2007年06月12日

「日本を守るため」ではないという米議会での証言

先日、
「米軍は日本を守ってくれてるの?」
http://atsukoba.seesaa.net/article/43564904.html
「米軍はなぜ日本にいるの?」
http://atsukoba.seesaa.net/article/43671906.html
という観点で文章を書きましたが、

「在日米軍はイラクにこれだけ出撃している」
http://atsukoba.seesaa.net/article/44042952.html
を書くために調べている途中でアメリカ側の発言をさらに見つけましたので、紹介しておきます。

(1982年4月21日 ワインバーガー国防長官の米上院歳出委員会での発言)
----------------------------------------------------ここから引用----
沖縄の海兵隊は、日本の防衛に当てられておらず、第7艦隊の即戦海兵隊として、第7艦隊の通常作戦区域である西大西洋、インド洋のいかなる場所にも配備される
-----------------------------------------------------引用ここまで---

「沖縄の海兵隊は日本の防衛に当てられておらず」
と断言していますね。
ではなぜ日本の沖縄にいるのかというと、日本にいれば「思いやり予算」などで
日本がお金を出してくれるからです。日本にお金を出させて沖縄に駐留し世界中のどこにでも出撃していくのが沖縄の海兵隊です。

もうひとつ紹介します。

(1991年7月31日 チェイニー国防長官の米下院予算委員会での発言)
----------------------------------------------------ここから引用----
米本土以外の空母戦闘群の母港は、世界で唯一、横須賀だけであり、われわれにとって死活的である。空母を前身配備することで、われわれは、数千マイル短縮することができた。
さらに、沖縄の海兵隊は、世界的な役割を果たす戦力投射部隊である。
-----------------------------------------------------引用ここまで---
※どちらも出典は『イラク戦争の出撃拠点』より

George_Washington.jpg

ここでも
「沖縄の海兵隊は、世界的な役割を果たす」
と言い切っていますね。

いずれの発言も、アメリカ国内で予算を取るための議会での発言ですね。
アメリカ国内でも政府や軍部に対して批判的な意見が出る事があるのでしょう。
たとえば「なんでわざわざ日本を守るために米軍を駐留させておくんだ?」というような意見が出た時の説明として、「いやいや実際には日本を守るためじゃないんです」という具合に米国内では正直に説明しているんですね。

ところが日本では
政治家やマスコミが
「日本はアメリカに守ってもらっている」と宣伝していて、それを信じてしまっている人が多いのです。



posted by あつこば at 08:51| Comment(9) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これもまた同じ事。
米軍は世界を見据えた戦略の中で
日本に駐留しているが、それをもって
米軍が日本を守らないと言う証明には
一切ならない。

日本有事の際には、もちろん在日米軍が
戦闘に参加する。

こんな単純なことを信じられない人が
いるとは驚きです。
Posted by 左翼撲滅 at 2007年06月12日 23:13
この話題で、これからも記事を書くのは
勝手ですが、

「在日米軍は日本有事の際に、日本を
守らない」と明確に証言しているか、
日本有事の際に、日本防衛に参加しない
と述べている米軍のドクトリン、OPLAN
その他の米軍文書を提示しなさい。

提示できないなら、徹底的に批判するので
覚悟しなさい。
Posted by 左翼撲滅 at 2007年06月12日 23:15
提示されている文章が随分古いようで。
15年や25年前、アジア情勢はどうだったか?
アジアより危険な地域があり、そっちに兵力を割いていた可能性もあり、
その一環で、「あくまで今は」との発言とも取れます。

左翼撲滅さんとかぶりますが、
是非とも日本有事の時でも守ることはないという文章を提示してください。
それが出来ないならば、主張の正当性を認めることは出来ません。
Posted by チャコ at 2007年06月13日 13:24
アメリカは世界中の軍事同盟を結んでいる国を「守っている」のではないの?
そして他の国、「思いやり予算」(ところで英語でなんて表現しているの?)を出さない国のことも有事には守るでしょう。
だから、日本は安心して、「思いやり予算はもう日本の財政事情から無理です」と、アメリカと交渉して言い分を認めさせることができるはずです。
それともそこで、アメリカが、「そんならお前のところは見捨てるぞ」とすごむのかなあ。
Posted by kuroneko at 2007年06月14日 00:32
kuronekoさん

Wikipediaの「思いやり予算」の項目には以下のように書かれています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%9D%E3%81%84%E3%82%84%E3%82%8A%E4%BA%88%E7%AE%97
----------------------------------------------------ここから引用----
「思いやり予算」は、アメリカ本国でも「Omoiyari Yosan」と呼ばれている。どうしても英訳しなければならないときは「Host Nation Support」(駐留国受け入れ支援)という。「思いやり」にあたる英語がないから、というのが日本外務省の公式見解だが、実は、「思いやり予算」をそのまま「Sympathy Budget」(同情予算)と訳したら、アメリカ人の逆鱗に触れるから、というのが真相である
-----------------------------------------------------引用ここまで---

これ「要出典」になっています。
私もこの話は別のところで読んだ覚えがあるのですが、どこだったかは覚えていません。

「思いやり予算」に関しては、前田哲男さんの『在日米軍基地の収支決算』(ちくま新書)などが詳しいです。

日本が「思いやり予算を出さない」と言ってもアメリカは出ていかないでしょうね。アメリカは米軍を日本に置いておきたいのですから。

Posted by あつこば at 2007年06月14日 10:23
補足を書きました。

「対テロ戦争」に自衛隊を投入
http://atsukoba.seesaa.net/article/44789997.html

Posted by あつこば at 2007年06月14日 11:11
ねえーーーーーー???
米軍が日本を守らない証拠はまだ??
Posted by 左翼撲滅 at 2007年06月14日 23:21
笑傲丙米隊のkuronekoと言います。
「ヘイトコメントを哂え」というサイトに、粘着コメントを収集しております。
上のようなコメントを貴ブログから収集させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
Posted by kuroneko at 2007年06月15日 16:21
> 上のようなコメントを貴ブログから収集させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。

どうぞ。

Posted by あつこば at 2007年06月16日 10:36
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。