2007年05月21日

「ダイバーが溺れかけた」という報道に関して

私は沖縄 辺野古での基地建設を阻止するために行動している人達を信じています。
それは、行動をしている人達が非暴力を誓い合って行動しているからです。
その背景に関しては
http://atsukoba.seesaa.net/article/40829158.html
でも書きました。

以下の報道がされました。

読売新聞 沖縄版の記事は以下です。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okinawa/news008.htm
----------------------------------------------------ここから引用----
 この日午後、海中で作業をしていたダイバーが、タンクからの空気を吸うため口にくわえたレギュレーターを反対派とみられるダイバーから外されたことが分かり、第11管区海上保安本部(那覇)が捜査している。けがはなかった。

 ほかにも機器にしがみつき作業を妨害するなどの行為があったとの情報もあり、確認を急いでいる。
-----------------------------------------------------引用ここまで---

最初に書いておきますが、どちらの立場であれ、どのような主義主張であれ、水中でダイバーのタンクやレギュレーターを外すという行為はあっはならない事だと思います。
その前提のうえで指摘します。

「機器にしがみつき作業を妨害」という指摘に関してですが、私が知っている範囲で書きます。
辺野古での行動は「非暴力」です。できるだけ作業をしないように「説得」する努力をしているはずです。
しかし、それでも反対の声を無視して基地建設のための作業が進む場合にただ見ていたのでは基地建設は進められてしまいます。(しかも違法とも言える「事前調査」によって)
そこで、基地建設を阻止しようとする人達は非暴力で抵抗します。その際にも作業している人には極力手を出さないで、作業をする船にしがみついたり、機器にしがみついたり、自分の身の危険を冒して文字通り体を張って必死で止めているのです。


上記の記事では最後に付け足しのように書かれていますが、全体の記事の中ではかえって目立つようになっている気もします。
沖縄の新聞では今回の「事前調査」が環境アセス法に違反しているのではないかという指摘や、基地建設を止めようとしている人達を海上保安庁が妨害している事なども書かれています。
読売新聞の上記の記事は、「客観的」な記述をしながらも、いわゆる「反対派」の側に問題があるかのように誘導したいという意図を感じます。


琉球新報の記事
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-23868-storytopic-1.html
によると、
----------------------------------------------------ここから引用----
18日、防衛施設庁が委託した調査会社の男性ダイバーから海底での作業中に反対派との接触でおぼれかけたとの訴えがあったして、第11管区海上保安本部が同日夕、阻止行動を展開した反対派住民に対し、任意の事情聴取を求めた。
-------------------------------------------------------中略---------

11管によると、同4時35分ごろ、反対派が調査用の機器設置作業に当たっていたダイバーの(ボンベの空気を吸い込む)レギュレーターを外したため、おぼれかけた―との訴えがあったという。
-----------------------------------------------------引用ここまで---
とあります。

そして、
----------------------------------------------------ここから引用----
自ら海に潜った平和市民連絡会の平良夏芽共同代表は「われわれも施設局側のダイバーからひどい仕打ちを受けたが、言い合っても水掛け論になってしまう。そのような事実はないと信じたいが、弁護士にすべてを任せたい」と語った。
-----------------------------------------------------引用ここまで---

記事になっているのはこれだけですので、これ以外にどのような説明がされたのかはわかりません。

この記事だけで判断すると、平良夏芽さんも水中に潜ってはいたものの、この件に関しては目撃はしていなくて、他にも基地建設を止めようとして潜った人がいるがその人がやったかどうかについては、やっていないと「信じたい」けど断言はできないので客観的な判断は専門家に任せる、という事を言っています。

政府が閣議決定までされながらも反対の声が強くて断念せざるを得なかった「辺野古沖案」の頃、平良夏芽さんをはじめ基地建設を止めようとして行動していた人達が、那覇防衛施設局が雇った業者から暴行を受けたという話は何度も聞いています。
その中には、基地建設を止めようとして潜っていたダイバーが那覇防衛施設局が雇ったダイバーにボンベを外されたという事もあったと記憶しています。

この当時の業者と現在、雇われている業者とは違います。今回の「事前調査」に関しても、業者から暴行を受けたという話は伝わってきていますが、ここで「お前達だってやっただろう」と声高に主張しても仕方がないのかもしれません。

この問題については水中という密室のようなところで起きたという事もあって、事実関係を把握するのはなかなか難しいと思います。

私個人も現場を見ていませんので、どのような断言をする事も私自身には不可能です。

しかし私は、毎日、厳しい行動をする中で、非暴力を貫く事を日々確認しあって行動している人達を信じています。

posted by あつこば at 14:00| Comment(7) | TrackBack(6) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>作業をする船にしがみついたり、機器にしがみついたり

この時点で、既に暴力でしょ。
人に危害を加えなければいい、と言う問題ではありません。
Posted by さざなみ at 2007年05月21日 22:10
>われわれも施設局側のダイバーからひどい仕打ちを受けたが、言い合っても水掛け論になってしまう。

 だったら、警察に言ったらどうですか?
 本当にやられたのなら、自分達に材料になるのに今まで言った事すらないのはおかしい。

 どーも、逆ギレの言いがかりっぽいんですが。
Posted by at 2007年05月21日 22:11
誤→自分達に材料になるのに
正→自分達の有利な材料になるのに
Posted by さざなみ at 2007年05月21日 22:15
はじめまして、MIBと言う者です。

率直に申し上げまして、『われわれも施設局側のダイバーからひどい仕打ちを受けた』のならば、警察に被害届を提出すれば事足りると考えているのですが。
レギュレータが外れた、という話については、この記事(http://55dog.asablo.jp/blog/2007/05/20/1519210)ではこのような『証言』が有ったようです。まあ、この証言が正しければ外れた事自体は、一応事実と見てよいと思われますが。(ただ、所詮は証言ではありますので……)
Posted by MIB at 2007年05月21日 23:26
> 本当にやられたのなら、自分達に材料になるのに今まで言った事すらないのはおかしい。

そんな事はありません。

数年前の「辺野古沖案」の際に、私は何度も聞いてます。
当時、海上保安庁も事情聴取しています。
 
Posted by at 2007年05月22日 00:04
> 数年前の「辺野古沖案」の際に、私は何度も聞いてます。

じゃあ、今回も言ったらどうなんですか?
証拠もない、警察にも言わない、では単なる自作自演の疑いも免れないでしょう。

あと、非暴力うんぬん言ってますが、たかが殴られたくらいでぎゃーぎゃー言うのなら非暴力なんて言わないでください。ガンジーやその同士を侮辱するつもりですか?
Posted by at 2007年05月25日 23:30
ボートにしがみ付いて作業を妨害するのは暴力でしょう。
これが許されるってんなら,あなた方の活動も同じ方法で妨害されていいって理屈になりますな。
海を守りたい気持ちはそりゃ理解できますが,
選挙で決まったことを実力で覆すのは駄目ですね。
あと,どう見ても実力行使なのに非暴力と言い張ったりするの,
普通の人からするとかなり異様なのでやめたほうがいいと思いますよ。
Posted by もと県民 at 2007年07月26日 23:19
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