2008年01月05日

8日の秋山氏 参考人質疑は久間元防衛大臣に迫れるか?

週明け8日の国会では、「日米平和・文化交流協会」 秋山直紀 専務理事の参考人質疑が行なわれます。

秋山直紀という人物は、防衛省 守屋前事務次官に関する疑惑が問題になった頃から、週刊誌やネットなどで名前が出ていた人物です。

大手メディアで具体的にその名前が出たのは、昨年11月15日に行なわれた守屋前事務次官への証人喚問です。

moriya.jpg

山田洋行の元専務 宮崎元伸氏との「宴席に同席していた」として、額賀大臣、久間元防衛大臣とともに名前が出たのでした。

■山田洋行 VS 日本ミライズ

山田洋行を辞めて日本ミライズという会社を作った宮崎元伸氏は、防衛省への納入を巡って山田洋行と対立していました。

一説によると、今回の一連の問題は、

「日本ミライズ」宮崎元伸氏+守屋前事務次官
VS
「山田洋行」+秋山直紀氏+久間元防衛大臣

という対立の図式から明らかになったとも言われています。

yamada_vs_miraizu.jpg

■秋山直紀氏とは?

秋山直紀氏については、
「与野党の安全保障関係議員に幅広い人脈を持つとされ」(中日新聞)
「日米の軍需産業と政界を結ぶパイプ役とされる」(朝日新聞)
などの報道があります。

守屋前事務次官も「秋山から人事への影響力をほのめかされた体験」があり、防衛官僚のトップだった守屋氏から見ても「実力者に映った」(読売新聞)そうです。

具体的には、秋山直紀氏は、
社団法人【日米平和・文化交流協会】の専務理事のほかに、
防衛族と呼ばれる国会議員の集まりである【安全保障議員協議会】の事務局長も務めており、
秋山氏が所長の任意団体【安全保障研究所】も、名目上は別の団体になっていますが「安全保障議員協議会」とは「実質的に同一の団体」(朝日新聞)といわれています。

■「日米平和・文化交流協会」とは?

以下が公式のサイトです。
http://www.ja-cpce.jp/

この団体の顔ぶれについては以下のように報道されています。
↓ここから引用
--------------
理事には、久間氏ら防衛相・防衛庁長官経験者に加え、元防衛事務次官や元防衛施設庁長官、防衛問題に詳しい与野党国会議員、コーエン元国防長官など米側関係者も名を連ねる。福田康夫首相や安倍晋三前首相も理事を務めたほか、額賀福志郎財務相も今年8月の入閣まで理事だった。
--------------
↑引用ここまで
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/main/20071119/20071119_001.shtml

もともとは「日米文化振興会」という名前で「ワインパーティーや高校生の英語コンテストなどを」していたそうですが、次第に性格を変え、実質的には、前述の「安全保障研究所」の活動をするようになっていったと言われています。
http://www.jcp.or.jp/akahata/html/senden/2007_fuhai/7index.html

「日米平和・文化交流協会」の事務所は、東京地検特捜部の捜索を受けました。

「安全保障議員協議会」「安全保障研究所」のサイトは、以下です。
http://www.ja-nsrg.or.jp/index.htm
以下のページの一番下には、ラムズフェルド前米国防長官と秋山直紀氏がペンタゴンの前で並んでいる写真が掲載されています。
http://www.ja-nsrg.or.jp/nitibei.htm

■「日米安保戦略会議」とは?

「日米安保戦略会議」は、「安全保障議員協議会」「社団法人 日米平和・文化交流協会」が開催事務局になっていて、主催は上記2団体に加えて「社団法人 中央政策研究所」「ヘリテージ財団」「C・N・S」となっています。(2006年の資料)
http://www.ja-nsrg.or.jp/forum.htm

2003年から毎年、日本とアメリカで国会議員や防衛省、米国防総省関係者、そして軍需産業の関係者を集めて行なわれ、展示会も同時に開催されています。

アメリカでの会議に国会議員が参加した際の接待疑惑も国会で追求されています。

tenjikai_400.jpg

この「日米安保戦略会議」に関しては、
2004年の映像が『軍需工場は、今』、
http://www.ndn-news.co.jp/shop/05.4.5-1.htm
2006年の映像が『基地はいらない、どこにも』に収録されています。
http://www.ndn-news.co.jp/untitled.htm

以下の画像は、日米安保戦略会議の展示会場にいた秋山氏です。

akiyama.jpg

■本命は久間元防衛大臣?

8日に行なわれる参考人質疑、そして現在進んでいる東京地検の取り調べの本命は久間元防衛大臣といわれています。

↓ここから引用
--------------
久間元防衛相へのワイロ性確定か 防衛省事件は最大の山場へ
 今年は年明け早々から、検察捜査が活発な動きを見せている。東京地検関係者によると狙いは政界ルート、なかでも久間章生元防衛相に対する包囲網は確実に狭まりつつある。
--中略--------
(1)2003年末、防衛商社「山田洋行」から秋山氏に対し、「福岡県苅田町の旧陸軍毒ガス弾処理事業を受注できるよう取り計らってほしい」と依頼し、久間氏に仲介してくれることを念頭に1億円を支払った。
--------------
(2)2006年10月、山田洋行はアメリカ滞在中の秋山氏に米ドルで3000万円を渡し、航空自衛隊の次期輸送機(CX)エンジンの代理店契約をライバル企業に奪われないよう「久間先生にご尽力願いたい」と仲介を頼んだ。
--------------
↑引用ここまで
http://www.cyzo.com/2008/01/post_191.html

kyuma_kichidoko.jpg

久間元防衛大臣は、沖縄 辺野古(へのこ)での米軍基地の建設を決めた1996年の「SACO合意」の当時の防衛庁長官でもあります。

参考人質疑でどこまで政治家の疑惑に迫れるかが注目されています。
posted by あつこば at 18:39| Comment(0) | TrackBack(1) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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