SM3の迎撃可能な高度は100キロ程度で、ハワイ近くまで届く最大射程でテポドン2号を発射すれば高度は1000キロに達し、迎撃できない。ただ、不具合で落下したり、注入燃料を抑制して射程を短くしたりする恐れもあるため迎撃に備え、「日本海に2隻のイージス艦を配置すれば日本全土を防護できる」(防衛省幹部)。」http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090313/plc0903130000000-n3.htm

軍事アナリストの小川和久さんのコメント見つけました。
「軍事アナリストの小川和久氏は「速度が遅いブースト段階ならほぼ100パーセント迎撃可能だ。ミッドコースは迎撃のタイミングが極めて限られ、終末段階の迎撃はパトリオット(PAC)3の射程が短いなどの制約から不確実性が高い」と解説する。そのうえで、確実な迎撃のためには

 「日本のMDは、弾道ミサイル(偽装人工衛星も含む)攻撃の威嚇が繰り返し行われ、事前通告など国際ルールを無視して発射された飛行体はブースト段階で撃ち落とす−と表明して初めて抑止力が有効になる。この場合、相手国の領空内での迎撃が日本の防衛力の構造が戦力投射能力(海外への攻撃能力)がないことを踏まえ、迎撃が憲法に禁じる武力行使に当たらないことを、国際的に認知させなくてはならない。だが、日本はこうした政治決断をしていない」と述べる。

 現在のMDシステムはミッドコースで大気圏外に出た相手のミサイルを海上イージス艦のSM3が撃ち落とすか、航空自衛隊の地対空誘導弾、PAC3が地上から撃ち落とす方法だ。現状での成功率はまだ確定的ではない。」http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090307/kor0903071801001-n3.htm

ブースト段階で撃ち落とすって。こんなことしたら、北朝鮮がどんな反応見せるのかわかっててのコメントなんですかね?すごーく驚いた。

SM3って。これが事実なんですかね。
Posted by パン at 2009年03月15日 09:01
たびたびの追記、恐れ入ります。

今度の北朝鮮のミサイル発射から日本を守る事について、まるで役に立たないですって!!3月11日の読売新聞の「解説スペシャル」の記事にあるそうです。天木直人さんがおっしゃってます。
http://www.amakiblog.com/archives/2009/03/14/#001370

「政府もメディアも、そして右翼世論も、やれ安保理決議違反を許すな、人工衛星でもミサイルでも同じだ、日本に飛来したらアメリカから導入したばかりのミサイル迎撃システムで撃ち落すのは当然だ、などと勇ましい発言を繰り返す。これは笑止千万だ。

 この問題で難しい議論を繰り返す以前に、米国から大金を払って買わされた日本のミサイル迎撃システムそのものに重大な矛盾がある事を国民は知るべきだ。

 これを見事に白状したのが3月11日の読売新聞の「解説スペシャル」である。防衛問題専門の勝股秀通解説委員と政治部記者遠藤剛記者の記名入りのその記事は、迎撃システムそのものが、今度の北朝鮮のミサイル発射から日本を守る事について、まるで役に立たない事を白状している。日本はミサイル戦争を戦うことなどできない事を教えている。政府、防衛省は日本国民を守る事をまじめに行なってこなかったのだ。国民はそれを知って怒らなければならない。」
Posted by パン at 2009年03月15日 09:18
本当に、ごめんなさい。また追記です。
元防衛審議官・太田述正さんも先に挙げさせていただいた田岡俊次さんの意見に同感なようです。参照http://blog.ohtan.net/archives/51345280.html
Posted by パン at 2009年03月15日 09:30
パンさん、恐縮することはありませんよ。
パンさんのコメントは、有益な情報をURL付で紹介してくださっていますから、読んでいる方にも参考になっていると思います。
今後ともよろしくお願いいたします。

> SM3の迎撃可能な高度は100キロ程度って。あれれ。産経さん、300キロって、以前、書いていませんでした?

mixiのコミュで教えてもらったんですが、去年、アメリカのSM-3が高度250kmの衛星を打ち落としたそうですから、最低でも高度250kmは迎撃できるようです。

Wikipediaでも「射程400キロ、上昇限度250キロ程度とされている」となっていますね。

小川さんのコメントを教えてくださってありがとうございます。
その記事の前後の記述も含めて、なかなか参考になりました。

「速度が遅いブースト段階ならほぼ100パーセント迎撃可能だ。」という小川さんの発言は、ちょっと驚きました。ブースト段階というのはミサイルが撃たれてすぐに上昇している段階ですよね。私の認識ですと、弾道ミサイルをブースト段階で迎撃するためにはABL(エアボーンレーザー)という方式があるのですが、開発の予算が削減されて完成されていないと思っていました。

ご指摘のようにブースト段階となると北朝鮮の領空内で迎撃することになりそうなので、憲法上もかなりマズイですよね。
Posted by あつこば at 2009年03月15日 10:36
あつこばさん、ご返事ありがとうございます。教えてくださってありがたいです。
「アメリカのSM-3が高度250kmの衛星を打ち落としたそうですから、最低でも高度250kmは迎撃できるようです。」
そうなんですね。なるほど。


Posted by パン at 2009年03月15日 10:52
BMDが万能ではないことは、別に今わかったことではないでしょ?
BMDは政治的兵器ですよ。核ミサイルと同様にね。核ミサイルに対する
対抗手段を持たない国は、どう考えたって譲歩するしかないんですよ。
対抗手段は、こちらも核ミサイルを持つか、BMDを持つかしか
ありません。BMDより核ミサイル開発の方が安上がりでしょうが
日本は国民がサヨク的で腰抜けですから、そうはならんでしょう。

ちなみに「元外交官・天木直人」とやらが唱えるような、
憲法9条の北朝鮮への輸出なんて、完全な妄想であり、実現の可能性は
まったくありません。ヤクザに暴力を止めてくれ、と頼むのは無理なのです。
このような発言だけでも、この人が外交官としては全く現実を
見てこなかった、3流の人物というのが良く分かりますね。
Posted by 通りすがり at 2009年03月15日 13:18
パンさんが紹介してくださった天木直人さんのブログに書かれていた3月11日の読売新聞「解説スペシャル」を読んでみました。

簡単にまとめると、日本のイージス艦、「こんごう」「ちょうかい」に搭載しているSM-3では「テポドン2」は迎撃できないということ、北朝鮮が発射に失敗して日本に落下する場合には迎撃できる(可能性がある)ということ、SM-3は迎撃実験で失敗したこともあるので完全に迎撃できるかどうかはわからないということなどが書かれています。

「まるで役に立たない」というのは天木直人さんがこの記事を読んで感じた主観でしょうが、ちょっとオーバーな表現をしずきだと思います。

このエントリーにも書いたように「テポドン2(北朝鮮によると「銀河2号」)」は、そもそもアメリカを標的として撃つものなので日本の防衛とは関係がないのです。日本に向けて撃つとしたら「ノドン」か「スカッドC」だと言われていますが、それについて上記の記事ではほとんど言及していません。

「ノドン」や「スカッドC」であれば、SM-3は役に立つ(かもしれない)のです。

ただし、このエントリーで書いたように、そもそも北朝鮮は日本の地上にミサイルを落とすことはできません。ですから、莫大な金額を使うミサイル防衛そのものが「役に立たない」ものであり、無駄だという主張は成り立つと思います。

北朝鮮と国交正常化交渉を進め、ミサイル防衛に費やす膨大な労力と費用を、北朝鮮への支援に向ければ、北朝鮮も日本に対してミサイルで脅してくるなどということはしなくなります。

私たちがやるべきことは、北朝鮮に対する感情的な敵愾心を煽ることではなく、お互いがミサイルなどという無駄な費用がかかる武装をするのをやめさせることです。
Posted by あつこば at 2009年03月15日 18:04
これまで世界は様々なチャンネルを使って北朝鮮に核開発を止め、
ミサイルによる恫喝を止めるように説得してきています。
「私たち」つまり、一人の日本人として、こんな不誠実な相手に
ミサイル開発の放棄を求めることはどう考えても不可能です。

こんな相手と国交を結ぶ必要など全くありません。まして、国民を飢えさせて
ミサイル遊びに興じるヴァカ共に日本国民の税金を投入する
必要性など全くない。国民も絶対に納得しない。そもそも、そんな
余力があるなら全額を国内の経済対策に投入すべきです。

北朝鮮がまともになるまで、自衛のために合理的な範囲で出費するのは
やむを得ないでしょう。北朝鮮はオレオレ詐欺の犯人と同じです。
頭の中にはいかに他国から金をせびるかしかないのですよ。
そんな国に譲歩する必要は全くありません。
Posted by 通りすがり at 2009年03月15日 21:25
あつこばさん、ありがとうございます。大変勉強になります。なるほど、そうなんですね。オーバーな表現は困りますね。
Posted by パン at 2009年03月15日 21:42
ならば、パンさんとあつこばさんのお二人だけで北朝鮮に
経済支援したら?でもね、残念ながらその他大勢の日本人は
北朝鮮にはホトホト呆れ返り、経済制裁こそすれ、経済援助なんて
絶対にしたくないのですよ。

危機を煽るのも北朝鮮、勝手に矛をおさめて見返りを要求するのも
北朝鮮。こんな自作自演のヴァカ相手に金を払うほど日本人は間抜けではない。
Posted by 通りすがり at 2009年03月15日 22:47
なんだ。あつこばさんは米軍の抑止力を理解していたのか。日本に米軍は必要ですね。

それと政治的理由でミサイルを日本に撃ち込めないというのは事実ではあると思いますが、ならば日本だって他国への侵攻は政治的に不可能なので、中国や北朝鮮は対日本への軍事的対応はいっさい放棄するべきではありませんか?

それは違いますよね。正直、あまり「意図」は関係ないのです。隣国が自国の脅威となる「軍事力」を保有していることが危険であり、相手が友好国であろうと、最小限の軍事的オプションは確保するべきです。

イギリスだってフランス相手の防衛計画などはしっかりとプランはもっているのですから。あれだけ友好国でもね。

意図ではなく相手の能力を考えるべきなんですよ。ミサイルで他国を脅す、ただのやくざ国家に経済支援を延々続けろというのがあつこばさんの意見だというなら正気とは思えませんな。

ちなみに天木直人は正直、極論ばっかりいうイカレタ人物として有名でまともなことはいいません。

>残念ながら今の日本の選挙制度では、そうなっているとは思えません。

あつこばさんの意見が少数派なだけです。おしまい。馬鹿ですか?自分の支持する行動をとらないから民主主義に反していると主張するとは・・・。

ソマリアの海賊への自衛隊の派遣も過半数の人が支持しているアンケート結果もあり、北朝鮮に援助には八割がた反対のアンケートがあったはずですがね。

民意のとおりに動いてるじゃないかwww
Posted by at 2009年03月26日 15:58
>「在日米軍は日本をまったく守っていない」と言ってしまうと厳密には間違いでしょうね。
世界のいたるところに出撃して人を殺しまくっている巨大な軍事力を持つ米軍が日本にいるので、アメリカと敵対している国も簡単に日本を攻撃できなくなっている……つまり、たまたまそうなっているだけです。
たとえば、Aという国がBという国を軍事力で制圧して植民地にしたとします。そうするとAという国は、Bという国に置いてある自分たちの軍隊を、他のCという国などから守るわけです。

↑それがなにか問題があるのか?それが大国が他国を防衛するということだよ。自国の利益になるから同盟国を防衛するんだ。
善意だけで防衛するわけないじゃないか。あつこばさんって本当に子供だな。ちなみに日本は植民地というより「衛星国」って感じでしょ。

大国ってのは自国の利益なるから他国を守るんだよ。それ以外に守る理由なんてない。
たまたまじゃない。もともとそういう戦略だ。ドイツにいる米軍も韓国にいる米軍も同じだよ。

あつこばさんはもっと大人になったほうがいい。他国が他国を守るためだけに利益もないのに軍隊を駐留させるわけないだろうが。

厳密にいえば国連軍に参加している軍隊ですら自国の国益になるところにしか軍隊派遣しないよ。だからグルジアにはロシア軍が「平和維持軍」として存在したわけで。
Posted by at 2009年03月26日 16:07
後、「米軍が怖いから核やミサイルをもつ」ことをあつこばさんは支持しているようですから、米軍がいなければ、空母を持つことや軍拡、核ミサイル部隊の拡大を明言している中国が怖いので日本も核や弾道ミサイル持ってもあつこばさんは支持するのでしょうね。

まさか中国やチベットやカシミールな南沙諸島や数えればキリがないくらい紛争や領土問題を起こしている国家ですから「中国軍は米軍より怖くない。」とかはいわないでしょうな。
Posted by at 2009年03月26日 21:05
というわけで、安全保障を学ぶ身としては、あつこばさんの
主張は、どちらかというと「知恵遅れ」の部類なのよね。
でも、それを言っちゃおしまいだから、暖かく指導してあげる
ことが大事なのかもね♪
Posted by 通りすがり at 2009年03月27日 00:49
なんであつこばさんは反論者を無視するのが多いのですか?アナタのお馬●な考えに賛同するボン●ラにはコメントして 同じ考えを楽しんで連んでる不良グループみたいやし(笑)反対意見を受け入れないなら閉鎖して北朝鮮に行って活動するべきですね アナタ色々意見言いながらも実は日本の生活にドップリ浸かってるんでしょな
Posted by ひろし at 2009年08月01日 20:20
日中の同盟関係を利用して、中国から北朝鮮に圧力をかけるのが上策。

先制攻撃で北朝鮮の軍事力を叩くのは下策。
Posted by at 2009年11月19日 21:18
あつこばのバカは日本人を集団拉致し、工作船を何度も行き来させ、ミサイルを連射し、韓国の哨戒艇を撃沈した北朝鮮を信用して日本は防衛を考えるなと言っている。なんて野郎だ。

こいつが一番守りたい国は日本じゃない。北朝鮮だ。
Posted by at 2011年08月23日 16:15
北朝鮮のテポドン2はわざと日本に向けて高い高度で攻撃する目的にも使える。対米用だけではない。
SM−3だと高い高度から攻撃する戦法を採るテポドン2の迎撃は出来ない。改良型なら可能だがな。
Posted by at 2011年08月23日 16:18
>日中の同盟関係を利用して、中国から北朝鮮に圧力をかけるのが上策

日中が同盟関係?笑わせるなカス
Posted by at 2011年08月23日 16:19
韓国の島を砲撃して哨戒艇も撃沈するような国が日本にミサイル撃ち込まない保証なんて誰が出来るんだ?ん?
もし北朝鮮が日本にミサイル撃ち込んだら、あつこばは責任取れよ
Posted by at 2011年08月23日 16:21
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