2014年04月17日

最新作『奇跡の詩』他を上映!

私の最新作である『奇跡の詩 寿[kotobuki]@寿町フリーコンサート』の短縮版を以下で上映します!

寿[kotobuki]「我ったーネット」2008年寿町フリーコンサート

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○日時
4月25日(金)19:00〜22:00
○場所
中野北口・沖縄料理 あしびなー
東京都中野区中野5-53-9 TEL.03-3389-7810
(営業時間17:30〜24:00)
(昭和新道商店街の早稲田通り寄り/駅から徒歩5分)
http://www.hotpepper.jp/strJ000001225/
○料金
参加費1000円+飲食代

○内容
・DVD「奇跡の詩」【短縮版】の上映
・2014.2.2 旧正月コンサート【ほか】の映像を特別上映!(撮影・編集:小林アツシ)
○トークゲスト
寿[kotobuki](ナビィ+ナーグシクヨシミツ)
監督・小林アツシ

○ご予約・お問い合わせ
fullswingrecord@yahoo.co.jp
090-6107-7662(担当:小林直樹)

◎テレビ画面によるミニ上映の集いです。
お話しを交えながら映像をたのしんでいただきたいと思います。
ご予約お待ちしています!
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トークや特別上映もしたいので、『奇跡の詩』本編は【短縮版】で上映します。
以下が『奇跡の詩』の告知動画です。
http://www.youtube.com/watch?v=nD_csiKOgEo


現在、この日に特別上映する「2014.2.2 旧正月コンサート【ほか】」の編集中です。
なにを上映するか……トークでなにを喋るかは、当日のお楽しみ!
 
posted by あつこば at 18:26| Comment(1) | TrackBack(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月29日

「武器輸出三原則」とは?

日本政府は「武器輸出三原則」を「防衛装備移転三原則」に変え、4月1日にも閣議決定しようとしています。
言葉の違いを見ても「武器」を「防衛」に、そして「輸出」を「移転」に置き換えて、曖昧にしようとする意図が感じられます。

ここでは、まず「武器輸出三原則」というのは、どういうものなのかを説明しましょう。

■「武器輸出三原則」とは?

似たような言葉に「非核三原則」というのがあります。これは、核兵器(核燃料、核廃棄物)を、●持たず、●作らず、●持ち込まさず(持ち込ませず)というもので、比較的わかりやすいですね。

「武器輸出三原則」は少々わかりづらいです。言葉としての表現としては「武器輸出三原則等」という具合に【等】と付けるのが正確な言い方です。

まず、1967年4月21日、佐藤首相の国会答弁で「以下のような国・地域の場合は「武器」の輸出を認めない」として、
●共産圏諸国向けの場合、
●国連決議により武器等の輸出が禁止されている国向けの場合、
●国際紛争の当事国又はそのおそれのある国向けの場合、
とされました。

そして、上記について、1976年2月27日、三木首相の国会答弁で、
●三原則対象地域については「武器」の輸出を認めない。
●三原則対象地域以外の地域については憲法及び外国為替及び外国貿易管理法の精神にのっとり、「武器」の輸出を慎むものとする。
●武器製造関連設備の輸出については、「武器」に準じて取り扱うものとする。
とされました。
これが「武器輸出三原則等」のいう表現の【等】の中身です。

大事なのは【等】の部分で「憲法の精神にのっとり「武器」の輸出を慎む」としている点です。
日本には、戦争について「永久に放棄する」としている憲法がありますから、武器を輸出するなんてことは慎もうよ、ということにしたわけですね。。

■「防衛装備移転三原則」とは?

安倍内閣が閣議決定しようとしている「防衛装備移転三原則」というのは、輸出を認める場合を「平和貢献・国際協力の積極的な推進と日本の安全保障に資する場合」に限定するとしているそうです。

これでは恣意的な解釈もできるので「歯止め」の役割にならず、武器の輸出を「原則禁止」から「原則可能」にするものだとも言われています。

そして「部品等を融通し合う国際的なシステムに参加する場合」などは例外扱いしていますので、F35戦闘機をイスラエルに輸出するのを認めてしまうことになります。

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(F35戦闘機、DefenseImagery.milより)

私は、日本の軍需産業の実態や、そこで働いてきた人たちを取材し、
『軍需工場は、今』、
http://www.ndn-news.co.jp/shop/05.4.5-1.htm
『基地はいらない、どこにも』
http://www.ndn-news.co.jp/untitled.htm
などの映像作品で紹介してきました。



日本で武器・兵器をつくっている会社は、三菱重工、川崎重工、NEC、IHI(旧石川島播磨)などがあります。

こうした企業で軍需製品に携わる人たちは、葛藤を抱えながらも、自分の仕事をきちんとすることには職人としての誇りを持って取り組んでいたと、映像作品をつくって感じました。そして、自分たちの会社が武器・兵器をつくることに対して反対している人たちも、わずかながら存在しました。

しかし今後は、「共同開発」によって武器・兵器をつくっているという自覚を持てなくなり、歯止めが弱くなることで、日本が人殺しに加担する武器・兵器をこれまで以上につくらされてしまうことになります。

posted by あつこば at 18:33| Comment(6) | TrackBack(1) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月23日

辺野古(へのこ)に関する文章の目次です。

【2007年12月2日作成、2014年2月23日 改訂】

沖縄の辺野古(へのこ)での、米軍基地の建設計画についてです。
テレビや新聞などでは「普天間移設」という呼び方をすることが多いですが、ここでは「辺野古」という呼び方をしています。

基地はいらない、どこにも

このブログでは辺野古での基地建設について何度も書いていますが、新しい文章が上に出てくるブログという形式の特性上、辺野古について知りたい人にとってはどこから読めばいいのかわかりずらくなってしまいがちです。

そこで、これらを順に読んでいただければいいのではないかというオススメの文章を並べてみます。

●人々が政治に裏切られ続けてきた辺野古での米軍基地計画の歴史
http://atsukoba.seesaa.net/article/383944164.html
2014年の末に、沖縄の仲井真知事が辺野古での米軍基地建設のための埋め立てを承認してしまいました。その状況もふまえて、辺野古について簡単にまとめています。

●仲井真知事、埋め立て承認の裏側
http://atsukoba.seesaa.net/article/383940965.html
仲井真知事が辺野古での埋め立てを承認した裏側を探ってみました。

●辺野古での新基地建設計画は、なぜいけないのか?
http://atsukoba.seesaa.net/article/39912507.html
○「普天間代替施設」という まやかし
○巨額の税金を無駄にする
○一大出撃拠点が作られる
○壊滅的な環境被害
という大きく4つの問題点に分け、簡単に説明しています。

●キャンプシュワブ沿岸案は、もともとダメな案
http://atsukoba.seesaa.net/article/40060271.html
現在の辺野古での計画は、もともと実現不可能なダメな案であること、
反対派に阻止されないようにダメな案を押しつけたことを説明します。

●「普天間代替施設」って、なあに?
http://atsukoba.seesaa.net/article/67855417.html
「普天間代替施設」という呼び方の問題について。
加えて、普天間基地の3つの機能。そして普天間基地には無い機能も辺野古の新基地計画には盛り込まれていることを書いています。

●辺野古への具体的な行き方
http://atsukoba.seesaa.net/article/40745740.html
ぜひ、辺野古に訪れてください。
辺野古への具体的な行き方を説明しています。

●辺野古ってどこにあるの?
http://atsukoba.seesaa.net/article/45133566.html
沖縄(本)島の中で、そして名護市の中での辺野古の具体的な位置とその意味。
辺野古での基地建設計画のきっかけとなった事件についても説明しています。

●反故にされた市民投票
http://atsukoba.seesaa.net/article/40515325.html
1997年に行なわれた名護市での市民投票について説明します。

●辺野古で反対をすると普天間基地が返らない?
http://atsukoba.seesaa.net/article/42880774.html
辺野古で反対をしているから、いつまでたっても普天間基地が返還されないのではないか、という人がいますが、その疑問に答えます。

●沖縄の海兵隊の抑止力とは?
http://atsukoba.seesaa.net/article/148922510.html
抑止力のために沖縄に海兵隊が必要という考え方があります。
そこで「抑止力」という言葉と、沖縄の海兵隊に抑止力があるのかどうかについて考えました。

●米兵犯罪が起きると米軍基地は強化される?
http://atsukoba.seesaa.net/article/89253461.html
辺野古での基地建設計画の発端となった事件との関連についてです。

●辺野古での非暴力の誓いは、なぜ生まれたのか?
http://atsukoba.seesaa.net/article/40829158.html
防衛施設局(当時)の騙し討ちと、反省によって生まれた「非暴力」について声明します。

●「V字形滑走路なら住宅地の上を飛ばない」という説明はウソ!
http://atsukoba.seesaa.net/article/57668926.html
額賀長官(当時)が「思いついた」とされるV字型滑走路。アメリカの資料で明らかになった事実を説明します。

●「ジュゴン裁判」米連邦地裁で勝訴!!
http://atsukoba.seesaa.net/article/80725458.html
アメリカの国防総省を訴えていた「ジュゴン裁判」についてです。

これら以外にも、辺野古について書いた文章はたくさんあります。

こちらをクリックしていただくと、このブログで辺野古について触れたすべての文章が出てきます。
 
posted by あつこば at 07:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月22日

大学での『基地はいらない、どこにも』上映とディスカッション

正月明けの1月6日、東京の三鷹市にある国際基督教大学の授業で『基地はいらない、どこにも』を上映していただきました。


http://www.ndn-news.co.jp/shop/pickup/kichidoko.html

実は『基地はいらない、どこにも』ができあがったばかりの頃に上映会を最初に企画してくださったのは、この大学の学生さんです。
しばらくぶりにうかがいましたが、緑が豊かでいい環境でした。留学生の方も多く、今の大学は国際化が進んでいるんだなあと感じました。

上映後に話をさせていただきましたが、せっかく学生さんが集まっているので「講演」にするよりも、みなさんで一緒にディスカッションしてもらおうと思い、丸くなってもらって、私が学生さんに質問したり、それに対してほかの人に意見を言ってもらったりしました。

最初は皆さん遠慮がちな感じがしましたが、話を聞いてみると、一人一人が基地の問題や戦争と平和の問題について、真剣に考えてくれているのがわかりました。

終了後、私に話しかけてくれた学生さんは「私は今まで沖縄の米軍基地がグアムに移転するのならばいいと思っていましたけど、それは違うということがわかりました」と伝えてくれました。

chamorro.jpg


皆さんが書いてくださったレポートのなかから、いくつかの言葉を紹介させていただきます。

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「さまざまな事をかんがえさせられた」

「私も神奈川出身だけど神奈川の米軍基地の被害を受けている人たちの"痛み"を共有できていなかった」

「根本的な解決策は存在しないのでは?」

「この問題を非暴力的に解決する方法は必ずあるように感じた」

「私には基地で職を得ている友人・知人がたくさんいるので、どのような方法・ステップで基地を減らしていくのかも大きな問題だと思いました」

「候補地の選び方や助成金、かかえる問題点、対立する人々……、本当に原発の問題とよく似ているなと思いました。」

「賛成側の人が必ずしも心から賛成しているわけではなく、あきらめからそちらに回っている場合もあるという話が、印象に残りました」

「米軍基地が『本土』と『沖縄』、『沖縄』と『へのこ』という差別問題であることや、環境問題であることを理解した」

「もっともリアリティを感じたのは『争うことに沖縄の人々は疲れている』というお話だった」

「日本の基地から飛んでいった軍隊が人を殺していることも、はじめてはっきりと意識しました」

「日頃、基地と身近に暮らしてきたものの、その基地は戦争の拠点となるものであることを考えずに暮らしていたことに気づかせていただきました」

「基地を置くということは、人を殺す手助けをしているという認識をしていませんでした。私たちが思考停止の状態になることが、いちばん良くないことだと思います。」

「暴力に頼らなければいけない世界の仕組みを変えようと努力する必要があります」

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一人ひとりが、自分で考え、他の人と話してまた考えることの大切さもあらためて感じました。

参加してくれた学生さんたちに感謝します。
 
posted by あつこば at 17:34| Comment(1) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月01日

いま、お買い得なビデオカメラは? CX430V

家庭用のビデオカメラはどれを買ったらいいのか、たまに相談してくださる方がいますので、今回は簡単に書いておきましょう。

いま、ビデオカメラを買うのならば、ズバリ、去年(2013年)、発売したソニーのCX430Vがいちばんお買い得でしょう。

CX430V
■ソニー、HDR-CX430V
http://www.sony.jp/handycam/products/HDR-CX430V/

家庭用ビデオカメラは、毎年、1月の頭にソニーやパナソニックが新製品を発表します。これは、家庭用のビデオカメラが最も売れそうな入学式の前で、しかも年初というタイミングに合わせているためだと思われます。
それにしても毎年、新製品を出すほど、ビデオカメラが進化しているのかというと、そうでもありません。

では、なぜ毎年新製品を出すのかというと、発売した製品は家電量販店やネットショップの価格競争でどんどん値段が下がってしまうからです。
そこでメーカーとしては、値段の下がった製品は販売終了にして、新製品を出すことで利益確保しようとしているようです。
今年の新製品を調べてみても、去年の製品に比べて特に優れているところはありません。メーカーとしてはプロジェクターとしても使える機能を付けたり、スマホに対応した機能を付けたり、付加価値を付けて高く売ろうとしていますが、ビデオカメラの本質的な性能という点では、むしろ今年の新製品は去年の製品に劣っています。

具体的には、ソニーのCX430Vに変わる今年の新製品はCX535と思われますが、映像を撮影するセンサーのサイズが小さくなっています。画質的には旧製品のほうが良さそうです。

CX430Vは、発売以来、販売されている値段が下がってきていて、昨年10月末ごろが最も安くなり、今年の新製品が発表されてからは値段が上がり始めています。
去年(2013年)、発売した製品では、CX430Vの上のクラスのCX630Vも値段が下がっていますので買い時です。

■ソニー、HDR-CX630V
http://www.sony.jp/handycam/products/HDR-CX630V/

CX430VとCX630Vでは、CX630Vのほうが画質は良さそうですが、ズームの倍率はCX430Vのほうが、よりアップにできます。
私は野鳥を撮るためにCX430Vを購入しましたが、かなりいいです。(とはいえ、倍率は低くても業務用のカメラのほうがやはり画質はいいので、業務用のキャノンXA20をメインにしていますが。)

ズームの機能は、どれぐらいアップにできるかもポイントですが、部屋の中で撮るときなどは、どれぐらい幅広くとれるかが、もっと重要になります。
ソニーは去年も今年も多くの機種が35mm換算で26.8mmと、かなり幅広く撮れますが、パナソニックの場合はソニーよりも少し狭くなっています。

他のメーカーでは、ビクターは小型の製品が安売りされていることが多いです。今年の新製品ではGZ-N1というのが、びっくりするぐらい小さいです。
http://www3.jvckenwood.com/dvmain/

キャノンは、低価格の機種と値段が高めの機種の2種類しか出していなくて、そろそろ家庭用ビデオカメラから撤退してしまうのかなという状況です。
http://cweb.canon.jp/ivis/
(ただし、業務用の小型ビデオカメラとしては、現在はキャノンのXA20が最強と言えます。)

ソニーとパナソニックの対決という点でみると、去年はソニーは家庭用の高級機種はプロジェクター機能という付加価値を重視していましたが、パナソニックは画質の良いカメラを出してきてソニーよりも評判が良かったようです。

今年は、パナソニックが2画面をワイプ(合成)できるという付加価値を出してきましたが、ソニーは新しい「4K」という高画質規格のカメラ、AX100を出すのと一緒に、同じセンサーを使ったハイビジョン規格のカメラ、CX900を出します。

■パナソニックのビデオカメラ、ラインナップ
http://panasonic.jp/dvc/

■ソニーのプレスリリース「4K」のカメラ、FDR-AX100
https://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201401/14-0115/

■ソニーのビデオカメラ、ラインナップ
(CX900は3月14日発売なので、ここにはまだ未掲載)
http://www.sony.jp/handycam/

新しいのものが欲しい方は最新の機種を購入されるのもいいと思いますが、安くて良いカメラが欲しい方は、CX430V、またはCX630Vがおすすめです。

CX430VやCX630Vは、量販店などではすでに店頭から無くなっています。ネットでは販売されていますし、量販店でもアウトレットの店舗で店頭展示品が安く売られていることがあります。お店によっては旧製品を売っているところもあるかもしれません。
 
posted by あつこば at 17:10| Comment(1) | TrackBack(1) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月30日

良くしようとするのはやめたほうがよい

1年半ぐらい前に、あるきっかけで「良くしようとするのはやめたほうがよい」という言葉をふと思い出しました。

言葉だけ思い浮かんだんだけど、これってなんだったけ?
どこで見かけた言葉なのかも思い出せずネットで検索したら、横浜のドヤ街、寿町に関連した本のタイトルだとわかりました。

【良くしようとするのはやめたほうがよい】
良くしようというのはやめたほうがよい.jpg
この言葉を聞いただけだと、なんだかよくわからなくて、「なんだろう?」と興味を抱くところが、なかなかのネーミングだと思います。

そして内容は、ドヤ街でアルコール依存症の人たちに接してきた村田由夫さんの経験をもとにした講演の内容に加筆修正をしたものですが、「ドヤ街」とか「アルコール依存症」という範囲を超えて、さまざまな人に読んでもらいたい本です。

本を買って読んでみたら、う〜ん、これがなかなか深い。
深いけど、じゃあ何もしないでホントにいいのか……でも、たしかに誰かを「良くしよう」などと考える発想は、そう思っている自分が誰かの人生を自分の都合のいいように変えようとしたり、他の人に自分の価値観を押し付け、その人の人生を支配しようとしているみたいだ。

自分が助けたり手伝って【あげよう】と思った相手に対して、相手が思い通りに【良く】ならないと「なんでできないんだろう?」とか思ってしまいがちです。でも、それって実は相手を見下すことで自分が優位に立って、自分のアイデンティティにしたいという自分自身の心があるわけで、なかなかそれには気が付かないんですよね。

とはいえ、「良くしようとするのはやめたほうがよい」という言葉は、深いのはわかるけど、「良くしようとするのをやめる」のはなかなか難しそうな気がするなあ……。

でもまあ、エラソーに「アンタはこうしたほうがいい」などと言わないようにしよう。

なんてことをフェイスブックに書いたら、障がい者介助をしている知人が「この言葉、身につまされます」という反応を書いてくれました。

そして、たとえば育児にしても、ちょっとした人間関係にしても、誰かを良くしようとするのは、その人のためなんかじゃなくて、自分が相手をそうしたいと思っているだけなんだと自覚を持てると、接し方も変わってくるんじゃないかと思いました。

ということで、せっかくの機会なのでブログでも、この本をオススメしておきます。

「良くしようとするのはやめたほうがよい」
 村田由夫著
 発行:寿青年連絡会議清算事業団・豆の木がっこうを育てる会
 注文先:石井淳一(i.jun.ichi.6@gmail.com)
 1冊900円+送料
 5冊以上は送料サービス
 10冊以上は1割引
 
posted by あつこば at 17:36| Comment(1) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月30日

人々が政治に裏切られ続けてきた辺野古での米軍基地計画の歴史

年末に沖縄のニュースが話題になりました。
そもそもの経緯をご存知ない方には、わかりづらいニュースだと思います。
そこで、この問題がどういう経緯をたどってきたのかを、できるだけわかりやすく説明してみたいと思います。

テレビや新聞では「普天間移設」と言われています。具体的には沖縄北部の辺野古(へのこ)に、日本がお金を出して米軍基地を造るという話です。

沖縄島中部にある普天間(ふてんま)基地は、もともと田畑などがあったところを、日本とアメリカが戦争をした際に米軍が占領してできました。
市街地の真ん中にある事故の危険性があるために沖縄の米軍基地問題の象徴とされ、返還が求められていました。

■ベトナム戦争の頃から計画があった

辺野古での米軍基地建設計画は、実はベトナム戦争のさなかの1960年代からありました。当時はアメリカ側が出す建設の費用がかかるために見送られたのです。
hanoko-66plan-400.jpg


■「既存の米軍基地にヘリポート」が「巨大な海上ヘリポート計画」に


1996年に普天間基地の「全面返還」が発表されました。
http://www.kantei.go.jp/jp/hasimotosouri/speech/1996/kisya-0515-1.html

当初は、普天間基地を全面返還する代わりに、既存の米軍基地にヘリポートを造り、嘉手納基地に追加の施設を造り、空中給油機を岩国に移転する、という話でした。
ところが、「ヘリパッドに毛が生えたような小さな施設」を造る話が、いつのまにか同じ沖縄の辺野古に「海上ヘリポート」を造るという話になりました。
http://www.47news.jp/47topics/dokohe/6.html

■市民投票の結果を反故にした名護市長


辺野古がある名護市では、1997年に市民投票が行われました。当時の防衛施設局が一戸一戸にビラを配るなどの介入をしましたが、結果的には辺野古での基地建設に反対の票が過半数を超えました。

ところが、当時の比嘉市長が基地建設を受け入れる表明をして辞任しました。

■「撤去可能な海上ヘリポート」が「埋め立ての恒久基地」に

1998年に沖縄県の知事も変わり、辺野古での米軍基地の計画は「撤去可能な海上ヘリポート」が、サンゴ礁を埋め立てて造る恒久基地に変わりました。
henoko_kusatsu.jpg

■「海の上だからに安全」が「集落に近い沿岸」に

当初は「海の上だからヘリが墜落しても安全」と言っていたのが、2005年に集落に近い沿岸に変わりました。
http://twitpic.com/2zproj


■「県外移設」が「辺野古での埋め立て承認」に


そして今回、仲井真知事の公約だった普天間基地の「県外移設」が、なぜか「辺野古での埋め立て承認」になりました。

この歴史は、人々が政治によって裏切られてきた歴史でもあります。

posted by あつこば at 15:43| Comment(9) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

仲井真知事、埋め立て承認の裏側

沖縄県北部の辺野古(へのこ)の海を埋め立てて、オスプレイを運用する米軍基地を造る計画について、沖縄県の仲井真知事が12月27日に埋め立てを承認しました。

この計画は、沖縄島中部の宜野湾市にある米軍普天間基地が市街地のど真ん中にあって事故の危険性があるために移設しようというものですが、仲井真知事は、沖縄県内に移設するのではなく「県外移設」を主張してきました。

それなのに、どういう経緯で辺野古での埋め立てを認めたのか、報道されている情報のなかから、埋め立て承認に至る裏側での動きをまとめてみます。

■唐突に出された「要請書」

12月17日、安倍首相と仲井真知事、そして全閣僚が出席して首相官邸で開かれた沖縄政策協議会」のなかで、仲井真知事は安倍首相に直接「要請書」を手渡しました。

今年1月に沖縄県内全41市町村長が署名し安倍首相に手渡された「建白書」では、普天間基地の「県内移設を断念すること」としていました。
http://kenmintaikai2012.ti-da.net/e4331515.html

しかし、12月17日に仲井真知事が出した「要請書」では、仲井真知事の選挙公約でもあった「県外移設」については一切触れていませんでした。
県議会でも、「県外移設」からの方針転換については一切、議論されておらず、「要請書」は仲井真知事が県民になんの説明もないまま唐突に出したものでした。

仲井真知事は17日から東京都内の病院に検査入院し続けます。

仲井眞知事と面談する安倍首相(首相官邸).jpg
(首相官邸 Webサイトより http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/actions/201312/25mendan.html

12月25日には安倍首相と会談。会談は約25分という短さで、短時間で終わったのは「周到に準備されていたから」、菅官房長官が夏から仲井真知事との水面下の接触を続け、12月21日から23日までの3連休では菅官房長官と仲井真知事が都内で会談したとされています。
http://mainichi.jp/shimen/news/20131226ddm003010084000c.html

ほぼすべて記者団に公開された安倍首相との会談は「政治ショー」そのものとも指摘されました。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=59553

そして12月27日に仲井真知事は埋め立てを承認しました。その日の記者会見では、辺野古(つまり県内)での基地建設のための埋め立てを承認したにもかかわらず「公約を変えたつもりはない」と強弁しました。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013122700734

沖縄県のWebサイトに掲載された「知事コメント」(pdf)
http://www.pref.okinawa.jp/site/chijiko/chian/futenma/documents/20121227_tijikomento.pdf

■準備されていた「要請書」

報道によると、仲井真知事が唐突に出した「要請書」は、周到に準備されていたものでした。

12月17日に提出されるよりも1ヶ月以上前の11月上旬には、仲井真知事が提出する「要請書」とまったく同じ内容の文書を、菅官房長官は入手していたそうです。
同じ時期に要請書を入手した政府高官は、要請書に「県外移設」の要求がなかったので、この時点で埋め立て承認を前提にしていると確信したそうです。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131228/plc13122810400010-n1.htm

要請書の内容は、経済界の中心人物らによる経済振興への要望、そして自民党県連による基地負担の軽減への要望を取り入れて作成したとされています。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=59415

11月末には、ある米有力議員から「沖縄県知事が年内の埋め立て承認を約束したそうだ」という情報が伝わりました。
そして、27日にヘーゲル米国防長官が発表した談話は、25日の安倍首相と仲井真知事との会談が開かれる前に用意されていたそうです。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=59744

ハイサイ、仲井眞です。496.jpg
(沖縄県のWebサイトより http://www.pref.okinawa.jp/site/chijiko/koho/kense/chiji/index.html

■仲井真知事の大芝居

仲井真知事は20日、県幹部に「不承認も含めて想定して、色々なスケジュールを作ってほしい」と指示しています。
http://www.asahi.com/articles/ASF0SEB201312200006.html

そして12月23日に県幹部と約2時間協議しましたが、埋め立ての可否の結論や方向性は出なかったとされていました。
http://www.fukuishimbun.co.jp/nationalnews/CO/politics/787045.html

16日に上京してから東京に閉じこもり、当初県庁で行われる予定だった27日の記者会見も、県庁が抗議の市民に取り囲まれた段階で「知事の体調不良」などを理由に急遽、知事公舎に変更しました。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=59684

周到に「要請書」を準備し、埋め立ての承認を決めていたのにもかかわらず、27日ギリギリまで公表しなかったしなかったのは仲井真知事の大芝居だったようです。

※以下に、この間の一連の報道等をまとめています。
●9月17日以降の動き
http://togetter.com/li/571993
●12月23日以降の動き
http://togetter.com/li/606752
●12月28日以降の動き
http://togetter.com/li/609266

★1月1日付記:その後の報道で、日本政府は水面下で沖縄側「5年以内の運用停止」の要望を受け、11月中旬の段階で米政府に対して、運用停止の在り方をめぐって打診し、協力を求めていたことがわかりました。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=59858
 


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2013年10月15日

葛西臨海公園と東京オリンピック

昨日、東京都江戸川区の葛西臨海公園に行ってきました。
画像は公園内にいたカワセミです。
葛西臨海公園のカワセミ

この葛西臨海公園の西側に東京オリンピックのカヌー競技場が建設される計画が立てられています。
最初に紹介したカワセミは、葛西臨海公園の東側にある鳥類園というエリアにいました。ここは水鳥が多いところですが、カヌー競技場が建設される予定の西側には主に山野の鳥がいます。
昨日はシジュウカラをみつけました。
葛西臨海公園のシジュウカラ

葛西臨海公園では、野鳥226種、昆虫140種、クモ80種、樹木91種、野草132種、絶滅危惧種のコアジサシやクロツラヘラサギもみつけられているそうです。

Wikipediaによると、葛西臨海公園は、もともと「東京都が東京湾沿岸の汚染や埋め立てで破壊された自然環境を再生しようと整備されたもの」だそうです。
1989年に開園し、20年以上かけて現在の生態系がつくられてきました。東京都がつくったこの環境を、東京都が自ら壊し、オリンピックで会場を使用するのはわずか5日間だそうです。

そのため、カヌー競技場の建設については江戸川区長や「日本野鳥の会」をはじめ、さまざまな団体や個人から反対の声が起きています。

「日本野鳥の会」によると「競技場建設で公園の3分の1程度の自然環境がなくなった場合、その影響が公園全体の生態系に及ぶ」そうです。

オリンピックの招致プランには「大会開催に伴う建設によって東京の自然環境が破壊されることはない」と書かれていたそうですが、「日本野鳥の会」からの要望に対して、東京都はIOCに立候補ファイルと共に提出した環境影響評価書の公表を拒んだそうです。

東京都の環境調査については「絶滅危惧種が生息しているのに『生息していない』としているなど、十分な調査がなされていない」という報道もありました。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130930/tky13093023170006-n1.htm

葛西臨海公園での競技場の設置への反対意見では、御岳渓谷や中央防波堤埋立地(海の森水上競技場)など、いくつかの代替案も出されています。

10月13日にはTBSの『噂の東京マガジン』という番組でも特集を組んでいました。それを見ると、どうやら東京都がオリンピック招致の際に「選手村と会場が8キロ圏内にほとんどの会場が収まる」ということで売り込みをしたかったために葛西臨海公園になったようです
会場のすべてが8キロ圏内というわけではありませんから、「8キロ圏内」にそれほどこだわる必要はないのではないでしょうか。

生態系を壊すということは、ただ単にその動植物がいなくなるという問題ではありません。一度だけのオリンピックのために貴重な環境を壊してしまうことの是非は、もっと考えたほうが良いでしょう。

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■以下は、競技場建設に反対の意見が書かれているサイトです。ご参考までに掲載しておきます。
日本野鳥の会:環境保全と両立するオリンピックの開催を求めて
http://www.wbsj.org/activity/conservation/habitat-conservation/kasai_olympic/

日本野鳥の会:9月8日 公式見解「環境保全と両立するオリンピックの開催を求めて」
http://www.wbsj.org/activity/conservation/habitat-conservation/kasai_olympic/kasai_20130909/

2020オリンピック東京招致の問題点
http://koyaji.cocolog-nifty.com/we_love_kasai_rinkai_park/2012/08/2020-a9d0.html
2020年オリンピック東京開催計画の問題点
http://www.dexte-k.com/html/dexte-k_kasai_rinkai_park_olympic_attract.htm

2020年東京オリンピックで野鳥の生息地が消えてしまう!?
http://matome.naver.jp/odai/2137877576578789601

25年かけて取り戻したもの、今、一瞬に
http://yaplog.jp/eikisato/archive/275

署名サイト
http://www.change.org/ja/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%B3/25%E5%B9%B4%E3%82%82%E3%81%8B%E3%81%91%E3%81%A6%E8%82%B2%E3%81%A6%E3%81%9F%E8%91%9B%E8%A5%BF%E8%87%A8%E6%B5%B7%E5%85%AC%E5%9C%92%E3%81%AE%E8%87%AA%E7%84%B6%E3%82%92-5%E6%97%A5%E9%96%93%E3%81%AE%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%AB%E3%83%8C%E3%83%BC%E7%AB%B6%E6%8A%80%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E5%A3%8A%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7
 
posted by あつこば at 18:30| Comment(20) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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