言葉だけ思い浮かんだんだけど、これってなんだったけ?
どこで見かけた言葉なのかも思い出せずネットで検索したら、横浜のドヤ街、寿町に関連した本のタイトルだとわかりました。
【良くしようとするのはやめたほうがよい】

この言葉を聞いただけだと、なんだかよくわからなくて、「なんだろう?」と興味を抱くところが、なかなかのネーミングだと思います。
そして内容は、ドヤ街でアルコール依存症の人たちに接してきた村田由夫さんの経験をもとにした講演の内容に加筆修正をしたものですが、「ドヤ街」とか「アルコール依存症」という範囲を超えて、さまざまな人に読んでもらいたい本です。
本を買って読んでみたら、う〜ん、これがなかなか深い。
深いけど、じゃあ何もしないでホントにいいのか……でも、たしかに誰かを「良くしよう」などと考える発想は、そう思っている自分が誰かの人生を自分の都合のいいように変えようとしたり、他の人に自分の価値観を押し付け、その人の人生を支配しようとしているみたいだ。
自分が助けたり手伝って【あげよう】と思った相手に対して、相手が思い通りに【良く】ならないと「なんでできないんだろう?」とか思ってしまいがちです。でも、それって実は相手を見下すことで自分が優位に立って、自分のアイデンティティにしたいという自分自身の心があるわけで、なかなかそれには気が付かないんですよね。
とはいえ、「良くしようとするのはやめたほうがよい」という言葉は、深いのはわかるけど、「良くしようとするのをやめる」のはなかなか難しそうな気がするなあ……。
でもまあ、エラソーに「アンタはこうしたほうがいい」などと言わないようにしよう。
なんてことをフェイスブックに書いたら、障がい者介助をしている知人が「この言葉、身につまされます」という反応を書いてくれました。
そして、たとえば育児にしても、ちょっとした人間関係にしても、誰かを良くしようとするのは、その人のためなんかじゃなくて、自分が相手をそうしたいと思っているだけなんだと自覚を持てると、接し方も変わってくるんじゃないかと思いました。
ということで、せっかくの機会なのでブログでも、この本をオススメしておきます。
「良くしようとするのはやめたほうがよい」
村田由夫著
発行:寿青年連絡会議清算事業団・豆の木がっこうを育てる会
注文先:石井淳一(i.jun.ichi.6@gmail.com)
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