2010年06月29日

菅首相とオバマ大統領が公式初会談

6月27日の夜(日本時間だと28日午前)、菅首相とオバマ大統領が会談しました。
普天間「移設」に関して踏み込んだ話し合いはなく、日米関係を対外的にアピールする場にすぎなかったようです。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100628-OYT1T00684.htm
↓ここから引用
--------------
菅首相とオバマ米大統領の初の日米首脳会談は、約35分の会談後、両首脳が記者団を会談場に招き入れ、約15分にわたって日米同盟や経済問題での認識の共有を強調するなど、米軍普天間飛行場移設問題でぎくしゃくした日米関係の修復を強くアピールするものとなった。
--------------
会談後半、両首脳が話し合う現場を記者団に約15分も取材させたのは、極めて異例の対応だった。首相同行筋によると、「充実した会談を行うと同時に、日米が協力していく、との姿勢を内外に強く訴えたいという両首脳の意向で設けられた」という。
--------------
↑引用ここまで

今年4月の核安全サミットの際には、鳩山首相との正式な首脳会談は行われず、夕食会時の10分間の会話だけでした。
首相が替わったので、とりあえず関係修復したことにしたのでしょう。

http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010062801000206.html
↓ここから引用
--------------
首相は普天間問題で「日米合意に基づき、実現に向け真剣に取り組みたい。沖縄の負担軽減について米国の協力をお願いしたい」と要請。
--------------
オバマ氏は移設に関し「日本政府にとって簡単な問題ではないと理解している。米軍が地域で受け入れられる存在であるよう努力したい」と述べた。
--------------
↑引用ここまで

「日本政府にとって簡単な問題ではないと理解している」というのは、かなり日本側に配慮する姿勢を示したと思います。
実は、オバマ大統領も14年間できなかった辺野古への「移設」はできそうもないと思っているのではないでしょうか? 立場上、「ムリそうだからやらなくてもいいよ」とは言いづらいでしょうけど……。

「米軍が地域で受け入れられる存在であるよう努力」するというのは、「良き隣人」政策でも進めたいのでしょうか?
※「良き隣人」政策については以下に書いています。
http://atsukoba.seesaa.net/article/85154491.html

今回の日米会談について、沖縄県の仲井真知事は、
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-06-29_7637/
↓ここから引用
--------------
「県への説明がないまま、(日米)合意と称するものをどう実行するのか。二人で沖縄に地図を描いても簡単にいかないのではないか。基本的には頭越しの延長だ」
--------------
↑引用ここまで
と批判しました。

菅首相とオバマ大統領、公式初会談菅首相とオバマ大統領、公式初会談
(画像は首相官邸のサイトより)

辺野古での基地建設計画(普天間「移設」)以外に、日米安保条約が改訂されてから50年になる「日米同盟」についても話し合われました。

http://www.asahi.com/politics/update/0628/TKY201006280156.html
↓ここから引用
--------------
日米同盟について、首相は会談で「アジア太平洋地域の平和と安定の基になったことを誇りに思う」と述べた。また、「日本の国民自身が日米同盟の意味をどう受け止め、将来、どのような選択をするのか、もっと議論する必要がある」と語った。
--------------
↑引用ここまで

「将来、どのような選択をするのか、もっと議論する必要がある」というのは、含みがある発言とも取れます。
私が昨年、街頭インタビューしたところ、日本に「アメリカ軍はいる」と答えた人と「アメリカ軍はいらない」と答えた人は、同じぐらいの数でした。
ぜひ、国民的な議論にしていただきたいと思います。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100628/plc1006281126010-n1.htm
↓ここから引用
--------------
大統領も「この同盟をその時々の情勢にあったものに、新しくしていくことが大事だ」と述べ、両首脳は同盟関係を一層深化させることで一致した。
--------------
↑引用ここまで

つまり、日米安保での「極東の平和と安定を守るために」という極東の範囲は無視して、アフガニスタンやイラク、そして「海賊体策」といった「その時々の情勢」に合わせて、今後も協力しろ、と日本に対して言っているわけです。
この姿勢は、ブッシュ大統領の時代と変わりません。


日米首脳会談の前に行われたオバマ大統領の記者会見では、こんな発言もありました。

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-164178-storytopic-53.html
↓ここから引用
--------------
オバマ米大統領は27日、20カ国・地域(G20)首脳会合閉幕後にカナダのトロントで記者会見し「日米同盟が強固で活気に満ちていること」は、アジア安定の基礎として日米両国にとどまらず中国、韓国の利益にもなると指摘。発効から50年を迎えた現在の日米安全保障条約は「今後の50年間も持続する」と述べた。
--------------
↑引用ここまで

「中国、韓国の利益にもなる」と勝手に決めつけているところが、アメリカの大統領らしいです。

posted by あつこば at 19:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 普天間「移設」関連 2010年6月〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック