11日の朝に横須賀を出航して沖縄近海へ向かったとされる海上自衛隊の掃海母艦「ぶんご」について考えてみます。
■湾岸戦争後、機雷除去の経験を積んだダイバーが設置作業?
掃海部隊というのは主に機雷を除去するのが仕事です。
船を関知して爆発する機雷には、関知方法などでいろいろなタイプがあって、除去する方法は機雷のタイプによって使い分けられるそうです。
http://www.chugoku-np.co.jp/abom/anpo/anpo0717.html
http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2002/01257/contents/220.htm
場合によっては大砲を撃って爆発させるという方法もあり、「ぶんご」にも「62口径76mm単装砲」を積んでいます。今回、沖縄でこれを使うなどと言う事はまさか無いでしようが、相当な威圧感はあると思います。
人の手によって作業をする水中処理分隊という部隊があって、ここにダイバーがいるわけですね。
水中処理分隊には、自衛隊がはじめて海外に派遣された湾岸戦争後のペルシャ湾での機雷除去など、「幾多の困難な任務を達成した」ダイバーがいるそうです。
http://www.higashi-nagasaki.com/c/C2006_22_56.html
「ぶんご」は湾岸戦争後のペルシャ湾への派遣には参加していませんが、「掃海隊群一世界を駆け巡っている艦」とされています。
http://www.mod.go.jp/msdf/mf/
今回はこうした熟練したダイバーが、調査機器の設置作業を行う可能性がありますね。
■「先制攻撃」の戦争をするための基地建設に荷担
湾岸戦争後の1991年、自衛隊法第99条を根拠に海上自衛隊の掃海部隊がペルシャ湾に派遣されました。
当時、「国際貢献のためだ」という肯定派と「海外派兵の先例になる」という否定派と、意見は分かれました。
戦闘終了後の機雷除去の活動は、たしかに平和に貢献できる要素を持っていると思います。参加した自衛隊員の中には誇りに思っている方もいるでしょう。
仮に湾岸戦争後の派遣が「国際貢献のため」であったとしても、今回の掃海母艦「ぶんご」の出動は「国際貢献のため」とは言えません。
現在、沖縄の辺野古で新しく作られようとしている米軍基地は、海外への出撃拠点となるものです。まさに作られようとしている場所にあるキャンプシュワブやとなりにあるキャンプハンセンヤからは、海兵隊がファルージャをはじめイラクに派兵し人々を殺しているのです。
そして、辺野古で作られようとしている新基地は、「普天間基地の代替」と言われていますが、その普天間基地に所属しているヘリもイラクなどに行っています。
イラクで行われているように海外に行って一方的に「先制攻撃」の戦争をしかけ人殺しをするための米軍基地の建設に荷担するのは「国際貢献」ではありません。
2007年05月13日
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