「綱紀粛正」や「再発防止策」などの効果については疑問の声もあがっています。
■辺野古(へのこ)での基地建設計画
1995年に起きた少女暴行事件がきっかけとなり、沖縄では米軍基地の撤去を求める声が膨れ上がりました。
それを受けて1996年4月、当時の橋本首相が「普天間基地は全面返還される」と発表しました。しかし、その言葉で沖縄県民を喜ばせておきながら、実は普天間基地を完全に無くすのではなく沖縄県内に移設すると言い出したのです。
同年12月の「SACO最終報告」では、「沖縄本島の東海岸沖」に「海上施設」を建設することになりました。
それが名護市辺野古(へのこ)での現在の基地建設計画へとつながっています。
もともと普天間基地は老朽化していて使いづらくなっていると言われています。この計画で米軍は、日本の税金で新しい基地を造らせることができるのです。
■高江(たかえ)でのヘリパッド建設
沖縄で辺野古とともに大きな問題になっているのが、東村(ひがしそん)高江(たかえ)での米軍のヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)の建設です。
実はこの問題も、1996年のSACO合意がきっかけになっています。
当時、米軍基地の撤去を求める声が高まり、日米両政府は普天間基地以外にも沖縄にあるいくつかの基地を返還すると発表しました。10年以上たってもそれらは一部しか返還されていません。
返還すると発表した中で面積的に目玉となっていたのが「北部訓練所(ジャングル戦闘訓練センター)」です。もともとこの基地は沖縄島北部にある「やんばるの森」で非常に広大な面積を占めていました。あまりに面積が広く、米軍基地にされた当時、「一体どこからどこまでが基地なのかわからない」と言われていたそうです。
それだけ広い基地ですから当然、使っていない部分も多いのです。「SACO最終報告」では「北部訓練所(ジャングル戦闘訓練センター)」の約半分を返すことになりました。ただし、その替わりに新しいヘリパッドを造らせろという条件が付きました。
そして、2006年に新しいヘリパッドの建設計画が報道されました。その計画では東村高江の集落を取り囲むように6つのヘリパッドを造るというものだったのです。返還する予定の場所にもともとあったヘリパッドは直径が10メートルぐらいだったのが、新たに造るヘリパッドは75メートルに強化されているそうです。
高江の人達は、ヘリの騒音や墜落の危険に脅かされています。そして、やんばるの森の環境破壊も懸念されています。
■米兵犯罪が起きると米軍基地は強化される?
辺野古でも高江でも、1995年の事件で沸き上がった沖縄の人達の怒りを利用し、「基地を返還するからその替わりに」という口実で基地強化がされようとしています。
日米両政府のこうしたやり方は、とうてい受け入れられるものではありません。
※以下もご参照ください。
「沖縄はもうだまされない」
http://www.ryukyu.ne.jp/~maxi/
毎日新聞「沖縄米兵暴行1カ月 くすぶる地位協定」
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080309ddm003040131000c.html
【4月12日 追記】
アメリカ側からの謝罪と、その背景について以下に書きました。
「アメリカがこんなに謝る相手は日本だけ!?」
http://atsukoba.seesaa.net/article/93114851.html





基地の整理統合にも反対するならば、
基地の縮小はなかなか進まないのでは
ないですか?
もちろん、それは次善の策ですが、
実効性のある施策からどんどんやって
行かないと事は進まないと思います。
例えば、今回厚木の米海軍CVW-5が岩国に
移転する結果、岩国の基地基盤は強化され
ます。それを阻止するならば、過密市街地
である周辺の危険性や騒音問題は残ります。
ここはひとつ、メリット・デメリットを
精密に比較し、取捨選択するべきではないですか?
沖縄にある米軍基地の多くは、いわゆる「銃剣とブルドーザー」によって土地を奪って造られたものです。
ですから、その土地は基本的には返してもらわなければいけません。
ところが、日米地位協定では使っていない基地は返還することになっているにもかかわらず、米軍はなかなか返さないのです。
つまり、米兵が大きな事件を起こした時、そして新しい基地が欲しい時、基地強化をしたい時などの交渉用のカードとして取ってあるのです。
人口過密地帯である厚木基地の空母艦載機は、岩国に移駐しても岩国の人に負担を押しつけるだけです。米空母がアメリカ国外で母港にしているのは横須賀だけです。空母ごとアメリカに帰ってもらうのが基本です。
どうしても日本にいる必要があるのでしたら、空母艦載機は硫黄島に移駐させましょう。そうすれば米兵による犯罪の被害が日本人に及ぶことはありません。
ってのはどういう事ですか?
統合されて残った基地が無くなった基地の機能をも受け持つ事になる
つまり、一つ一つの基地としての機能は強化されるって事じゃないんですか?
大幅に低下する岩国と、人口密集地帯の
厚木基地周辺、どちらが基地に適すると
思いますか?
また、硫黄島の代替飛行場は硫黄島近辺に
存在しますか?その危険性を踏まえて、
硫黄島に艦載機を移駐させることが本当に
得策ですか???
こうした利害が対立するものは、「どこで攻めることができるのか」「相手はどう出てくるのか」「それにどう対処していくのか」「次は何をするのか」「それらに『実現性』はあるのか」といった、プランニングを持って交渉しないと、相手にやられるだけで終わります。
反対一辺倒ではうまくいかない。
妥協ばかりでは解決しない。
この2つのさじ加減をどうするのか、ということこそ、あつこばさん側は考えていかなければならない課題になるんじゃないかと思います。
> 基地の整理統合に反対しないと言っておきながら基地機能の強化を問題視する
ってのはどういう事ですか?
基地を減らして軍縮していけば良いのです。そうすれば、周辺諸国との緊張も減り、「思いやり予算」をはじめ、軍事費に必要以上のお金をかけなくて済むようになり、格差社会の解消や環境問題の改善にもつながります。
沖縄の海兵隊は「日本を守る」ためにしては明らかに過剰な軍事力です。段階的に減らしていきましょう。そのためにはまず普天間基地をすぐに閉鎖することです。
左翼撲滅さん
厚木基地よりは岩国基地のほうが被害は少なくて「マシ」ですが、だからと言って人口が比較的少ない岩国の人に押しつけてよいというものではありません。
岩国への移駐が日米両政府により合意した2〜3ヶ月後、厚木基地の周辺で街頭インタビューをしたことがありますが、多くの方が「あんなにイヤなものをよそに持っていけとは言えない」と言ってました。「右にある生ゴミを左に持っていくだけだから、臭いのは同じ。なんの解決にもならない。」と言っていた方もいます。
>硫黄島の代替飛行場は硫黄島近辺に存在しますか?その危険性を踏まえて
恐縮ですが、おっしゃっていることの意味がわかりません。
わくわく44 さん
>一気にゼロに持ち込むことなど不可能なんですから、徐々に推し進めるということ以外に方法はないと思います。
ですから、私は「沖縄の基地をいますぐ全部閉鎖しろ!」とは主張していません。
まずは普天間基地の閉鎖です。政治家がやる気になればそれはできるのです。危険な状態を放っておくのは政治家の責任問題です。
そして辺野古での基地建設計画は撤回してもらいます。あの計画は、どう考えても酷すぎます。
基地を減らせば緊張緩和になる?
軍拡を進めている中国がすぐ隣にいるのにどこをどうすればそれで「緊張緩和」になるんですか
軍事予算が減れば格差社会が解消するってのはどういう理屈ですかそりゃ
在日米軍は何時から日本を守る為「だけ」に日本国内に基地を持ち始めたんですか?
これまでに何度も(主に左翼撲滅さんから)日本に米軍基地が存在する理由は説明してもらってたでしょ
覚えてないんですか?
生活保護が受けられなくて亡くなる方がいるという現実があるのですから、日本も「思いやり予算」や兵器購入の予算を削って、福祉に回すべきです。
在日米軍は、自分たち米軍やアメリカの権益を守ります。日本にいる米軍が自分たちを守ることによって間接的に日本も守っていることになるという理屈は【少しは】成り立ちます。
しかしながら、日本に住んでいる多くの人は、在日米軍は日本を守るためにいるのだと誤解をしています。誤解を解くことなしには、国防をまともに語れませんので、まずは「在日米軍は日本を守るためにいるのではない」ということを明らかにする必要がありますよね。
格差社会の解消が福祉予算の増額でできると?
そんな単純な問題ならとっくに解決できてますよ
だから言ってるでしょ
「ちゃんと今目の前にある現実をみましょう」って
その現実を、「今」を把握できていない人間が未来を語って問題が解決するとでも思ってんですか?
取り上げられた記事に関する意見も無く粘着してる方
こそご苦労さまです
>ここはあつこばさんのHPであり、
>あつこばさんの書き込みについて皆が考え、
>コメントする場です。
>第3者が自分の主張を展開する場ではない。
とか主張している人がいますね(笑)なんて名前の人でしたっけ?
そして辺野古での基地建設計画は撤回してもらいます。あの計画は、どう考えても酷すぎます。
グアムへの移転を含めた米軍再編の流れに水を差さないように慎重に事を運ばないといけないですから、どのラインで妥協するのか、という話になるかと思います。
「辺野古がダメなら、その代替は?」ということがいえないと、現実問題としては厳しいかも、ってところですね。
>中国にとっては米軍は「驚異」なんですよ。脅威が減れば軍拡する理由も減ります。
これは「鶏か卵か」のレベルの話になってきますからね。相互認証を前提に脅威を削減する方向性を見出すことも同時に提言なさった方が、より効果的だと私は思います。
>在日米軍は、自分たち米軍やアメリカの権益を守ります。日本にいる米軍が自分たちを守ることによって間接的に日本も守っていることになるという理屈は【少しは】成り立ちます。
>しかしながら、日本に住んでいる多くの人は、在日米軍は日本を守るためにいるのだと誤解をしています。誤解を解くことなしには、国防をまともに語れませんので、まずは「在日米軍は日本を守るためにいるのではない」ということを明らかにする必要がありますよね。
いや、これはちょっとマズイです。話としては「満点ではないが、及第点」ですが、これは在日米軍を否定する根拠としてはかなり苦しい。
というのは、在日米軍の存在は、最低でも東アジア全体のミリタリーバランスに影響を及ぼす要素として機能しているからです。
その機能によって日本の安全保障が機能しているというのは否定できない事実ですから、上記を前提にすると支持を受けるのは難しい。
在日米軍の撤退は、中国にとっては、「脅威が減るから歓迎」ではなく、「どうしていくべきか悩む」ということで困惑する結果をもたらします。
このとき、日本の自衛隊増強は、あつこばさんは想像できるかと思いますが、確実に東アジアに緊張を生みます。
ところが、自衛隊の現状維持あるいは削減となれば、東南アジアが自国の安全保障政策の転換を迫られる結果になります。つまり、「逆に歓迎されない」わけです。
ここが難しいんですよ。
日米安保や基地問題を語るときに難しいのは、日米間だけの解決では解決につながらない点にあります。
苛立ちを感じるかも知れませんが、私も、知れば知るほどジレンマに悩まされます。
米軍がいなくなれば中国も軍拡を止める
というのは多分、全く根拠がないですよ。
そもそも自衛のためを遙かに越えて軍拡
を押し進める中国ですから、それこそ行
けるところまで行ってしまえというのが
本音でしょう。
極東アジアが軍縮に向えるか否かは、
軍事力の大小ではなく、国家の思想や
背景、政治体制などで大方決まってしま
います。中国はあまりに不明確な部分が
多すぎます。チベットの暴動を鎮圧する
手法を見ても、とても人命を尊重する国
ではない。
残念ながら、軍縮は時期尚早です。