2006年04月26日

米軍再編の費用負担「大まかで控えめな試算」で約3兆円

■ローレス米国防副次官が「260億ドル」

午前中にブログに文章を書いて午後は別の事をやろうと思っていたのに、昼メシを食って帰ってきたら、ニュースが入っていた。

ロイターの報道http://today.reuters.co.jp/news/articlenews.aspx?type=topNews&storyid=2006-04-26T094509Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-211225-1.xmlによると、ローレス米国防副次官が記者会見をして「日本側の費用負担は260.9億ドル」と語ったらしい。

他の報道では「260億ドル(約2兆9800億円)」という記事がほとんど。
河北新報の記事(という事は共同通信かな?)
http://www.kahoku.co.jp/news/2006/04/2006042601000477.htmには、ローレス米国防副次官は「大まかで控えめな試算」と指摘したとされ「経費はさらに膨らむ可能性も」あると書かれている。

どういうレートで計算するかによっても微妙に違うと思うが、日経新聞では
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060426AT2M2600W26042006.html「約3兆円」という表現になっている。

読売新聞の報道http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060426i104.htm?from=main1ではグアム移転を除いた日本側の負担として2兆2200億円と書かれているが、グアム移転を加えた金額については円に換算した金額が書かれていない。これはちょっとずるい気がする。
また、この記事では「費用は1兆5000億円程度にとどまる」とする見方もある事を紹介している。

■「2012年までに在日米軍の再編を完了」

上記の日経新聞の記事では、この記者会見の中でローレス米国防副次官は、普天間基地の移設を含む達成目標について「日本側は12年までにできると自信を持っている。技術的に可能かどうか分からないが、目標は12年だ」と述べたと書かれている。

25日の読売新聞の報道http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060425i101.htmでは、キャンプシュワブ沿岸の新基地建設に関して「環境影響評価に3年、建設工事に5年程度の計8年程度を要する見通し」と書かれている。今から8年かかったら2014年だ。

SACO合意から10年、閣議決定から7年、辺野古沖での新基地建設はまったく進まなかった。
これだけ金がかかる事までわかってしまって、地元自治体からの反発も高まっているのに、米軍再編は2012年までにできるのだろうか。日本政府の「自信」は根拠のない自信ではないかという気がする。

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その後、ローレスの発言をめぐりドタバタが続きました。
以下に書きましたので追記しておきます。http://atsukoba.seesaa.net/article/17498148.html
posted by あつこば at 13:09| Comment(1) | TrackBack(1) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
結局、お金の話は政府からのきちんとした説明がされないままに米軍再編は閣議決定されてしまいました。

その閣議決定にも、また問題があります。

閣議決定しても問題はまだまだ続く
http://atsukoba.seesaa.net/article/18641769.html

Posted by あつこば at 2006年06月15日 15:58
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