2007年09月30日

沖縄で大規模な県民大会

沖縄で大規模な県民大会が開かれました。

これは、高校の教科書検定で、沖縄戦での「集団自決」が日本軍に強制されたという記述が来年から削除されることに対するものです。

大会決議の全文はこちら。
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007092901000460_Detail.html

文部科学省はこれまで、削除・修正せよという検定意見は「専門家で構成される教科書審議会で決定した」としてきました。
しかし、日本テレビの報道によると、
----------------------------------------------------ここから引用----
審議会には沖縄戦の専門家はおらず、検定意見の原案は文科省の教科書調査官が作成していた
-----------------------------------------------------引用ここまで---
ということが取材でわかったそうです。
http://www.news24.jp/94131.html

「日本軍による強制」の削除は、実質的には文部科学省の指導で行なわれたことになります。

■「想像を絶する人数」が集まった!

以下の記事にもあるように今回の県民大会は5万人が目標とされていました。
----------------------------------------------------ここから引用----
 1995年に米兵による少女暴行事件に抗議した8万5000人(主催者発表)の県民大会に迫る5万人規模を目標に“島ぐるみ”で反対をアピールするのが狙い。
-----------------------------------------------------引用ここまで---
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007092701000495.html

米軍が、普天間基地の施設内にある「市民広場」を、通常は開放されているのに今回は使用を認めないという問題も起きました。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-27604-storytopic-1.html

超党派で行なわれた県民大会は結果的には目標をはるかに越える人数が集まりました。
----------------------------------------------------ここから引用----
宮古、八重山の郡民大会も含めると、県内外から11万6千人(主催者発表)が結集した。
-----------------------------------------------------引用ここまで---
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-27657-storytopic-1.html

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画像は「ジュゴンの家日記」より
http://dugong2007.tuzikaze.com/07_9_3.html

県民大会の仲里実行委員長は
----------------------------------------------------ここから引用----
「県民の10人に1人が参加したことになる。国にとっても看過できない数字だ。これをもとに力強く検定意見の撤回を目指して頑張っていきたい」
-----------------------------------------------------引用ここまで---
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-27657-storytopic-1.html

仲井真知事も「想像を絶する人数」と語り、この後の要請行動にも自分が参加すると言い出しました。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-27674-storytopic-3.html

■各メディアが報道

この県民大会について沖縄の新聞が出した号外が以下で読めます。

琉球新報
http://www2.ryukyushimpo.jp/pdf/20070929.pdf
沖縄タイムス
http://www.okinawatimes.co.jp/pdf/20070929G01.pdf

上記の新聞社が掲載している本日付(9月30日)の他の記事もぜひ読んでみてください。
http://www.okinawatimes.co.jp/
http://ryukyushimpo.jp/

日頃なかなか沖縄の問題を取り上げないヤマト(本土)のマスコミも、今回はさすがに取り上げました。

見落としがちなところとしては、読売新聞 九州版の記事が以下です。

自決強制「おじぃおばぁの嘘と言うのか」高校生2人が訴え
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_07093002.htm

■「集団自決」とは?

「集団自決」という言葉は、最近では「強制集団死」という呼び方もされています。

沖縄戦の当時、沖縄の人達は「玉砕」という呼び方をしていたようです。この「玉砕」という言葉は「いさぎよい」というイメージを持たせる軍人の用語だと思いますが、「集団自決」という言葉にもそのニュアンスがあります。

----------------------------------------------------ここから引用----
石原昌家教授「『集団自決』という言葉を、沖縄の人たちは強制集団死の意味で使ってるかもしれませんけど、日本本土では『集団自決』は殉国死、殉国美談として使っているわけですよ。
-----------------------------------------------------引用ここまで---
http://www.qab.co.jp/01nw/07-09-28/index7.html

ではなぜ日本軍は住民を「集団自決」させようとしたのでしょうか?
昨日、東京で行なわれた集会での鳥山 淳さん(新沖縄フォーラム『けーし風』編集運営委員)の説明によると、日本軍が住民に「集団自決」をさせたのは、自分たちの機密事項を守るためのようです。

以下は、沖縄戦当時、「防衛隊」という日本軍の補助員にされていた人物の証言です。
----------------------------------------------------ここから引用----
(住民に)捕虜になられると、こちらの陣地や兵力が敵側にばれてしまう。軍隊にとっては、大変迷惑な話です。
-----------------------------------------------------引用ここまで---
(『沖縄県史 第10巻 沖縄戦記録2』より)

日本軍は沖縄戦で陣地を造るために沖縄の住民を動員していたそうです。それによって住民は日本軍の部隊配置、人員の規模、装備などを知ることになります。
住民が米軍の捕虜になってしまうと自分たちの情報が米軍に知られ、それによって自分たちが攻撃され殺されてしまうのを恐れたのですね。

「集団自決」から逃れ生き残った住民を、日本軍が「スパイ容疑」で殺したこともあったそうです。

「集団自決」については、以下のサイトに詳しい解説が掲載されています。
http://www.geocities.jp/torikai007/1945/kerama.html
posted by あつこば at 18:18| Comment(7) | TrackBack(2) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
陣地構築に参加したぐらいで軍の規模が
素人が正確に把握できるわけないじゃん。
末端の一住民が、全体計画を知る立場に
あるわけがない。

そもそも集団自決は、もう敗走した後の
話であって、その段階で、既に崩壊して
いる軍の陣地や兵力なんて全く意味を
なさない。

あつこばサン、今回も脳内妄想記事ですね。


大体、この集会、単に人が集まった
というだけで、軍の命令があったという
新たな証拠がでてきたわけでもない。
真実を知りたい、なんてガキにウソ言わせて
日本軍が全て悪だったという印象操作を
しようという邪悪な左翼のプロパガンダ
集会というだけの意味しかない。

Posted by 左翼撲滅 at 2007年09月30日 19:55
本当にそんなにも人数が集まったのですか?
14万人が参加して天下のトヨタが運営したF1は阿鼻叫喚の地獄でしたが、もしそんなにも集まっていたのならかなりの統制がきいていたことになりませんか。
まるでプロみたい。
Posted by バリー at 2007年10月01日 06:30
「県民の10人に1人が参加」
人数だけみればそうなんだろうけど県外から参加した人は何%いたんだろうな
それには触れずに「これが沖縄県民の意志だ」なんて事を言いはじめたりして(笑)
Posted by 我王 at 2007年10月01日 16:04
だったら沖縄は独立すればいいじゃんw
・・・と、一度は突き放して見たいもんだw
Posted by 123 at 2007年10月01日 17:25
>県内外から11万6千人(主催者発表)が結集した
「関係者によると、参加者は最大で4万3000人」という話も出ていますが?
物理的に「11万6千人」は無理だとも言われてますね
この人数の違い、あつこばさんはどう思いますか?

【産経抄】10月3日
http://sankei.jp.msn.com/life/education/071003/edc0710030254001-n1.htm
Posted by 我王 at 2007年10月03日 12:53
沖縄戦や集団自決に関しては私自身不勉強で知らないことも多いです。

日本軍の関係者が沖縄の住民に対してどのような危惧を持っていたかの資料を、私が知った範囲でご紹介いたしました。それは当時の日本軍にかかわった個人の証言ですので、その方の証言である、
----------------------------------------------------ここから引用----
(住民に)捕虜になられると、こちらの陣地や兵力が敵側にばれてしまう。軍隊にとっては、大変迷惑な話です。
-----------------------------------------------------引用ここまで---
という記述が軍事的に確かなものか、またはその方が思っていた「こちらの陣地や兵力が敵側にばれてしまう」というのが正しかったかどうかを判断するのは、私の立場ではありません。

時系列の問題については、日本軍から住民への説明がいつの時点であったかですとか、いつの時点で日本軍が住民に手榴弾を渡したかですととか、そういった具体的な日付等を勘案する必要があるかと思いますが、私はその情報は持っていません。

軍の関与が具体的にどのような理由でなされたのか、実際にはどのように関与があったのか、などにつきましては研究者の方の成果を待ちたいと思います。


その他、参加人数やF1と比べて会場がどんな雰囲気だったのかなどにつきましては、別の文章で書かせていただきました。
http://atsukoba.seesaa.net/article/58664940.html

なお、現実的かどうかは置いておいきまして、「沖縄独立論」というのは以前から、そして今でもあることをお伝えしておきます。「沖縄独立」「琉球独立」などで検索することも可能だと思います。
Posted by あつこば at 2007年10月03日 21:17
>記述が軍事的に確かなものか、またはその方が思っていた「こちらの陣地や兵力が敵側にばれてしまう」というのが正しかったかどうかを判断するのは、私の立場ではありません。

ならば、そういった証言が有ったという事を記述するだけに留めるべきなのに

>日本軍は沖縄戦で陣地を造るために沖縄の住民を動員していたそうです。それによって住民は日本軍の部隊配置、人員の規模、装備などを知ることになります。
住民が米軍の捕虜になってしまうと自分たちの情報が米軍に知られ、それによって自分たちが攻撃され殺されてしまうのを恐れたのですね。

とその証言を前提としてあなた自身の意見を書いたのはその証言を「正しい」と判断したからじゃないんですか?

言ってる事が矛盾していてただの言い訳にしかきこえませんね
Posted by 我王 at 2007年10月03日 22:40
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