2007年11月28日

辺野古(へのこ)での調査は「方法書」を出すところからやり直すべき

沖縄 辺野古(へのこ)での最新の画像です。
2006年10月26日から辺野古の「命を守る会」に棲みついているニワトリの「コッコちゃん」。

kokko_400.jpg

辺野古では米軍の新基地建設が強行されようとしています。(テレビやマスコミなどでは「普天間代替施設」という表現で報道されています。)
沖縄防衛局が作業を行なわない時は、上記のようなのどかな光景も見られますが、いつ作業が強行されるかわからないという緊迫した状況が続いています。

■今でも続いている強行作業

このところ早朝に作業が強行されることが多くなっています。そのため、基地建設を阻止しようとしている人達は、夜が明ける前に集まってきます。毎日、夜中に起きて集合しなくてはなりません。その日に作業が行なわれるかどうかはわかりません。作業が行なわれない日も辺野古に集まらなければ基地建設は阻止できないのです。

henoko-tent_400.jpg

座り込みも毎日、続いています。時々「あの座り込みは、もうやっていないと思っていた」と言う方がいますが、一日も休まずに続いています。
新基地の建設計画が白紙撤回されるまで続くでしょう。

座り込みに参加している人数は多かった頃と比べると減ってきているようです。ですが、自分が少しの間でも座り込みに参加することで、基地建設を止めたいという思いの人が毎日各地からやってきます。この日も『基地はいらない、どこにも』を見て大阪から来たと言ってくださった方がいました。

そして辺野古では、前述したように早朝に作業が強行されるなど、一人でも多くの人が現場に駆けつけなければ止められない状況にあります。

辺野古への具体的な行き方については、以下などに書いてあります。
http://atsukoba.seesaa.net/article/40745740.html

1316_300.jpg

■現在の調査は違法

現在、沖縄防衛局は「現況調査(事前調査)」という調査をしています。しかし、この調査は環境影響評価法(アセス法)に違反していると言われています。
こうした基地建設のような規模の大きい工事などをするためには環境にどのぐらい影響があるのかを調査する必要があります。ただし、その調査そのものによって環境に悪い影響を与えてしまうこともあるため、そのため環境影響評価法(アセス法)という法律が作られました。この法律によると、調査に入る前に、どのような工事のためにどのような方法で調査するのかなどを明記した「方法書」というものを出して住民や知事などの意見を聞くことになっています。

assess_300.jpg

しかし、日本政府はアメリカとの約束を早く実行するために、「方法書」を出す前の今年4月から調査を始めてしまいました。そしてその調査がすでに環境に悪い影響を与えています。

「現況調査(事前調査)」によって生きているサンゴに機器を突き刺した件については、以下などに書いています。
http://atsukoba.seesaa.net/article/42794161.html

さらに、絶滅危惧種のジュゴンが餌を食べる藻場に鉄くぎが打たれていたという報道もありました。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-28694-storytopic-3.html

5月には調査のために自衛隊も動員されています。
http://atsukoba.seesaa.net/article/42946158.html

防衛省は8月になってようやく「方法書」を出してきました。しかしその後、当初政府が基地建設計画について説明していた内容と違い、陸上も飛行ルートになることや、爆弾を積む施設を作る計画があること、214メートルの長さの岸壁や航空機の洗浄する場所をアメリカ側が求めていることなど、「方法書」には記載されていない内容があきらかになってきました。
http://blogs.yahoo.co.jp/okinawa_maxi/archive/2007/10/24

沖縄県のアセス条例によると、「方法書」を出してから、事業の目的や内容を修正する場合は、もう一度、「方法書」を出し直さなければならないことになっています。

現在、強行されている調査は、環境アセス法の手続きを逸脱しているものです。そして、手続きをするうえでは、「方法書」を出すところからやり直すべきです。
posted by あつこば at 16:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
環境に悪い影響って、サンゴに機材を突き刺した種類や観測状況分かったから言ってるんですよね?

それと、当然ながら方法書の内容はご存知なのですよね?内容を知った上でこの様なことを書かれているのでしょうが、でしたらなぜ知事や関係市町村が沈黙していのですか?私が知らないだけでしょうが審査会が開かれたと聞いたことはありませんが。
Posted by 環境学徒 at 2007年11月29日 12:58
環境学徒さんからの御質問にお応えいたします。

ご紹介させていただいた記事にありますように、サンゴに機材を突き刺した件につきましては、那覇防衛施設局(当時)の佐藤勉局長は「事実関係を調査する意向を示した」そうです。
私は、その後、那覇防衛施設局がその件に関してどのような調査結果を発表したのかは存じておりません。

「方法書」は非常に分厚いもので、私は熟読したとは言えないものの、ある程度は読みました。
陸上も飛行ルートになることや、爆弾を積む施設を作る計画があること、214メートルの長さの岸壁や航空機の洗浄する場所をアメリカ側が求めていることなどは、「方法書」には書かれていません。

審査会は11月に数回開かれたそうです。

知事や関係市町村に関してですが、
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-29289-storytopic-1.html
によると、
----------------------------------------------------ここから引用----
名護市と宜野座村は27日午後、方法書に対する両首長の意見を県環境政策課にそれぞれ提出した。
-------------------------------------------------------中略---------
仲井真弘多知事は両首長の意見を踏まえた上で、環境影響評価審査会にも両首長の意見を諮り、12月21日までに知事意見を提出する。
-----------------------------------------------------引用ここまで---
とのことです。
Posted by あつこば at 2007年11月30日 01:45
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