2007年07月26日

辺野古での業者による暴力事件(追加情報)

いろいろな方から情報をいただきました。
この暴力事件の画像は、以下に掲載されています。

http://dugong2007.tuzikaze.com/07_7_3.html

ネットでは、さまざまな方がいろいろな憶測や思いこみを交えた書き込みをしています。

なかには、自分は那覇防衛施設局に雇われた「環境調査の一調査員」であると主張する「辺野古環境ダイバー」というハンドル名の方がコメントを書いているブログもありますが、その書き込みは真偽が疑われているようです。

とりあえず、所属団体と名前を明確にして主張しているものを紹介しましょう。

■緊急記者会見の内容

21日にヘリ基地反対協と平和市民連絡会が行った緊急記者会見の内容が以下で読めます。
http://list.jca.apc.org/public/aml/2007-July/014579.html

テープ起こしと思われます。かなり生々しい内容です。この内容がそのまま表に出てしまうとマイナス面もあるかと思いますが、さまざまな憶測による決めつけやバッシングを覆す具体的な事実も出ています。

■今回の業者による暴力事件の問題点

今回の問題点を思いつくままに列挙してみます。

●そもそも環境アセスの趣旨に反する調査

現在、行われている調査は環境アセス法に基づいたものではなく、那覇防衛施設局が独自に「事前調査」として行っているものです。

きちんと調査をするのであれば、環境アセス法に基づく調査をするべきです。

●調査については非公開

環境アセス法では調査方法を開示してさまざまな意見を聞いてから調査を行う事になっていますが、今回の調査は「環境アセス法とは別の調査」という名目で非公開で行われています。
適切かどうかも判断できないし、いつどこでどのような調査が強行されるのかもわかりません。
米軍基地の建設を阻止しようとしている人達は、常に見張りを続けて何か動きがあったら阻止をするしかない状況になっています。

●「事実は無い」と否定し続ける防衛施設局

シュノーケルを使って阻止行動に参加していた女性を船でつかんで引きずり回すという暴力事件が一週間前にあったそうですが、その件についても、今回の件についても、那覇防衛施設局は「事実は無い」と否定し続けています。

業者側はビデオを撮っていて、女性を引きずり回した時も撮っているはずですが、その映像は出てきません。

●防衛施設局の職員は現場にいない

今回の事件が起きたのは土曜日ですが、那覇防衛施設局の職員は現場にもいなかったそうです。
キャンプシュワブの中にあるプレハブの「監視小屋」にいるはずですが、そこにいる責任者の名前も連絡先も明らかにしません。

●業者は現場責任者が誰だか説明もしない

以前の「辺野古沖案」の際には、業者側の現場責任者を明らかにしていました。
(私も実際にその人物にインタビューをしました。)
今回の業者は、現場責任者を明らかにしようとしません。したがって問題が起こっても抗議をする相手がわからない状況です。

●「バルブを閉める」という行為

今年5月、海上自衛隊も出動して調査が強行された際に、今回と同様、基地建設を止めようとしている人と那覇防衛施設局に雇われた業者とが海の中で揉めた際、業者のシュノーケルが外れたとされる事件が起きました。
全国紙でも読売新聞が報道するなど、「反対派」がやりすぎた、というキャンペーンが行われました。
しかし、シュノーケルが外れるのとバルブを閉められるのとでは、問題の重さが違うでしょう。読売新聞は今回の件を報道したのでしょうか?

なお、今回の件に関しては記者会見でも明らかにされているように、被害を受けた人も撮影をしていた人も、その時はバルブを閉められた事に気が付かなかったそうです。
そして業者の側は「やっていない」と主張しています。

主張が対立している件に関して、現場の状況を知らない人達がネットでああだこうだ言ってもあまり建設的ではありません。

このブログでも「やったか、やらなかったか」について言及するつもりはありません。

●個人的にはお礼を言っている


記者会見の内容にもありますが、現場では対立している者同士にも、一定のルールはあります。
今回、被害を受けた人を業者側のダイバーが助けています。そして、被害を受けた人はすぐにお礼を言いに行っています。(その時はバルブの件には気が付いていなかった。)

基地建設を阻止しようとしている人達は、那覇防衛施設局に雇われた業者と、ただ単に憎しみ合う「敵同士」になるのを避けようとしています。
にもかかわらず、今回の事件は起きてしまいました。

これは政府と防衛施設省(防衛施設庁)の責任です。


P.S.
本日の東京新聞、26面の「こちら特報部」に、沖縄 辺野古(へのこ)でのこの件などにについての記事が掲載されています。

東京新聞は、7月7日の「こちら特報部」でも辺野古の問題や、東村高江のヘリパッドについての記事を掲載しています。

posted by あつこば at 12:51| Comment(1) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
記者会見の内容よみましたが結局一方からのみの主張でしかないんですよねコレって

もみ合ってる時にパニック状態になり呼吸困難を起こして息が出来なかった可能性は?装備を外した後でバルブを閉めて渡された可能性は?
『「やったか、やらなかったか」について言及するつもりはありません。』とおっしゃられてますが、そういった反対派と政府側の「現場での対立問題」抜きで
進めていけるはなしなんですか?
Posted by ani at 2007年07月26日 13:22
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