2014年01月30日

良くしようとするのはやめたほうがよい

1年半ぐらい前に、あるきっかけで「良くしようとするのはやめたほうがよい」という言葉をふと思い出しました。

言葉だけ思い浮かんだんだけど、これってなんだったけ?
どこで見かけた言葉なのかも思い出せずネットで検索したら、横浜のドヤ街、寿町に関連した本のタイトルだとわかりました。

【良くしようとするのはやめたほうがよい】
良くしようというのはやめたほうがよい.jpg
この言葉を聞いただけだと、なんだかよくわからなくて、「なんだろう?」と興味を抱くところが、なかなかのネーミングだと思います。

そして内容は、ドヤ街でアルコール依存症の人たちに接してきた村田由夫さんの経験をもとにした講演の内容に加筆修正をしたものですが、「ドヤ街」とか「アルコール依存症」という範囲を超えて、さまざまな人に読んでもらいたい本です。

本を買って読んでみたら、う〜ん、これがなかなか深い。
深いけど、じゃあ何もしないでホントにいいのか……でも、たしかに誰かを「良くしよう」などと考える発想は、そう思っている自分が誰かの人生を自分の都合のいいように変えようとしたり、他の人に自分の価値観を押し付け、その人の人生を支配しようとしているみたいだ。

自分が助けたり手伝って【あげよう】と思った相手に対して、相手が思い通りに【良く】ならないと「なんでできないんだろう?」とか思ってしまいがちです。でも、それって実は相手を見下すことで自分が優位に立って、自分のアイデンティティにしたいという自分自身の心があるわけで、なかなかそれには気が付かないんですよね。

とはいえ、「良くしようとするのはやめたほうがよい」という言葉は、深いのはわかるけど、「良くしようとするのをやめる」のはなかなか難しそうな気がするなあ……。

でもまあ、エラソーに「アンタはこうしたほうがいい」などと言わないようにしよう。

なんてことをフェイスブックに書いたら、障がい者介助をしている知人が「この言葉、身につまされます」という反応を書いてくれました。

そして、たとえば育児にしても、ちょっとした人間関係にしても、誰かを良くしようとするのは、その人のためなんかじゃなくて、自分が相手をそうしたいと思っているだけなんだと自覚を持てると、接し方も変わってくるんじゃないかと思いました。

ということで、せっかくの機会なのでブログでも、この本をオススメしておきます。

「良くしようとするのはやめたほうがよい」
 村田由夫著
 発行:寿青年連絡会議清算事業団・豆の木がっこうを育てる会
 注文先:石井淳一(i.jun.ichi.6@gmail.com)
 1冊900円+送料
 5冊以上は送料サービス
 10冊以上は1割引
 
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2013年12月30日

人々が政治に裏切られ続けてきた辺野古での米軍基地計画の歴史

年末に沖縄のニュースが話題になりました。
そもそもの経緯をご存知ない方には、わかりづらいニュースだと思います。
そこで、この問題がどういう経緯をたどってきたのかを、できるだけわかりやすく説明してみたいと思います。

テレビや新聞では「普天間移設」と言われています。具体的には沖縄北部の辺野古(へのこ)に、日本がお金を出して米軍基地を造るという話です。

沖縄島中部にある普天間(ふてんま)基地は、もともと田畑などがあったところを、日本とアメリカが戦争をした際に米軍が占領してできました。
市街地の真ん中にある事故の危険性があるために沖縄の米軍基地問題の象徴とされ、返還が求められていました。

■ベトナム戦争の頃から計画があった

辺野古での米軍基地建設計画は、実はベトナム戦争のさなかの1960年代からありました。当時はアメリカ側が出す建設の費用がかかるために見送られたのです。
hanoko-66plan-400.jpg


■「既存の米軍基地にヘリポート」が「巨大な海上ヘリポート計画」に


1996年に普天間基地の「全面返還」が発表されました。
http://www.kantei.go.jp/jp/hasimotosouri/speech/1996/kisya-0515-1.html

当初は、普天間基地を全面返還する代わりに、既存の米軍基地にヘリポートを造り、嘉手納基地に追加の施設を造り、空中給油機を岩国に移転する、という話でした。
ところが、「ヘリパッドに毛が生えたような小さな施設」を造る話が、いつのまにか同じ沖縄の辺野古に「海上ヘリポート」を造るという話になりました。
http://www.47news.jp/47topics/dokohe/6.html

■市民投票の結果を反故にした名護市長


辺野古がある名護市では、1997年に市民投票が行われました。当時の防衛施設局が一戸一戸にビラを配るなどの介入をしましたが、結果的には辺野古での基地建設に反対の票が過半数を超えました。

ところが、当時の比嘉市長が基地建設を受け入れる表明をして辞任しました。

■「撤去可能な海上ヘリポート」が「埋め立ての恒久基地」に

1998年に沖縄県の知事も変わり、辺野古での米軍基地の計画は「撤去可能な海上ヘリポート」が、サンゴ礁を埋め立てて造る恒久基地に変わりました。
henoko_kusatsu.jpg

■「海の上だからに安全」が「集落に近い沿岸」に

当初は「海の上だからヘリが墜落しても安全」と言っていたのが、2005年に集落に近い沿岸に変わりました。
http://twitpic.com/2zproj


■「県外移設」が「辺野古での埋め立て承認」に


そして今回、仲井真知事の公約だった普天間基地の「県外移設」が、なぜか「辺野古での埋め立て承認」になりました。

この歴史は、人々が政治によって裏切られてきた歴史でもあります。

posted by あつこば at 15:43| Comment(9) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

仲井真知事、埋め立て承認の裏側

沖縄県北部の辺野古(へのこ)の海を埋め立てて、オスプレイを運用する米軍基地を造る計画について、沖縄県の仲井真知事が12月27日に埋め立てを承認しました。

この計画は、沖縄島中部の宜野湾市にある米軍普天間基地が市街地のど真ん中にあって事故の危険性があるために移設しようというものですが、仲井真知事は、沖縄県内に移設するのではなく「県外移設」を主張してきました。

それなのに、どういう経緯で辺野古での埋め立てを認めたのか、報道されている情報のなかから、埋め立て承認に至る裏側での動きをまとめてみます。

■唐突に出された「要請書」

12月17日、安倍首相と仲井真知事、そして全閣僚が出席して首相官邸で開かれた沖縄政策協議会」のなかで、仲井真知事は安倍首相に直接「要請書」を手渡しました。

今年1月に沖縄県内全41市町村長が署名し安倍首相に手渡された「建白書」では、普天間基地の「県内移設を断念すること」としていました。
http://kenmintaikai2012.ti-da.net/e4331515.html

しかし、12月17日に仲井真知事が出した「要請書」では、仲井真知事の選挙公約でもあった「県外移設」については一切触れていませんでした。
県議会でも、「県外移設」からの方針転換については一切、議論されておらず、「要請書」は仲井真知事が県民になんの説明もないまま唐突に出したものでした。

仲井真知事は17日から東京都内の病院に検査入院し続けます。

仲井眞知事と面談する安倍首相(首相官邸).jpg
(首相官邸 Webサイトより http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/actions/201312/25mendan.html

12月25日には安倍首相と会談。会談は約25分という短さで、短時間で終わったのは「周到に準備されていたから」、菅官房長官が夏から仲井真知事との水面下の接触を続け、12月21日から23日までの3連休では菅官房長官と仲井真知事が都内で会談したとされています。
http://mainichi.jp/shimen/news/20131226ddm003010084000c.html

ほぼすべて記者団に公開された安倍首相との会談は「政治ショー」そのものとも指摘されました。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=59553

そして12月27日に仲井真知事は埋め立てを承認しました。その日の記者会見では、辺野古(つまり県内)での基地建設のための埋め立てを承認したにもかかわらず「公約を変えたつもりはない」と強弁しました。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013122700734

沖縄県のWebサイトに掲載された「知事コメント」(pdf)
http://www.pref.okinawa.jp/site/chijiko/chian/futenma/documents/20121227_tijikomento.pdf

■準備されていた「要請書」

報道によると、仲井真知事が唐突に出した「要請書」は、周到に準備されていたものでした。

12月17日に提出されるよりも1ヶ月以上前の11月上旬には、仲井真知事が提出する「要請書」とまったく同じ内容の文書を、菅官房長官は入手していたそうです。
同じ時期に要請書を入手した政府高官は、要請書に「県外移設」の要求がなかったので、この時点で埋め立て承認を前提にしていると確信したそうです。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131228/plc13122810400010-n1.htm

要請書の内容は、経済界の中心人物らによる経済振興への要望、そして自民党県連による基地負担の軽減への要望を取り入れて作成したとされています。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=59415

11月末には、ある米有力議員から「沖縄県知事が年内の埋め立て承認を約束したそうだ」という情報が伝わりました。
そして、27日にヘーゲル米国防長官が発表した談話は、25日の安倍首相と仲井真知事との会談が開かれる前に用意されていたそうです。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=59744

ハイサイ、仲井眞です。496.jpg
(沖縄県のWebサイトより http://www.pref.okinawa.jp/site/chijiko/koho/kense/chiji/index.html

■仲井真知事の大芝居

仲井真知事は20日、県幹部に「不承認も含めて想定して、色々なスケジュールを作ってほしい」と指示しています。
http://www.asahi.com/articles/ASF0SEB201312200006.html

そして12月23日に県幹部と約2時間協議しましたが、埋め立ての可否の結論や方向性は出なかったとされていました。
http://www.fukuishimbun.co.jp/nationalnews/CO/politics/787045.html

16日に上京してから東京に閉じこもり、当初県庁で行われる予定だった27日の記者会見も、県庁が抗議の市民に取り囲まれた段階で「知事の体調不良」などを理由に急遽、知事公舎に変更しました。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=59684

周到に「要請書」を準備し、埋め立ての承認を決めていたのにもかかわらず、27日ギリギリまで公表しなかったしなかったのは仲井真知事の大芝居だったようです。

※以下に、この間の一連の報道等をまとめています。
●9月17日以降の動き
http://togetter.com/li/571993
●12月23日以降の動き
http://togetter.com/li/606752
●12月28日以降の動き
http://togetter.com/li/609266

★1月1日付記:その後の報道で、日本政府は水面下で沖縄側「5年以内の運用停止」の要望を受け、11月中旬の段階で米政府に対して、運用停止の在り方をめぐって打診し、協力を求めていたことがわかりました。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=59858
 


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2013年10月15日

葛西臨海公園と東京オリンピック

昨日、東京都江戸川区の葛西臨海公園に行ってきました。
画像は公園内にいたカワセミです。
葛西臨海公園のカワセミ

この葛西臨海公園の西側に東京オリンピックのカヌー競技場が建設される計画が立てられています。
最初に紹介したカワセミは、葛西臨海公園の東側にある鳥類園というエリアにいました。ここは水鳥が多いところですが、カヌー競技場が建設される予定の西側には主に山野の鳥がいます。
昨日はシジュウカラをみつけました。
葛西臨海公園のシジュウカラ

葛西臨海公園では、野鳥226種、昆虫140種、クモ80種、樹木91種、野草132種、絶滅危惧種のコアジサシやクロツラヘラサギもみつけられているそうです。

Wikipediaによると、葛西臨海公園は、もともと「東京都が東京湾沿岸の汚染や埋め立てで破壊された自然環境を再生しようと整備されたもの」だそうです。
1989年に開園し、20年以上かけて現在の生態系がつくられてきました。東京都がつくったこの環境を、東京都が自ら壊し、オリンピックで会場を使用するのはわずか5日間だそうです。

そのため、カヌー競技場の建設については江戸川区長や「日本野鳥の会」をはじめ、さまざまな団体や個人から反対の声が起きています。

「日本野鳥の会」によると「競技場建設で公園の3分の1程度の自然環境がなくなった場合、その影響が公園全体の生態系に及ぶ」そうです。

オリンピックの招致プランには「大会開催に伴う建設によって東京の自然環境が破壊されることはない」と書かれていたそうですが、「日本野鳥の会」からの要望に対して、東京都はIOCに立候補ファイルと共に提出した環境影響評価書の公表を拒んだそうです。

東京都の環境調査については「絶滅危惧種が生息しているのに『生息していない』としているなど、十分な調査がなされていない」という報道もありました。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130930/tky13093023170006-n1.htm

葛西臨海公園での競技場の設置への反対意見では、御岳渓谷や中央防波堤埋立地(海の森水上競技場)など、いくつかの代替案も出されています。

10月13日にはTBSの『噂の東京マガジン』という番組でも特集を組んでいました。それを見ると、どうやら東京都がオリンピック招致の際に「選手村と会場が8キロ圏内にほとんどの会場が収まる」ということで売り込みをしたかったために葛西臨海公園になったようです
会場のすべてが8キロ圏内というわけではありませんから、「8キロ圏内」にそれほどこだわる必要はないのではないでしょうか。

生態系を壊すということは、ただ単にその動植物がいなくなるという問題ではありません。一度だけのオリンピックのために貴重な環境を壊してしまうことの是非は、もっと考えたほうが良いでしょう。

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■以下は、競技場建設に反対の意見が書かれているサイトです。ご参考までに掲載しておきます。
日本野鳥の会:環境保全と両立するオリンピックの開催を求めて
http://www.wbsj.org/activity/conservation/habitat-conservation/kasai_olympic/

日本野鳥の会:9月8日 公式見解「環境保全と両立するオリンピックの開催を求めて」
http://www.wbsj.org/activity/conservation/habitat-conservation/kasai_olympic/kasai_20130909/

2020オリンピック東京招致の問題点
http://koyaji.cocolog-nifty.com/we_love_kasai_rinkai_park/2012/08/2020-a9d0.html
2020年オリンピック東京開催計画の問題点
http://www.dexte-k.com/html/dexte-k_kasai_rinkai_park_olympic_attract.htm

2020年東京オリンピックで野鳥の生息地が消えてしまう!?
http://matome.naver.jp/odai/2137877576578789601

25年かけて取り戻したもの、今、一瞬に
http://yaplog.jp/eikisato/archive/275

署名サイト
http://www.change.org/ja/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%B3/25%E5%B9%B4%E3%82%82%E3%81%8B%E3%81%91%E3%81%A6%E8%82%B2%E3%81%A6%E3%81%9F%E8%91%9B%E8%A5%BF%E8%87%A8%E6%B5%B7%E5%85%AC%E5%9C%92%E3%81%AE%E8%87%AA%E7%84%B6%E3%82%92-5%E6%97%A5%E9%96%93%E3%81%AE%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%AB%E3%83%8C%E3%83%BC%E7%AB%B6%E6%8A%80%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E5%A3%8A%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7
 
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2013年09月30日

寿町フリーコンサート・映像記録を見る会

横浜のドヤ街で行われている寿町フリーコンサートは、今年も8月に行われて、雨のなか盛り上がって終わりました。

寿町フリーコンサートの「映像記録を見る会」というのが行われて、現在、そこで上映する動画を編集中です。
今年の寿町フリーコンサート全出演者の演奏を1曲ずつ。さらに過去の映像のなかから約40分に編集したものを上映する予定です。

2013年、寿[kotobuki]「もう愛しかない」

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寿町フリーコンサート・映像記録を見る会
http://kotobukifree.web.fc2.com/news20131013.html
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●日時:2013年10月13日(日曜)
開場13:30 開始14:00〜終了16:30

●会場:寿町内会館(寿生活館2F)
横浜市中区寿町3-12-2/JR石川町北口から徒歩5分
●入場無料
●編集・構成:小林アツシ

◎同日開催「寿まち歩きミニツアー」
JR石川町北口改札に13:00集合・出発
※フリーコンサートスタッフの案内で、職安前広場などを巡りながら上映会場へ向かいます。

■主催:寿町フリーコンサート実行委員会
http://kotobukifree.web.fc2.com/
<お問い合せ>
でんわ:090-6107-7662
メール:fullswingrecord@yahoo.co.jp
(担当;小林直樹)
 
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2013年08月19日

【無料!】9月7日(土)明治大学駿河台校舎で上映。トークあり

東京では、久しぶりの『基地はいらない、どこにも』の上映会です。
『基地はいらない、どこにも』は、『どうするアンポ』の前につくった作品ですが、「今はこの作品をやりたい!」と希望して実現しました。

『基地はいらない、どこにも』
http://www.ndn-news.co.jp/shop/pickup/kichidoko.html

以下、案内文です。

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○●○●○●○●○ ドキュメンタリー映画上映会 ●○●○●○●○●○

映画『基地はいらない、どこにも』by 小林アツシ

軍事基地は沖縄だけの問題なの?
いま、あらためて基地を考える

日時:9月7日(土)17:30〜19:30
会場:明治大学駿河台校舎研究棟4階第1会議室
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
※上映後、監督トークあり・入場無料

主催:一橋大学大学院社会学研究科フェアレイバー研究教育センター
   明治大学労働教育メディア研究センター
   Labor Now

参加申込み:資料準備の都合上、9月6日までに事務局・高須宛にご一報下さい。
 電子メール h_takasu(a)jca.apc.org (a)を半角の@に置き換えて送信下さい。

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○

軍事基地問題の本質とは?

2013.8.11
小林アツシ


2012年に続いて今年もオスプレイが普天間基地に配備されつつある。そしてオスプレイは東京の横田基地にも配備されるのでは?、自衛隊も導入するのでは?、という報道もされている。
橋下徹大阪市長らからは、大阪でオスプレイの訓練を受けて入れられないか、などという発言も飛び出していた。

こうした状況を見るたびに『基地はいらない、どこにも』をつくっていた当時のことを思い出す。いまの状況とそっくりなのだ。
『基地はいらない、どこにも』は、全国規模の大騒ぎとなった「米軍再編」の動きを取材し、2006年12月に完成した映像作品である。
私自身は、その後『どうするアンポ』という作品もつくったが、『基地はいらない、どこにも』のほうが、基地問題の本質を描けたのではないかと思っている。

沖縄の過剰な負担を減らすべきだというのは正しい。しかし「米軍再編」のその後の動きを見ていても「沖縄の負担軽減」を名目に本土に移転させたものの本質的な解決にはならなかった。
こんなことを書くと、「お前のそういう発言こそが、沖縄に対する差別を固定化させている」という批判を受ける。
沖縄に対する差別の解消という意味では「本土移転」は理にかなっている面もある。沖縄の人たちにはそれを要求する権利もある。そして過剰負担を押し付けた側は、その主張に耳を傾けるべきである。
しかし、残念ながら「沖縄の負担軽減」を名目に行われた米軍再編も、結果的には沖縄の負担軽減にはならず、基地被害を拡散し、沖縄の負担も減らないという結果になっている。

「軍隊」は自分たちが便利に使える「陣地」を増やしたがるのだ。「出ていけ!」という声があまりに強いと使っていない基地を少しだけ返還したりするが、基地に対する反対の声が弱い場所では、基地強化が進められる。

そして、軍事基地の問題は「迷惑施設」の問題としてだけ考えれば良いわけではない。軍事基地は、そこから軍隊が海外に行って人殺しをするのだ。沖縄だろうがヤマトだろうがグアムだろうが同じだ。「負担軽減」で移転しても、その本質はなにも解決しない。

本質はなのかをとらえるのはむずかしい。基地問題は、基地関係で働く人たちの労働問題ともつながる。そして軍需産業をはじめ、多くの人たちが、基地があるこの構造のなかで生活を営んでいる。この複雑な問題をどう解決していくか。やはり本質はなにかを考えながら行動するしかないだろう。
 

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2013年08月08日

「奇跡の詩」ブログ

新作DVD『奇跡の詩』のブログができました。
http://kisekinouta.seesaa.net/

『奇跡の詩』についてはもちろん、寿[kotobuki]や寿町フリーコンサートなどについても書いていきます。
2000年『A−YO』
DVDは、8月12日、寿町フリーコンサートの会場で発売開始です。

ぜひ、よろしくお願いします。
 
posted by あつこば at 17:22| Comment(0) | TrackBack(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月15日

【動画】『辺野古埋め立ての怪』

皆さん、ご存知かと思いますが、辺野古での基地建設をさせないためには、
いま、沖縄県知事が埋め立てを認めないことがポイントになっています。

7月18日まで(消印有効)、沖縄県知事にハガキで意見を出せます。

●参考↓
http://henoko.ti-da.net/e5005419.html
http://henoko.ti-da.net/e5010304.html

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私なりに現在の辺野古での埋め立て計画の問題点を短い動画にしてみました。
http://www.youtube.com/watch?v=JhXitMnSULU


仮に「辺野古での基地建設を容認する」という立場の人からみても、やはり今の
埋め立て計画はおかしい、と思っていただける内容にしました。

よろしければ、ご活用ください。
 
posted by あつこば at 10:21| Comment(4) | TrackBack(0) | 米軍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新作DVD『奇跡の詩 寿[kotobuki]@寿町フリーコンサート』8月12日発売!

2013年8月12日に、新作DVDを発売します。

『奇跡の詩 寿[kotobuki]@寿町フリーコンサート』予告編
http://www.youtube.com/watch?v=nD_csiKOgEo


寿町フリーコンサートのDVDなんだから、今年の寿町フリーコンサートが行われるその日に、その会場で、なんとしても発売開始しなくては!
……ということで、現在、編集の追い込み中。明日はスタジオで整音の作業です。
 
posted by あつこば at 10:17| Comment(0) | TrackBack(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

DVD『シーサーズ/ウタノゲンバ』動画告知!

私にとっては最初に出した音楽DVD。いまの自分のきっかけになったバンドの歴史的映像集『シーサーズ/ウタノゲンバ』のネット用動画告知をつくりました。
http://www.youtube.com/watch?v=2mr1bpsvaZ4


『シーサーズ/ウタノゲンバ』は、以下から注文できます。
http://form1.fc2.com/form/?id=585939
 
posted by あつこば at 10:04| Comment(0) | TrackBack(0) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする