■民主党案の継続審議は「恒久法」の布石!
11日に、与党の「新テロ特措法(補給支援法)」が成立しました。それとともに民主党が出していた「対案」は否決されるのかと思ったら「継続審議」になって残りました。
「新テロ特措法(補給支援法)」に反対していた民主党が、与党から「反対するのならば対案を出せ」と言われて出してきたのがその法案です。
以下のような説もあります。
↓ここから引用
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民主党の前原誠司・前代表によると、小沢代表は「与党が同意できないような対案を作れ」と指示していたという。
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↑引用ここまで
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080111ig90.htm
つまり、与党ですらも同意できないような(酷い)案を、わざわざ作ったようなのです。
ですから、対案は民主党ですらも成立するとは最初から思っていなかった案なのです。
(画像は民主党のマニフェストより)
自民党と公明党は、参議院ではこの法案に反対し、衆議院では反対して廃案にできるにもかかわらず、わざわざ残して国会で継続審議にするという戦略を使ってきました。
通常であれば「新テロ特措法(補給支援法)」が成立した時点で「対案」はその役割を終えているはずです。なぜ継続審議にしたのかには裏の思惑があります。
↓ここから引用
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政府・与党は18日召集の通常国会に自衛隊の海外派遣を随時可能とする恒久法の提出を模索している。民主の対案を通常国会に継続とすることで恒久法論議の共通の土俵をつくる狙いがある。
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↑引用ここまで
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080111AT3S1100O11012008.html
つまり、民主党案を継続審議にすることで、自民党が次に狙っている「自衛隊海外派遣(派兵)恒久法」の議論につなげ、民主党とも「恒久法」成立に向けての政策協議をしやすくなるという狙いがあるのです。

11日の国会で民主党案について小坂憲次議員(自民党)は「民主党をはじめ、野党と緊密に協議し、自衛隊の海外派遣にかかわる恒久法の制定につなげていくべきだ」と主張しています。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-01-16/2008011601_01_0.html
民主党の「対案」は以下です。民主党では略して「テロ根絶法案」と呼んでいます。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g16802013.htm
その第5章には、
「我が国の安全保障の原則に関する基本的な法制の整備が速やかに行われるものとし」と書かれています。
つまり、継続審議となった民主党案では、「恒久法を速やかに制定する」ことになっているのです!
この「自衛隊海外派遣(派兵)恒久法」の問題点については、引き続き書いていきたいと思います。
ラベル:自衛隊




