2010年09月30日

辺野古の基地は2014年までには不可能。

2006年に日米が合意した「再編実施のための日米のロードマップ」では、沖縄・辺野古(へのこ)での米軍基地を「2014年までに完成」としていました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/g_aso/ubl_06/2plus2_map.html

辺野古

多くの人の反対や環境アセス等の遅れによって、以前から遅れるだろうと言われるなか日米の政府関係者はなかなかそれを認めようとしませんでした。
しかし、最近になって遅れを認める発言がでてきました。

アメリカ国防総省のグレグソン次官補は
「滑走路を2本にするか1本にするかなどの最終的な移設計画を、来年の早い時期に日米の外務・防衛の閣僚協議を開いて正式合意して決着を図りたい」
としました。
http://www.nhk.or.jp/news/html/20100928/t10014258331000.html

11月28日に行われる沖縄県知事選挙の前に計画決めて発表すると選挙で基地建設に反対している候補が勝ってしまうので、選挙期間を避けようという意図もあるのでしよう。

計画が遅れるという指摘は、今年7月、アメリカ国内でも出ていました。上院歳出委員会が報告書で指摘しています。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-165272-storytopic-3.html

辺野古での基地建設のために埋め立てをする許可は沖縄県知事が出す事になっています。上記の記事によると、当初は今年8月に埋め立て許可が出るとされていましたが、県知事選挙のあとになったので全体の計画も遅れるだろうとされているそうです。

日本側からも遅れるという声が出てきました。

外相「時期区切らない」 普天間移設 沖縄の理解優先強調
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-09-30_10664/
↓ここから引用
--------------
前原誠司外相は29日、外務省内で沖縄タイムスなどのインタビューに応じ、米軍普天間飛行場の移設について「時期を区切らずに粘り強く、沖縄の理解を得るためにお願いする姿勢が必要だ」と強調した。
--------------
グレグソン米国防次官補は来年の早い時期での決着に言及しているが、前原氏は米側にも沖縄や政権の事情を説明し、沖縄側の納得と協力を優先する考えを示した。
--------------
↑引用ここまで

これも沖縄県知事選挙を意識した発言でしょう。
しかし、県知事選挙後に「粘り強く」説得しようとしても、「時期を区切らず」となると、沖縄県や名護市が納得しなければいつまでたっても決まらないことになります。

現在は野党である自民党の林芳正政調会長代理も「米側も米軍再編の予算を先送りしており、3−6年遅れざるを得ない。(日米合意の)時間軸は外して考えるべきだ」と発言しました。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100929/stt1009292219011-n1.htm

andersen.jpg
(DVD『基地はいらない、どこにも』で使用させていただいた「joeのスタジオ日記」からの画像)

2006年の日米「ロードマップ」では、辺野古での基地建設や、沖縄の海兵隊の一部をグアムに移転する計画を「パッケージ」としています。

しかし、アメリカ側は2014年までの海兵隊の移転をすでに断念しています。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-165332-storytopic-3.html
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-165335-storytopic-3.html

これは日本側で辺野古の計画が遅れているからではなく、海兵隊が大量に来るのに対応するための、グアムでの水や電気、下水道処理、道路などの整備が追い付かないのが理由です。

日米両政府は「2014年」などという守れもしない約束をしたことになります。これは今回に限った話ではありません。

1996年に出された「沖縄に関する特別行動委員会(SACO)最終報告」では、
↓ここから引用
--------------
今後5乃至7年以内に、十分な代替施設が完成し運用可能になった後、普天間飛行場を返還する。
--------------
↑引用ここまで
と書かれています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/hosho/saco.html

普天間基地は2001年から2003年までには返還されているはずだったのです。
それができなかったために仕切り直した「ロードマップ」では2014年としたのに、またできなくなりました。

辺野古での基地建設計画は、遅れれば遅れるほど、その計画の酷さが多くの人に伝わり、反対の声は増えます。

鳩山政権は「迷走した」と言われましたが、それによって沖縄での反対の声は高まり、全国的にもこの問題は広まりました。計画は、どんどんできない状況になっています。もはや、基地建設はあきらめるべきです。

そして、いつまでたっても返還されない普天間基地は、「移転」などせずに無条件で閉鎖するべきです。

この記事へのコメント
これだけ緊張が高まる東シナ海。
沖縄が、安全保障の要であることは
疑いようもない。

その沖縄から米軍基地を撤退させる
なんて主張は、よっぽど国際政治に
疎い田舎者か、共産中国の回し者の
プロパガンダとしか思えない。

私は、日本も米国も、沖縄諸島に強力な
軍事拠点を築き、安全保障体制を強固な
ものにすることが、唯一、マトモな主張
だと思います。マヌケな沖縄県民のエゴ
には一切聞く耳を持つ必要はないと思い
ます。



Posted by 辺野古に軍事拠点を at 2010年10月02日 19:27
これだけ緊張が高まる東シナ海。
沖縄が、安全保障の要であることは
疑いようもない。

その沖縄から米軍基地を撤退させる
なんて主張は、よっぽど国際政治に
疎い田舎者か、共産中国の回し者の
プロパガンダとしか思えない。

私は、日本も米国も、沖縄諸島に強力な
軍事拠点を築き、安全保障体制を強固な
ものにすることが、唯一、マトモな主張
だと思います。沖縄県民のエゴには一切
聞く耳を持つ必要はないと思います。



Posted by 辺野古に軍事拠点を at 2010年10月02日 19:33
「辺野古に軍事拠点を」さん、コメントありがとうございます。

ブログは混んでいる時間帯はコメントがすぐに反映されない場合があります。
二度も書き込みをしていただいて恐縮です。

私は、あきらかにスパムとわかるコメント以外は消去しませんので、このままとさせていただきます。

今後とも、ご意見、よろしくお願いいたします。
Posted by あつこば at 2010年10月05日 16:36
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