2007年04月23日

辺野古の最新情報

ご存じの方も多いかと思いますが、辺野古 現地での最新情報は以下のブログでわかります。

ちゅら海をまもれ!沖縄・辺野古で座り込み中!
http://blog.livedoor.jp/kitihantai555/

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08:05
カヌー、船を準備しています。
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だそうです。

posted by あつこば at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月24日

辺野古の最新情報(追加)

新しく案内されてきたブログがありますので紹介します。

辺野古からの緊急情報
http://henoko.jp/info/

同 携帯版
http://henoko.jp/infom/


基地建設阻止(携帯可)
http://henoko.jp/fromhenoko/
posted by あつこば at 06:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

辺野古での新基地建設計画は、なぜいけないのか?

このブログを始めてから、偶然ですが今日でちょうど1年になります。
沖縄の問題や米軍再編にそれほど関心が無い方にも理解しやすいブログにしようと思って書いてきました。
日本での米軍再編で最も大きな問題である辺野古(キャンプシュワブ沿岸)での新基地建設計画に関してはいずれきちんと書こうと思いながら、このブログではいまだに書けていませんでした。

ここ数日、辺野古での状況が緊迫しており、これまでこの問題についてきちんとまとめた文章を書くのを先送りしてきた事を後悔しています。

これから積極的に書いていきたいと思います。

henoko+title.jpg

■「普天間代替施設」という、まやかし

政府やマスメディアなどでは、辺野古(キャンプシュワブ沿岸)での新基地建設計画の事を「普天間代替施設」と呼んでいます。
「代替施設」というと、なにやら普天間基地を閉鎖する代わりに小さな基地を作るかのような錯覚を起こしてしまいそうです。
しかし、そもそもこの新基地は「普天間基地を返還する代わり」に計画されたものではないのです。
アメリカでは40年前の1960年代に辺野古に基地を作る計画が立てられています。しかし当時はアメリカ側が出す建設の費用がかかるために見送られたのです。
hanoko-66plan-400.jpg

1995年、沖縄で米海兵隊員による少女暴行事件が明るみに出て沖縄の人達の怒りが爆発しました。それに付け込んだ日米両政府が普天間基地を返還して沖縄の負担を軽減すると見せかけて、新たな基地を沖縄に押しつけようとしたのです。


■巨額の税金を無駄にする

この事件をきっかけとする事により、米軍が40年前から作りたかった新基地建設計画は「沖縄の負担を軽減するため」という「日本側の都合」にすり替えられました。
つまり「日本側の都合」だから日本の税金で米軍基地を作る事になったのです。

閣議決定されながらも計画が撤回された「辺野古沖案」は、総額は1兆円かかるという説がありました。
その裏では政治家やゼネコンが巨額の利益を得る構造もあったでしょう。
「辺野古沖案」は撤回されましたが、これまでにかかった費用はまったく無駄です。ずさんで無謀な計画のために多額の税金を投入して、今、再び「キャンプシュワブ沿岸案」で巨額の税金を投入しようとしています。


■一大出撃拠点が作られる

現段階の「キャンプシュワブ沿岸案」では計画は出されていませんが、1966年に米海軍が作った計画では飛行場に隣接して、深い大浦湾に軍港を作る事になっています。
辺野古にはキャンプシュワブの北側に辺野古弾薬庫があります。この弾薬庫は核兵器や化学兵器の整備能力を持つ部隊も駐留しているといわれています

「普天間代替施設」と言いながら、実は、弾薬庫と軍港を備えた巨大な要塞が作られようとしているのです。

ohurawan-logo320.jpg

■壊滅的な環境被害

辺野古の海には、絶滅危惧種に指定されているジュゴンが棲んでいるため、世界自然保護会議から保全を求める勧告が二度も出ています。
そして深い大浦湾にはジュゴン以外にも多様で貴重な生物が生息しています。
沖縄(本)島でも名護市辺野古がある北部は、まだ環境破壊されていない貴重な自然が残っています。
深い大浦湾を埋め立てて作られる巨大な要塞は、環境に壊滅的な打撃を与えてしまうのです。


辺野古での新基地建設計画に関係する問題は、まだまだたくさんあります。
継続して書いていきたいと思います。
posted by あつこば at 19:00| Comment(11) | TrackBack(2) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月25日

那覇防衛施設局と海上保安庁の「物量作戦」の背景は?

辺野古では昨日、那覇防衛施設局と海上保安庁が圧倒的な「物量作戦」により、事前調査を強行しました。

沖縄タイムス
「政府の本気度まざまざ/厳重警戒 物量に圧倒 反対派 阻止呼び掛け」
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200704251300_02.html

■「中立」の立場を捨てた海上保安庁

日本政府は辺野古沖を埋め立てて海上基地を作るという「辺野古沖案」を2005年に断念しました。閣議決定までした計画なのにもかかわらず断念せざるを得なかったのは、辺野古での必死の海上阻止行動があったからです。

海の安全を守る海上保安庁は、調査を進めようとする那覇防衛施設局と、阻止する海上阻止行動に対しては「中立」の立場を取ってきました。
双方のどちからの立場に立つのではなく「海の安全を守る」ために揉め事が起きそうになった時だけ介入するというスタンスでした。

ところが今回は、防衛施設局がチャーターした作業船を海上保安庁のゴムボートなど八隻が「取り囲むように」して、海上阻止行動のカヌーが近づけないようにしたそうです。
つまり海上保安庁は、環境アセス法をも無視していると言われる今回の「事前調査」に「協力」したのです。
jcg.jpg
昨日は、雨風が強くなり大雨・洪水・雷注意報発令も発令されたそうです。
しかし、防衛施設局は事故の危険性があるにもかかわらず作業を強行し、ダイバーを潜らせました。そしてそうした危険行為に対して安全を守る立場の海上保安庁は作業を中止させませんでした。

QAB(琉球朝日放送)のWebサイトでは動画も見られます。
「国が辺野古事前調査に着手」
http://www.qab.co.jp/01nw/07-04-24/index4.html

■「事前調査」はアメリカに示すため?

上記のQABのニュースでも触れていますが、安倍首相が27日から、久間防衛大臣が29日から訪米する予定です。そして今日、久間防衛大臣と仲井真沖縄県知事、島袋名護市長の会談が行われました。

今回の事前調査は、アメリカに対して日本政府が新基地建設に向けて具体的に動き出した事を示すためのものではないか、という見方があります。
選挙が終わった23日からすぐに形だけでも事前調査をして「実績」を作りたかったのでしょう。そのために「物量作戦」をして、海上保安庁に「中立」を捨てさせたという事ですね。
posted by あつこば at 14:01| Comment(1) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月26日

キャンプシュワブ沿岸案は、もともとダメな案

【2009年12月16日 文章の導入部分を改訂しました。】

沖縄 辺野古(へのこ)での米軍基地建設計画は、当初は「辺野古沖案」という計画でしたが2005年に計画が撤回されて、現在の「キャンプシュワブ沿岸案」になりました。

これが撤回された「辺野古沖案」
honokooki.jpg

これが現在の「キャンプシュワブ沿岸案」
engan-an.jpg

昨日(4/25)の沖縄タイムス夕刊によると久間防衛大臣は現在の案について「いろいろな経緯を経て今のV字形になっており、最良のものだ」と語ったそうです。
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200704251700_01.html

しかし、このキャンプシュワブ沿岸案は、「最良のもの」どころか、もともと実現不可能なダメな案だったのです。

■もともと実現不可能なダメな案

1996年4月12日、当時の橋本首相が「普天間基地の全面返還」を発表しました。
しかしそれは、「全面返還」などと喜ばせておいて、実は沖縄の中でたらい回しをするという話だったのです。

その移転先として、嘉手納弾薬庫地区、キャンプハンセン、キャンプシュワブの3つが候補に挙げられました。

しかし、移転先の3つの候補とされた関係市町村が一斉に反発しました。そこで考えられたのが海の上にヘリポートを作るという案です。

もともと普天間基地を返還するという事になったのは、普天間基地が市街地のど真ん中で住宅密集地にあり、事故の危険や騒音の問題があったからです。

宜野湾市のサイトに掲載されている普天間基地の画像です。
futenma700.jpg

これほど密集していない地域でも、こうした基地が自分の街に来るとなるとたまったものではありません。そこで、海の上に作れば事故の危険や騒音も減るだろうという事で海上に作ることになったのです。

日米両政府の協議の結果、1996年12月2日に出されたSACO最終報告は以下です。

「SACO(沖縄に関する特別行動委員会)最終報告」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/hosho/saco.html

これによると普天間基地の「代替」に作られる「海上施設」は、「沖縄本島の東海岸沖に建設」し「その必要性が失われたときには撤去可能なもの」とされています。

「使わなくなったら基地は撤去しますよ」という約束までして、なんとか受け入れさせようとしていたのです。

那覇防衛施設局が配布していたパンフレットが以下です。
http://www.mod.go.jp/j/library/archives/saco/heliport/index.html

「安全性、生活・自然環境に与える影響など、様々な面について検討」した結果、辺野古沖に作る事にしたというのです。

つまり、政府と防衛省が現在行なおうとしている「キャンプシュワブ沿岸案」では、「安全性、生活」に与える影響がありすぎるので、そもそも地元を説得できなかったのです。(自然環境に関しては、新旧どちらの案でも悪影響がありすぎます。)

■反対派に阻止されないようにダメな案を押しつけた

さて、なんとか地元を説得するために計画された「辺野古沖案」ですが、1999年に閣議決定したものの、2005年になって計画が撤回されました。

なぜ撤回されたかというと、反対され事前調査を阻止されたからです。
yagura.jpg

2006年12月13日、国会で防衛庁の木村隆秀副長官は「反対の方々の妨害等もあって」計画が実現しなかったと答弁しています。
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200612141300_04.html

そして新しく計画された「キャンプシュワブ沿岸案」については、那覇防衛施設局の佐藤勉局長が2月23日の記者懇談会で「反対派の海上抗議行動の抑止効果がある」と語っています。
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200602241300_01.html

現在の「キャンプシュワブ沿岸案」は、撤回された「辺野古沖案」に比べると基地の大部分がキャンプシュワブという現在ある米軍基地の中に作られます。
海についても「民間人の立ち入り制限区域」が多いので、その分、阻止行動ができないというもくろみなんですね。

「反対派」に阻止されないようにしたいという理由で、事故や騒音の問題で本来は地元を説得できないはずの計画を無理矢理、地元に押しつけようとしているのが「キャンプシュワブ沿岸案」です。

今、日本政府は、もともとダメな案を無理矢理やろうとしているのです。
ラベル:沖縄 辺野古 米軍
posted by あつこば at 07:34| Comment(2) | TrackBack(2) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月27日

連休明けにも強行か?

防衛施設局は、連休明けに調査機材の設置を強行する可能性があります。

少しでも多くの人が辺野古に関心を持ち、辺野古に行き阻止行動に参加したり、支援したりする事が、このダメな計画を中止させる事につながります。

この計画の問題点については、連休中も書き続けたいと思います。

posted by あつこば at 12:05| Comment(1) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月28日

辺野古について簡潔にまとめた平良夏芽さんの文章

辺野古での新基地建設計画について、簡潔に書かれてわかりすいところはないかなと思って探しています。

とりあえずは、現地で阻止行動を行っている平良夏芽さんが書いた以下の文章を紹介しておきます。

「米軍再編」の錯覚 隠された軍港建設計画
http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000001073

本日はちょっと忙しいので、明日以降、もう少し詳しく書いていきます。
posted by あつこば at 17:40| Comment(1) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月29日

辺野古での調査は適切に行われるのか?

22日から一週間毎日書いてきましたが、まだまだ続けます。今日は夜になってしまいましたが……。

●辺野古での新基地建設計画は、なぜいけないのか?
http://atsukoba.seesaa.net/article/39912507.html

●キャンプシュワブ沿岸案は、もともとダメな案
http://atsukoba.seesaa.net/article/40060271.html

などで、辺野古での新基地建設計画の問題点をごく簡単に書きましたが、きょうは連休明けにも始まろうとしている「事前調査」の問題点について書きます。

「基地を作るんじゃなくて、作る前の調査だからいいんじゃないか」と思う人もいるかもしれません。
ところが、この調査にもいろいろと問題があるんですね。

調査が行われた場合、それが適切に行われるかどうかというのが大きな問題です。

■環境のための「調査」が環境を破壊する

まず、「調査」自体によって環境に被害を与えてしまう恐れがあります。
以前、辺野古で行われた調査では、作業の足場によってさんご礁に傷が付けられたという事件が起きています。
(棚原盛秀さん撮影の画像)
spat.jpg

QAB(琉球朝日放送)
「徹底取材 足場で傷ついたサンゴ」
http://www.qab.jp/01nw/04-12-08/index7.html

「サンゴやサンゴ礁(岩礁)を破壊したスパット台船」
http://homepage2.nifty.com/~jaga/dugong/material/kyogi.htm

■ご都合主義で短縮される調査期間

調査に費やす期間についても問題があります。

環境に対する影響の調査は、本来、非常に時間がかかるものだと言われています。

自然環境に対する調査は、季節による変化を知るために1年間がひとつの単位になります。そして、その年に限った特殊な傾向などもあるでしょうから、最低でも3年は調査し続けなければ調査をした事になりません。

市民参加による海草藻場調査「沖縄ジャングサウォッチ」によると、
http://www.nacsj.or.jp/old_database/henoko/henoko-040610-ikensyo.html
----------------------------------------
ジュゴンの妊娠期間が13〜15ヶ月、授乳期間を合わせると妊娠・育児期間は3年に及び、出産間隔は繁殖率の高いオーストラリアでさえ3〜7年といわれている。したがって、ジュゴンに関する調査は、1年限りの調査では不十分であり、方法書から評価書にいたるまでの期間のみならず、その後の追跡調査を含め、10年以上にわたる調査計画を立てるべきである。
----------------------------------------
とあります。

ところが、政府はアセス期間を2年半に短縮させるつもりです。
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200702151300_03.html

これは米軍再編のロードマップで
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/g_aso/ubl_06/2plus2_map.html
辺野古での新基地建設計画のスケジュールを約束させられてしまったので、そのスケジュールに無理矢理、間に合わせようとしているためです。

とにかく「基地建設を認めさせる」という前提の環境アセスが行われる可能性があります。

■ジュゴンやウミガメの調査方法にも問題

今回の調査では、パッシブソナー(音波探知機)や水中ビデオカメラを使って、ウミガメやジュゴンなどの調査が行われる事になっています。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-23353-storytopic-3.html

しかし、前述の「沖縄ジャングサウォッチ」によると
http://www.nacsj.or.jp/old_database/henoko/henoko-040610-ikensyo.html
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パッシブソナーは、タイなどのジュゴンの個体数が多い地域で試験されているに過ぎず、沖縄のように極めてジュゴンの密度が低い地域では不確実性が高い。人工物の影響を受けやすいジュゴンが、水中ビデオカメラ、パッシブソナーの存在に気づいて、水路を利用しないおそれもあり、水中ビデオカメラに撮影されない、あるいはパッシブソナーで音を拾うことができないことをもって、ジュゴンが利用していないと判断される可能性があり極めて問題である。
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こうした問題点があるにもかかわらず、パッシブソナーや水中ビデオカメラで短期間に調査を行おうとしているのです。

つまり「環境に対する調査をきちんとやった」というアリバイにされる危険性があるわけです。

■サンゴ礁の調査方法にも問題

サンゴ礁の調査方法については、QAB(琉球朝日放送)の
「環境アセスと基地建設」が参考になります。
http://www.qab.co.jp/01nw/07-03-07/index7.html

これによると、2006年の暮れに防衛省の守屋事務次官が「ミドリイシ類のサンゴの産卵にあわせ、前倒しで環境調査に入りたい」と発言しているそうです。

しかし、国際的な調査基準で1998年からサンゴ礁の定点観測をしている「リーフチェック」によると「辺野古周辺ではむしろそれ以外のサンゴが多く、その多様性こそ調査するべき」だそうです。

沖縄リーフチェック研究会による「意見書」は、こちら。
http://reefcheck.net/reefcheck/ikensho/ikensho01/

これらの事からも、那覇防衛施設局が進めようとしている調査が、環境に対する問題が無いかどうかを調査するためのものではなく、基地建設をしてもいいという事にするための調査である事がわかりますね。

という事で、こうした「環境に対する調査」自体に、いろいろと問題がある事を説明しました。

これだけで、結構な分量になってしまいましたので、今日はここまでにします。

明日は、今回の調査が環境アセス法にも違反しているという話を書きたいと思います。
posted by あつこば at 22:46| Comment(2) | TrackBack(1) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月30日

辺野古での調査は環境アセス法にも違反

■環境アセス法にも違反

今回の辺野古での「事前調査」は環境アセス法にも違反していると言われています。

このブログにもトラックバックしてくださったokinawa_maxiさんのブログに詳しい解説があります。

「事前調査」は環境アセス法に違反している
http://blogs.yahoo.co.jp/okinawa_maxi/45347232.html

つまり、環境アセス法では調査方法を書いた「方法書」というものを作らなければならない事になっています。
そして、一般住民及び知事等の意見を求めるために地元の沖縄県知事に送付して公開する必要があるそうです。
ところが、今年2月に仲井真沖縄県知事などがアセス方法書の「受理に難色」を示したら、アセス前段の「事前調査」の位置づけで関連調査をすると言い出したんですね。

上記のokinawa_maxiさんのブログに書かれているように、
----------------------------------------
そもそもアセス法は、環境「調査」そのものが環境を改変するおそれもあるところから「方法書」の制度を導入したのであって、「事前調査」を行うことはアセス法を逸脱し、アセス法を骨抜きにする違法行為である。
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といえます。

■「事前調査」はすべての情報が非公開

環境アセス法では調査方法を書いた「方法書」を公開して住民や知事の意見を聞く事になっているのですが、今回の「事前調査」では一切公開されていません。

辺野古での新基地建設に反対している人は「調査前に県民が意見を言える環境アセス法の存在をないがしろにし、県民を愚弄するものだ」と語っています。
http://mytown.asahi.com/okinawa/news.php?k_id=48000000704260003

この件に関して防衛省に訴えにいった方によると、対応した担当者は、
「あくまで回答をする気はない、調査方法を教える気はない、そして(調査結果を分析するために)雇う専門家の名前を教える気はない」と答えたそうです。
http://shark.ti-da.net/d2007-04-25.html

つまり、防衛省の都合のいいように調査結果の分析をする「御用学者」を雇って「環境に問題がない」という結果を出させるけれども、その結果を出すのが誰かは教えない、という事ですね。

非公開にすると、さらに問題があります。
沖縄タイムスの記事によると、
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200704251300_02.html
沖縄リーフチェック研究会の安部真理子会長は、
「内容を公開し、専門家の意見を反映すれば一回で終わる調査が、繰り返されることで環境にダメージを与える」としています。

当然、沖縄の新聞も批判的です。
沖縄タイムス社説
「アセスの趣旨からも疑問」
http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20070425.html#no_1
posted by あつこば at 13:38| Comment(1) | TrackBack(1) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月01日

反故にされた市民投票

沖縄の辺野古で進められようとしている新基地の建設計画。

地元の人達が、現在でも強く反対し続けている背景のひとつとして1997年12月21日に行われた、名護市民投票があります。

■市民投票に対する露骨な介入

「SACO最終報告」が出されたのが1996年12月2日です。その翌年に新基地の建設予定地とされた名護市で市民投票が行われたのです。

基地建設に反対する人達は、この市民投票を実現させるところから始めました。
そして、市民投票は行われる事になったのですが、「賛成」「反対」だけではなく「環境対策や経済効果が期待できるので賛成」と「環境対策や経済効果が期待できるので反対」を含めた4つからの選択というわかりづらい投票方式になりました。

市民投票では那覇防衛施設局の職員が駆り出され、「ゆいまーる作戦」と称して各戸にチラシを配りました。
touhyou_chirashi.jpg
公平に行われるべき投票でありながら、役人による各戸訪問がされたのです。

さらに、当時の国務大臣で防衛庁長官でもあった久間大臣の署名入りで、自衛隊員に対して協力を呼びかける文書を配布しました。

民間企業も、本土ゼネコン関係企業が「市民投票支援集会」への動員を関連企業に依頼。
沖縄の建設業協会北部支部は不在者投票の目標人数を設定し毎日チェックをしようとして、名護市からの注意を受けました。
市民投票に対するこうした露骨な介入にもかかわらず、結果は反対票が53.8%となり「名護市民は基地建設に反対」という結果が出たのです。

■市民投票の結果を市長が反故に

しかし、当時の比嘉市長は突然東京で「基地の受け入れ」を発表。混乱の責任を取るという形で辞任しました。

つまり当初から、反対票が上回っても基地を受けて入れるというシナリオが作られていたのです。

必死の思いで市民投票に取り組んできた人達にとって、民主主義のルールに乗っ取って行われた市民投票を反故にされた事は「裏切られた」という気持ちになるショッキングな出来事でした。

その後、比嘉市長の辞任を受けて名護市長選が行われましたが、事前に準備をしていた賛成派と違い、反対派は予想もしていなかった市長選挙で候補者の準備に時間がかかったために負けてしまいました。

その市民投票からすでに10年がたちます。この間、政府はさまざまな名目で地元に税金を投入してきました。
経済的にも政治的にも追いつめられてきて、地元では徐々に反対の声を出しづらい雰囲気になっています。

それでも基地建設は絶対に許さないという地元の人の中には、市民投票の結果を反故にされた事に対する怒りが根強く残っています。
posted by あつこば at 15:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月02日

改憲要求の「アーミテージ・レポート2007」

明日は憲法記念日です。

今日は辺野古の事を書くのはお休みして憲法の話を書きます。

昨年の憲法記念日には、以下の文章を書きました。
http://atsukoba.seesaa.net/article/17333881.html

上記の文章では、2000年に出された「アーミテージ・レポート」について書きましたが、その後、今年(2007年)2月16日に、再び「アーミテージ・レポート」が出されました。
http://www.csis.org/media/csis/pubs/070216_asia2020.pdf
armitage.jpg
正式なタイトルは、
The U.S.-Japan Alliance: Getting Asia Right through 2020
日本語に翻訳すると『米日同盟−2020年までのアジアの正しい方向付け』というところでしょうか?

■巧みな言葉で改憲を「要求」

憲法に関しては、以下のように書かれています。
------------------------------
日本で進行中の憲法に関する論争は、地域的及び世界的な安全保障問題に対する日本人の関心が増大していることを反映するものとして、勇気づけられるものである。
------------------------------
(『核兵器・核実験モニター』277号)

「勇気づけられるもの」などという受動的な表現にしていますが、これはカモフラージュで、実際には圧力をかけているわけです。

上記の文章に続いて
------------------------------
その論争は、同盟協力への現存している制約が我々の能力の合力に限界を生み出していることを認識している。
------------------------------
(同上)

つまり、「現存している制約」とは憲法九条です。そしてそれにより集団的自衛権を行使しないということがアメリカと日本の軍事力の「合力に限界を生み出している」わけで、日本人もそれをわかっている、と言っているわけですね。

そして、憲法や憲法解釈については、あくまで「日本人によって解決されるべき問題」だとエクスキューズを入れて内政干渉にならないようにしつつも、
------------------------------
米国は日本がより幅広い取り組みのできる同盟パートナーであることを歓迎するであろう。
------------------------------
(同上)

などとまとめています。

「歓迎するであろう」ということは、日本が改憲をしないと「歓迎されない」という事で、その時は黙っていないぞという脅しです。

内政干渉にならないように巧みに言葉を使いつつ、
実態としては改憲を「要求」しているわけですね。


この他、米軍再編と憲法との関係については、以下のサイトに書いています。
http://www.jicl.jp/hitokoto/backnumber/20070212.html

明日からは、再び辺野古について書いていきます。
posted by あつこば at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月03日

憲法記念日に米軍再編と辺野古の問題を考える

きょうは憲法記念日です。米軍再編と沖縄の辺野古の問題をあたらめて考えてみたいと思います。

■自衛隊の役割を強化してアメリカが起こす戦争に参加!?

米軍再編は、米軍基地を再編するだけではなく自衛隊の役割を強化しアメリカが世界で巻き起こす戦争に日本を参加させようというものです。

これは本来、日米安保条約の改定に匹敵するぐらいの内容です。
世論が大きく反対するのを恐れた日米両政府が、安保条約を改定する事なしに閣僚間の「合意文書」という形で誤魔化して実質的な安保改定をしていると言われています。

そして、米軍再編と自衛隊再編(変革)の行き着く先は、改憲です。

米軍再編のいわゆる「中間報告」が発表された前日の2005年10月28日には、自民党の「新憲法草案」が発表されています。
この自民党の改憲案では、戦争を放棄した憲法九条を変えると批判が高まるために憲法九条自体は残していますが、九条二項を変えています。
そこには「国際的に協調して行われる活動」などと書かれていますが、日本政府や自民党が言う「国際的」とは「アメリカ」と同義語と言ってもいいのですから、アメリカが巻き起こす「対テロ戦争」に自衛隊が参加できるようにするのが、自民党の「新憲法草案」なのです。

■人権を守り、戦争をさせないための辺野古での阻止行動

沖縄は長い歴史の中でヤマト(沖縄以外の日本)から差別され、人権を抑圧され、沖縄戦で多くの犠牲者を出しました。

今でも、日本にある米軍基地の75%を押しつけられ、米兵が起こす犯罪や戦闘機が起こす騒音等により、憲法で認められた基本的人権さえも抑圧されています。

そして、日本の憲法では「戦争放棄」がうたわれているにもかかわらず、沖縄の米軍基地はイラクをはじめ海外への出撃拠点にされています。さらに、新たな出撃拠点となる米軍基地が、今、沖縄の辺野古に新しく作られようとしています。

henoko+title.jpg

悲惨な沖縄戦を体験した沖縄のおじいやおばあは「二度と戦争はイヤだ」「戦争は絶対にしてはいけない」という思いで、辺野古での座り込みを続けています。

ジュゴンやサンゴをはじめとした環境を守ろう、沖縄の美しい海を守ろう、と思った人達が全国から辺野古に集まって、海上での基地建設を止めるための行動に参加しています。

そして、人殺しのための基地を作らせないという決意を持った人達が体を張って非暴力の阻止行動を続けています。

人それぞれ動機はさまざまです。のべ5万人の人達がさまざまな違いを乗り越えて参加した行動によって、一度は閣議決定までされた辺野古での基地建設計画「辺野古沖案」は、2005年に事実上撤回されました。

しかし、今、辺野古での米軍基地は「キャンプ・シュワブ沿岸案」という、さらに酷い計画となって、再び進められようとしています。
http://atsukoba.seesaa.net/article/40060271.html

那覇防衛施設局は連休明けにも本格的な「事前調査」を始めると言っています。
辺野古で基地建設を止めるための行動に参加する人が足りません。このままでは基地建設が進められてしまうという、たいへん危険な状況になっています。
posted by あつこば at 20:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月04日

辺野古への行き方

一度、沖縄の辺野古に行って現場を見てくる事をおすすめします。
実際に基地建設を止めている人やねばり強く座り込みを続けている人達がいます。

私は辺野古に行って人生が変わったという人を何人も知っています。私自身もその一人です。

ひきこもりがちだったけど辺野古で性格が変わった、自分の事を人に言えなかったけれども言う事ができた、いままで何も知らなかった自分にショックを受けた、など、さまざまな体験があります。

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■辺野古での行動への参加の仕方

辺野古で座り込みや海上阻止行動をしているテント村へのアクセス方法や注意事項が、以下に掲載されています。
※ただし情報が若干古いです。
http://monkey-no-base.hp.infoseek.co.jp/hajimete.html

少し探してみたら「2004年05月15日 座り込み行動における注意事項」
という文書も出てきましたので、その中から紹介します。

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 初めて来られた方へ


 様々な事情の想いの中で、この場に来て下さったことをまず歓迎いたします。非常に厳しい状況が続いています。共に闘うために下記のことをご理解して頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。

1 完全に非暴力の行動です。例え何が起きたとしてもこの原則を貫くようにお願いします。
2 ここの闘いは『座り込み』です。私たちの行動に賛同いただける方はまず一緒に座り込んで下さい。
 1 漁港内は地元漁民の神聖な場です。むやみに立ち入り、歩き回ることはしないで下さい。
 2 那覇防衛施設局は突然やってきます。緊急時に行動を共にできないと困りますのできちんとテント内にいて下さい。
 3 車道に出ないで下さい。「他の車などが来たら移動する」では困ります。遠くから見ても整然としていることが求められます。お互いに声をかけてルールを守って下さい。
 4 「命を守る会」の小屋はおじい、おばあの休憩場所です。原則として立ち入りはご遠慮下さい。
3 様々な団体や個々人が参加しておられます。それぞれが勝手な行動をとりはじめると収拾がつきません。責任団体の「ヘリ基地反対協議会」の指示に従って下さい。指示に従っていただけない方はお帰り頂きます。但し、この場での行動をよりよいものにするためにご意見、ご相談は歓迎いたします。
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■辺野古への具体的な行き方

那覇バスターミナルには、モノレール(旭橋)で下車します。

那覇バスターミナルから路線バス77番(名護行き)に乗ると約2時間半との事です。

始発は5時30分発。1日22本あるそうです。
以下が時刻表です。那覇から行く場合は、以下のページの下のほうにある「那覇→名護」です。
http://www.city.nago.okinawa.jp/kankouka/ko-tu/bs21.htm

77番 名護東(辺野古)線
経由地は
那覇バスターミナル - 牧志(久茂地) - 泊高橋 - 大山 - 普天間 - コザ - 安慶名 - 石川 - 金武 - 辺野古 - 名護バスターミナル
となっています。

別のところで見つけた以下の記述もあります。
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那覇からの高速バスは、宜野座ICバス停で降りて、路線バス77番名護行きに乗り換えて辺野古下車。
名護からだと、路線バス77番那覇行きで辺野古下車。
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時間帯にもよるでしょうが、このように乗り換えるほうが少し早いのかもしれません。

■辺野古の最新情報

辺野古に行く際には、以下で事前に最新の情報をチェックしてください。

辺野古からの緊急情報
http://henoko.jp/info/

同 携帯版
http://henoko.jp/infom/

基地建設阻止(携帯可)
http://henoko.jp/fromhenoko/

ジュゴンの家 日誌
http://dugong2007.tuzikaze.com/

ちゅら海をまもれ!沖縄・辺野古で座り込み中!
http://blog.livedoor.jp/kitihantai555/

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2007年05月05日

辺野古での非暴力の誓いは、なぜ生まれたのか?

沖縄の辺野古で、米軍の新基地建設を止めるために地元のおじいやおばあが座り込みを始めてから2639日、その後、2004年4月19日に基地建設阻止のための本格的な座り込みと阻止行動が始まってから今日で1112日目です。

この行動は非暴力で行われています。その大きなきっかけになったのが2004年4月19日でした。

■防衛施設局の騙し討ち

那覇防衛施設局は4月19日から辺野古に作業ヤードを設置すると発表しました。
作業を始めるのは早朝の5時半らしいと聞きつけた反対派の人達は、ある人は現場に泊まり込み、ある人は夜明け前から駆けつけていました。

情報通り5時半にやってきた防衛施設局の役人と押し問答の末、午前10時の段階で防衛施設局は「本日の作業は中止する」と宣言して引き上げました。

ところが、それからしばらくして、反対派の人達がいなくなったのを見はからって、防衛施設局は再び作業にやってきたのです。
その時、「命を守る会」にまだ少しだけ残っていた反対派は数は少なかったのですが、「騙された!」という怒りによって、もの凄い勢いで防衛施設局を押し返したのでした。

■反省によって生まれた「非暴力」

その後、反対派の人達は自分たちの行動を振り返ります。

怒りがおさまらずに少なからず手を出してしまった。それによって防衛施設局を追い返す事はできたけど、自分たちは暴力をふるってしまった。

戦争という暴力に反対すると言いながら、自分たちが暴力をふるってしまったら駄目だ。そう考えた人達は、辺野古での基地建設阻止の行動は完全に非暴力を貫こうと話し合ったのです。

「非暴力」の背景には、沖縄のことわざがあったり、世界各地でのさまざまな運動による積み重ねがあります。辺野古での闘いはそれだけではなく、現場で生まれた「非暴力」の誓いがあるのです。

そしてそれ以来、辺野古での非暴力の阻止行動は、今でも毎日、続いています。
明日は海上阻止行動のためのカヌーの練習を行うそうです。
http://henoko.jp/info/2007/05/04_000311.html

辺野古への行き方については、昨日、
http://atsukoba.seesaa.net/article/40745740.html
で書いています。
 
posted by あつこば at 10:06| Comment(5) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

辺野古での行動における注意事項

「2004年05月15日 座り込み行動における注意事項」という文書が出てきましたので、昨日書いた文章に書き加えました。
http://atsukoba.seesaa.net/article/40745740.html
posted by あつこば at 11:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「覚悟の海」

友人に教えてもらいました。
毎日新聞 福岡版の記事です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070504-00000246-mailo-l40

この記事で紹介されている平良悦美さんは、私がはじめて辺野古を訪れた時に話をうかがった方の一人です。
その後も何度かお話をうかがっていますが、いつもおだやかに心に残る話をしてくださる、私にとって大切な方です。
posted by あつこば at 15:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月06日

非暴力の行動に対して施設局と海保はどうしたか?

沖縄 辺野古の海上行動は「非暴力」が徹底されています。
にもかかわらず、以前の「辺野古沖案」の際には、那覇防衛施設局から雇われたサンコーコンサルタント、パシィフィックコンサルタンツなどの業者が危険行為を行いました。

雇われた業者にとっては「自分の仕事の邪魔をされる」という気持ちもあったのでしょうが、非暴力の人達に暴力をふるってはいけません。

明日の連休明け以降、防衛施設局は再び規模を大きくして「事前調査」を強行してくる事が予想されます。

4月24日以来、反対派が行っている行動と、それに対して防衛施設局や海上保安庁がどのような事をしていたのかを、報道から検証してみます。

■非暴力の行動に対する施設局と海保の行為

以下のように報道されています。

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-23281-storytopic-3.html
----------------------------------------------------ここから引用----
作業船の周囲は第11管区海上保安本部の職員が乗った警戒船やゴムボートが取り囲み、反対派の行動をけん制した。
 反対派も午前8時にシーカヤックやボートで辺野古を出発。作業船に近づき、作業をやめるよう潜水士に訴えた。
-----------------------------------------------------引用ここまで---

作業をやめるよう潜水士に訴えるのは「説得」です。 暴力ではありません。

しかし、海上保安庁は反対派を排除しています。

以前の「辺野古沖案」の時は、海上保安庁(海保)は中立を守って手は出しませんでした。
今回と以前との違いは以下の報道があります。
http://mytown.asahi.com/okinawa/news.php?k_id=48000000704260003
----------------------------------------------------ここから引用----
当時、海保の船は遠巻きに見ていることが多かったが、今回はカヌーが作業船に近づけないように進路をふさぎ、「100メートル以内に近づくと実力行使します」と警告した。
-----------------------------------------------------引用ここまで---

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200704251300_02.html
----------------------------------------------------ここから引用----
 海保のゴムボートや警戒線をすり抜けようとするカヌーを海保職員がゴムボートから手でつかんでえい航し、強制的に排除する場面も。
-----------------------------------------------------引用ここまで---

ここでは動画も観られます。海上保安庁が「反対派」を妨害しているのがわかります。

http://www.qab.co.jp/01nw/07-04-24/index4.html
----------------------------------------------------ここから引用----
厳戒態勢の中で身動きが取れない市民団体のカヌーは、ダイバーが潜るポイントに先回りして基地建設につながる調査への反対を訴えた。
-------------------------------------------------------中略---------
嶺井カメラマン「たくさんの警戒船とゴムボートが、反対派を阻止するように調査船を取り囲んでいます」

岸本記者「基地建設に反対する市民団体のカヌーが調査船に近づこうとしていますが、海上保安庁の船と警戒船に行く手を塞がれています」
-------------------------------------------------------中略---------
大雨洪水・雷注意報も出され、反対派のカヌーは陸に戻る。しかし施設局の調査は午後も続けられた。
-----------------------------------------------------引用ここまで---

施設局は調査員に昼食も取らせずに、大雨洪水・雷注意報が出ている中、作業を強行させようとしました。

以前は、天候が悪化した場合は作業をストップしていましたが、今回は安倍首相の訪米の際の「おみやげ」として基地建設を進めているという「実績」を無理矢理作ったのでしょう。

そして、海の安全を守るはずの海上保安庁が、こうした危険な作業を見逃したのです。

もっと広く訴える必要がありますね。

posted by あつこば at 11:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月07日

辺野古では以前と同じ位置に座り込みのテント

「辺野古から緊急情報」
http://henoko.jp/info/
によると、本日は防衛施設局の動きは無いようです。

しかし、明日からも油断はできません。
陸上に作業ヤードを作る可能性もあるようです。

沖縄 辺野古では以前の「辺野古沖案」の頃と同じ位置に座り込みのテントが立てられたそうです。

地図は以下です。
tent.jpg

posted by あつこば at 14:49| Comment(2) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月08日

施設局の作業は行われていないが「平和を創る」行動は続く

沖縄の辺野古では、きょうも防衛施設局による作業は行われていないようです。

作業が行われなかったのは何よりです。
人殺しのための基地建設が進められなかったのですから。

■やはり訪米のおみやげだった

連休明けすぐにも再開されるのではと思われていた作業が行われていないという事実は、24日から強行された「事前作業のための調査」が、まさしく安倍首相が訪米する際のおみやげであった事を裏付けています。

しかしながら、日米の閣僚による「2プラス2」では「2014年までの普天間飛行場代替施設の完成は、沖縄における再編全体の鍵であること」が再確認されています。
http://www.mod.go.jp/j/news/youjin/2007/05/01b.html

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明日にでも作業は強行されるかもしれません。

■「平和を創りだす」行動を継続

現地では、以前と同様の態勢での座り込みがきのうから再開しました。

海上行動の際には、「生きて戻って来ること」「完全に非暴力であること」が確認されたそうです。
また、今まで「基地反対」「阻止」と言ってきましたが、辺野古での行動の目的は本来「平和を創りだす」という積極的でポジティブな行動だという事も再確認したそうです。
http://henoko.jp/info/2007/05/07_000317.html
http://henoko.jp/fromhenoko/2007/05/

http://dugong2007.tuzikaze.com/07_5_2.html


私も連休明けに辺野古に行こうかどうか迷いました。
仕事の関係もあり、結局行けませんでしたが、その分、情報発信を続けていこうと思っています。

国会でも米軍再編特措法の審議が再開しました。
この特措法の問題点については、
http://atsukoba.seesaa.net/article/33337725.html
などでも書いてきましたが、これまでに沖縄にバラ撒かれた税金の話なども書いていく必要があると思っています。
1966年の計画についてや、1995年の事件、SACO合意、オスプレイの計画など、書かなければならない事はたくさんあります。

先月の22日から毎日書いてきて、若干バテ気味ではありますが、できるだけ毎日書き続けるつもりです。

posted by あつこば at 15:35| Comment(0) | TrackBack(1) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月09日

辺野古に投入されてきた税金

現在、国会では米軍再編特措法案(米軍再編推進法案)が審議されています。

この法案は、米軍再編をゴリ押しするために自治体の受け入れ度合いに応じて交付金を払うというものです。

原子力発電所と同様、「迷惑施設」を地方にお金で押しつけようという、ずるい事を特措法まで決めて実行しようとしているのです。

■辺野古に投入されてきた税金

沖縄の辺野古では、きょうも基地建設の動きはなかったようです。
ひょっとすると、米軍再編特措法案を通しやすくするために、今は強行しないのかもしれません。

基地建設計画が始まって以来、莫大な税金が投入され箱モノの施設がどんどん建てられています。

辺野古は沖縄[本]島の中でも比較的人口が少ない北部にあります。
農業と漁業が中心ですが、その土地柄には不釣り合いな施設がたくさん建てられています。

沖縄県の中で米軍が所在する市町村に対する拠出金というのがあります。(島田懇談会)
これが10年間で1000億円。

「北部地域の振興のために」という北部振興費が、やはり10年間で1000億円。
(正確に書くと2000年から投入が始まったのですが「辺野古沖案」が撤回に追い込まれた政府が「もう金は出さない」と言い始めたものの2007年は継続して投入されました。)

最も目立つ建物としては、国立工業高専学校が辺野古のすぐ近くにあります。
上記とは別の名目で、内閣府からお金が出ていて120億円かかっています。
この建物は丘の上に建っていて、周辺からよく見えます。

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「基地ができると豊かになるんだぞ」という象徴的な存在です。
そうして辺野古周辺の人達は「反対」と言いづらくされてきたのです。

もちろんその学校の人が基地を作ろうとしているわけでも、通っている生徒さんが悪いわけでもありませんが、基地建設を認めさせるために政治利用されているのが現実です。

そのほかに、SACO交付金や補助金など、さまざまな名目でお金が落ちています。

それらの税金で、不釣り合いな箱モノ施設が次々と作られているのです。
しかも、その建設の多くは地元の建設業ではなくヤマトの大手ゼネコンが請けています。

辺野古がある名護市の財政は、すでに基地がなければ財政が成り立たないほどにされています。

そういう状態にしておきながら、今度は「基地を受け入れないと金をやらないぞ!」と脅しているのです。
posted by あつこば at 19:14| Comment(1) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする